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番外編
01-3.奉仕
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「ユウ……」
「真央……」
「と、ユウの不安もなくなったところで私からも話があるのですが」
「えっ」
このままイチャつきそうだった流れをぶった切られ、ユウは目を丸くした。
すでにマオを隅々までとろけさせるために臨戦態勢だった手は行き場を失い膝の上に戻る。
「ユウ。あなたはいつも私に愛情を感じさせてくれますが、私だってあなたを気持ちよくさせたいんです。具体的には、セックスがしたいんです」
「真央、その話は……」
「結論から言います。男同士でもできます」
「む……!?」
ユウはさっきとはまた違う難しい表情になった。
「男同士は子ができないだろう。魔族だとそうでもないのかもしれんが、それはマオが純粋な魔族だったからという話で」
「いえ。人間の男同士でもできます」
「……どこ、を」
「お尻の穴ですね」
ユウは固まった。
男同士には専用の箇所がないからできないと、本気で思っていたようだ。
「ただ、できるということしか私は知りません。実践経験がありませんので。そこでユウ、インターネットでやり方を調べましょう」
「そ、そうか。そこまでしてしたいのか」
「したいです。さぁスマホを出してください。パソコンでもいいですよ」
「わかった……」
ユウはスマホで、マオはユウのノートパソコンで調査することになった。ついでにノートはマオの好きなときに使ってよいことになった。
「すごい世界だな……」
ユウは感心しながら動画を見ている。
エグめの嬌声がスピーカーから漏れ聞こえるので横目で窺ったが、特に興奮はしてないようだ。おそらく半ば仕事モードになっている。
マオのほうはいくつかの短い動画に加えて、体験談を読んでみた。
動画と違ってどんな人物が関わっている文章かわからないので信憑性はイマイチだが、動画より早く読めるし、具体的に必要な道具なども併記されているためわかりやすい。
そして早々に一点、残念な事態が発覚した。
「うーん、即日入れるのは無理ですか……」
「そんなにしたかったのか」
「当然です。自分だけ気持ちよくなって満足するほど甲斐性なしではありませんので」
「それは甲斐性というのか?」
「何日か拡張をすれば入るようになると……うーん、魔術でなんとかできませんかね」
「無理させるつもりはないぞ」
使えそうな魔術をいくつか思い描いてみたものの、ユウに止められてしまった。
筋弛緩系の魔術が使えそうではあったが、自分の体のピンポイントにかけるのは難しそうだ。弛緩しすぎてユルいと思われるのも癪だし。
とりあえず今後必要なものをチェックだけして、本番は後日となった。
「それはそれとして」
マオはユウの腹の上に跨った。
いきなり押し倒されたユウが目を白黒させている。
「お尻はまだ使えませんが、その手前まではできそうですね?」
「真央、待て」
「待ちません」
この男はなぜ休日なのにベルトを通しているのだろう。がちゃがちゃと雑に金具を緩め、ズボンの前立てに触れる。
そこも突破すると、わずかに兆しているものが下着を押し上げていた。
あまりにもユウが性欲を隠そうとするので、近頃は実在を疑いつつあったものが、マオに反応してくれている。
「触りますよ」
「っ、そんなことしなくていい」
「私がしたいんです」
腰を押さえつけて下着をずりおろし、現れたものをまじまじと見る。
体が崩れた状態で転移してきたマオは、この世界で肉体を復元された。
下半身の大部分から背中にかけての一部皮膚など。それには性器も含まれるが、培養されたものをくっつけたような状態なので人間と交わっても生殖能力はない。
つまりマオのものはほぼ飾りなのだ。
ユウのものはというと、ずっしりとした重量感があって、色もマオのものとは違う。他者のそこを観察する機会は多くないので比較対象が少ないが、大きい部類ではないだろうか。
そろり、と触れてみる。
びくりと震えたそれには、血の通った熱があった。
