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本編
02.業務
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「あーもーなんでこんなに希望者多いんだ! そんなに求人ないってのに!」
「落ち着いて。あと『転移者を求める異世界からの要請』のこと『求人』って呼ばないで」
「だってセンパイぃ……」
いつも喜怒哀楽の激しい後輩がとうとう頭をかきむしりながら叫び声を上げたのを、マオは冷静に嗜める。
彼の気持ちはわからないでもない。
マオだって、日々増える割に減らない「要請」を求人サイトに横流ししてやりたいし、雨後の筍とばかりに湧いてくる面倒案件を粉砕したいし、案件も書類もすべて放り出して今すぐ帰りたい。
しかしそんなことはできない。
案件が終わらなければ帰れず、毎日残業当たり前。終電で帰るなんてざら。コーヒーよりエナジードリンクを飲む頻度のほうが高い。
それでもマオはいつだって理性的に考えてしまう。
叫んでも暴れても仕事は減らない、と。
「ほら、少しでも進めましょう。案件は止まってくれませんから」
「うぅぅ……」
後輩はしょんぼりと項垂れ、それでも再びデスクに向かってくれた。
そんな痛ましい光景を横目に見つつ、マオも自身の仕事に向き直る。
バインダーと書類の束に埋もれるように光を発するディスプレイには、たくさんの人名、それから求人票のような文言が並ぶ。
マオは手元の「異世界転移希望者」と、提出された「転移者を求める異世界」とを引き合わせる仕事をしている。
かつて異世界は、地球から気まぐれにどんどん人を「誘拐」していた。
そうして奪われた人的資源の価値は計り知れない。
彼らは「召喚」と称して有望なものや若いものばかり好んで攫っていくため、ついに防衛策が講じられることになった。
無許可の召喚は禁じられ、人類側から希望者を募り、転移者を求める世界と引き合わせる。
勝手に取っていかないでね。そっちの希望とすり合わせしてあげるから。というわけだ。
それこそがマオたちの従事する仕事。
異世界への牽制、兼、異世界と地球人類のマッチングである。
都内某所の地味な事務所に設置された、多元宇宙対策本部 異世界課 転移係。
転移係と転生係で構成された異世界課の「地味なほう」と呼ばれることにもはや悔しさも感じなくなってしまった。
きっと今はまだ元気な後輩だって、5年もここに勤めればマオと同じく死んだ魚のような目で淡々と仕事をこなせるようになるはずだ。もしくは、辞めてしまうか。
マオはわずかに頭を振って余計な考えを追い出し、目前に集中した。
案件は止まってくれないのだ。
「えぇと、新規要請が二件、希望者の数は……」
画面はリアルタイムで更新され続ける。
もっともそれは、ほとんどが人名のほうのみ。
異世界転移をしたい者は多いが、転移者を受け入れたい異世界は少ないという実情がある。
しかし転移希望者はどんどん増えていくし、間を取り持つマオたちはなんとか各異世界に掛け合って受け入れてもらえるよう、日々駆けずり回っている。
だが成果は芳しくない。
転移希望者をどれだけ売り込んだところで、異世界側に「いらない」と言われてしまえばそれまでだ。
おまけに転移は「転生」より制約が多く、受け入れ側もノーリスクとはいかない。リスクをなるべく回避するため募集条件が厳しくなる。結果マッチングが滞る。
こうした悪循環がボトルネックとなって、過剰供給状態がいつまでたっても改善されないのだった。
今日もマッチングは進みそうにない。
仕方なくマオは画面を切り替え、転移希望者の中で転移に適さないものを弾く作業を始めた。
異世界転移は多くの場合、転移者の肉体や記憶が魂とセットで送信される。
そのため、相手世界に損害を与える可能性が高い者や、高齢すぎる者は除外される。また病で死したのち異世界転移をしたがる者は、肉体の状態をリセットするか、肉体を切り離し魂と記憶のみで送るというパッケージングが必要になる。これがまた手間で、肉体に密接に紐づいた精神や記憶を損なわずに仕上げるにはそれなりの経験と作業時間が必要だ。こればかりは一年目の後輩には任せられない。
今日も残業になりそうだ。
声に出さず嘆息したマオのメールボックスに、不穏な通知音が響いた。
「う……っ」
「センパイ? どうしたんですか?」
「英くん?」
顔色をなくしたマオに、後輩と係長が心配そうに声をかけてくる。
マオは取り繕う余裕もなく、疲れた声で報告した。
「マッチング済みの異世界、転移希望者の受け入れ拒否、です」
「ひっ」
「うぁあ……」
後輩と係長だけでなく、係全体から声にならないうめき声が上がる。
このあとの苦労を想像したくなくて、マオは深々と吐息した。
同僚たちの気遣わしい視線と、後輩の泣きそうな顔から逃れるように部屋を出る。
一歩目からもうよろめいてしまったが、なんとか持ち直して廊下を歩いた。
