64 / 138
第2章 見習い冒険者
2-13 ギルドカード
しおりを挟む
俺が言葉遣いと態度が異様に悪い赤髪の門番に検査されておよそ1時間が経過した。いつも持っている割とな大きさで持ち運びに不便極まりない料理用の砂時計20分の砂が3回落ち切った。しかし、まだ依頼主が来て居ない。俺は暇がある時間を依頼主が来ない事を良い事に行列に並ぶ人や赤髪以外の門番を観察していたがそれも段々と飽きてきた。
行列の中には俺のような見習い冒険者では無く正式な冒険者っぽい大人たちが並んでいた。しかし、この1時間で来たのは4,5人で他の人の付き添いって感じだった。他の大多数は荷馬車を所持した商人で2組が貴族と思われる紋章付きの馬車だった。紋章は馬っぽい見た目に剣が描かれた物と猫っぽい見た目に杖が描かれた物だった。
(あの商人達ってなんで服装が豪華なんだろう?フィリップさんは鎧着ていたけどあっちが特殊なのかもなぁ。最初は貴族かなぁって期待したけど赤髪の門番に俺と似た様な横柄な態度で対応されて居たから多分違うだろ。赤髪の門番は紋章付きの馬車には別人位に丁寧だし、多分赤髪の門番は貴族の出身なんじゃね?)
俺は青空に浮かぶ雲が流れていくのを見ながら心の中で考察していく。
(でも、今の商人絶対貴族と繋がりがある商人だと思うよ。じゃなきゃ無駄に豪華にしないし護衛もつかないだろ。多分だけどそれが分かっていないからあのクレイドって言う門番さんに馬鹿にされ笑われたんじゃね?)
俺は考察しているといつの間にか赤髪の門番が休憩が何かで居なくなっている事に気がついた。その為に考察対象の他の門番さん達を見ていると普通に思えた。可もなく不可もなく、多少の笑顔と丁寧で落ち着いていた対応だった。
(正直この門番さんだけかなぁって思ったら他の人もビジネスライクな感じだったし、やっぱりあの赤髪が可笑しかっただけか…。)
俺は1時間以上経ちとうとうやる事なく暇になったので手持ちにあるギルドカードを調べてみようと思った。貰って2日目だけどギルドカードが実際にどう表示されているか俺自身では確認していない。何故なら確認するだけならステータス表示の方が便利で早く、何より既に慣れているためだ。
「取り敢えず、如何見るのかなぁ?赤髪は何も喋っていなかったし、ステータス表示みたいに心の中で表示って言うのかなあ?」
(表示!んっ?出ないぞ…。もしかして、ギルドカード表示!あっ。出た。どれどれ。)
[名前]フィデリオ
[年齢]8歳
[種族]妖精種 クォーターノムルス
[強度]4/100(12/40)
[職業](表示選択が可能)
[技能](表示選択が可能)
[番号](9508625714062305-1)
「あれ?力量は?表示選択が可能?あと[番号]って何だ?取り敢えず説明を見てみよう。」
(表示選択が可能)・・・ステータス表示とは違い職業並びに技能は個人が選択した物のみ表示される。一党を組む際や就職の際に役に立つ。
[番号]・・・ギルドカードの個人番号。(数字)はランダムに設定される。ギルドカード再発行時や銀行の口座番号などに使用する。本人の任意でステータスにも表示が可能。
「あ~、成程。ギルドカードはマイナンバーカードとキャッシュカードが合体したみたいなものか。確かにこれ一つ有れば手続き楽そうだなぁ。」
(あれっ?でも[番号]の"-1"ってなんだ?もしかして"-2"や"-3"があって、商人ギルドとかに登録すると増える仕組みかな?今度ギルドにお金を預ける時にでも聞いてみよう。まぁ今はギルドカードの編集をしよう。)
俺はギルドカードを調べた時に思った疑問を一旦横に置いてギルドカードの編集を行うことにした。
