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番外 二十六 退魔協会編

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 地獄絵図会場からホテルに戻っても、テオドールは水饅頭形態にはなるつもりがないようで、ホテル従業員やハイエンドクラスホテルを利用する宿泊客ら、退魔協会関係者が、青年の美貌に視線を吸い寄せられて行く。驚き、手荷物を「どさっ」と落としたり、ふらふらと近づいて来たり、失神したりなどしたが、さすがに吐瀉まではいかなくてダリオはほっとした。
 富裕そうなマダムと紳士が、「あ、あの、よろしければ私の部屋に来ませんか?」「いや、私の部屋に」と頬を真っ赤にして、目はぎらぎらと異様に輝き、陶然とした表情で誘っても来たが、テオドールは丁寧にそっけなく断っていたので、ダリオは胸を撫で下ろした。一般の人にあまり酷い対応をしないでいてくれて本当に助かる。
 ホテル内ではひとまずまあまあ平和だ。
 ということは、外でのキラキラレインボー嘔吐大会も、やはりテオドールの瞬発的な喜怒哀楽状態における精神汚染の可能性が出て来た。
 ふだん、割と気をつけてくれてんだな……と改めて思いもする。ただ、ホテル内にいても、テオドールの瞬間的な感情の余波を受けて、昏倒した人もいるようで、どんだけ……とおののきもあった。
 そうこうもしていると、黒服の男たちが駆けつけて来た。
「お、おい、君、君たち……!」
 事情を、と酷い顔色で協会関係者が問いつめて来ようとしたが、テオドールが一瞥するだけで、呆然とし、中には口元を抑えて足腰がたたなくなったのか、へたり込んでしまう者もいた。
 もはやほとんど歩く精神汚染物質である。
 そんな中、ロードス財団のジェームス・ロードス会長が、目立つ赤髪で、のっしのっしと巨体で歩いてきて、ダリオらに明るく挨拶した。
「むぅ、すまんすまん、連絡がうまくいっとらんかったようだな!」
 恐らく今回の退魔協会大会の出資者であろうジェームス・ロードスの登場に、ダリオはたぶんこの人が中心人物、責任者のひとりかなとあたりをつけた。
「どうもこちらの想定しとらんかった事態になったようで、さすがに『戦争』の原罪そのものに、人間が立ち向かうのは、聖人でも困難を極める。今回は、本当に君らのおかげで助かった」
 礼を言われても、代わりに吐瀉物会場になってしまったが、とダリオは微妙に頷く。この人は平気なのだろうか。
「ははは、わしは退魔の才はないが、耐性Maxでどうも鈍い性質らしくてな! ま、こういう場合は重宝しとる!」
 心を読まれ、大笑されてしまった。アリアラエルも、彼女は退魔の才能にも恵まれているが、耐性的にはジェームス氏と同様な気がする。ひとまずまた「はあ」と返事した。星模様の派手なスーツで、ジェームスは巨躯を揺らした。
「できれば事情を伺えるとありがたいところだが、ま、某国の格言か何かで、『触らぬ神に祟りなし』とも言うらしいな。わしも先人に習いたいと思う」
 テオドールをわずかに確認し、すぐダリオに視線を戻すと、ジェームスは白い歯を見せた。
「ただ、今後もよしみを結べたらありがたく思う! これはわしの名刺だ。あと、こちらは、まーなんというか、退魔協会のバックボーン的な組織でな、U.N.オーウェン財団。こちらの連絡先も差し上げるので、持つだけ持っていて欲しい。こうしたパイプが君らの何か役にたつかもしれんしな!」
「ええと、ありがとうございます……あの、僕は学生のため、名刺は持っていませんので、頂くだけになりますが」
「ははは、無論むろん。まあ、よかったら君も事務所を開くなりして、名刺を持つといいかもしれんよ。個人ではなく、法人格を持つことで、守られることもあるだろう」
 この人、とダリオは内心不思議に思った。テオドールとダリオがセットだと、この美貌の青年に引き寄せられた人々は、ダリオのこと突き飛ばさんばかりの勢いとなる。もしくは憎々し気に睨んだり、眼中になかったりの状態で、テオドールに夢中になってしまうのが常だ。テオじゃなくて俺の方見て話すなァ、名刺も俺に寄越したし、今後の助言までしてくる、とダリオは不思議そうな顔をしていたのだろう。
 濃い顔立ちのジェームスに、ウィンクされてしまった。
「一応会長なんぞしとるもんでな、人間関係を見る目は多少養っとるやもしれん。君らによしみをつなぐなら、ダリオ君、君に話を通さにゃならん。君を尊重することが、『支配者』を怒らせないコツだ、違うかね?」
「……」
 ダリオはこの人、『支配者』の存在を知ってんだな、と黙った。奉仕種族的にテオドールたち『支配者』をあがめている感じとはまた違う。いや、どうなんだろう。エイブラハム老率いる妖術師教団・山の長老派とはまた別の系統だろうか。
 ダリオが内心困惑しているのとは別に、先ほどからテオドールは口を挟むこともない。この対応に満足まではいかなくても、不満足ではないということである。
「さて、異界のご友人に、我々が邂逅し、交差した記念すべき日を祝して、最上階の部屋をご用意させていただいた」
 そのまま、ジェームスにブラックカードキーを渡される。
「わしの経営しとるホテルなので、ちょっとしたプレゼントだ。仕掛けは何もしていないし、もしそんなことがあればわしの首を持って行ってもらってかまわん。良かったら、何日でも滞在して欲しい。お連れのアリアラエル・グリーン氏には、別途ご案内させていただくよ、ではまた、祝祭の日に会おう」
 言いたい放題して、ジェームスは後ろ姿に片手を上げ、またのっしのっし去って行ってしまった。退魔協会関係者たちと違って、経済人という感じがする。
「うーん……」
 ダリオはブラックカードキーを持て余す。さすがに何日もは宿泊できないが、この場合ホストの顔を立てて、一泊するのが連邦流の礼儀であろう。
「テオ」
 呼びかけると、テオドールは済ました顔で「行きましょう、ダリオさん」とふつうに利用する気のようだ。
 あとから請求されたら俺破滅なんだが、と思ったけれど、さすがにジェームスもそんなことはしないだろう。
「うーん、ま、今回はロードス氏の顔を立てておくか……今後も関わりそうな気がするし」
 カードをしまい、その後ダリオは最上階宿泊ワンフロア貸し切りで度肝を抜かれることになった。
 

