俺の人生をめちゃくちゃにする人外サイコパス美形の魔性に、執着されています

フルーツ仙人

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四 赤ずきん村の夜這い婚

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 オールド・セントラル・ストリートに立ち並ぶ会員制クラブ。
 その中のひとつが、クラブ・ラビット・ホールだ。瀟洒な商業ビルの二階にあがると、黒御影石のプレートが掲げられた重厚なオーク材の扉に突き当たる。訪れた客がベルの音ともに足を踏み入れれば、そこにはクラブの飴色の空間が広がり、柔らかな明かりの中、上品な落ち着いた雰囲気の店内の卓やソファが浮かび上がった。フロアでは、クラシカルなメイド服を着た美少年たちが給仕し、時に女性客と談笑している。
 ダリオのようなたくましく規格外なメイドもいるものの違和感もなく――いや、ダリオ一人でかなり異色感満載になってしまっているが――違和感はあるものの全体に調和しているといえるだろう。ダリオ本人も、「いいのか?」と謎に思っているのだが、店長が「問題ないよ、ダリオくん。需要があるから」と言うので、まあいいかとメイドを続けている。実際、ダリオ目当てに店に通いつめる男性客もいるのだ。需要というのはよくわからないが、時給が高いので、あらゆる疑問をなきものとするのに心的障壁は一切ない。やはり高時給は大切である。この世で最も大切なもののひとつ、それは金。マネーなのだ。
 ダリオが給仕していると、四番テーブルに座る常連の女性客に呼び止められた。
「あ、あのさ、ダリオくん、ちょっといい?」
 センター分けの前髪がだらりと垂れ、頭痛がするように額を押さえながら、都合をきかれる。指の隙間からダリオを見上げる顔色は、濃い疲労をにじませており、ダリオは一瞬無言になった。普段、彼女の覇気で大いに燃えあがるような赤毛も、どこか消沈して力がない。すぐにダリオは「はい」と応えたが、内心真顔になった。
「どうされました?」
 スカーレット・D。新進気鋭のデザイナー兼画家だ。特に小柄なメイドばかりと話す彼女がダリオを指名するのは珍しい。
「ダリオくんって、人脈広い、かな?」
「特別広いわけではないですが」
 意図を測りかねる内心が伝わったのか、スカーレットは力なく笑みを浮かべた。
「あ、うん。そうだよね……。ごめん、邪魔した」
 よく知るわけではないが、いつもの彼女と違う。謝罪の仕方が引っかかった。遠慮したというより、自尊心の低下兆候に見える。
「良かったら、話を伺いますよ」
 ダリオは申し出た。ラビット・ホールは、常連客の席につき、メイドが会話するのもチャージに含まれている。指名も可能だ。スカーレットは半ばうつむき、見事な赤髪をぐしゃりと掻き上げる。ウェーブがかったヘアはかえってスカーレットの顔を覆い隠してしまい、それはまるで乱れる気持ちをなんとか整理しようとしているようにも見えた。
「ありがと……もう誰に相談したらいいのかわかんなくって」
 見るからに困った、といった風情だった。画家としてイーストシティを騒がせ、普段はフリーダムに生きている彼女が、相当参っているらしい。
「身の上話からで申し訳ないんだけどさ、ちょっと長くなるけどいい?」
「はい、問題ないです」
 ダリオが特に態度を変えるでもなく頷くと、スカーレットはむしろ力が抜けたらしい。肩をおろし、いつもに近い口調で話し始めた。
「ほんと、ありがとう……あたしの故郷って、リトル・レッドフード村……通称赤ずきん村なのよね」
「はい」
「超田舎でさ、もう男尊女卑の塊みたいな村でね、やってらんねえわって、十代のうちに飛び出してさ、今に至るの」
 スカーレットは、画家は画家でも、現代アートで名の知れたアーティストだ。イーストシティでも彼女を知らない人はいないだろう。