(う~ん。多分だけどわざわざ選択が可能ってなっていて、自分で編集できるって事だからギルドカードは馬鹿正直に全部載せなくて良いと思うんだ。うん。そうなると俺は一応、妖精種だから職業・技能は魔法系統だけで良いかな?いや、[番号]に他ギルド対応していそうだから商人と鍛治、薬師系統も入れておこう。それと、祈念師っかぁ~。今後、如何なるから未知数だから今回は入れないでおこう。)
俺は編集の際にステータス全てを表示しない様にした。本当に恐らくではあるが編集が可能と言うことは、相手に知られたくない情報は無闇矢鱈に教える必要がないと言うことだ。力量や耐性は知られた事によっては弱点になる事や反対に知られない事で強みにもなる事が考えられる。また、俺は未所持、未確認だがが仮に技能とかに窃取とか詐欺とかあったら信用問題に繋がるだろう。
(まぁ、窃取とか詐欺とかってあること自体に問題があるのだけど、諜報機関の人達とかって仕事上持っていそうだから仕方ないと言えば仕方ないと思うんだ。それで、バレたり捕まったり、家族に疑いの目で見られたりしたら報われなさすぎるし。それに俺と同い年で貧乏で毎日食うに困っている人が財布を盗むなんて良くあるって聞くしだからじゃねえかなぁ。取り敢えずこんな感じで良いや。)
[名前]フィデリオ
[年齢]8歳
[種族]妖精種 クォーターノムルス
[強度]4/100(12/40)
[職業]
「・魔法使い(土)14/20(11/280)」
「・鍛治師1/20(1/10)」「・薬師1/20(1/10)」
「・商人7/20(1/140)」
[技能]
・土魔法2/10(11/100) ・土魔耐性Ⅱ 1/10(1/120)
・魔力感知Ⅱ 2/10(30/140)・魔力操作2/10(30/10000)
・魔力放出Ⅰ 2/10(30/1000)
・目利き(鉱物)1/10(1/10)・目利き(薬草)1/10(1/10)
・投石Ⅱ3/10(1/130)
[番号](9508625714062305-1)
俺は種族が妖精種であるから基本的に魔法特化型にして表示をした。魔法はノムルスという事で土魔法だけにして耐性もそれに合わせて土魔耐性だけにした。水魔法や各種耐性は一応切り札として表示しなかった。念の為に魔法以外の攻撃手段として投石を入れているが、石を入れる入れ物を持っていないので特に関係はない。
(ギルドカードの編集も終わったので本格的にやる事が無くなったぞ。依頼人…誰だっけ?あぁ、シュトレインさんだ。たまには、こうして雲の流れを見ながらボーッとするのも良いか)
俺はギルドカードの編集を終えたが依頼主のシュトレインはまだ来ない。俺は待ち過ぎて一瞬だけ名前を忘れたけど直ぐに思い出した。この頃には依頼を受けた当初の不安や検査時のイライラが無くなり穏やかな気持ちになっていた。俺はやる事が無くなったので何度か背伸びやストレッチなど動いたが、雲の流れをボーッと眺めて待つ事にした。依頼主のシュトレインが来た時間は砂時計2回落ち切った後で有るから大体40分後だった。
行列の中には俺のような見習い冒険者では無く正式な冒険者っぽい大人たちが並んでいた。しかし、この1時間で来たのは4,5人で他の人の付き添いって感じだった。他の大多数は荷馬車を所持した商人で2組が貴族と思われる紋章付きの馬車だった。紋章は馬っぽい見た目に剣が描かれた物と猫っぽい見た目に杖が描かれた物だった。
(あの商人達ってなんで服装が豪華なんだろう?フィリップさんは鎧着ていたけどあっちが特殊なのかもなぁ。最初は貴族かなぁって期待したけど赤髪の門番に俺と似た様な横柄な態度で対応されて居たから多分違うだろ。赤髪の門番は紋章付きの馬車には別人位に丁寧だし、多分赤髪の門番は貴族の出身なんじゃね?)
俺は青空に浮かぶ雲が流れていくのを見ながら心の中で考察していく。
(でも、今の商人絶対貴族と繋がりがある商人だと思うよ。じゃなきゃ無駄に豪華にしないし護衛もつかないだろ。多分だけどそれが分かっていないからあのクレイドって言う門番さんに馬鹿にされ笑われたんじゃね?)
俺は考察しているといつの間にか赤髪の門番が休憩が何かで居なくなっている事に気がついた。その為に考察対象の他の門番さん達を見ていると普通に思えた。可もなく不可もなく、多少の笑顔と丁寧で落ち着いていた対応だった。
(正直この門番さんだけかなぁって思ったら他の人もビジネスライクな感じだったし、やっぱりあの赤髪が可笑しかっただけか…。)
俺は1時間以上経ちとうとうやる事なく暇になったので手持ちにあるギルドカードを調べてみようと思った。貰って2日目だけどギルドカードが実際にどう表示されているか俺自身では確認していない。何故なら確認するだけならステータス表示の方が便利で早く、何より既に慣れているためだ。
「取り敢えず、如何見るのかなぁ?赤髪は何も喋っていなかったし、ステータス表示みたいに心の中で表示って言うのかなあ?」
(表示!んっ?出ないぞ…。もしかして、ギルドカード表示!あっ。出た。どれどれ。)
[名前]フィデリオ
[年齢]8歳
[種族]妖精種 クォーターノムルス
[強度]4/100(12/40)
[職業](表示選択が可能)
[技能](表示選択が可能)
[番号](9508625714062305-1)
「あれ?力量は?表示選択が可能?あと[番号]って何だ?取り敢えず説明を見てみよう。」
(表示選択が可能)・・・ステータス表示とは違い職業並びに技能は個人が選択した物のみ表示される。一党を組む際や就職の際に役に立つ。
[番号]・・・ギルドカードの個人番号。(数字)はランダムに設定される。ギルドカード再発行時や銀行の口座番号などに使用する。本人の任意でステータスにも表示が可能。
「あ~、成程。ギルドカードはマイナンバーカードとキャッシュカードが合体したみたいなものか。確かにこれ一つ有れば手続き楽そうだなぁ。」
(あれっ?でも[番号]の"-1"ってなんだ?もしかして"-2"や"-3"があって、商人ギルドとかに登録すると増える仕組みかな?今度ギルドにお金を預ける時にでも聞いてみよう。まぁ今はギルドカードの編集をしよう。)
俺はギルドカードを調べた時に思った疑問を一旦横に置いてギルドカードの編集を行うことにした。
(う~ん。多分だけどわざわざ選択が可能ってなっていて、自分で編集できるって事だからギルドカードは馬鹿正直に全部載せなくて良いと思うんだ。うん。そうなると俺は一応、妖精種だから職業・技能は魔法系統だけで良いかな?いや、[番号]に他ギルド対応していそうだから商人と鍛治、薬師系統も入れておこう。それと、祈念師っかぁ~。今後、如何なるから未知数だから今回は入れないでおこう。)
俺は編集の際にステータス全てを表示しない様にした。本当に恐らくではあるが編集が可能と言うことは、相手に知られたくない情報は無闇矢鱈に教える必要がないと言うことだ。力量や耐性は知られた事によっては弱点になる事や反対に知られない事で強みにもなる事が考えられる。また、俺は未所持、未確認だがが仮に技能とかに窃取とか詐欺とかあったら信用問題に繋がるだろう。
(まぁ、窃取とか詐欺とかってあること自体に問題があるのだけど、諜報機関の人達とかって仕事上持っていそうだから仕方ないと言えば仕方ないと思うんだ。それで、バレたり捕まったり、家族に疑いの目で見られたりしたら報われなさすぎるし。それに俺と同い年で貧乏で毎日食うに困っている人が財布を盗むなんて良くあるって聞くしだからじゃねえかなぁ。取り敢えずこんな感じで良いや。)
[名前]フィデリオ
[年齢]8歳