 最上階貸し切りフロアで身の置き所がなく、ダリオは身ぎれいにしないと座れない、とシャワーを浴びて借りて来た犬のようにベッドに座った。アリアラエルさんは大丈夫かなあと思って、連絡だけ入れておく。すぐ返って来た。無事らしい。彼女も改めてよい部屋を用意されたようだ。ふたりは先に休んでいてくださいとある。明日、モーニングで再集合して、帰還しましょうとのことだ。なんにせよ良かった。
 落ち着いたところで、結果として色々我慢させてしまったテオドールに話をと思ったら、先に遮られてしまう。
「ダリオさんから謝罪はいただけません」
「あー……」
 読まれていた。
「僕はダリオさんが悲しい辛いをされなければ最終的には他の人間はどうでもよいのです。それは物に対しても同じです」
「……うーん、そっか」
 ダリオは何も言えなくなってしまった。
「今日はお疲れでしょう。まぶたが重そうです」
「気疲れってやつだな」
「僕がご心労をおかけしましたので」
「そのジョーク、今お前の中で流行ってんのか?」
 ダリオは思わず突っ込んでしまった。思わず、目を合わせたまま、ふふ、とふたりで笑ってしまう。最近この笑い方出てしまうなあ、とダリオは自分でも新鮮だ。とりあえず寝る、と横になって目を閉じたら、すうっと意識が落ちた。真面目に気疲れしていたようだ。


