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番外 二 ブライダル・ランジェリー・パニック事件
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ご用意してしまった。自室のクローゼットミラーの前で、ダリオはかわいらしいセクシーランジェリーを自分にあてて無言になる。メンズ用のコスチュームランジェリーである。色は白。コンセプトはウェディングドレスだ。
先にテオドールに聞き取り調査をしようと思ったのだが、まず着脱できるか一応確認しておくかと自室へ引っ込んだ。
ためらいながら、ダリオは着古したジャケットを肩から落とし、丁寧にハンガーにかけると、次々に服を脱いでいった。普段来ているパツパツのメイド服など、あれはあれで鉄壁の防御だったよな、と手にした布の端切れに見えるランジェリーを見て思う。
ダリオはセックスで羞恥心を覚える性質ではなく、裸になっても時と場所を選んで問題ないのであれば今はそういう状態、としか思わない青年だ。
だが、今回は謎の羞恥に襲われていた。衣装の面積が少ないせいか。それなら全裸で平気なのと矛盾する。
恥ずかしい思いをしながら、無言でランジェリーを身に着けて行く。鏡を見られない。なんだこの紐みたいな下着……何を隠してるんだ……紐みたいなというより、紐じゃねえか……Tバックっていうやつか……様々な疑問を浮かべながら、すーすーするそれを履いて、花嫁用のガーターリングを太ももまで通す。ダリオのむっちりした太ももに、レースでできたかわいらしいリボンのガーターリングは、清楚なたたずまいに反して、いかがわしさを底上げした。次に、白のストッキングをするすると太ももまで上げた。こちらは慣れている。更に、胸元から滑り落ちていくように花をあしらったキャミソール。再びダリオの中に疑問が湧いた。それをとりあえず押し潰す。背中で結ぶ編み上げ式リボンで、ある程度調整可能なようだ。黙って身に着け、あとはカチューシャ付きティアラベール……手首にもレースの飾りをつけて、細いリボンの紐がしどけなく垂れる。完成だ。
ダリオは全体像を鏡で見るのが嫌になった。しかし、そういうわけにもいかず、半ば諦念とともに鏡面をチェックして、無言のまま目を逸らした。
ねえな、と結論する。
やはり先に確認してよかったのかもしれない。なかったことにしよう。テオドールに見られたら、かなりきつい。何故着てしまったのか。わからん。脱ごう。
その時だ。コンコン、と自室のドアがノックされた。ぎくっ、とダリオは肩を跳ねさせる。
「ダリオさん」
「な、なんだ」
動揺のあまり、めちゃくちゃ不審な感じになった。扉の外で、テオドールが明らかにいぶかしむような気配を感じる。
「入ってもよろしいですか」
「よろしくない。俺は今取り込んでいる」
「……」
テオドールは不自然に沈黙した。許可なく入室してくることはないと思うが、下手に身動きできない。
「ダリオさん」
考えがまとまったのか、扉越しにテオドールが切り出して来た。
「先日お伝えしたとおり、ダリオさんの心を読むような真似は、ご指摘以来控えております。しかしながら、意図せずして、大きな感情や動揺は伝わってくることはあります」
「ああ」
何を言う気だ。
「しかし、先ほどから伝わってくるそれは、今までのものとは全く異なっています。初めて感じるパターンで、僕も落ち着きません……先ほどから酷くあなたの感情が乱れている」
筒抜け過ぎだろう。
ただの人間であるダリオには、突発的にテオドールへ伝わる強い感情の完全制御など無理な話だ。どうにもならねー、無理、と彼は諦めた。
「少し色々あってな、バイト先のメイド服よりも、もっとその……過激な……あー、つまりほとんど生地のない……ランジェリーをもらってな。それ、試しに今着てるんだ。俺はお前に見られたくない。着替えるから、何か用があるならその後にしてくれ」
「……」
無言が怖い。
「どなたかから、プレゼントされたということですか?」
そっちか? とダリオは思ったのと違う角度から攻撃を受けた気分だ。
「いや、違う。店長が間違って誤発注した衣装を、捨てるのももったいないというんで、もらったんだ。俺も最初は質屋に入れようかなと思ってたんだが、その、まあ、一回、着てみてもいいかなと」
「……」
再びの沈黙に、納得していないけはいが伝わって来る。
「はあ、何が引っかかるんだ?」
「ダリオさんであれば、一回着てみてもいいなどという発想にいたらないものかと」
今度はダリオが押し黙る。その通りだった。
「特にメリットがあれば別ですが」
「いや、まあ……そう……」
「従って、自主的に着衣したいとは思われないとこれまでの行動パターンから拝察いたします。何かお考えを改められたご理由が?」
逆に追い詰められた気がするダリオである。
「そ……それはな……」
「それは?」
「このランジェリー、コスチュームランジェリーでな……その、コンセプトが……つまり……は……はな……」
「はな?」
「花嫁なんだ……」
口に出すのがすでに抵抗があり、絞り出すようなうめき声になった。何故俺はダメージを受けているんだとダリオは更にスリップダメージを受ける。
「拝見させてください」
ノータイムで要望が来た。
「断る。似合ってないんだ。着替えるから、話があるなら居間で待っていてくれ」
「ダリオさんは何を着てもお似合いです」
「世辞はいいからよ……」
「僕は本心以外申し上げたことはありません。しかしながら、どうしても嫌と仰るのであれば、無理強いはしますまい」
きっぱりとテオドールは言う。
「ですが――僕の自惚れでなければ、ダリオさん。僕のために着てくださったのでしょう」
扉を挟み、ダリオは息を飲んだ。
「そう……だが」
普段多少のことは気にならないダリオだが、少しずつ染まるように肌に赤みが差してきて、ぼそぼそと口にする羽目になった。
「今回は……恥ずかしい……から……」
本当に消え入りそうな声で、我ながらどうした俺という心境だ。布面積が少ないにもかかわらず、全身が火照って来る。
「……僕が感じたダリオさんの初めての感情パターンは、『恥ずかしい』……羞恥心ですか?」
「まあそうだな」
「恥ずかしいとは、自分の欠点や失敗などを自覚して、体裁を悪く感じるさまのことで相違ありませんか」
「違いないが、なんで精神攻撃受けてるんだ俺は」
「見たいです」
もっとたたみかけて来るかと思ったが、テオドールはシンプルに一言告げた。
ダリオは無言になる。これはシンプル過ぎて一番効いた。往生際が悪いと思ったが、ベッドに移動して、毛布の上に座る。
「わかった。開けていい。でも、お前の嗜好に合わなかったら、さっさと退出してくれ」
「はい。約束いたします」
ガチャリ、とドアノブが回った。
テオドールが入って来た。ドアを締め、ダリオを無言で見つめている。酷く長い時間に思われたが、それはダリオの体感だ。
ダリオはますます体を隠すように膝をぺたりとつけたまま内ももを擦り合わせるように閉じた。体育座りしなかったのは、あらぬところがレースで包み込まれて丸見えになるからだ。意味もなく胸を隠し、なんでこんなに恥ずかしいんだと自分でもわけがわからない。メイド服とか、この姿に比べたら無敵装甲過ぎるだろと思う。テオドールがぎしりとベッドに乗り上げて、ダリオのうなじに二本の指で触れた。
「ダリオさん、寒くないですか?」
茶化すものではない。真っ先に聞いたのは、確認以外に他意はなさそうだ。
「いや」
言いかけて、指摘されると急に寒さを覚えた。
テオドールは自らの上着を脱ぐと、ダリオの肩にかけた。
そのまま美しい所作でやわらかなシーツの上に腰を下ろし、「触れても?」と尋ねる。
「ダリオさん――」
テオドールが額をダリオの肩口に押し当ててきた。
「僕のために着てくださったんですよね?」
平たんにもどこか上擦って聞こえる声で、テオドールは尋ねる。なんの精神攻撃なのか知らないが、ダリオは素直に応えることにした。テオドールを部屋に招き入れた時点で、ダリオは自分に生じた羞恥心と既に向き合うつもりだったのだ。
「テオ。本当は、これ売ろうかと思って、質屋に行ったんだ。でも、お前がもしかしたら、喜ぶかなって思って」
口にして、ダリオは腑に落ちた。恥ずかしいわけだ。唇が震え、再び体が熱くなってくる。
「お前が、俺によくしてくれるから」
テオドールが無言で目を見開く。ダリオは顔を背けた。
「なんか俺もお前にしたくて、お前を喜ばせたかった。もちろん、喜ぶも喜ばないもお前の自由だ。ただ、俺にできることで、お前のこと、喜ばせて……何か返したかったんだ」
そこで、テオドールの反応が異様に静かなことに気づく。
「テオドール?」
ダリオの肩口に高い鼻梁を押し当て、沈黙していたテオドールが、ゆっくりと顔を上げた。
青い目が、とろりと潤んで、熱を帯びている。
「ダリオさん――」
ぞくっとする美声が、ダリオの皮膚を舐め上げて行った。
