踊り子は二度逃げる

キザキ ケイ

文字の大きさ
上 下
25 / 30
番外編

緑の星の小さな雲

しおりを挟む
最近、脚本家の方々が集まる場に顔を出すようになりました。
三文ロートルなので敬遠されがちですが。

デビューしてからの00年代前半までは、まだ脚本教室に通っていたり、仲間内で勉強会もやっていたのです。
でも、00年代の半ばを境に、一切の縁がなくなって。
書けない時期、仕事がない時期があり、そういう時に周りの人たちの活動ぶりを知ると焦ってしまったんです。
才能の差といいますか。
負けてたまるかとライバル視していたのですが、やがて他人と比較してもしょうがない。
向き合うのは書いている自分自身の脚本だと。
そんな感じでずっとやってきました。
だから会うのは監督とプロデューサーくらい。
横のつながりが全然ありませんでした。

だけど20年代に入り、パンデミックやら何やらがあったり、ネットでの募集が盛んになると、そういうのも視野に入れていくうちに、脚本家のグループみたいなのにも参加するようになりました。
一番は情報も含めて、仕事につながるようなものがほしかったこと。
あとは刺激ですね。
相変わらず、周囲の脚本家の皆さんの才能に打ちのめされますが、それもエネルギーにしないと。
それに脚本家にしか分からない悩みの捌け口という場があるのはいいことだと思います。
読み合いや批評までする余裕はないのですが、まだまだ終わるわけにはいかないとしがみついていきます。
しおりを挟む
↓読んだ感想を絵文字で送れます✨
[気持ちを送る]
感想メッセージもこちらから!

あなたにおすすめの小説

別れの夜に

大島Q太
BL
不義理な恋人を待つことに疲れた青年が、その恋人との別れを決意する。しかし、その別れは思わぬ方向へ。

キサラギムツキ
BL
長い間アプローチし続け恋人同士になれたのはよかったが…………… 攻め視点から最後受け視点。 残酷な描写があります。気になる方はお気をつけください。

【旧作】美貌の冒険者は、憧れの騎士の側にいたい

市川パナ
BL
優美な憧れの騎士のようになりたい。けれどいつも魔法が暴走してしまう。 魔法を制御する銀のペンダントを着けてもらったけれど、それでもコントロールできない。 そんな日々の中、勇者と名乗る少年が現れて――。 不器用な美貌の冒険者と、麗しい騎士から始まるお話。 旧タイトル「銀色ペンダントを離さない」です。 第3話から急展開していきます。

『これで最後だから』と、抱きしめた腕の中で泣いていた

和泉奏
BL
「…俺も、愛しています」と返した従者の表情は、泣きそうなのに綺麗で。 皇太子×従者

仮面の兵士と出来損ない王子

天使の輪っか
BL
姫として隣国へ嫁ぐことになった出来損ないの王子。 王子には、仮面をつけた兵士が護衛を務めていた。兵士は自ら志願して王子の護衛をしていたが、それにはある理由があった。 王子は姫として男だとばれぬように振舞うことにしようと決心した。 美しい見た目を最大限に使い結婚式に挑むが、相手の姿を見て驚愕する。

貴族軍人と聖夜の再会~ただ君の幸せだけを~

倉くらの
BL
「こんな姿であの人に会えるわけがない…」 大陸を2つに分けた戦争は終結した。 終戦間際に重症を負った軍人のルーカスは心から慕う上官のスノービル少佐と離れ離れになり、帝都の片隅で路上生活を送ることになる。 一方、少佐は屋敷の者の策略によってルーカスが死んだと知らされて…。 互いを思う2人が戦勝パレードが開催された聖夜祭の日に再会を果たす。 純愛のお話です。 主人公は顔の右半分に火傷を負っていて、右手が無いという状態です。 全3話完結。

「恋みたい」

悠里
BL
親友の二人が、相手の事が好きすぎるまま、父の転勤で離れて。 離れても親友のまま、連絡をとりあって、一年。 恋みたい、と気付くのは……? 桜の雰囲気とともにお楽しみ頂けたら🌸

針の止まった子供時間 ~いつか別れの言葉を言いに来る。その時は、恨んでくれて構わない~

2wei
BL
錆びついたまま動かない時計の針。 柄沢結翔の過去と真実。花束の相手──。 ∞----------------------∞ 作品は前後編となります。(こちらが後編です) 前編はこちら↓↓↓ https://www.alphapolis.co.jp/novel/76237087/650675350 ∞----------------------∞ 開始:2023/1/1 完結:2023/1/21

処理中です...