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第3章 Iランク冒険者
3-17 無知という罪
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「アンタ、さっきから何なのよ! それが、今回の一件と何が関係しているって言うのよ!」
"ドンッ!!"
勝気な娘ナズールは、受付窓口の台を思いっきり叩き、怒りをより高めた。
「ええ、関係大ありでございます。あなた方は、薬師ギルドが定めた、『自生した薬草類及び毒草類の採取規則』はご存知ですか?」
強い音が鳴った瞬間、サディは体をビクッとさせるが、ポールは眉を一つも動かさず淡々と説明をする。
「はえっ?」
自分が知らない言葉の羅列に怒りが冷めて、ナズールはポカンと間抜け面を晒した。
「やはり、知らない様ですね……」
「ッ!? それがなんだよ! 俺達は冒険者なんだ! 薬師ギルドの決まりなんて、関係無いだろ!!」
ポールの呆れた表情に、馬鹿にされていると思ったペリオンは虚勢を張り言い返す。
「いいえ、先程も言いましたが、密接に関係しています。まず、薬師ギルドでは、薬草採取の時に根っこを抜いてはいけないと定めています。
そして、仮に抜いた場合は、その規則に則った罰則が発生するとも記述されています」
「で、でも! 私達は冒険者だよ! 薬師の事情なんて知った事では無いよ!」
知らなかった事実に3人は、目を丸くして驚きを隠せなかった。そして、内心で焦ったヒューリアは、言い表せない不安をかき消す様に、自分達には関係ないと言う姿勢を貫いた。
「知らない様なので、お伝えしますが……この規則は、各国の重要植物保全目的の為に、薬師ギルドへ全権委託されて作られています。
その為、この規則は、そのまま国の法律と言って過言ではありません」
「な、なん、だと……!? だ、だけど、俺達は知らなかったんだ……知らない法律の事なんて、分かるわけねえよ!」
知らなかったとは言え、国の法律に等しい規則を破っていた事にナズールとヒューリアは、手を口に当てて絶句する。
そんな2人に対してペリオンは、情報過多で頭の中の情報処理が追い付いていない様子。前傾姿勢気味になっていた身体は、一歩、二歩と後退りして、現実を認められずにいた。
「ええ、普通はそうですね。しかし、それを含めた基礎知識や技術を取得できる場所が、冒険者ギルドの有料講習会です。
私達冒険者ギルドは、今回の様な問題が起きない為に常に講習会を行っています。また、講習会を受けるかどうかの選択は、冒険者達の意思決定に委ねられています。
そして、あなた方は今回、案内を拒否して依頼を行いました。つまり、ギルドとしては、あなた方が"基礎知識を有しているから案内を断り、依頼を受理しました"と認識しています。
最早、知らなかったでは済む話ではございません」
「くっ!?」
此処でようやく、ポールの質問の意味と頭に血が上っていた自分達の失言を理解する。
「癒し草の罰則は、罰金刑となります。癒し草1枚毎に1,000ロブとなり、あなた方はそれを10枚分支払って貰います」
「っ!? ふざけないで頂戴! 根っこから抜いた癒し草は7枚よ! いい加減な事を言わないで!」
「確かに、根っこから抜いた物は7枚です。しかし、残り3枚は、魔瘤より下から千切れています。これも規則違反の物です」
「で、でも! それなら報酬を減額する理由にはならないでしょ!? それは、一体どう言う事なの!?」
「それは最初に言いましたが、これらの状態が非常に悪いからです。
お聞きしたいのですが、これは採取して、どのくらいの時間が経過したのですか? また、ギルドへ持ってくるまで、どの様に保存していたのですか?」
ややこしい話だが、薬草納品依頼の報酬減額と違法採取方法による罰金刑は、別の問題である。その辺りをごっちゃに考えている3人は、自身の正当性を主張した。
ポールによって取り出された癒し草は、所々の葉身が欠けており、破れ、深緑色の色が黄ばみ掛けている。
そして何よりも、普通の癒し草からはしない臭い匂いを放っていた。
「採取は昨日よ! それに、癒し草はそんなに早く傷ま無いって聞いた事があるわ!」
「昨日ですか? おかしいですね……では、採取した後、納品するまでどの様に保存していましたか? 水気のある場所の近くには、置いていませんでしたか?」
「そんなのあるわけっ!? あっ」
「そ、そう言えば、昨日、薬草が入った鞄にお酒を溢しちゃった……」
心当たりがあるナズールとヒューリアは、ペリオンを見て言葉を溢す。
2人に見られたペリオンは、氷漬けにされた様にカチコチに固まり、頭から冷や汗を垂れ流した。
「その後は、しっかりと水気を拭き取り、布で覆うなどして保護しましたか?」
「……していません。そのまま入れっぱでした……」
「そうですよね。それに、葉身部分にも所々欠損があります。これらの要因から冒険者ギルドとしては、報酬の減額と判断しました。何かご不明な点はございますか?」
繰り返すが、薬草納品依頼の報酬減額と違法採取方法による罰金は別の問題である。ペリオン達『炎の天馬』は、違法採取方法と状態が悪い納品物とは言え、依頼の規定個数の納品している。
依頼に必要な納品物を冒険者ギルドに提出されている以上、ギルドはそれを査定しなければならない。その中で、1つでも使えない物があれば問答無用で依頼失敗に出来るが、今回は質が悪いだけで済んでいる。
その為に、今回の問題は、依頼失敗と扱えない非常に微妙で面倒な状況と言える。
「……」
完全に頭が冷えたのか、3人は俯き、沈黙する。
「無いようですね。それでは」
「……だけど、お前らは特定の冒険者を依怙贔屓(えこひいき)しているじゃ無いか!!」
「は? 依怙贔屓……ですか? それは何の話で」
「ええ、そうよ! 貴方は、自分のお気に入りであるこの子達に高い報酬だけでは無く、薬師ギルドへ仲介するなんて、ズルいわ!」
「そうだー! 特別待遇なんて依怙贔屓だ!」
3人は自分たちの話を誤魔化す様に、俺達へ向けて指差しながら話をすり替えた。
突然、話が飛び火した俺達はギョッとし、言葉を失う。
「それに、こんなガキが、癒し草で40,000ロブなんてズル以外に考えられねえよ! おい! ガキども! お前ら一体、どんな不正を使いやがったんだ!?
