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第三章
55.距離の測りかた
しおりを挟む「きゃあぁぁ~~///」
リンが大声で悲鳴を上げる!
「スズヤ!///」
「ドホラミン!!///」
「死なないで!!//////(泣)」
『キラーン☆』
『ガツッ!』
リンはパニック状態に成りながらも、俺に『ドホラミン』を掛けてくれるが、俺が回復する中、フウゴルは俺の頭を掴み上げる!
そして、呆れた表情と疲れた口調で言い始める。
「お前……本当にうっとしいな!」
「これで死んだと思ったら、また回復ですか……正義のおっさんよ!!」
「面倒くさいからよ。もうお前の首を刎ねるわ!!」
「首を刎ねれば、あの白魔法使い女の魔法も効かないだろう……」
その言葉の後。
フウゴルは急に笑みを含ませながら、俺に言葉を続ける。
「しかし。お前のお陰で、とても良い収穫に成りそうだわ!」
「黒魔法使いと成ったアスと再会出来るわ、瀕死状態でも全快させる白魔法使い女!!」
「あの蛇は後で、皮を剥いで丸焼きにして喰うわ!♪」
「あの大きさだから、食い出が有りそうだ!♪♪」
「あっ、後、当然。お前の死亡確認後! 二人の女は孕ますまで犯すからよ!!」
「てめえは地獄から指を咥えて、羨ましやがっていろ♪」
フウゴルは言い終えると、俺の首を切り落とす体勢を作る……コハルもフウゴルの言葉を聞いていた筈なのに行動を起こさない!?
俺の体はリンの魔法で回復したが、この状態ではどうする事も出来ない……
フウゴルはにやけた表情で俺に言い始める。
「じゃあな、正義のおっさんよ!」
「来世は、変な正義感は捨てて産まれて来いよ……!!」
「その方が長生き出来るし、何も考えなくて良いからな!」
「…………」
(あぁ、俺もう死ぬんだな……)
(異世界は無能でもヒーローに為れて、地位や名誉が待っているのでは無かったの!///)
(……でも、俺の本来は異世界で、子ども食堂を開きたかっただけのに……)
俺は死を覚悟した直後……遠くから、何かの音が聞こえてきた?
『ゴオォォォーーー』
「!?///」←フウゴルの驚き
『ゴオォォォーーー、ドカーン!』
「わあぁぁーー」←スズヤの悲鳴
何かの音が聞こえた直後。
フウゴルに大火球が当り、大火球が爆発を起こして……フウゴルが大火へ一気に包まれる!
アスが魔法を唱えたのは分かるが、これは『ブランド』では無く『ストッレアエルツ』で有った……その時に俺は、爆発の衝撃で吹き飛ばされる!!
『バタン!』
「もぅ!///」
「ドホラミン///(汗)」
『キラーン☆』
俺はフウゴルに頭を掴まれていたので、火球の貰い火してを吹き飛んで、そのまま地面に強く叩き付けられるが、リンが呆れ表情で直ぐに『ドホラミン』を掛けてくれる!←リンの魔力は案外有るが、スズヤが馬鹿すぎて……で有る///
俺の体は燃えているが『ドホラミン』が効き始めると、勝手に火が鎮火して火傷や骨折等を回復させて行く。
「…………//////(大泣)」
俺は魔法で回復していく中。アスの方向に体を向けると……アスは涙ぐちゃぐちゃの泣き顔で有った。
魔王に魂を売った人間とはいえ、アスはフウゴルを殺したくは無かったのだろう……
「ぐああぁぁあーーー」
「クソヤロウ~~(怒)」
フウゴルは喚きながら、アスの魔法攻撃に耐えているが……プレートアーマーの隙間から炎が入り込んで、フウゴルを蒸し焼き始める。
『ストッレアエルツ』は『ブランド』より大火力の上、燃焼温度が高いからプレートアーマーが赤みを帯び始める……
幾らフウゴルが強靱でも、所詮は人間だ。
フウゴルは苦痛の表情で、アスの方を見ながら言い始める。
「……あっ、アス……まさか、この俺に魔法を放つとは……」
「お前は……優しいだけが取り柄なのに……ぐおぉぉーーー」
燃えさかるフウゴルを見ながら、泣き顔のアスは悲痛の口調で言い始める。
「……フウゴル。私だって……こうしたく無かった///(泣)」
「でもっ、でもっ……こうしないとスズヤさんが死んでしまう!!///(泣)」
「私はフウゴルとスズヤさん!///」
「どちらが大事かと言われれば、私はスズヤさんが大事です!///」
「だから許して!///(泣)」
「フウゴル~~!!//////(大泣)」
最後二桁の文章は、アスは号泣でフウゴルに言っていた……
俺は立ち上がるが、大火に包まれたフウゴルを……ジッと見る事しか出来なかった。
「…………」←フウゴルの亡骸
アスの言葉に、フウゴルは何も反応せずに焼死した……ご丁寧に、直立不動のまま絶命した。
有る意味、悪役らしい死に方だ。
最後は絶望を感じて、フウゴル燃え死んだのだろうか?
それとも、フウゴルの中では『アスは絶対に俺を殺さない!』と、思いながら燃え死んだのだろうか??
今までは魔物を退治してきたが、俺たち三人で人間を退治したのは、これが初めてで有った。
タングステン鉱石はこれで採取出来るが……今の俺たちはとても複雑な気分で有った。
……
「~~~///」
「~~~///」
「…………///(泣)」
リンは、アスの側に付いて心のケアをしている。
リンとアスから俺は距離が離れているので、何を言っているかは聞き取れない。
アスは敵とは言え、身近な人物を殺したのだから、罪悪感に苦しめられているのだろう。
俺の衣類はボロボロで有ったが、コハルの不思議な力で衣類は新品同様に修復されている。
俺は手で拾える、タングステン鉱石を拾って、有る場所に集めている。
手で拾える分は全て拾って、後はコハルの力でタングステン鉱石を王国城に瞬間移動させる。
「…………」
コハルの方は、焼け死んだフウゴルの現場検証をしている。
立っていたフウゴルを尻尾で弾き倒してから、コハルは現場検証を始めていた。
蛇らしく舌を出して、澄ました表情でフウゴルの亡骸を見たり、尻尾で触ったりしている。
「ちょっと、スズヤ~~!」
「こっち来てくれる~~」
コハルが俺を呼ぶので、俺は鉱石採取を中断してコハルの方に向う。
フウゴルの亡骸から、何かお宝でも出て来たのかな?
リンが大声で悲鳴を上げる!
「スズヤ!///」
「ドホラミン!!///」
「死なないで!!//////(泣)」
『キラーン☆』
『ガツッ!』
リンはパニック状態に成りながらも、俺に『ドホラミン』を掛けてくれるが、俺が回復する中、フウゴルは俺の頭を掴み上げる!
そして、呆れた表情と疲れた口調で言い始める。
「お前……本当にうっとしいな!」
「これで死んだと思ったら、また回復ですか……正義のおっさんよ!!」
「面倒くさいからよ。もうお前の首を刎ねるわ!!」
「首を刎ねれば、あの白魔法使い女の魔法も効かないだろう……」
その言葉の後。
フウゴルは急に笑みを含ませながら、俺に言葉を続ける。
「しかし。お前のお陰で、とても良い収穫に成りそうだわ!」
「黒魔法使いと成ったアスと再会出来るわ、瀕死状態でも全快させる白魔法使い女!!」
「あの蛇は後で、皮を剥いで丸焼きにして喰うわ!♪」
「あの大きさだから、食い出が有りそうだ!♪♪」
「あっ、後、当然。お前の死亡確認後! 二人の女は孕ますまで犯すからよ!!」
「てめえは地獄から指を咥えて、羨ましやがっていろ♪」
フウゴルは言い終えると、俺の首を切り落とす体勢を作る……コハルもフウゴルの言葉を聞いていた筈なのに行動を起こさない!?
俺の体はリンの魔法で回復したが、この状態ではどうする事も出来ない……
フウゴルはにやけた表情で俺に言い始める。
「じゃあな、正義のおっさんよ!」
「来世は、変な正義感は捨てて産まれて来いよ……!!」
「その方が長生き出来るし、何も考えなくて良いからな!」
「…………」
(あぁ、俺もう死ぬんだな……)
(異世界は無能でもヒーローに為れて、地位や名誉が待っているのでは無かったの!///)
(……でも、俺の本来は異世界で、子ども食堂を開きたかっただけのに……)
俺は死を覚悟した直後……遠くから、何かの音が聞こえてきた?