なんの面白みもない薄汚れたビニル床の廊下にはちらほらと人がいるが、地味な部署所属の上に黒髪黒目で痩せ型中背の地味なマオのことを気にするものは誰もいない。ただ通り過ぎていくだけだ。
もっとも、誰かにこの青い顔を指摘されるのも億劫だったので、今は自分の影の薄さがありがたい。
すべて調整済みで、あとは転移者を送るだけの段階だった異世界からドタキャンの連絡があってから、マオたちは手を尽くして予定通りに事を進めようとした。
しかし先方は首を横に振るばかりで、ついには直通ホットラインを取ってくれなくなった。
こうなれば担当者であるマオが直接出向いて交渉するしかない。
そんな段階はもう何ヶ月も前に終わったと思っていたのに、直前になってこれだ。信じられない。社会人同士の約束事をなんだと思っているのか。これだから文明文化常識すべて違う異世界なんてものは。
無限に湧き起こる不満が胃を重くするようで、マオは首を振って沸き起こる罵詈雑言をかき消した。
その拍子にまたふらついてしまう。
いや、むしろ壁に寄りかかりたい。冷たい壁に頭を付けて冷静にならないと先方を怒鳴りつけてしまいそうで……。
「おっと」
踏ん張ることをしなかったマオを受け止めたのは、固くて冷たい壁ではなかった。
ざらりとした触感と生あたたかい人肌。それから妙に耳に残る男の声。
「ぁ……」
「なんだ、転移係か」
まるで受け止めてやって損したとでも言いそうに億劫な声を出した男は、言葉と裏腹にマオを放り出すことなくしっかりと立たせてくれた。
まさか二日連続で苦手な相手と会うとは。
しかもこんな弱った姿で……げんなりとしつつ見上げたところには、目一杯に顔をしかめたモノベが立っていた。
「遠目からでもフラフラしてたぞ。昨日も遅くまで残業していたし、まともに眠れていないんじゃないか」
「はぁ、そうですね……」
遅くまで社屋にいたのはモノベも同じでは、と思ったが、このいかにも体育会系っぽい男は多少寝不足でも輝きを失わないのだろう。日々弱っていくマオのような貧弱男と違って。
「休憩なら付き合おう」
「えっ。……いえ」
よしんば休憩だとしてもモノベとは過ごしたくない。
本音とは裏腹に表情を取り繕い、マオはそろりと距離を取った。今の今まで肩を支えられていたのだ。
「すみません、緊急の案件で急いでいるんです。では」
嘘などついていないのになぜか一抹の罪悪感を抱きつつ、マオは小走りでモノベの横をすり抜ける。
あとはもう案件のことだけ考えよう。実際、余所事に煩わされている時間はないのだ。
駆けていくマオを彼がどんな思いで見送っていたかなど、このときは想像することもなかった。
「落ち着いて。あと『転移者を求める異世界からの要請』のこと『求人』って呼ばないで」
「だってセンパイぃ……」
いつも喜怒哀楽の激しい後輩がとうとう頭をかきむしりながら叫び声を上げたのを、マオは冷静に嗜める。
彼の気持ちはわからないでもない。
マオだって、日々増える割に減らない「要請」を求人サイトに横流ししてやりたいし、雨後の筍とばかりに湧いてくる面倒案件を粉砕したいし、案件も書類もすべて放り出して今すぐ帰りたい。
しかしそんなことはできない。
案件が終わらなければ帰れず、毎日残業当たり前。終電で帰るなんてざら。コーヒーよりエナジードリンクを飲む頻度のほうが高い。
それでもマオはいつだって理性的に考えてしまう。
叫んでも暴れても仕事は減らない、と。
「ほら、少しでも進めましょう。案件は止まってくれませんから」
「うぅぅ……」
後輩はしょんぼりと項垂れ、それでも再びデスクに向かってくれた。
そんな痛ましい光景を横目に見つつ、マオも自身の仕事に向き直る。
バインダーと書類の束に埋もれるように光を発するディスプレイには、たくさんの人名、それから求人票のような文言が並ぶ。
マオは手元の「異世界転移希望者」と、提出された「転移者を求める異世界」とを引き合わせる仕事をしている。
かつて異世界は、地球から気まぐれにどんどん人を「誘拐」していた。
そうして奪われた人的資源の価値は計り知れない。
彼らは「召喚」と称して有望なものや若いものばかり好んで攫っていくため、ついに防衛策が講じられることになった。
無許可の召喚は禁じられ、人類側から希望者を募り、転移者を求める世界と引き合わせる。
勝手に取っていかないでね。そっちの希望とすり合わせしてあげるから。というわけだ。
それこそがマオたちの従事する仕事。
異世界への牽制、兼、異世界と地球人類のマッチングである。
都内某所の地味な事務所に設置された、多元宇宙対策本部 異世界課 転移係。
転移係と転生係で構成された異世界課の「地味なほう」と呼ばれることにもはや悔しさも感じなくなってしまった。
きっと今はまだ元気な後輩だって、5年もここに勤めればマオと同じく死んだ魚のような目で淡々と仕事をこなせるようになるはずだ。もしくは、辞めてしまうか。
マオはわずかに頭を振って余計な考えを追い出し、目前に集中した。