[種族]妖精種 クォーターノムルス
[強度]4/100(12/40)
[職業]
「・魔法使い(土)14/20(11/280)」
「・鍛治師1/20(1/10)」「・薬師1/20(1/10)」
「・商人7/20(1/140)」
[技能]
・土魔法2/10(11/100) ・土魔耐性Ⅱ 1/10(1/120)
・魔力感知Ⅱ 2/10(30/140)・魔力操作2/10(30/10000)
・魔力放出Ⅰ 2/10(30/1000)
・目利き(鉱物)1/10(1/10)・目利き(薬草)1/10(1/10)
・投石Ⅱ3/10(1/130)
[番号](9508625714062305-1)
俺は種族が妖精種であるから基本的に魔法特化型にして表示をした。魔法はノムルスという事で土魔法だけにして耐性もそれに合わせて土魔耐性だけにした。水魔法や各種耐性は一応切り札として表示しなかった。念の為に魔法以外の攻撃手段として投石を入れているが、石を入れる入れ物を持っていないので特に関係はない。
(ギルドカードの編集も終わったので本格的にやる事が無くなったぞ。依頼人…誰だっけ?あぁ、シュトレインさんだ。たまには、こうして雲の流れを見ながらボーッとするのも良いか)
俺はギルドカードの編集を終えたが依頼主のシュトレインはまだ来ない。俺は待ち過ぎて一瞬だけ名前を忘れたけど直ぐに思い出した。この頃には依頼を受けた当初の不安や検査時のイライラが無くなり穏やかな気持ちになっていた。俺はやる事が無くなったので何度か背伸びやストレッチなど動いたが、雲の流れをボーッと眺めて待つ事にした。依頼主のシュトレインが来た時間は砂時計2回落ち切った後で有るから大体40分後だった。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる

神様のミスで女に転生したようです
結城はる
ファンタジー
34歳独身の秋本修弥はごく普通の中小企業に勤めるサラリーマンであった。
いつも通り起床し朝食を食べ、会社へ通勤中だったがマンションの上から人が落下してきて下敷きとなってしまった……。
目が覚めると、目の前には絶世の美女が立っていた。
美女の話を聞くと、どうやら目の前にいる美女は神様であり私は死んでしまったということらしい
死んだことにより私の魂は地球とは別の世界に迷い込んだみたいなので、こっちの世界に転生させてくれるそうだ。
気がついたら、洞窟の中にいて転生されたことを確認する。
ん……、なんか違和感がある。股を触ってみるとあるべきものがない。
え……。
神様、私女になってるんですけどーーーー!!!
小説家になろうでも掲載しています。
URLはこちら→「https://ncode.syosetu.com/n7001ht/」
転生王子はダラけたい
朝比奈 和
ファンタジー
大学生の俺、一ノ瀬陽翔(いちのせ はると)が転生したのは、小さな王国グレスハートの末っ子王子、フィル・グレスハートだった。
束縛だらけだった前世、今世では好きなペットをモフモフしながら、ダラけて自由に生きるんだ!
と思ったのだが……召喚獣に精霊に鉱石に魔獣に、この世界のことを知れば知るほどトラブル発生で悪目立ち!
ぐーたら生活したいのに、全然出来ないんだけどっ!
ダラけたいのにダラけられない、フィルの物語は始まったばかり!
※2016年11月。第1巻
2017年 4月。第2巻
2017年 9月。第3巻
2017年12月。第4巻
2018年 3月。第5巻
2018年 8月。第6巻
2018年12月。第7巻
2019年 5月。第8巻
2019年10月。第9巻
2020年 6月。第10巻
2020年12月。第11巻 出版しました。
PNもエリン改め、朝比奈 和(あさひな なごむ)となります。
投稿継続中です。よろしくお願いします!

私が産まれる前に消えた父親が、隣国の皇帝陛下だなんて聞いてない
丙 あかり
ファンタジー
ハミルトン侯爵家のアリスはレノワール王国でも有数の優秀な魔法士で、王立学園卒業後には婚約者である王太子との結婚が決まっていた。
しかし、王立学園の卒業記念パーティーの日、アリスは王太子から婚約破棄を言い渡される。
王太子が寵愛する伯爵令嬢にアリスが嫌がらせをし、さらに魔法士としては禁忌である『魔法を使用した通貨偽造』という理由で。
身に覚えがないと言うアリスの言葉に王太子は耳を貸さず、国外追放を言い渡す。
翌日、アリスは実父を頼って隣国・グランディエ帝国へ出発。
パーティーでアリスを助けてくれた帝国の貴族・エリックも何故か同行することに。
祖父のハミルトン侯爵は爵位を返上して王都から姿を消した。
アリスを追い出せたと喜ぶ王太子だが、激怒した国王に吹っ飛ばされた。
「この馬鹿息子が!お前は帝国を敵にまわすつもりか!!」
一方、帝国で仰々しく迎えられて困惑するアリスは告げられるのだった。
「さあ、貴女のお父君ーー皇帝陛下のもとへお連れ致しますよ、お姫様」と。
******
不定期更新になります。
転生無双なんて大層なこと、できるわけないでしょう!〜公爵令息が家族、友達、精霊と送る仲良しスローライフ〜
西園寺わかば🌱
ファンタジー
転生したラインハルトはその際に超説明が適当な女神から、訳も分からず、チートスキルをもらう。
どこに転生するか、どんなスキルを貰ったのか、どんな身分に転生したのか全てを分からず転生したラインハルトが平和な?日常生活を送る話。
- カクヨム様にて、週間総合ランキングにランクインしました!
- アルファポリス様にて、人気ランキング、HOTランキングにランクインしました!
- この話はフィクションです。

新しい道を歩み始めた貴方へ
mahiro
BL
今から14年前、関係を秘密にしていた恋人が俺の存在を忘れた。
そのことにショックを受けたが、彼の家族や友人たちが集まりかけている中で、いつまでもその場に居座り続けるわけにはいかず去ることにした。
その後、恋人は訳あってその地を離れることとなり、俺のことを忘れたまま去って行った。
あれから恋人とは一度も会っておらず、月日が経っていた。
あるとき、いつものように仕事場に向かっているといきなり真上に明るい光が降ってきて……?
※沢山のお気に入り登録ありがとうございます。深く感謝申し上げます。
小型オンリーテイマーの辺境開拓スローライフ 小さいからって何もできないわけじゃない!
渡琉兎
ファンタジー
◆『第4回次世代ファンタジーカップ』にて優秀賞受賞!
◇2025年02月18日頃に1巻出荷予定!
◆05/22 18:00 ~ 05/28 09:00 HOTランキングで1位になりました!5日間と15時間の維持、皆様の応援のおかげです!ありがとうございます!!
誰もが神から授かったスキルを活かして生活する世界。
スキルを尊重する、という教えなのだが、年々その教えは損なわれていき、いつしかスキルの強弱でその人を判断する者が多くなってきた。
テイマー一家のリドル・ブリードに転生した元日本人の六井吾郎(むついごろう)は、領主として名を馳せているブリード家の嫡男だった。
リドルもブリード家の例に漏れることなくテイマーのスキルを授かったのだが、その特性に問題があった。
小型オンリーテイム。
大型の魔獣が強い、役に立つと言われる時代となり、小型魔獣しかテイムできないリドルは、家族からも、領民からも、侮られる存在になってしまう。
嫡男でありながら次期当主にはなれないと宣言されたリドルは、それだけではなくブリード家の領地の中でも開拓が進んでいない辺境の地を開拓するよう言い渡されてしまう。
しかしリドルに不安はなかった。
「いこうか。レオ、ルナ」
「ガウ!」
「ミー!」
アイスフェンリルの赤ちゃん、レオ。
フレイムパンサーの赤ちゃん、ルナ。
実は伝説級の存在である二匹の赤ちゃん魔獣と共に、リドルは様々な小型魔獣と、前世で得た知識を駆使して、辺境の地を開拓していく!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる