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第3章 Iランク冒険者
3-42 怒り
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餓狼拳・振通衝(しんつうしょう)が、どんな技かと言うと基本的には振溜衝と動きがほとんど同じ、魔纏撃と脱力を利用した一撃だ。
ただし、技の考え方は真逆の構成で考えていた。振溜衝は、拳の一撃が体内に浸透して痛みが溜まる鎧通しで、振通衝は、拳の一撃が体外へ貫通する鎧通しと言うだけだ。
本来であれば土魔力、或いは水魔力を拳に纏わせて、相手の正中線上にある急所へ目掛けて放つ技だ。仮に、脱力が満足に出来ていなくても、命中すれば格上の実力を持つ敵でも屠る事が出来る一撃だ。
しかし、相手は純粋な身体能力で、俺に圧倒的に負ける格下の実力者だ。本気で放てば、悶絶どころの話では無いない。まず間違い無く、絶命するだろう。故に、俺は魔力を纏わず、威力を制限して技を鳩尾目掛けて放った。
拳が当たった瞬間、俺は思わず"会心の一撃だ"と思った。やはりと言うべきか、幾ら魔物相手に想定して作った武術だとしても、本来武術は対人に向いている。その為、魔物相手よりも人相手の方が技が掛けやすかった。
俺の右拳が、グラウスの腹部に突き刺さる。脱力で踏み込んだ足の力と腰の捻り、肩や腕の引き伸ばした力を全て、拳に集約させた一撃だ。
グラウスは、ガラ空きの腹に突き刺さる鈍く強烈な痛みに、まるで時間が止まった様な感覚を覚えた。そして、足が地面から離れて、浮き上がりそのまま、後ろへ吹き飛ばされるまでの間、視覚以外の五感が無くなった様に感じられなかった。
「ぐぎぎぎっ……!? ゴホッ、ゴホッ!!」
背中から地面へ着地しても、止まる事なく転がり続けるグラウスは、そこで全ての五感が戻ったように感じる。しかし、それは不幸の始まりだ。何故なら、腹部に突き刺さる痛みは、これまで味わった事が無い激しい痛みだった。
本来なら、今日は迷宮に来て運搬人を馬鹿にして、戦利品を手に入れた後、気分良く娼婦を抱いて、酒を飲む予定だった。それでも、念の為、武器や防具を装備していたのは冒険者の誇りか、はたまた運搬人へ見せびらかす為か。
それでも、鎧を着込んでなおこの威力。腹部を抑えている時に鎧の上から殴られた部分が、砕けているのを気が付く。流石に、相手が自身よりも上だと自覚した。つまり、喧嘩を売る相手を間違えたとここに来て悟った。
「グラウスっ!?」
「アンタらも、俺達と殺(や)る?」
「(こうなると、魔物も人も大差ねぇな……ま、どうでも良いや……。友達を侮辱して、辱めようとした。ま、俺は許すって言ったが、他はどうだったか分かんねぇがな……。こうなれば、俺も許す気なんかねぇし)」
「ヒッ!?」
「チクショーッ!! こうなればヤケだ!」
「ビビることはねぇ! やっちまえーー!!」
グラウスの取り巻きの女は、俺の視線に恐怖に怯えへたり込む。そして、残りの3人は、それぞれの武器を抜き放ち、仲間達へ襲い掛かる。
「望む所にゃ……!!」
「返り討ちしにしてやんぞ……!!」
「みんな、手加減するんだよ~」
「武器を使っちゃったら、手加減なんて出来ないにゃ。仕方ないから、拳で相手するにゃ」
待っていましたと言わんばかりの表情で、仲間達は相手を返り討ちをする。額から血管が浮き出るくらい、憤怒するラートとシルル。終始、冷たい笑み浮かべるナートとメルル。その2組は、異様な空気を纏いながらもとても対照的だった。
「ぐうっ!? なんだよ、一体、お前等は何なんだよ!?」
「そうよ! 私達が一体、何をしたっているのよ!?」
「謝ったでしょ!? それで許してくれないなんて、ふざけないでよ!?」
歳の近い若い冒険者達は、怒りと恐怖が入り混じった表情で必死に武器を振るう。しかし、攻撃が大雑把で遅く、行動の1つ1つに洗練さがまるで足りない。
「ふざけるなにゃよ……! お前が、お前等が馬鹿にしたのは、オイラの友達で、大切な仲間にゃ……!! お前等みたいなのが、馬鹿にして良い奴じゃ無いにゃ!!」
「何なんだぁ……だと……!? アタイはお前等が、馬鹿にして辱めようとした女の子の姉で、家族だけど……言っている事が理解出来ないのか……?
つまり、お前等は、アタイの超えちゃいけない一線を超えたんだよ! ふざけんじゃねぇぞ! このクソ野郎どもが!!」
「あ~あ、シルル姉を怒らせちゃった~。アタイ、し~らない! ま、アタシも流石に頭来たから、何発か鬱憤晴らさせてもらうよ~」
「謝ったら、全て許されるとでも思ったかにゃ? それは、子供でも度が過ぎれば、許され無い事にゃ。何で逆にお前等は、許されると思ったにゃ?
その頭には、綿でも詰まっているのかにゃ? ちょっとは、無い頭で考えてから、物事を発言すると良いにゃ」
そんな、力を持った子供が振るう攻撃は、仲間達に一切当たることはなかった。何度も、何度も、彼等の攻撃を紙一重で避ける。そして、無言で侮蔑の視線を向けて心を折る。
「ぐっ!? がっ!」
「ぎうっ!!」
「ゲホッ! ゴホッ!」
「おら! 追加だ!」
「ぶぎぶえぇ~~っ?!」
「全ての女の怒りだ! お前は、一生不能でいやがれ!!」
「(あわわわっ!? こ、怖え……!! 冗談でも、シルルちゃんは、怒らせちゃいけない類の人だ……!? 冗談や揶揄いはほどほどにしよう……。
実体験を元に、この事実を教えてくれたこの男には、ある意味で感謝しよう……そして、ドンマイ!)」
更に追加で、2度とこんな真似が出来ない様に、手加減された拳が男女問わずに突き刺さる。苦悶の表情、うめき声すら上げられない痛みに、膝から崩れ落ちる若い冒険者達。
そして、オマケと言わんばかりに、メルルへ"全裸になれ"と命令した男は、背後からシルルの金的蹴りによって顎が上がる。そのまま、背骨が折れてしまうのでは無いかと思う程に海老反りをした後、泡を吹いて気絶する。
恐らくは、今後男として子孫を残すのは、不可能だろうと言う一撃。俺や仲間を含めた周囲の男性は、思わず股間を押さえて、同情と共に、サッと血の気が引いた。
ただし、金的蹴りをして、唾を吐き捨てたシルルは、周囲の女性達から拍手喝采、称賛の嵐を受けた。
「どうしたっ!? 一体、何があったんだ!?」
「あ、騎士様、こんにちは」
「お、おう……こんにちは……。じゃなくて! 一体、何があったんだ!?」
10数人の部下を引き連れた騎士は、この状況を飲み込めず、部下と共にただひたすらに困惑していた。
返り血で、血まみれなのにとても冷静な俺達。その周りには武器が転がり、股間を抑えて泡を吹いた男や悶絶している青年達。その周りでは、異様に盛り上がっている運搬人達がいるからだ。
「えぇ、今から事情を細かく説明するので、お時間よろしいですか?」
「あ、ああ……分かったが、2度手前になるとアレだから、騎士団取調室(こっち)で、話を聞こう」
「あ、その前に、そこの悶絶している人とボコボコになっているお兄さん達を、詳しく調べた方が良いよ」
「それは……一体どう言う事だ?」
「後で経緯を言うけど……どうもそこの人達って、他の人痛めつけたり、性暴力をしたり、装備を奪ったりしたそうだよ? 自分で大声で言ってたから、他の人達も聞いているし。
ねえっ!? アンタらもそう聞いたよね!?」
グラウス達に、運搬人と馬鹿にされていた人達へ向けて、大声で聞いた。
迷宮探索をする前に受けた視線や表情、グラウス達の態度や言動から、どう考えても彼等は被害者の筈だ。今までは、グラウス達からの報復を恐れて居たが、当の本人達はまるで死屍累々だ。
だからこそ、騎士の事情聴取中に声をかければ、証言してくれると思い声をかけた。
「そ、そうだー!! ソイツらは、俺達の装備を奪いやがったんだ!」
「そ、そうよ!! 無理矢理、身体を弄られた事もあったわ! 気持ち悪いったらありゃしないよ!」
「その人達は悪くない!! 1番悪いのは、そいつらだー! 騎士さん!!」
「……分かった。それも含めて、取り調べを行おう。オイッ! そこの怪我人を運んでくれ!」
「了解です! 小隊長殿!」
「そう言うわけだから、君達も来てくれ。なーに、さっきのが本当なら手荒な真似はしないさ」
「分かりました。一緒に行きましょう」
その後、俺達は騎士団取調室で事情を説明した。その際には、貴族街へ行き来する時に使われた[真実の水晶]と言う魔道具を使用した。これによって、俺達の証言に嘘が無い事が証明された。
また、相手の右拳粉砕や暴行による過剰防衛も、相手から仕掛けた事と武器を使って俺達を殺そうとした事で、正当防衛だと証明された。ただし、小隊長からは、"出来るだけ反撃せず、次からは騎士に助けを求める様にしなさい"と注意を受けた。
俺達が解放された際には、グラウス含む4名の余罪がかなりあったと報告を受けた。そして、ギルドカードと報告書を渡された冒険者ギルドは、その4名の永久追放を行った。
また、グラウス達は、犯罪奴隷と言う身分に落とされて、刑期を解消する為に、過酷な労働を強いられる事になった。
ただし、技の考え方は真逆の構成で考えていた。振溜衝は、拳の一撃が体内に浸透して痛みが溜まる鎧通しで、振通衝は、拳の一撃が体外へ貫通する鎧通しと言うだけだ。
本来であれば土魔力、或いは水魔力を拳に纏わせて、相手の正中線上にある急所へ目掛けて放つ技だ。仮に、脱力が満足に出来ていなくても、命中すれば格上の実力を持つ敵でも屠る事が出来る一撃だ。
しかし、相手は純粋な身体能力で、俺に圧倒的に負ける格下の実力者だ。本気で放てば、悶絶どころの話では無いない。まず間違い無く、絶命するだろう。故に、俺は魔力を纏わず、威力を制限して技を鳩尾目掛けて放った。
拳が当たった瞬間、俺は思わず"会心の一撃だ"と思った。やはりと言うべきか、幾ら魔物相手に想定して作った武術だとしても、本来武術は対人に向いている。その為、魔物相手よりも人相手の方が技が掛けやすかった。
俺の右拳が、グラウスの腹部に突き刺さる。脱力で踏み込んだ足の力と腰の捻り、肩や腕の引き伸ばした力を全て、拳に集約させた一撃だ。
グラウスは、ガラ空きの腹に突き刺さる鈍く強烈な痛みに、まるで時間が止まった様な感覚を覚えた。そして、足が地面から離れて、浮き上がりそのまま、後ろへ吹き飛ばされるまでの間、視覚以外の五感が無くなった様に感じられなかった。
「ぐぎぎぎっ……!? ゴホッ、ゴホッ!!」
背中から地面へ着地しても、止まる事なく転がり続けるグラウスは、そこで全ての五感が戻ったように感じる。しかし、それは不幸の始まりだ。何故なら、腹部に突き刺さる痛みは、これまで味わった事が無い激しい痛みだった。
本来なら、今日は迷宮に来て運搬人を馬鹿にして、戦利品を手に入れた後、気分良く娼婦を抱いて、酒を飲む予定だった。それでも、念の為、武器や防具を装備していたのは冒険者の誇りか、はたまた運搬人へ見せびらかす為か。
それでも、鎧を着込んでなおこの威力。腹部を抑えている時に鎧の上から殴られた部分が、砕けているのを気が付く。流石に、相手が自身よりも上だと自覚した。つまり、喧嘩を売る相手を間違えたとここに来て悟った。
「グラウスっ!?」
「アンタらも、俺達と殺(や)る?」
「(こうなると、魔物も人も大差ねぇな……ま、どうでも良いや……。友達を侮辱して、辱めようとした。ま、俺は許すって言ったが、他はどうだったか分かんねぇがな……。こうなれば、俺も許す気なんかねぇし)」
「ヒッ!?」
「チクショーッ!! こうなればヤケだ!」
「ビビることはねぇ! やっちまえーー!!」
グラウスの取り巻きの女は、俺の視線に恐怖に怯えへたり込む。そして、残りの3人は、それぞれの武器を抜き放ち、仲間達へ襲い掛かる。
「望む所にゃ……!!」
「返り討ちしにしてやんぞ……!!」
「みんな、手加減するんだよ~」
「武器を使っちゃったら、手加減なんて出来ないにゃ。仕方ないから、拳で相手するにゃ」
待っていましたと言わんばかりの表情で、仲間達は相手を返り討ちをする。額から血管が浮き出るくらい、憤怒するラートとシルル。終始、冷たい笑み浮かべるナートとメルル。その2組は、異様な空気を纏いながらもとても対照的だった。
「ぐうっ!? なんだよ、一体、お前等は何なんだよ!?」
「そうよ! 私達が一体、何をしたっているのよ!?」
「謝ったでしょ!? それで許してくれないなんて、ふざけないでよ!?」
歳の近い若い冒険者達は、怒りと恐怖が入り混じった表情で必死に武器を振るう。しかし、攻撃が大雑把で遅く、行動の1つ1つに洗練さがまるで足りない。
「ふざけるなにゃよ……! お前が、お前等が馬鹿にしたのは、オイラの友達で、大切な仲間にゃ……!! お前等みたいなのが、馬鹿にして良い奴じゃ無いにゃ!!」
「何なんだぁ……だと……!? アタイはお前等が、馬鹿にして辱めようとした女の子の姉で、家族だけど……言っている事が理解出来ないのか……?
つまり、お前等は、アタイの超えちゃいけない一線を超えたんだよ! ふざけんじゃねぇぞ! このクソ野郎どもが!!」
「あ~あ、シルル姉を怒らせちゃった~。アタイ、し~らない! ま、アタシも流石に頭来たから、何発か鬱憤晴らさせてもらうよ~」
「謝ったら、全て許されるとでも思ったかにゃ? それは、子供でも度が過ぎれば、許され無い事にゃ。何で逆にお前等は、許されると思ったにゃ?