案件は止まってくれないのだ。
「えぇと、新規要請が二件、希望者の数は……」
画面はリアルタイムで更新され続ける。
もっともそれは、ほとんどが人名のほうのみ。
異世界転移をしたい者は多いが、転移者を受け入れたい異世界は少ないという実情がある。
しかし転移希望者はどんどん増えていくし、間を取り持つマオたちはなんとか各異世界に掛け合って受け入れてもらえるよう、日々駆けずり回っている。
だが成果は芳しくない。
転移希望者をどれだけ売り込んだところで、異世界側に「いらない」と言われてしまえばそれまでだ。
おまけに転移は「転生」より制約が多く、受け入れ側もノーリスクとはいかない。リスクをなるべく回避するため募集条件が厳しくなる。結果マッチングが滞る。
こうした悪循環がボトルネックとなって、過剰供給状態がいつまでたっても改善されないのだった。
今日もマッチングは進みそうにない。
仕方なくマオは画面を切り替え、転移希望者の中で転移に適さないものを弾く作業を始めた。
異世界転移は多くの場合、転移者の肉体や記憶が魂とセットで送信される。
そのため、相手世界に損害を与える可能性が高い者や、高齢すぎる者は除外される。また病で死したのち異世界転移をしたがる者は、肉体の状態をリセットするか、肉体を切り離し魂と記憶のみで送るというパッケージングが必要になる。これがまた手間で、肉体に密接に紐づいた精神や記憶を損なわずに仕上げるにはそれなりの経験と作業時間が必要だ。こればかりは一年目の後輩には任せられない。
今日も残業になりそうだ。
声に出さず嘆息したマオのメールボックスに、不穏な通知音が響いた。
「う……っ」
「センパイ? どうしたんですか?」
「英くん?」
顔色をなくしたマオに、後輩と係長が心配そうに声をかけてくる。
マオは取り繕う余裕もなく、疲れた声で報告した。
「マッチング済みの異世界、転移希望者の受け入れ拒否、です」
「ひっ」
「うぁあ……」
後輩と係長だけでなく、係全体から声にならないうめき声が上がる。
このあとの苦労を想像したくなくて、マオは深々と吐息した。
同僚たちの気遣わしい視線と、後輩の泣きそうな顔から逃れるように部屋を出る。
一歩目からもうよろめいてしまったが、なんとか持ち直して廊下を歩いた。
なんの面白みもない薄汚れたビニル床の廊下にはちらほらと人がいるが、地味な部署所属の上に黒髪黒目で痩せ型中背の地味なマオのことを気にするものは誰もいない。ただ通り過ぎていくだけだ。
もっとも、誰かにこの青い顔を指摘されるのも億劫だったので、今は自分の影の薄さがありがたい。
すべて調整済みで、あとは転移者を送るだけの段階だった異世界からドタキャンの連絡があってから、マオたちは手を尽くして予定通りに事を進めようとした。
しかし先方は首を横に振るばかりで、ついには直通ホットラインを取ってくれなくなった。
こうなれば担当者であるマオが直接出向いて交渉するしかない。
そんな段階はもう何ヶ月も前に終わったと思っていたのに、直前になってこれだ。信じられない。社会人同士の約束事をなんだと思っているのか。これだから文明文化常識すべて違う異世界なんてものは。
無限に湧き起こる不満が胃を重くするようで、マオは首を振って沸き起こる罵詈雑言をかき消した。
その拍子にまたふらついてしまう。
いや、むしろ壁に寄りかかりたい。冷たい壁に頭を付けて冷静にならないと先方を怒鳴りつけてしまいそうで……。
「おっと」
踏ん張ることをしなかったマオを受け止めたのは、固くて冷たい壁ではなかった。
ざらりとした触感と生あたたかい人肌。それから妙に耳に残る男の声。
「ぁ……」
「なんだ、転移係か」
まるで受け止めてやって損したとでも言いそうに億劫な声を出した男は、言葉と裏腹にマオを放り出すことなくしっかりと立たせてくれた。
まさか二日連続で苦手な相手と会うとは。
しかもこんな弱った姿で……げんなりとしつつ見上げたところには、目一杯に顔をしかめたモノベが立っていた。
「遠目からでもフラフラしてたぞ。昨日も遅くまで残業していたし、まともに眠れていないんじゃないか」
「はぁ、そうですね……」
遅くまで社屋にいたのはモノベも同じでは、と思ったが、このいかにも体育会系っぽい男は多少寝不足でも輝きを失わないのだろう。日々弱っていくマオのような貧弱男と違って。
「休憩なら付き合おう」
「えっ。……いえ」
よしんば休憩だとしてもモノベとは過ごしたくない。
本音とは裏腹に表情を取り繕い、マオはそろりと距離を取った。今の今まで肩を支えられていたのだ。
「すみません、緊急の案件で急いでいるんです。では」
嘘などついていないのになぜか一抹の罪悪感を抱きつつ、マオは小走りでモノベの横をすり抜ける。
あとはもう案件のことだけ考えよう。実際、余所事に煩わされている時間はないのだ。
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