7 / 77
7話 仲良し
しおりを挟む
私とギル様の視線が絡まった。しかし、ギル様が何を考えているかは、その目を見ても分からない。すると、そんな私の疑問を取り払うように、ギル様は過去の出来事について話し始めた。
「昨日のように、たまに人の子が洞窟に入ってくることがあったのだ。しかし、その子らは皆、洞窟に入ってくるなりわれに気付くと、ありとあらゆる攻撃を仕掛けてきた」
「だから、あんなにも傷付いていたんですか?」
「ああ、情けないことにな。われは無駄な殺傷が嫌いだ。だから、攻撃に耐えていたのだ。……だが、こうも一方的にいきなり攻撃をされると反撃せざるを得なかった。もちろん殺してはいないぞ! それだけは信じてほしい……」
強いはずのドラゴンが、人からの攻撃で弱った理由が分からなかった。しかし、ギリギリまで攻撃に耐えていたのであれば、傷を負っていたことも納得である。
――オフィーリア様は、なんでドラゴンがいるよってちゃんと伝承してくれてなかったの……。
そんなことを思いながら、話しの続きに耳を傾けた。
「それで、攻撃されることが当たり前になり8000年の月日が経った。だから、もう攻撃してくる人の子しか来ないと思い、先制攻撃をしかけてしまった。だが、そなたは攻撃の意思がなかった……。本当に悪いことをした。改めてすまない」
――そんなことがあったのなら、いきなりの攻撃はもはや条件反射よね。
でも、何で私に攻撃の意思がないって分かったのかしら?
「お互い無事でしたし、こうしてギル様と仲良くなれました。謝罪はもういりませんよ。ですが、どうして私に攻撃の意思がないって分かったんですか?」
「わ、われが、人の子とっ、な、仲良くだと……!?」
本当に何気なく言った言葉だったが、ギル様の反応を見て失礼だったと焦りが生じる。
「お、おこがましかったですよねっ! すみませんでした。今のは忘れて――」
そう言いかけたが、ギル様は私の言葉を遮った。
「い、いや! そなたの言う通り! われとそなたは仲良しなのだ……! それと、質問の答えだが……」
ギル様はフッと笑いながら私の方へ指さした。
「それだ」
――あぁ、怒らせたかと思って本気で焦ったわっ!
あと、それってどれ……!?
思い当たるものが無く、自身の身体を見てみると手首にハンカチが結ばれていた。
――驚くことがありすぎて、手首にハンカチが結ばれているなんて気が付かなかったわ!
「まさか……これですか?」
「ああ、それだ。そなたの所有物だろう? 置き去るわけにもいかず、とりあえず手首に結んでおいたのだ。上手く結べておるだろう?」
すごいだろ、という心の声が聞こえてきそうなほど、鼻高々な様子で話すギル様が可愛らしく見え、ついクスっと笑ってしまう。
「な、何がおかしいんだ……!」
「いや! おかしくて笑ったわけでは! ただ、ギル様が可愛らしく見えてつい……」
そう言うと、ギル様の顔がカっと林檎のように赤くなった。
「わ、われが、か、可愛らしい……だと? 人の子がドラゴンに対して可愛いとは……!」
――もしかして今度こそ怒らせたちゃった……!?
ヤバいと思ったその瞬間、ギル様は言葉を続けた。
「……だが、そなたの発言であれば、許そう! われらは仲良しだからな!」
「あ、ありがとうございます!」
「われに二言はない! われは優しい高潔なるドラゴンなのだ……!」
そう言うと、腕を組みえっへんとギル様は得意げな顔をした。
――やだ!
可愛すぎるわ……!
今度こそドラゴンだけに、ある意味逆鱗に触れてしまったかと思ったが、予想外の反応についほっこりしてしまう。
そのせいで、すっかり話が横道に逸れそうになったが、強制的に話を戻した。
「ところで……何でこのハンカチを見て、攻撃の意思がないと分かったのですか……?」
すると、きょとんとした顔になったギル様は、ハハハっと笑った。
「人間は戦意が無いときには、白いハンカチを上げるのだろう? それくらいドラゴンでも知っておる! それに……」
白旗を上げたと思ったからだったのかと納得しかけたが、他にも理由があることに驚く。
――それに……何かしら?
その理由を知るべく、ギル様の言葉の続きを待った。
「それに……何だそのヘンテコな刺繍は。しかも、ハンカチのど真ん中にでかでかと……。あんな刺繡を見たら、こちらの戦意も喪失するぞ。だが、その刺繍こそが、そなたに攻撃の意思がないと判断する決め手となったのだ。8000年ぶりに、われに攻撃しない人の子が来たと分かり、嬉しくてついはしゃいでしもうた……」
後半につれ、恥ずかしそうに話すギル様は可愛いが、私はあることの方が気になった。
――刺繍?そんなのあったかしら?