「真央、おい、そんなところ触るな」
「嫌なんですか?」
「嫌ではないが……きれいな場所ではないし……」
「それならいいじゃないですか。大体触れさせるくらい、他の方ともしてきたのでは?」
「させるか、こんなこと」
「えっ」
驚いてユウを見た。彼の表情に嘘やごまかしはない。
前世でユウは結婚していた。妃との間に子ができている。
つまり行為はしているはずだが、いわゆる奉仕のようなことはさせなかったということだろうか。
マオが、はじめて。
ぞくぞくっと背筋を駆け上ったのは、快楽かあるいは優越感か。
「ちょ、真央、それはっ」
思わずこぼれた熱い吐息に再び震えたものに、そっと舌を這わせてみる。
ユウの抵抗が激しくなり、マオは痺れを切らした。
「ユウ、『静かにして』」
「っ! ────!!」
魔力量に物を言わせれば、一時的に発声を奪う魔術くらいは行使できるようだ。
声が出なくなって焦るユウを満足気に見て、マオはうっとりと微笑んだ。
徐々に上を向き始めたユウのものを、口の中へ迎え入れる。
例によってぼんやりとしか書かれていない小説たちでは、この手法も詳しくは理解できなかったが、今はただマオが本能の赴くままにこうしたいと思ってやっている。
案外、そんなものなのかもしれない。
「ユウ、きもちいいですか?」
「っ! ~~っ」
「あぁそうだ、私が言えないようにしたんだった。じゃあもう少し」
「────っ!」
長いものを咥える要領で奥まで迎え入れると、ユウの陽根はびくびくと震えて硬さを増した。
苦い味が混じっている。子種か、それに類する体液だろうか。
魔族の一部には人間の血や精液を嗜好品として好む種族がいたが、今なら理由がわかる。
魔力の混じった体液は、口当たりはよくないものの、甘美だ。
「らしへいいえすお」
マオを必死に遠ざけようとするユウの両手に指を絡めてしっかり握り、自身の口腔を筒のようにして動かした。
さっき少しだけ見た動画の見様見真似だが上手くできている気がする。
アゴが痛くなってきたころ、ユウの腰がぶるっと震えて、精液が喉奥へほとばしった。
不意のことだったのでえずいてしまったマオに、ティッシュ箱が差し出される。
ユウはきれいな顔をくしゃくしゃにしかめて、自身の唇を示した。
「はいはい」
ユウの前髪をかきあげて額にキスすると、魔術が解ける。
それを待っていたようにユウは数枚のティッシュでマオの唇をしっかりと拭い、それから触れるだけのキスをした。
「今後魔術はやめてくれ。かなり焦った」
「たまにはいいじゃないですか、ああいう無理やりっぽいのも。気持ちよかったでしょう?」
「……まぁ、気持ちよかったが、それは魔術とか無理やりが良かったんじゃなくて……アンタが俺にあんなことしてるっていう背徳感みたいなものが……」
「あなたもだいぶこじらせてますねぇ」
互いに後始末をして、シャワーを浴びる。
思えばマオは酒臭かった。申し訳ないことをしたかもと反省する。
寝室へ戻ると、いつも通りユウが待っていてくれた。広げられた毛布にもぐりこんで横になる。
「真央。アンタの気持ちはわかった。これからは相談してやってみよう。くれぐれも一人で暴走するなよ」
「わかりました」
「その、尻の準備も、先走るな。嫌じゃなければ俺がやりたい」
「はぁ、そうですか。見えにくいところなので手伝ってくださるのなら助かりますが」
「あと」
「まだなにか?」
「敬語はずせ」
話し方に関して、マオは自覚していなかったので驚いた。
職場や仕事相手は、年齢や見た目で立場を判別できないことが多いので一律で丁寧な口調を心がけている。それは年下であるユウ相手でも同じだ。
「気づいてませんでした。不快だったのならすみません」
「不快とかではないが。さっき少しだけ、敬語がはずれていただろう。あの口調がいい」
「そうですか。じゃない、えぇと、うん、わかった」
「よし」
ユウは満足げに頷き、マオをぎゅっと抱きしめた。
「真央。愛してる……」
そのまますうっと眠ってしまったユウに、マオは苦笑する。
こんなに喜んでくれるなら、口調も行為ももっと早く試せばよかった。