その頭には、綿でも詰まっているのかにゃ? ちょっとは、無い頭で考えてから、物事を発言すると良いにゃ」
そんな、力を持った子供が振るう攻撃は、仲間達に一切当たることはなかった。何度も、何度も、彼等の攻撃を紙一重で避ける。そして、無言で侮蔑の視線を向けて心を折る。
「ぐっ!? がっ!」
「ぎうっ!!」
「ゲホッ! ゴホッ!」
「おら! 追加だ!」
「ぶぎぶえぇ~~っ?!」
「全ての女の怒りだ! お前は、一生不能でいやがれ!!」
「(あわわわっ!? こ、怖え……!! 冗談でも、シルルちゃんは、怒らせちゃいけない類の人だ……!? 冗談や揶揄いはほどほどにしよう……。
実体験を元に、この事実を教えてくれたこの男には、ある意味で感謝しよう……そして、ドンマイ!)」
更に追加で、2度とこんな真似が出来ない様に、手加減された拳が男女問わずに突き刺さる。苦悶の表情、うめき声すら上げられない痛みに、膝から崩れ落ちる若い冒険者達。
そして、オマケと言わんばかりに、メルルへ"全裸になれ"と命令した男は、背後からシルルの金的蹴りによって顎が上がる。そのまま、背骨が折れてしまうのでは無いかと思う程に海老反りをした後、泡を吹いて気絶する。
恐らくは、今後男として子孫を残すのは、不可能だろうと言う一撃。俺や仲間を含めた周囲の男性は、思わず股間を押さえて、同情と共に、サッと血の気が引いた。
ただし、金的蹴りをして、唾を吐き捨てたシルルは、周囲の女性達から拍手喝采、称賛の嵐を受けた。
「どうしたっ!? 一体、何があったんだ!?」
「あ、騎士様、こんにちは」
「お、おう……こんにちは……。じゃなくて! 一体、何があったんだ!?」
10数人の部下を引き連れた騎士は、この状況を飲み込めず、部下と共にただひたすらに困惑していた。
返り血で、血まみれなのにとても冷静な俺達。その周りには武器が転がり、股間を抑えて泡を吹いた男や悶絶している青年達。その周りでは、異様に盛り上がっている運搬人達がいるからだ。
「えぇ、今から事情を細かく説明するので、お時間よろしいですか?」
「あ、ああ……分かったが、2度手前になるとアレだから、騎士団取調室(こっち)で、話を聞こう」
「あ、その前に、そこの悶絶している人とボコボコになっているお兄さん達を、詳しく調べた方が良いよ」
「それは……一体どう言う事だ?」
「後で経緯を言うけど……どうもそこの人達って、他の人痛めつけたり、性暴力をしたり、装備を奪ったりしたそうだよ? 自分で大声で言ってたから、他の人達も聞いているし。
ねえっ!? アンタらもそう聞いたよね!?」
グラウス達に、運搬人と馬鹿にされていた人達へ向けて、大声で聞いた。
迷宮探索をする前に受けた視線や表情、グラウス達の態度や言動から、どう考えても彼等は被害者の筈だ。今までは、グラウス達からの報復を恐れて居たが、当の本人達はまるで死屍累々だ。
だからこそ、騎士の事情聴取中に声をかければ、証言してくれると思い声をかけた。
「そ、そうだー!! ソイツらは、俺達の装備を奪いやがったんだ!」
「そ、そうよ!! 無理矢理、身体を弄られた事もあったわ! 気持ち悪いったらありゃしないよ!」
「その人達は悪くない!! 1番悪いのは、そいつらだー! 騎士さん!!」
「……分かった。それも含めて、取り調べを行おう。オイッ! そこの怪我人を運んでくれ!」
「了解です! 小隊長殿!」
「そう言うわけだから、君達も来てくれ。なーに、さっきのが本当なら手荒な真似はしないさ」
「分かりました。一緒に行きましょう」
その後、俺達は騎士団取調室で事情を説明した。その際には、貴族街へ行き来する時に使われた[真実の水晶]と言う魔道具を使用した。これによって、俺達の証言に嘘が無い事が証明された。
また、相手の右拳粉砕や暴行による過剰防衛も、相手から仕掛けた事と武器を使って俺達を殺そうとした事で、正当防衛だと証明された。ただし、小隊長からは、"出来るだけ反撃せず、次からは騎士に助けを求める様にしなさい"と注意を受けた。
俺達が解放された際には、グラウス含む4名の余罪がかなりあったと報告を受けた。そして、ギルドカードと報告書を渡された冒険者ギルドは、その4名の永久追放を行った。
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