普通のハンカチに見えたけれど……。
ここに来る直前に受け取ったハンカチだ。受け取りはしたが、正直時間があまり無かったため、ハンカチをちゃんと見ていなかった。
それに、ハンカチは綺麗にアイロンをかけて畳まれた状態だった。そのため、何となく汚したくなくて、その綺麗な形のままカバンにしまっていたのだ。
だからこそ、攻撃の意思を持っていないと表明するどころか、敵の戦意さえ喪失させてしまうようなような刺繍があるとは考えてもみなかった。
――一体どんな刺繍を……?
その疑問を解消すべく、私は手首に巻かれたハンカチを解き、それを広げた。
「なんなの……これ?」
すると、そこには刺繍と言えるかどうかも怪しい状態で、生き物のような何かが縫われていた。
「昨日のように、たまに人の子が洞窟に入ってくることがあったのだ。しかし、その子らは皆、洞窟に入ってくるなりわれに気付くと、ありとあらゆる攻撃を仕掛けてきた」
「だから、あんなにも傷付いていたんですか?」
「ああ、情けないことにな。われは無駄な殺傷が嫌いだ。だから、攻撃に耐えていたのだ。……だが、こうも一方的にいきなり攻撃をされると反撃せざるを得なかった。もちろん殺してはいないぞ! それだけは信じてほしい……」
強いはずのドラゴンが、人からの攻撃で弱った理由が分からなかった。しかし、ギリギリまで攻撃に耐えていたのであれば、傷を負っていたことも納得である。
――オフィーリア様は、なんでドラゴンがいるよってちゃんと伝承してくれてなかったの……。
そんなことを思いながら、話しの続きに耳を傾けた。
「それで、攻撃されることが当たり前になり8000年の月日が経った。だから、もう攻撃してくる人の子しか来ないと思い、先制攻撃をしかけてしまった。だが、そなたは攻撃の意思がなかった……。本当に悪いことをした。改めてすまない」
――そんなことがあったのなら、いきなりの攻撃はもはや条件反射よね。
でも、何で私に攻撃の意思がないって分かったのかしら?
「お互い無事でしたし、こうしてギル様と仲良くなれました。謝罪はもういりませんよ。ですが、どうして私に攻撃の意思がないって分かったんですか?」
「わ、われが、人の子とっ、な、仲良くだと……!?」
本当に何気なく言った言葉だったが、ギル様の反応を見て失礼だったと焦りが生じる。
「お、おこがましかったですよねっ! すみませんでした。今のは忘れて――」
そう言いかけたが、ギル様は私の言葉を遮った。
「い、いや! そなたの言う通り! われとそなたは仲良しなのだ……! それと、質問の答えだが……」
ギル様はフッと笑いながら私の方へ指さした。
「それだ」
――あぁ、怒らせたかと思って本気で焦ったわっ!
あと、それってどれ……!?
思い当たるものが無く、自身の身体を見てみると手首にハンカチが結ばれていた。
――驚くことがありすぎて、手首にハンカチが結ばれているなんて気が付かなかったわ!
「まさか……これですか?」
「ああ、それだ。そなたの所有物だろう? 置き去るわけにもいかず、とりあえず手首に結んでおいたのだ。上手く結べておるだろう?」
すごいだろ、という心の声が聞こえてきそうなほど、鼻高々な様子で話すギル様が可愛らしく見え、ついクスっと笑ってしまう。
「な、何がおかしいんだ……!」
「いや! おかしくて笑ったわけでは! ただ、ギル様が可愛らしく見えてつい……」
そう言うと、ギル様の顔がカっと林檎のように赤くなった。
「わ、われが、か、可愛らしい……だと? 人の子がドラゴンに対して可愛いとは……!」
――もしかして今度こそ怒らせたちゃった……!?
ヤバいと思ったその瞬間、ギル様は言葉を続けた。
「……だが、そなたの発言であれば、許そう! われらは仲良しだからな!」
「あ、ありがとうございます!」
「われに二言はない! われは優しい高潔なるドラゴンなのだ……!」
そう言うと、腕を組みえっへんとギル様は得意げな顔をした。
――やだ!
可愛すぎるわ……!
今度こそドラゴンだけに、ある意味逆鱗に触れてしまったかと思ったが、予想外の反応についほっこりしてしまう。
そのせいで、すっかり話が横道に逸れそうになったが、強制的に話を戻した。
「ところで……何でこのハンカチを見て、攻撃の意思がないと分かったのですか……?」
すると、きょとんとした顔になったギル様は、ハハハっと笑った。
「人間は戦意が無いときには、白いハンカチを上げるのだろう? それくらいドラゴンでも知っておる! それに……」
白旗を上げたと思ったからだったのかと納得しかけたが、他にも理由があることに驚く。
――それに……何かしら?