「私も好きだよ、勇」
腕の中でもぞもぞと良い角度を探し、マオも目を閉じる。
明日は今日より良い日になりそうだと思いながら。
「真央……」
「と、ユウの不安もなくなったところで私からも話があるのですが」
「えっ」
このままイチャつきそうだった流れをぶった切られ、ユウは目を丸くした。
すでにマオを隅々までとろけさせるために臨戦態勢だった手は行き場を失い膝の上に戻る。
「ユウ。あなたはいつも私に愛情を感じさせてくれますが、私だってあなたを気持ちよくさせたいんです。具体的には、セックスがしたいんです」
「真央、その話は……」
「結論から言います。男同士でもできます」
「む……!?」
ユウはさっきとはまた違う難しい表情になった。
「男同士は子ができないだろう。魔族だとそうでもないのかもしれんが、それはマオが純粋な魔族だったからという話で」
「いえ。人間の男同士でもできます」
「……どこ、を」
「お尻の穴ですね」
ユウは固まった。
男同士には専用の箇所がないからできないと、本気で思っていたようだ。
「ただ、できるということしか私は知りません。実践経験がありませんので。そこでユウ、インターネットでやり方を調べましょう」
「そ、そうか。そこまでしてしたいのか」
「したいです。さぁスマホを出してください。パソコンでもいいですよ」
「わかった……」
ユウはスマホで、マオはユウのノートパソコンで調査することになった。ついでにノートはマオの好きなときに使ってよいことになった。
「すごい世界だな……」
ユウは感心しながら動画を見ている。
エグめの嬌声がスピーカーから漏れ聞こえるので横目で窺ったが、特に興奮はしてないようだ。おそらく半ば仕事モードになっている。
マオのほうはいくつかの短い動画に加えて、体験談を読んでみた。
動画と違ってどんな人物が関わっている文章かわからないので信憑性はイマイチだが、動画より早く読めるし、具体的に必要な道具なども併記されているためわかりやすい。
そして早々に一点、残念な事態が発覚した。
「うーん、即日入れるのは無理ですか……」
「そんなにしたかったのか」
「当然です。自分だけ気持ちよくなって満足するほど甲斐性なしではありませんので」
「それは甲斐性というのか?」
「何日か拡張をすれば入るようになると……うーん、魔術でなんとかできませんかね」
「無理させるつもりはないぞ」
使えそうな魔術をいくつか思い描いてみたものの、ユウに止められてしまった。
筋弛緩系の魔術が使えそうではあったが、自分の体のピンポイントにかけるのは難しそうだ。弛緩しすぎてユルいと思われるのも癪だし。
とりあえず今後必要なものをチェックだけして、本番は後日となった。
「それはそれとして」
マオはユウの腹の上に跨った。
いきなり押し倒されたユウが目を白黒させている。
「お尻はまだ使えませんが、その手前まではできそうですね?」
「真央、待て」
「待ちません」
この男はなぜ休日なのにベルトを通しているのだろう。がちゃがちゃと雑に金具を緩め、ズボンの前立てに触れる。
そこも突破すると、わずかに兆しているものが下着を押し上げていた。
あまりにもユウが性欲を隠そうとするので、近頃は実在を疑いつつあったものが、マオに反応してくれている。
「触りますよ」
「っ、そんなことしなくていい」
「私がしたいんです」
腰を押さえつけて下着をずりおろし、現れたものをまじまじと見る。
体が崩れた状態で転移してきたマオは、この世界で肉体を復元された。
下半身の大部分から背中にかけての一部皮膚など。それには性器も含まれるが、培養されたものをくっつけたような状態なので人間と交わっても生殖能力はない。
つまりマオのものはほぼ飾りなのだ。
ユウのものはというと、ずっしりとした重量感があって、色もマオのものとは違う。他者のそこを観察する機会は多くないので比較対象が少ないが、大きい部類ではないだろうか。
そろり、と触れてみる。
びくりと震えたそれには、血の通った熱があった。
「真央、おい、そんなところ触るな」
「嫌なんですか?」
「嫌ではないが……きれいな場所ではないし……」