「もうずーっと帰ってなかったんだけど、前のクリスマス・ホリデイに母さんに会いに行ったのよね。ちょっと体調崩してるみたいで、心配だったからさ……」
 思い出しているのか、段々とスカーレットの眉間に皺が深まってきた。
「で、帰省したら、親戚とか村のデカい顔してる奴らや、女性陣が集まってきてさ。女の人たちはなに、宴会の準備ってやつ? おまけに、具合悪いとか聞いてた母さんが独楽鼠みたいに動き回って、料理からお酌までしてるじゃん? こっちは、は? てなってね」
「ああ……」
「で、あたしが呼ばれてさ、酔ったおっさんたちにあれこれ言われたんだよね。一応あたしがアーティストとして成功してるのは知ってるらしいんだけど、現代アートは、子供の落書きっていって、皆で笑うのよ。地元から有名人が出て誇らしいとか言いながら、反面めちゃくちゃ馬鹿にしてんのはわかるわけ」
 スカーレットは怒りを思い出したらしく、気を紛らすように、真っ赤な爪でくるくると自分の赤毛をいじる。
「ここからが本題なんだけど、スカーレットはいつこっちに戻ってくるんだ、って、まるで当然のように、決まってるみたいに急に真顔になって言ってきたんだよね。今は若い女でちやほやされてても、そんなの続かないし、そろそろ女としてもとうがたってきたから、急いで嫁入り先を決めんと、もらわれ先もなくなるぞって。あたし、もう画家として成功してるのによ?ていうか、ものじゃないし、もらわれたくないんですけど。あたしはあたしのものだし」
 スカーレットは笑っているが、あまりにも怒りを覚えると、人は笑うの見本のようだった。
「それから、結婚相手はジョンあたりがいいか。いや、ロドマンとこのせがれが嫁さんまだだ言うてたから、そっちに回したほうがとか。若い嫁なら、すぐに跡継ぎ含めて、二、三人ぽこぽこ産めるし、世話もできる、違いないとか、どっと笑ってさぁ。ちなみにそこのせがれは40過ぎてる」
 もはやスカーレットの目には光がない。なお、スカーレットはまだ二十代である。ダリオは内心引いたものの「大変でしたね」と相槌を打った。
「っ、……はあ、ありがとう」
 ふ、とスカーレットは眉間の皺をほどいて、苦笑いする。
「ほーんと大変だった。ジョーダンじゃないよね。だから、は? あたしは戻ってくる気ないし、結婚もしない。大体結婚するなら自分で相手つかまえてくるから、勝手に話すすめないで、って言ったのよ」
「ああ……それは」
「どうなったか想像つく?」
「顔役の男性が、怒髪天ついた感じですか」
「大正解。ダリオくん、好き」
「ありがとうございます」
 いつの間にか来店していたカーター氏がものすごい目で見て来た。傾聴はオプションゆえ、愚痴を聞くのは、全然問題ない。いかがわしい写真を客と一緒に撮影するより、ずっとよいだろう。そう思うダリオをよそに、スカーレットはティースプーンをカップの中で回しながら、長い溜息を吐いた。
「まーそのあと凄かったよね。罵倒の嵐。いつからそんなに偉くなったとか、女の分際で、あたしの母さんがどういう教育してきたんだとか、宴会の準備もしないし、女として欠陥だ、なっとらんとか、もうオンパレードよね」
「それはまた……」
「大体、宴会したけりゃ、やってる面子で準備しろなんだよね。母さんたちは料理も食べず、一滴もお酒飲んでないで、お手伝いさんかよって。あたしの理性がログアウトしなかったのを、神様に感謝してほしい。ほんとぶっ殺してやろうかと思ったわ」
 スカーレットはそこで長く息を吸った。
「ともかく、なんであたしが村の男の言うこと聞かなきゃいけないわけ? 知ったこっちゃないっつーのって言い返したんだよね。その後のことはまあ別に面白くもない更に怒声が飛び交ってね」
「そうだったんですね……」 
「はは、母さんがちっちゃくなっちゃってさあ」
 スカーレットは笑うが、どこか痛々しい。
「暮らしにくいなら、もうあたしのところにおいでよ、って言ったんだけど、無理だからって首振ってくれなかったんだよね。まああたしも無理強いすることじゃないから、いつでもおいでよねってそれだけ言って、これが去年のクリスマスの話」
 前置きが長くてごめん、とスカーレットは首を竦めた。
「マジで母さん体調崩してるらしくって、もうこっちで療養してもらおうかと思ってさ。電話で、一応わかった、とは言ってたんだけどね。今度迎えにいくつもりなんだけど、なんちゅーの。身の危険を感じてるのよ。前回も、あー……」
 ぐしゃぐしゃと彼女は髪に指を差し入れる。
 動揺しているようだった。
「前回も……」
 唇が震えている。ダリオは表情を変えずに察して、できるだけいつもの調子で声をかける。
「スカーレットさん、ここは、イーストシティですから」
「あ……う、うん」
「大丈夫ですよ」
 それからもう一言、付け足した。
「それに、ここでは誰もスカーレットさんを責めたりしません」
「うん……」
 ぐ、とスカーレットは下唇を噛み、一瞬泣きそうな顔になる。
「要するにね」
 うまく言葉にならないのを、ダリオは急かさずに待った。 
「女のくせに男に立てついて、言葉遣い荒いのも、一度しっかり思い知らせてやれば? 大人しくわきまえるようになると思ったらしくて?」
「はい」
「無理やり既成事実作って、男を立てるように教育してやれって、その夜……」
 ぎゅう、とテーブルの上で、拳が白く握りしめらた。
「連中曰く夜這いしてきたのよ。はっきり、レイプだと思うけどね。あー、未遂だったけどね、その……怖かった」
 ポロポロとスカーレットの頬を、大粒の涙が零れ落ち、ダリオは黙ってハンカチを差し出した。
「あ、ありがと」
 スカーレットは泣くまいとしていたらしい。でも、こぼれてしまうと、止めようもない。
「バカみたいじゃん? 警察に言っても、あそこ駄目なんだよね。現行犯でなければ、証言だけではちょっとね、ジョンさんやジェイクさんは、そんなことするような人じゃないし、好青年だからね、とかごちゃごちゃ言って、捕まえる気ゼロじゃん」
「はい」
「一回暴力にかなわないって思ったら、あたし怖くて……すぐ逃げ帰っちゃった……くやしい……あたし、くやしい……あたし、間違ってないのに……逃げるみたいに……」
 しばらくスカーレットが落ち着くのを待って、ダリオは「スカーレットさんは悪くないです」と声をかけた。
「悪いのは、あなたの意志を無視して暴力行為をした連中と、それを止めなかった連中です」
「う……っうん……ここまで重く言う気じゃなかったのに、最悪に激重になっちゃった……はは……」
「当たり前です。誰だってそんな目に合ったら、笑って話せないし、笑わなくていいです。スカーレットさん、お辛かったですね……」
「ダリオくん、ありがと」
 スカーレットはハンカチを目元に押し当てている。
「ちゃんとカウンセラーにも通ってるんだよ。担当カウンセラーからも言われたし、自分でもそう思ってるけど、逃げたって思うと、こっちに非があるから押し通せなかったんだろみたいになんかしんどくて……」
 被害を受けた側に、非があるはずがない。不和があったからといって、性暴行が正当化される理由には絶対にならないのは、スカーレット自身もわかっているのだろう。それでも自分に非があったのではないかと落ち度を探してしまう心理がそこにはある。
「自分が悪いんじゃないかって思っちゃう。怖いよね、そうじゃないと頭では思ってるのに、大勢からお前がおかしいって言われ続けると、段々あたしがおかしいんじゃないかってなっちゃうんだもん」
「スカーレットさん。スカーレットさんは、逃げたとおっしゃいますが、混乱してても、ちゃんと、大切な自分を守れる適切な行動ができたんだと思います」
「……っ、うん……なんか、第三者からもそう言ってもらえると、心が軽くなるわ。ほんとありがとう」
 ダリオは「よかったです」と頷き、そのまま静かに尋ねた。
「ただ、スカーレットさん。もしかしたら、ご心配ごとがあるんですね?」
「……はは、うん……やっぱり、罪悪感がね……騒ぎ起こして、母さんを置いて来たのが……でも、怖くて、一人で行くの無理だなって」
 それは当然だろう。
「誰か他人に頼んで連れてきてもらおうかと思ったけど、母さんたぶん別の人が迎えに行ったら、頷かないと思う」
 難しいところだなとダリオは思った。
「療養はこっちでっての、無理やり説得した形でね。しぶしぶ同意されたから。だから、誰か信用できる男の人、同行頼めないかなって思ったんだけど、防犯とか警備の会社とか……いいとこ知らないかなって」
「ああ、それで、俺に顔が広いかと質問されたんですね」
「うん、そお。説明長くなっちゃった」
 彼女は追加注文した。クラブでは、バックマージンがあるため、彼女の注文により、ダリオにも給金が入って来る。
「そうですね……スカーレットさん、ちなみに、男性の同行は大丈夫なんですか?」
「うぅ……実は、大丈夫じゃない……」
「そうでしたか……」
「それで頭痛くて……クリスマス以来、男性を避けててさ……」
 致し方のない話だ。スカーレットが、特に小柄なメイドを指名していたのも、そのあたりがあるのかもしれない。
「美少年クラブに入り浸ってるのも、慣れるためっていうか。ダリオくんと話せてるの奇跡みたいなものだわ」
 最初声をかけるのをためらう様子だったのはそれが理由だったようだ。序盤のハイテンションも、焦りからなのかもしれない。段々落ち着いてきたようなので、ダリオはよかったと思った。
「あ、あのさ……」
 言いづらそうに、スカーレットが申し出る。
「断ってくれて全然かまわない、んだけど、もしよかったら、ダリオくん、給金ええと、これだけ出すから……二泊三日でついてきてくれないかな……一日雇う相場よくわかってないから、もしかしたら失礼かも。なんなら十倍でもいい……」
「あ、いや、最初の額で十分です」
「え」
「話を聞いたら、放っておけないです。アルバイト代も十分助かりますし、僕で良ければ、同行します」
 ダリオは快諾した。最初の提示額で十分おいしい。
「ただ、スカーレットさん。金銭的に問題ないのなら、もう一人警護で雇った方がいいかと思います」
 今度はダリオの方から、可能であればと提案する。
「あー、その食べている時に申し訳ないですが、お手洗いや就寝時は、四六時中警護できないと思うんで、交代要員でもう一人いた方が」
「そうよね……」
 スカーレットは眉毛を下げた。
「では僕が同行いたします」
 と、背後から、ぬ、と人影が落ちて、ダリオは固まった。
「お、お前……」
 ハイブランドスーツで身を固めた黒髪の妖艶な美青年である。見下ろす目は切れ長で、ロイヤルブルーの深い青に、わずかに宝石のシラーめいて揺らぐ紫を帯びている。漆黒の髪はなお闇に染め抜かれ、白い肌に、まるで夜のような青年だ。ただし、その美しい唇は、笑みをはくこともなく、ただ無感動な顔で覗き込んでいた。正体は、異次元から指輪を通してやってきた魔性の人外だ。人間離れした美貌に、堂々たるふるまいで、この場の誰も彼が生後一年経過してないとは思いもしないだろう。本人の申告によれば、彼らを目撃した多次元の存在たちからは、『支配者』の意で畏れられることが多いらしい。まったく穏やかではない呼称だ。ちなみに、この『支配者』にねだられてダリオは彼をテオドールと名付けた。ついでに、ダリオは不本意にも、テオドールの『花』とご指名されている。
「ダリオさんがお困りのようでしたから。お力になれますか」
 最後、夜の闇のような目で、視線をスカーレットの方に向けた。
「あ……え……はひ……」
 スカーレットが呆然と魂を飛ばし、かろうじて首肯した。
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