 夜中に目が覚めた。
 明かりは落ちて暗いはずなのに、どこか白い視界に思える。
 ダリオはハイエンドベッドで仰向けになったまま、なんで目が覚めたのか考えた。
 すっきりしない。点でバラバラになった情報が、寝ている間に脳細胞の樹状突起のように先端を伸ばして、徐々にネットワークを形成した。
 人は寝ている間に、昼間の情報の整理をするという。
『僕はダリオさんが悲しい辛いをされなければ最終的には他の人間はどうでもよいのです。それは物に対しても同じです』
 テオドールは。
 ダリオの話を遮って、そう言った。
 ポシェットが燃えそうになった時も、彼はいつの間にか青年の姿になって、静かに手の上に乗せたそれを眺め、そっと指で払うと新品同様になっていた。
 そして、阿鼻叫喚地獄絵図になったのだ。
 ホテル内の関係者たちはまだしもだったから、テオドールの精神的なそれが、一瞬とはいえ揺らぎ、周囲に影響をもたらしたのだと思う。
 テオドールは静かに見つめていた。
 哀悼するように。
 ……
 ポシェットをもらったのは確かに嬉しかったのだろう。だが、度を超しているような気もする。物に対する執着が――
「テオ」
 暗闇の中で、ダリオは呼びかけた。片手をつき、上半身を起こすと、凝るような白い闇の中をじっと凝視する。
「燃えたのって、俺か?」
 自分でも何を言っているのか分からなかった。だが、それが正解だという気もした。
「あれって、俺の――俺の代わり……代わりになるもの?」
「ダリオさん」
 ひ、と声を上げなかった自分は相当偉い。テオドールが真横に立っていた。座れよ、と横を開けるまでもなく、ベッドは大きい。
 テオドールが音もなく腰を下ろした。
 その青く、深く、濃く、どこまでも海の底をのぞきこむような双眸がダリオを見つめている。海中に咲く花のように、紫の炎を揺らして。
 ダリオも彼を見上げて、思いついたままに尋ねた。
「俺が辛い悲しいをしないように、……お前、あれを俺の代わりにする気だったな?」
 テオドールは首を傾げた。本当に不思議そうだった。
「ダリオさんは、不思議ですね。僕は何も言っていない」
「知らねーよ。寝ている間に、勝手に思いついたんだよ」
「……僕は」
 テオドールは少し言いあぐねているようだった。
「お前、ずっと俺といるつもりだったんだろ」
「はい……」
「ずっとって、ずっとだ。俺と時間感覚違って、驚いてたもんな、お前。人間は、壊れるって言ったら、お前」
 あっけに取られて、置き去りにされた子供のような顔をしていた。困惑し、わからなくて、浮かれていただけに、ショックで、どうしたらいいのか分からないような。
 その場で契約更新制にしたが、テオドールは彼がよく言うように「人間が壊れるほどの時間」について学習したのだろう。
 そうして、考えたのだろう。考えて、くれたのだろう。
 ダリオが失明し、記憶喪失になった時も、水饅頭の彼は、ダリオに辛い悲しいをしてほしくない、ぼくがわるいと。
『だりおさん、ないています。まだ、ぼく、こわいですか? ぼく、いちばんこのすがたがよわいので、あんしんしてほしい。にんげんのすがた、こわがらせる。もどりたくないです』
 そう言って、ダリオを怖がらせた自分が悪い、怖がらせたくない、辛い悲しいをさせたくないと彼は口にしたのだ。
 すべてだった。
 あの時に限らず、すべて。
 ダリオの時間に対する恐怖も。
 テオドールはダリオの時間選択についても、決断を急がないと言っていた。
 だが、彼自身は考えていたのだろう。
 ダリオが深く考える前に、具体に考える以前に、テオドールはもっと深く考えていた。
 人間は、大切な人を失った時に、その人の遺品を形見わけすることがある。死者を偲び、思い出すためのよすがとするのだ。支配者であるテオドールが同じ発想に至ったのを、ダリオは理解した。
 ダリオが初めてテオドールに贈った手作りの赤いポシェット。
 後にも先にも同じものはない。燃えてしまえばそれまでだ。ダリオは長く生きれば壊れてしまうかもしれないが、物なら心配はいらない。弱くて脆いそれに、テオドールは恐らく何も手を入れたくなかったはずだ。たぶん、彼が指で払って新品同様にするまで、何も特殊な加工はされていなかった。貰った時の、ダリオの与えたままのものを持っておきたかったのだろう。
 ダリオの与えたもの。時間を振り返り、すがる。そうするための『よすが』だったからだ。
 テオドールは静かに口にした。
「僕にも分からなかったのです。ダリオさんが辛く悲しいになった時に、手放して差し上げることができるのか。僕にはできそうもない」
 でも、そうしなければならないかもしれない。テオドールは感情を失ったような酷く凍えるような声で、小さく呟いた。
「耐えられそうもない。しかし、あれがあれば、一瞬だけ耐えられるかもしれないと思いました。一瞬あれば手放すには十分な時間です」
 ダリオを丸ごと殺してしまうには、一瞬あれば十分なのだと、言外に述べている。
 思わずダリオはテオドールの頬をつねった。
 力は入れていない。そのままむにむにと水饅頭相手のようにしてしまう。
「俺も分からん。時間感覚って、お前と揃えたりできねーの?」
「できなくもないですが、それはダリオさんがダリオさんであることを損ねるかと。積極的にとりたい手段ではありません」
「……そっか」
 安請け合いして、大丈夫だとも言いかねた。途中でもうギブアップしたいと言う時は来るかもしれない。
「外部から精神改造されたら、俺が俺じゃなくなるかもしれねーか」
「仰るとおりです」
「……やっぱり、自分で身につけるしかねーな」
 ダリオは、はっきりした。
「公認会計士試験や他の資格試験と同じだ。分かんねえから、勉強するわ。人間から長寿メンタルの心得」
 テオドールは無言で目をわずかに見開いている。
「今回それっぽい人らもいたし、テオに聞いてもテオの感覚じゃあ異種族だしな。俺たぶんテオの感覚になると、俺じゃなくなると思うから、人間の長寿の人らの在り方学んでくわ」
 まあそれでも、テオドールの時間に追いつけなくなったら、その時はギブアップするかもしれんが、その頃にまた考える。とりあえず目先の五十年、百年、そこからだ。
 ヘルムートさんも長寿組っぽいけど、あの人もどっちかって言うと、多分テオドール寄りな感じするしなあ、と微妙に思っていたが、今回良い縁ができたなとダリオは考えた。
 ダリオはつねっていた手を離し、こつん、と青年の肩に頭を預けた。
「一緒にいてくれ、テオドール」
 それはダリオにとって、口にするのがやはり怖い言葉だった。自分の望みを口にするのは怖い。拒否される可能性があるからではない。口にすると、全部夢みたいに、まぼろしになって、砂糖細工がぽろぽろ熱湯の中で溶けていくように怖かった。
 ほんとうのことを言うと、ほんとうの望みを口にすると、全部なくなってしまう。犬のテオドールのように。ダリオの手から零れてしまう。
 子供の頃、一緒にいて欲しかった人たちは、みんなダリオの元から離れてしまった。
 自分が悪かったわけではない、と今のダリオは分かっている。両親の言うように、ダリオが悪い存在だったから、家族がバラバラになったわけではない。ダリオが悪い人間だったから、里親から気味悪がられて、施設に帰されたわけでもない。子どものダリオにはどうしようもないことだった。
 いつもどこかに帰りたかったが、あの嫌な両親の元ではない。一緒にいて欲しかった人も、あの両親ではない。
 どこにいるかもわからない誰か。
 安心して、安全で、一緒にいてくれる誰か。
 ダリオが持っているものは全部あげる。
 お腹がすいていたら、ダリオのパンをあげる。
 一緒にいてほしい。
 場所が離れていても、かまわない。一緒にいるって、そういうことじゃないんだ。ダリオの家族たちだって、近くにいた時も、何の機能もしていなかった。
 離れていても、近くにいても、その人が辛くて悲しい思いをしてほしくなくて、しあわせでいてくれたら嬉しくなって、そうしたらダリオはもうじゅうぶんだ。
 でもできたら、お願い。側にいてほしい。
 家に帰ったら、おかえりって迎えてくれる人がいたら、どんなにいいだろう。
 その人が寒いところから帰ってきたら、ダリオがおかえりと迎えて、温かい家に入れる。
 その人のために何でもしてあげる。必要なことを、必要なだけ。
 まぼろしの、空想の、夢の世界にいる、その人。
 その人は、もう現実で、テオドールの形をしていた。
「ダリオさん……」
 テオドールがダリオの肩を抱き寄せた。
 美しい声が、ダリオの耳に低く、やさしく、囁く。

 ――僕のダリオさん。僕の花。愛しい人。あなたがいいと言うまで、離れません。あなたの限界が来たら、怖くないようにします。その時まで、どうか一緒にいてください――

 ゆっくりと、青年の手がダリオの耳朶を触れ、うなじに回されて辿り、そっとこめかみに唇が降りてくる。性愛ではなかった。
 やさしくて、こんなにもやさしく触れて、ダリオの辛い、悲しい、怖いを、自分のことよりも優先して考えてくれるひとは、この世界のどこにもいない。
 俺も、テオの辛い、悲しい、怖いを、とりのぞくよ。そうするように努力する。
 ふたりは触れ合って、お互いに唇を交わして、何度か口づけると、おしまいにした。
 顔見知りのうようよいるホテルで、仕事で来ているので仕方ない。
 したくなると困ると思った気持ちを汲んだのか、テオドールが水饅頭形態になって、ダリオの枕元にちょこんとしたので、ダリオは苦笑した。
「テオのここ、撫でていいか?」
 ダリオは眠るまで、テオドールの額の部分を、指で下から上に何度も撫でた。テオドールは口を猫のように逆三角に開けて、目をつぶり、気持ちよさそうにしていた。
 明日はモーニングで、アリアラエルと集合だ。
 色々またトラブルが起きるかもしれないが、まあきっといい一日になる。
 少なくとも、ダリオがそうしようとする限りは。
 テオドールの短い手が、ちょいちょい、と額に触れるのを感じたが、もう限界だ。とうとうダリオは、ほとんど難しいことは何も考えずに、眠りへと落ちて行った。

 夜の俺から朝の俺へ。
 良い一日をお過ごしください。
 テオドールといっしょに。素晴らしい友人たちとともに。









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ここで一区切りとなります。
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