お前らみたいなガキどもが出来て、俺達に出来ないなんてあり得ねえんだよ! ぶん殴られたくなかったら早く言いやがれ!」
胸ぐらを掴みそうな勢いで、俺たちの前に出るペリオン達は、右腕を振りかざして怒鳴り出す。
その様子は、自身の失敗と他者の成功を認められず、癇癪を起こす子供そのものだった。
「はぁ……僕へ言う分には別に良い。だけど、無関係な彼等への言い掛かりはやめて頂きたい」
「だけど、そいつらは、不正を働いたんでしょ!」
「それは違います。彼等とあなた方とでは、経験もギルドからの信頼も違い過ぎます。彼等は、冒険者見習い制度を使って、既に2年前から活動をしています。
その中で、多くの依頼を行い、特別報酬を何度も受けています」
「な、なな……!?」
「それに彼等が採取した癒し草は、初心者の森の物とは異なり、Iランク迷宮に自生している物です。その時点で取引価格が違い過ぎる上に、彼等の仕事はとても丁寧な物でした。
そして、今まで積み重ねてきた経験と実績、ギルドからの信頼、採取に対する姿勢を加味して、薬師ギルドへ紹介する事は、果たしてズルと呼べるのでしょうか?」
「「「……」」」
ペリオン達は、ポールと俺達を交互に見て、まるで信じられないものを見た時の様子だった。
「少なくとも僕は、ズルではなく、当然だと考えています。そうだからこそ、高い換金額とあなた方がズルだと言う優遇措置なのです。
それ故に、彼等への根拠の無い誹謗中傷を今すぐ、撤回して下さい」
「くっ……」
「チッ……」
「……だけど、やっぱり」
「いい加減にしろ! ペリオン、ナズール、ヒューリア」
視線を逸らし、それでも信じられない3人に向かって、ギルド入り口から男性の怒鳴り声が響き渡った。
"ドンッ!!"
勝気な娘ナズールは、受付窓口の台を思いっきり叩き、怒りをより高めた。
「ええ、関係大ありでございます。あなた方は、薬師ギルドが定めた、『自生した薬草類及び毒草類の採取規則』はご存知ですか?」
強い音が鳴った瞬間、サディは体をビクッとさせるが、ポールは眉を一つも動かさず淡々と説明をする。
「はえっ?」
自分が知らない言葉の羅列に怒りが冷めて、ナズールはポカンと間抜け面を晒した。
「やはり、知らない様ですね……」
「ッ!? それがなんだよ! 俺達は冒険者なんだ! 薬師ギルドの決まりなんて、関係無いだろ!!」
ポールの呆れた表情に、馬鹿にされていると思ったペリオンは虚勢を張り言い返す。
「いいえ、先程も言いましたが、密接に関係しています。まず、薬師ギルドでは、薬草採取の時に根っこを抜いてはいけないと定めています。
そして、仮に抜いた場合は、その規則に則った罰則が発生するとも記述されています」
「で、でも! 私達は冒険者だよ! 薬師の事情なんて知った事では無いよ!」
知らなかった事実に3人は、目を丸くして驚きを隠せなかった。そして、内心で焦ったヒューリアは、言い表せない不安をかき消す様に、自分達には関係ないと言う姿勢を貫いた。
「知らない様なので、お伝えしますが……この規則は、各国の重要植物保全目的の為に、薬師ギルドへ全権委託されて作られています。
その為、この規則は、そのまま国の法律と言って過言ではありません」
「な、なん、だと……!? だ、だけど、俺達は知らなかったんだ……知らない法律の事なんて、分かるわけねえよ!」
知らなかったとは言え、国の法律に等しい規則を破っていた事にナズールとヒューリアは、手を口に当てて絶句する。
そんな2人に対してペリオンは、情報過多で頭の中の情報処理が追い付いていない様子。前傾姿勢気味になっていた身体は、一歩、二歩と後退りして、現実を認められずにいた。
「ええ、普通はそうですね。しかし、それを含めた基礎知識や技術を取得できる場所が、冒険者ギルドの有料講習会です。
私達冒険者ギルドは、今回の様な問題が起きない為に常に講習会を行っています。また、講習会を受けるかどうかの選択は、冒険者達の意思決定に委ねられています。
そして、あなた方は今回、案内を拒否して依頼を行いました。つまり、ギルドとしては、あなた方が"基礎知識を有しているから案内を断り、依頼を受理しました"と認識しています。
最早、知らなかったでは済む話ではございません」
「くっ!?」
此処でようやく、ポールの質問の意味と頭に血が上っていた自分達の失言を理解する。
「癒し草の罰則は、罰金刑となります。癒し草1枚毎に1,000ロブとなり、あなた方はそれを10枚分支払って貰います」
「っ!? ふざけないで頂戴! 根っこから抜いた癒し草は7枚よ! いい加減な事を言わないで!」
「確かに、根っこから抜いた物は7枚です。しかし、残り3枚は、魔瘤より下から千切れています。これも規則違反の物です」
「で、でも! それなら報酬を減額する理由にはならないでしょ!? それは、一体どう言う事なの!?」
「それは最初に言いましたが、これらの状態が非常に悪いからです。
お聞きしたいのですが、これは採取して、どのくらいの時間が経過したのですか? また、ギルドへ持ってくるまで、どの様に保存していたのですか?」
ややこしい話だが、薬草納品依頼の報酬減額と違法採取方法による罰金刑は、別の問題である。その辺りをごっちゃに考えている3人は、自身の正当性を主張した。
ポールによって取り出された癒し草は、所々の葉身が欠けており、破れ、深緑色の色が黄ばみ掛けている。
そして何よりも、普通の癒し草からはしない臭い匂いを放っていた。
「採取は昨日よ! それに、癒し草はそんなに早く傷ま無いって聞いた事があるわ!」
「昨日ですか? おかしいですね……では、採取した後、納品するまでどの様に保存していましたか? 水気のある場所の近くには、置いていませんでしたか?」
「そんなのあるわけっ!? あっ」
「そ、そう言えば、昨日、薬草が入った鞄にお酒を溢しちゃった……」
心当たりがあるナズールとヒューリアは、ペリオンを見て言葉を溢す。
2人に見られたペリオンは、氷漬けにされた様にカチコチに固まり、頭から冷や汗を垂れ流した。
「その後は、しっかりと水気を拭き取り、布で覆うなどして保護しましたか?」
「……していません。そのまま入れっぱでした……」
「そうですよね。それに、葉身部分にも所々欠損があります。これらの要因から冒険者ギルドとしては、報酬の減額と判断しました。何かご不明な点はございますか?」
繰り返すが、薬草納品依頼の報酬減額と違法採取方法による罰金は別の問題である。ペリオン達『炎の天馬』は、違法採取方法と状態が悪い納品物とは言え、依頼の規定個数の納品している。
依頼に必要な納品物を冒険者ギルドに提出されている以上、ギルドはそれを査定しなければならない。その中で、1つでも使えない物があれば問答無用で依頼失敗に出来るが、今回は質が悪いだけで済んでいる。
その為に、今回の問題は、依頼失敗と扱えない非常に微妙で面倒な状況と言える。
「……」
完全に頭が冷えたのか、3人は俯き、沈黙する。
「無いようですね。それでは」
「……だけど、お前らは特定の冒険者を依怙贔屓(えこひいき)しているじゃ無いか!!」
「は? 依怙贔屓……ですか? それは何の話で」
「ええ、そうよ! 貴方は、自分のお気に入りであるこの子達に高い報酬だけでは無く、薬師ギルドへ仲介するなんて、ズルいわ!」
「そうだー! 特別待遇なんて依怙贔屓だ!」
3人は自分たちの話を誤魔化す様に、俺達へ向けて指差しながら話をすり替えた。
突然、話が飛び火した俺達はギョッとし、言葉を失う。
「それに、こんなガキが、癒し草で40,000ロブなんてズル以外に考えられねえよ! おい! ガキども! お前ら一体、どんな不正を使いやがったんだ!?
お前らみたいなガキどもが出来て、俺達に出来ないなんてあり得ねえんだよ! ぶん殴られたくなかったら早く言いやがれ!」
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「それは違います。彼等とあなた方とでは、経験もギルドからの信頼も違い過ぎます。彼等は、冒険者見習い制度を使って、既に2年前から活動をしています。
その中で、多くの依頼を行い、特別報酬を何度も受けています」
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そして、今まで積み重ねてきた経験と実績、ギルドからの信頼、採取に対する姿勢を加味して、薬師ギルドへ紹介する事は、果たしてズルと呼べるのでしょうか?」
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それ故に、彼等への根拠の無い誹謗中傷を今すぐ、撤回して下さい」
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