「すみ、ません、もっと、してもいい、ですか」
たどたどしい言葉は、膨れ上がって蓋をこじ開けそうな何かをテオドールの姿をした器で留めているかのように見えた。
先にテオドールに聞き取り調査をしようと思ったのだが、まず着脱できるか一応確認しておくかと自室へ引っ込んだ。
ためらいながら、ダリオは着古したジャケットを肩から落とし、丁寧にハンガーにかけると、次々に服を脱いでいった。普段来ているパツパツのメイド服など、あれはあれで鉄壁の防御だったよな、と手にした布の端切れに見えるランジェリーを見て思う。
ダリオはセックスで羞恥心を覚える性質ではなく、裸になっても時と場所を選んで問題ないのであれば今はそういう状態、としか思わない青年だ。
だが、今回は謎の羞恥に襲われていた。衣装の面積が少ないせいか。それなら全裸で平気なのと矛盾する。
恥ずかしい思いをしながら、無言でランジェリーを身に着けて行く。鏡を見られない。なんだこの紐みたいな下着……何を隠してるんだ……紐みたいなというより、紐じゃねえか……Tバックっていうやつか……様々な疑問を浮かべながら、すーすーするそれを履いて、花嫁用のガーターリングを太ももまで通す。ダリオのむっちりした太ももに、レースでできたかわいらしいリボンのガーターリングは、清楚なたたずまいに反して、いかがわしさを底上げした。次に、白のストッキングをするすると太ももまで上げた。こちらは慣れている。更に、胸元から滑り落ちていくように花をあしらったキャミソール。再びダリオの中に疑問が湧いた。それをとりあえず押し潰す。背中で結ぶ編み上げ式リボンで、ある程度調整可能なようだ。黙って身に着け、あとはカチューシャ付きティアラベール……手首にもレースの飾りをつけて、細いリボンの紐がしどけなく垂れる。完成だ。
ダリオは全体像を鏡で見るのが嫌になった。しかし、そういうわけにもいかず、半ば諦念とともに鏡面をチェックして、無言のまま目を逸らした。
ねえな、と結論する。
やはり先に確認してよかったのかもしれない。なかったことにしよう。テオドールに見られたら、かなりきつい。何故着てしまったのか。わからん。脱ごう。
その時だ。コンコン、と自室のドアがノックされた。ぎくっ、とダリオは肩を跳ねさせる。
「ダリオさん」
「な、なんだ」
動揺のあまり、めちゃくちゃ不審な感じになった。扉の外で、テオドールが明らかにいぶかしむような気配を感じる。
「入ってもよろしいですか」
「よろしくない。俺は今取り込んでいる」
「……」
テオドールは不自然に沈黙した。許可なく入室してくることはないと思うが、下手に身動きできない。
「ダリオさん」
考えがまとまったのか、扉越しにテオドールが切り出して来た。
「先日お伝えしたとおり、ダリオさんの心を読むような真似は、ご指摘以来控えております。しかしながら、意図せずして、大きな感情や動揺は伝わってくることはあります」
「ああ」
何を言う気だ。
「しかし、先ほどから伝わってくるそれは、今までのものとは全く異なっています。初めて感じるパターンで、僕も落ち着きません……先ほどから酷くあなたの感情が乱れている」
筒抜け過ぎだろう。
ただの人間であるダリオには、突発的にテオドールへ伝わる強い感情の完全制御など無理な話だ。どうにもならねー、無理、と彼は諦めた。
「少し色々あってな、バイト先のメイド服よりも、もっとその……過激な……あー、つまりほとんど生地のない……ランジェリーをもらってな。それ、試しに今着てるんだ。俺はお前に見られたくない。着替えるから、何か用があるならその後にしてくれ」
「……」
無言が怖い。
「どなたかから、プレゼントされたということですか?」
そっちか? とダリオは思ったのと違う角度から攻撃を受けた気分だ。
「いや、違う。店長が間違って誤発注した衣装を、捨てるのももったいないというんで、もらったんだ。俺も最初は質屋に入れようかなと思ってたんだが、その、まあ、一回、着てみてもいいかなと」
「……」
再びの沈黙に、納得していないけはいが伝わって来る。
「はあ、何が引っかかるんだ?」
「ダリオさんであれば、一回着てみてもいいなどという発想にいたらないものかと」
今度はダリオが押し黙る。その通りだった。
「特にメリットがあれば別ですが」
「いや、まあ……そう……」
「従って、自主的に着衣したいとは思われないとこれまでの行動パターンから拝察いたします。何かお考えを改められたご理由が?」