『ゴオォォォーーー』
「!?///」←フウゴルの驚き
『ゴオォォォーーー、ドカーン!』
「わあぁぁーー」←スズヤの悲鳴
何かの音が聞こえた直後。
フウゴルに大火球が当り、大火球が爆発を起こして……フウゴルが大火へ一気に包まれる!
アスが魔法を唱えたのは分かるが、これは『ブランド』では無く『ストッレアエルツ』で有った……その時に俺は、爆発の衝撃で吹き飛ばされる!!
『バタン!』
「もぅ!///」
「ドホラミン///(汗)」
『キラーン☆』
俺はフウゴルに頭を掴まれていたので、火球の貰い火してを吹き飛んで、そのまま地面に強く叩き付けられるが、リンが呆れ表情で直ぐに『ドホラミン』を掛けてくれる!←リンの魔力は案外有るが、スズヤが馬鹿すぎて……で有る///
俺の体は燃えているが『ドホラミン』が効き始めると、勝手に火が鎮火して火傷や骨折等を回復させて行く。
「…………//////(大泣)」
俺は魔法で回復していく中。アスの方向に体を向けると……アスは涙ぐちゃぐちゃの泣き顔で有った。
魔王に魂を売った人間とはいえ、アスはフウゴルを殺したくは無かったのだろう……
「ぐああぁぁあーーー」
「クソヤロウ~~(怒)」
フウゴルは喚きながら、アスの魔法攻撃に耐えているが……プレートアーマーの隙間から炎が入り込んで、フウゴルを蒸し焼き始める。
『ストッレアエルツ』は『ブランド』より大火力の上、燃焼温度が高いからプレートアーマーが赤みを帯び始める……
幾らフウゴルが強靱でも、所詮は人間だ。
フウゴルは苦痛の表情で、アスの方を見ながら言い始める。
「……あっ、アス……まさか、この俺に魔法を放つとは……」
「お前は……優しいだけが取り柄なのに……ぐおぉぉーーー」
燃えさかるフウゴルを見ながら、泣き顔のアスは悲痛の口調で言い始める。
「……フウゴル。私だって……こうしたく無かった///(泣)」
「でもっ、でもっ……こうしないとスズヤさんが死んでしまう!!///(泣)」
「私はフウゴルとスズヤさん!///」
「どちらが大事かと言われれば、私はスズヤさんが大事です!///」
「だから許して!///(泣)」
「フウゴル~~!!//////(大泣)」
最後二桁の文章は、アスは号泣でフウゴルに言っていた……
俺は立ち上がるが、大火に包まれたフウゴルを……ジッと見る事しか出来なかった。
「…………」←フウゴルの亡骸
アスの言葉に、フウゴルは何も反応せずに焼死した……ご丁寧に、直立不動のまま絶命した。
有る意味、悪役らしい死に方だ。
最後は絶望を感じて、フウゴル燃え死んだのだろうか?
それとも、フウゴルの中では『アスは絶対に俺を殺さない!』と、思いながら燃え死んだのだろうか??
今までは魔物を退治してきたが、俺たち三人で人間を退治したのは、これが初めてで有った。
タングステン鉱石はこれで採取出来るが……今の俺たちはとても複雑な気分で有った。
……
「~~~///」
「~~~///」
「…………///(泣)」
リンは、アスの側に付いて心のケアをしている。
リンとアスから俺は距離が離れているので、何を言っているかは聞き取れない。
アスは敵とは言え、身近な人物を殺したのだから、罪悪感に苦しめられているのだろう。
俺の衣類はボロボロで有ったが、コハルの不思議な力で衣類は新品同様に修復されている。
俺は手で拾える、タングステン鉱石を拾って、有る場所に集めている。
手で拾える分は全て拾って、後はコハルの力でタングステン鉱石を王国城に瞬間移動させる。
「…………」
コハルの方は、焼け死んだフウゴルの現場検証をしている。
立っていたフウゴルを尻尾で弾き倒してから、コハルは現場検証を始めていた。
蛇らしく舌を出して、澄ました表情でフウゴルの亡骸を見たり、尻尾で触ったりしている。
「ちょっと、スズヤ~~!」
「こっち来てくれる~~」
コハルが俺を呼ぶので、俺は鉱石採取を中断してコハルの方に向う。
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