「それならいいじゃないですか。大体触れさせるくらい、他の方ともしてきたのでは?」
「させるか、こんなこと」
「えっ」
驚いてユウを見た。彼の表情に嘘やごまかしはない。
前世でユウは結婚していた。妃との間に子ができている。
つまり行為はしているはずだが、いわゆる奉仕のようなことはさせなかったということだろうか。
マオが、はじめて。
ぞくぞくっと背筋を駆け上ったのは、快楽かあるいは優越感か。
「ちょ、真央、それはっ」
思わずこぼれた熱い吐息に再び震えたものに、そっと舌を這わせてみる。
ユウの抵抗が激しくなり、マオは痺れを切らした。
「ユウ、『静かにして』」
「っ! ────!!」
魔力量に物を言わせれば、一時的に発声を奪う魔術くらいは行使できるようだ。
声が出なくなって焦るユウを満足気に見て、マオはうっとりと微笑んだ。
徐々に上を向き始めたユウのものを、口の中へ迎え入れる。
例によってぼんやりとしか書かれていない小説たちでは、この手法も詳しくは理解できなかったが、今はただマオが本能の赴くままにこうしたいと思ってやっている。
案外、そんなものなのかもしれない。
「ユウ、きもちいいですか?」
「っ! ~~っ」
「あぁそうだ、私が言えないようにしたんだった。じゃあもう少し」
「────っ!」
長いものを咥える要領で奥まで迎え入れると、ユウの陽根はびくびくと震えて硬さを増した。
苦い味が混じっている。子種か、それに類する体液だろうか。
魔族の一部には人間の血や精液を嗜好品として好む種族がいたが、今なら理由がわかる。
魔力の混じった体液は、口当たりはよくないものの、甘美だ。
「らしへいいえすお」
マオを必死に遠ざけようとするユウの両手に指を絡めてしっかり握り、自身の口腔を筒のようにして動かした。
さっき少しだけ見た動画の見様見真似だが上手くできている気がする。
アゴが痛くなってきたころ、ユウの腰がぶるっと震えて、精液が喉奥へほとばしった。
不意のことだったのでえずいてしまったマオに、ティッシュ箱が差し出される。
ユウはきれいな顔をくしゃくしゃにしかめて、自身の唇を示した。
「はいはい」
ユウの前髪をかきあげて額にキスすると、魔術が解ける。
それを待っていたようにユウは数枚のティッシュでマオの唇をしっかりと拭い、それから触れるだけのキスをした。
「今後魔術はやめてくれ。かなり焦った」
「たまにはいいじゃないですか、ああいう無理やりっぽいのも。気持ちよかったでしょう?」
「……まぁ、気持ちよかったが、それは魔術とか無理やりが良かったんじゃなくて……アンタが俺にあんなことしてるっていう背徳感みたいなものが……」
「あなたもだいぶこじらせてますねぇ」
互いに後始末をして、シャワーを浴びる。
思えばマオは酒臭かった。申し訳ないことをしたかもと反省する。
寝室へ戻ると、いつも通りユウが待っていてくれた。広げられた毛布にもぐりこんで横になる。
「真央。アンタの気持ちはわかった。これからは相談してやってみよう。くれぐれも一人で暴走するなよ」
「わかりました」
「その、尻の準備も、先走るな。嫌じゃなければ俺がやりたい」
「はぁ、そうですか。見えにくいところなので手伝ってくださるのなら助かりますが」
「あと」
「まだなにか?」
「敬語はずせ」
話し方に関して、マオは自覚していなかったので驚いた。
職場や仕事相手は、年齢や見た目で立場を判別できないことが多いので一律で丁寧な口調を心がけている。それは年下であるユウ相手でも同じだ。
「気づいてませんでした。不快だったのならすみません」
「不快とかではないが。さっき少しだけ、敬語がはずれていただろう。あの口調がいい」
「そうですか。じゃない、えぇと、うん、わかった」
「よし」
ユウは満足げに頷き、マオをぎゅっと抱きしめた。
「真央。愛してる……」
そのまますうっと眠ってしまったユウに、マオは苦笑する。
こんなに喜んでくれるなら、口調も行為ももっと早く試せばよかった。
「私も好きだよ、勇」
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