逆に追い詰められた気がするダリオである。
「そ……それはな……」
「それは?」
「このランジェリー、コスチュームランジェリーでな……その、コンセプトが……つまり……は……はな……」
「はな?」
「花嫁なんだ……」
口に出すのがすでに抵抗があり、絞り出すようなうめき声になった。何故俺はダメージを受けているんだとダリオは更にスリップダメージを受ける。
「拝見させてください」
ノータイムで要望が来た。
「断る。似合ってないんだ。着替えるから、話があるなら居間で待っていてくれ」
「ダリオさんは何を着てもお似合いです」
「世辞はいいからよ……」
「僕は本心以外申し上げたことはありません。しかしながら、どうしても嫌と仰るのであれば、無理強いはしますまい」
きっぱりとテオドールは言う。
「ですが――僕の自惚れでなければ、ダリオさん。僕のために着てくださったのでしょう」
扉を挟み、ダリオは息を飲んだ。
「そう……だが」
普段多少のことは気にならないダリオだが、少しずつ染まるように肌に赤みが差してきて、ぼそぼそと口にする羽目になった。
「今回は……恥ずかしい……から……」
本当に消え入りそうな声で、我ながらどうした俺という心境だ。布面積が少ないにもかかわらず、全身が火照って来る。
「……僕が感じたダリオさんの初めての感情パターンは、『恥ずかしい』……羞恥心ですか?」
「まあそうだな」
「恥ずかしいとは、自分の欠点や失敗などを自覚して、体裁を悪く感じるさまのことで相違ありませんか」
「違いないが、なんで精神攻撃受けてるんだ俺は」
「見たいです」
もっとたたみかけて来るかと思ったが、テオドールはシンプルに一言告げた。
ダリオは無言になる。これはシンプル過ぎて一番効いた。往生際が悪いと思ったが、ベッドに移動して、毛布の上に座る。
「わかった。開けていい。でも、お前の嗜好に合わなかったら、さっさと退出してくれ」
「はい。約束いたします」
ガチャリ、とドアノブが回った。
テオドールが入って来た。ドアを締め、ダリオを無言で見つめている。酷く長い時間に思われたが、それはダリオの体感だ。
ダリオはますます体を隠すように膝をぺたりとつけたまま内ももを擦り合わせるように閉じた。体育座りしなかったのは、あらぬところがレースで包み込まれて丸見えになるからだ。意味もなく胸を隠し、なんでこんなに恥ずかしいんだと自分でもわけがわからない。メイド服とか、この姿に比べたら無敵装甲過ぎるだろと思う。テオドールがぎしりとベッドに乗り上げて、ダリオのうなじに二本の指で触れた。
「ダリオさん、寒くないですか?」
茶化すものではない。真っ先に聞いたのは、確認以外に他意はなさそうだ。
「いや」
言いかけて、指摘されると急に寒さを覚えた。
テオドールは自らの上着を脱ぐと、ダリオの肩にかけた。
そのまま美しい所作でやわらかなシーツの上に腰を下ろし、「触れても?」と尋ねる。
「ダリオさん――」
テオドールが額をダリオの肩口に押し当ててきた。
「僕のために着てくださったんですよね?」
平たんにもどこか上擦って聞こえる声で、テオドールは尋ねる。なんの精神攻撃なのか知らないが、ダリオは素直に応えることにした。テオドールを部屋に招き入れた時点で、ダリオは自分に生じた羞恥心と既に向き合うつもりだったのだ。
「テオ。本当は、これ売ろうかと思って、質屋に行ったんだ。でも、お前がもしかしたら、喜ぶかなって思って」
口にして、ダリオは腑に落ちた。恥ずかしいわけだ。唇が震え、再び体が熱くなってくる。
「お前が、俺によくしてくれるから」
テオドールが無言で目を見開く。ダリオは顔を背けた。
「なんか俺もお前にしたくて、お前を喜ばせたかった。もちろん、喜ぶも喜ばないもお前の自由だ。ただ、俺にできることで、お前のこと、喜ばせて……何か返したかったんだ」
そこで、テオドールの反応が異様に静かなことに気づく。
「テオドール?」
ダリオの肩口に高い鼻梁を押し当て、沈黙していたテオドールが、ゆっくりと顔を上げた。
青い目が、とろりと潤んで、熱を帯びている。
「ダリオさん――」
ぞくっとする美声が、ダリオの皮膚を舐め上げて行った。
「すみ、ません、もっと、してもいい、ですか」
たどたどしい言葉は、膨れ上がって蓋をこじ開けそうな何かをテオドールの姿をした器で留めているかのように見えた。
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