その理由を知るべく、ギル様の言葉の続きを待った。
「それに……何だそのヘンテコな刺繍は。しかも、ハンカチのど真ん中にでかでかと……。あんな刺繡を見たら、こちらの戦意も喪失するぞ。だが、その刺繍こそが、そなたに攻撃の意思がないと判断する決め手となったのだ。8000年ぶりに、われに攻撃しない人の子が来たと分かり、嬉しくてついはしゃいでしもうた……」
後半につれ、恥ずかしそうに話すギル様は可愛いが、私はあることの方が気になった。
――刺繍?そんなのあったかしら?
普通のハンカチに見えたけれど……。
ここに来る直前に受け取ったハンカチだ。受け取りはしたが、正直時間があまり無かったため、ハンカチをちゃんと見ていなかった。
それに、ハンカチは綺麗にアイロンをかけて畳まれた状態だった。そのため、何となく汚したくなくて、その綺麗な形のままカバンにしまっていたのだ。
だからこそ、攻撃の意思を持っていないと表明するどころか、敵の戦意さえ喪失させてしまうようなような刺繍があるとは考えてもみなかった。
――一体どんな刺繍を……?
その疑問を解消すべく、私は手首に巻かれたハンカチを解き、それを広げた。
「なんなの……これ?」
すると、そこには刺繍と言えるかどうかも怪しい状態で、生き物のような何かが縫われていた。
33
お気に入りに追加
1,165
あなたにおすすめの小説
「お前を愛するつもりはない」な仮面の騎士様と結婚しました~でも白い結婚のはずなのに溺愛してきます!~
卯月ミント
恋愛
「お前を愛するつもりはない」
絵を描くのが趣味の侯爵令嬢ソールーナは、仮面の英雄騎士リュクレスと結婚した。
だが初夜で「お前を愛するつもりはない」なんて言われてしまい……。
ソールーナだって好きでもないのにした結婚である。二人はお互いカタチだけの夫婦となろう、とその夜は取り決めたのだが。
なのに「キスしないと出られない部屋」に閉じ込められて!?
「目を閉じてくれるか?」「えっ?」「仮面とるから……」
書き溜めがある内は、1日1~話更新します
それ以降の更新は、ある程度書き溜めてからの投稿となります
*仮面の俺様ナルシスト騎士×絵描き熱中令嬢の溺愛ラブコメです。
*ゆるふわ異世界ファンタジー設定です。
*コメディ強めです。
*hotランキング14位行きました!お読みいただき&お気に入り登録していただきまして、本当にありがとうございます!
聖女を騙った少女は、二度目の生を自由に生きる
夕立悠理
恋愛
ある日、聖女として異世界に召喚された美香。その国は、魔物と戦っているらしく、兵士たちを励まして欲しいと頼まれた。しかし、徐々に戦況もよくなってきたところで、魔法の力をもった本物の『聖女』様が現れてしまい、美香は、聖女を騙った罪で、処刑される。
しかし、ギロチンの刃が落とされた瞬間、時間が巻き戻り、美香が召喚された時に戻り、美香は二度目の生を得る。美香は今度は魔物の元へ行き、自由に生きることにすると、かつては敵だったはずの魔王に溺愛される。
しかし、なぜか、美香を見捨てたはずの護衛も執着してきて――。
※小説家になろう様にも投稿しています
※感想をいただけると、とても嬉しいです
※著作権は放棄してません
【完結】冷酷眼鏡とウワサされる副騎士団長様が、一直線に溺愛してきますっ!
楠結衣
恋愛
触ると人の心の声が聞こえてしまう聖女リリアンは、冷酷と噂の副騎士団長のアルバート様に触ってしまう。
(リリアン嬢、かわいい……。耳も小さくて、かわいい。リリアン嬢の耳、舐めたら甘そうだな……いや寧ろ齧りたい……)
遠くで見かけるだけだったアルバート様の思わぬ声にリリアンは激しく動揺してしまう。きっと聞き間違えだったと結論付けた筈が、聖女の試験で必須な魔物についてアルバート様から勉強を教わることに──!
(かわいい、好きです、愛してます)
(誰にも見せたくない。執務室から出さなくてもいいですよね?)
二人きりの勉強会。アルバート様に触らないように気をつけているのに、リリアンのうっかりで毎回触れられてしまう。甘すぎる声にリリアンのドキドキが止まらない!
ところが、ある日、リリアンはアルバート様の声にうっかり反応してしまう。
(まさか。もしかして、心の声が聞こえている?)
リリアンの秘密を知ったアルバート様はどうなる?
二人の恋の結末はどうなっちゃうの?!
心の声が聞こえる聖女リリアンと変態あまあまな声がダダ漏れなアルバート様の、甘すぎるハッピーエンドラブストーリー。
✳︎表紙イラストは、さらさらしるな。様の作品です。
✳︎小説家になろうにも投稿しています♪
婚約破棄された検品令嬢ですが、冷酷辺境伯の子を身籠りました。 でも本当はお優しい方で毎日幸せです
青空あかな
恋愛
旧題:「荷物検査など誰でもできる」と婚約破棄された検品令嬢ですが、極悪非道な辺境伯の子を身籠りました。でも本当はお優しい方で毎日心が癒されています
チェック男爵家長女のキュリティは、貴重な闇魔法の解呪師として王宮で荷物検査の仕事をしていた。
しかし、ある日突然婚約破棄されてしまう。
婚約者である伯爵家嫡男から、キュリティの義妹が好きになったと言われたのだ。
さらには、婚約者の権力によって検査係の仕事まで義妹に奪われる。
失意の中、キュリティは辺境へ向かうと、極悪非道と噂される辺境伯が魔法実験を行っていた。
目立たず通り過ぎようとしたが、魔法事故が起きて辺境伯の子を身ごもってしまう。
二人は形式上の夫婦となるが、辺境伯は存外優しい人でキュリティは温かい日々に心を癒されていく。
一方、義妹は仕事でミスばかり。
闇魔法を解呪することはおろか見破ることさえできない。
挙句の果てには、闇魔法に呪われた荷物を王宮内に入れてしまう――。
※おかげさまでHOTランキング1位になりました! ありがとうございます!
※ノベマ!様で短編版を掲載中でございます。
悪役令嬢の妹君。〜冤罪で追放された落ちこぼれ令嬢はワケあり少年伯に溺愛される〜
見丘ユタ
恋愛
意地悪な双子の姉に聖女迫害の罪をなすりつけられた伯爵令嬢リーゼロッテは、罰として追放同然の扱いを受け、偏屈な辺境伯ユリウスの家事使用人として過ごすことになる。
ユリウスに仕えた使用人は、十日もたずに次々と辞めさせられるという噂に、家族や婚約者に捨てられ他に行き場のない彼女は戦々恐々とするが……彼女を出迎えたのは自称当主の少年だった。
想像とは全く違う毎日にリーゼロッテは戸惑う。「なんだか大切にされていませんか……?」と。
教会を追放された元聖女の私、果実飴を作っていたのに、なぜかイケメン騎士様が溺愛してきます!
海空里和
恋愛
王都にある果実店の果実飴は、連日行列の人気店。
そこで働く孤児院出身のエレノアは、聖女として教会からやりがい搾取されたあげく、あっさり捨てられた。大切な人を失い、働くことへの意義を失ったエレノア。しかし、果実飴の成功により、働き方改革に成功して、穏やかな日常を取り戻していた。
そこにやって来たのは、場違いなイケメン騎士。
「エレノア殿、迎えに来ました」
「はあ?」
それから毎日果実飴を買いにやって来る騎士。
果実飴が気に入ったのかと思ったその騎士、イザークは、実はエレノアとの結婚が目的で?!
これは、エレノアにだけ距離感がおかしいイザークと、失意にいながらも大切な物を取り返していくエレノアが、次第に心を通わせていくラブストーリー。
悪役令嬢? いえ私は、騎士になります。
桜咲 京華
恋愛
剣道の全国大会優勝者だった私の転生先は悪役令嬢クロウツィア。
生前に持っていた剣ダコも筋肉も無くなってしまったけど、もう一度強さを取り戻したい。子供の頃夢に見たようなヒーローになりたい。さっそく騎士団に乗り込んでやる!
婚約者であるウィンスター王子のことも私が守ってあげる。だから婚約破棄しても仲良くしてね。
脳筋系女子の騎士物語。
小説家になろうでも同時連載中。
【完結】中継ぎ聖女だとぞんざいに扱われているのですが、守護騎士様の呪いを解いたら聖女ですらなくなりました。
氷雨そら
恋愛
聖女召喚されたのに、100年後まで魔人襲来はないらしい。
聖女として異世界に召喚された私は、中継ぎ聖女としてぞんざいに扱われていた。そんな私をいつも守ってくれる、守護騎士様。
でも、なぜか予言が大幅にずれて、私たちの目の前に、魔人が現れる。私を庇った守護騎士様が、魔神から受けた呪いを解いたら、私は聖女ですらなくなってしまって……。
「婚約してほしい」
「いえ、責任を取らせるわけには」
守護騎士様の誘いを断り、誰にも迷惑をかけないよう、王都から逃げ出した私は、辺境に引きこもる。けれど、私を探し当てた、聖女様と呼んで、私と一定の距離を置いていたはずの守護騎士様の様子は、どこか以前と違っているのだった。
元守護騎士と元聖女の溺愛のち少しヤンデレ物語。
小説家になろう様にも、投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる