6 / 138
第1章 転生直後は罠だらけ
1-6 ステータス
しおりを挟む
母の説教と朝飯、デザートのリゴンを食べた俺は母の家事の手伝いを行い空いた時間にステータスを確認した。
(ステータス)
[名前]フィデリオ
[年齢]5歳
[種族]妖精種 クォーターノムルス
[強度]3/100
[力量]生力33魔力23筋力13速力20知力10器力10
[職業]「・魔法士 1/20 (1/10)」
(一覧)
[技能]
・土魔法0/0(0/0)・水魔法0/0(0/0)
・筋力向上Ⅰ 1/10(1/10)
[称号]イシュリナの祝福を受けし者
ステータスは強度が更に1上昇し更に技能に筋力向上Ⅰが追加された。
「(よっしゃー! しかし、今日は超頑張ったから後1上がっても良い気がするが食事だけでは上がらなくなりつつあるのかな? 早かったな食事で強度上昇することが終わるのは)」
今日は昨日出来なかった職業や称号欄以外に押すと説明が出るか確かめてみた。
俺は先ずは名前欄から順に年齢、種族を押すが反応は無かった。ここまでは何となく予想が出来ていた為に特に驚きがなく淡々と確認した。
「(問題はこっからだ。強度はRPGで言うレベルに値する。だったら反応があれば、経験値的なものが見えるはずだ。そう思い押してみると反応し経験値的なのが出てきた)
強度:3/100(0/30)
次の強度上昇まで後経験値30必要。
「(現実世界だけどゲームかよ! 経験値から見ると強度が1上昇すると経験値の上限が10ずつ上がるのかな? 次の強度上昇時に考察の必要がありそうだな)」
俺は吹き出す事を我慢して思考の海に潜る様に没頭する。
次に力量を押してみるとこうなった。
生力:体力や生命力の事。0になると心肺停止。
魔力:体内魔力"ナド"の事。0になると魔力酔い。
筋力:物理攻撃力や物理防御力の事。
速力:自身が出せる速度の事。
知力:頭の良さの事。
器力:器用さの事。
色々出てきたが文字面以上のことはあまり無かった。
「(でも、生力と魔力については良い事を知った。0にした時の不利点が事前に分かるのはとても良い事だ。気をつけよう)」
次は職業の(一覧)を押してみると新たな職業を手に入れた。
職業:(一覧)
魔法士 1/20(1/20)魔法適性がある事。
戦士1/20(1/20)筋力向上Ⅰを取得する。
「(そう言えば、職業レベルの横にある説明って最初なかったよな。もしかしてこの説明って俺が情報の確認をする事で俺の知識がステータスに反映していくのだろうか?)」
俺は右手で下顎に触れながらステータスの職業欄を見て今後の方針を考える。
「(あと、下級職がこんなに簡単に手に入るなら少しでも色々やっていきたいなぁ。それと職業は本人の適性や技能の有無で解放して職業レベルを上げて感覚を磨いていくみたいだ)」
俺は今の所、生まれつきの適性や技能の習得が新しい職業解放の条件である事が分かった事に笑みを隠せなかった。
次は技能欄を押してみる。
土魔法0/0(0/0)
水魔法0/0(0/0)
魔法:2刻みで階級の合う魔法を習得できる。・1~2最下級・3~4下級・5~6中級・7~8上級・9~10特級
で取得可能。2刻みで知力・器力が5上昇する。
筋力向上Ⅰ 1/10(0/20):2刻みで筋力に1ずつ追加。最大5追加で上昇する。
俺は中々の情報量に笑顔を消し真面目な表情で確認した。
「(取り敢えず今日一日は魔力感知の修行に専念しつつゆっくりしていこうと思う。そう思い俺は両目を瞑り魔力に集中しようとした時に突然あの機械音が頭に響いた)」
"銀貨100枚の寄付が完全に終わりました。新たな称号を獲得しました。"
ステータスを確認している時にまるで不意打ちを狙ったかの様に突然頭の中に直接あの声が響いた。
(だ~か~ら! びっくりするな~全く)
俺は突然の声に一人でビクッとすると母からおかしな奴みたいに笑われて恥ずかしがる様に顔を赤らめる。
「(あの時に寄付は終わってなかったの? って言うか何この時間差……狙ってやっているとしか思えないんだけど……はぁ~新たな称号って何だろう。確認しよう)」
俺は笑って母を誤魔化しながらもう一度ステータスを確認する為に心の中で呟いた。
(ステータス)
[名前]フィデリオ
[年齢]5歳
[種族]妖精種 クォーターノムルス
[強度]3/100(0/30)
[力量]生力33魔力23筋力13速力20知力10器力10
[職業]「・魔法士 1/20(1/20)」
(一覧)
[技能]
・土魔法0/0(0/0)・水魔法0/0(0/0)
・筋力向上Ⅰ 1/10(0/20)・魅了耐性Ⅰ 1/10(0/10)
[称号]イシュリナの祝福を受けし者、誘惑に打ち勝つ者
「(はっ? 何これ? 新しく技能増えたんだけど……。えっ? 強制取得? マジ言ってんの? 魅了耐性Ⅰや誘惑に打ち勝つ者とは何だろう)」
俺は称号欄に新たな称号"誘惑に打ち勝つ者"が追加された事に困惑する。
魅了耐性Ⅰ 1/10(0/10):魅了系に耐える。2つ刻みで強度上昇時に知力を1つ上昇させる。最大5つ上昇。
誘惑に打ち勝つ者:異世界ボーナスポイントを使わず寄付した者に与えられる称号。魅了耐性Ⅰを取得する。
「(いやいや……マジ使えねー。5歳児になんてものを与えるんだよ。いつこの耐性は本領を発揮すんだよ。多分、最低でも10年近くは使えないだろ)」
俺はひどく落ち込みゲンナリする。
「(はぁ~。最近はため息ばっかりだよ、こん畜生。まぁ、知力が上がるのは良いけど、もう魔力感知をやる気が削がれたわ。こうなったら、違う事をしよう。丁度母が目の前にいるし、父も食後の修練から戻ってきたみたいだからお金について聞いてみよう)」
俺は落ち込んだ気分を変える為に目の前の両親にお金について質問した。
「母ちゃん、父ちゃん。お金について教えてくれよ」
「さっきから百面相をして、今度はどうした~リオ」
俺は如何やらポーカーフェイスが苦手な様で、全然誤魔化せていなかった。
「そうよ。いきなりお金について聞いて。何か欲しいものでも見つけたの?」
しかし、俺が唐突にお金について興味を持った事に両親は驚き心配した。また、母は朝の買い食いの時に何か欲しい物を見つけたと思った為か欲しい物を聞いてきた。
「いや、そう言うわけではないんだけどさ。リゴンってどの位の値段なのかな~って思ってさ」
「成る程、そう言うことなのね。分かったわ。それなら教えてあげるわ」
母はそう言うと隠し戸棚から財布を取り出し机の前に数種類のお金を取り出す。
「リオ。先ずはお金の単位から教えるわ。お金は世界中共通の単位で"ロブ"って数えるのよ。お金は主に銅、銀、金、白金、黒金の順に価値を高めていき分類されるわ」
母がそう言うと父が机の上にある銅粒を手に取りこれが最小だと俺に教えた。
「リオ。これが1ロブだ。この銅粒が5粒で銅半貨と同じになる。銅半貨が2枚で1銅貨になる。大体パン1つ買おうとすると銅半貨2枚、つまり10ロブかかる。ちなみに果物な大体の価格はは14ロブ何だがリゴン1つ買うと7ロブしか掛からなかったから人気の無さが分かるだろ」
「(成る程……1ロブ=10円くらいの感じなのかな? 確かにパンが100円に対してリゴンは70円くらいは人気のなさが伺えるなと思う)」
俺はそう思い何度も咀嚼するように頷いた。そして、今度は母が父の言葉を受け継いで続きの説明を行う。
「リオ。ここからが少し面倒なんだけどね。銀貨からは銅貨と違って粒がないわ。あるのは銀半貨と銀貨の2種類ずつになるわ。銅貨ぎ5枚で銀半貨になり、銀半貨が2枚で銀貨になるわ。更に銀貨が5枚で金半貨枚になり、金半貨が2枚で金貨になるわ」
母は一旦話を区切り俺が理解する為の時間を作ってくれた。
「(つまり……銀半貨=500円で銀貨=1000円、金半貨=5000円で金貨=10,000円位か? ならあの時の寄付は10万円位で魅了耐性Ⅰを手に入れたって事か? 地雷臭漂う技能の強制取得でこれは……課金ゲームなら運営にクレームをつける案件だぞ。まぁ、ゲームじゃねぇし、クレームどうこうの問題じゃねぇか……)」
俺は自分自身で転生者ポイントを破棄したが、それで受ける恩恵の結果が、銀貨100枚相当に値するとされる魅了耐性である事に1人悪態をついた。
「(まぁ、強制取得とは言え数ある地雷と引き換えに得られたから差し引きプラス1ってところか? ヨシッ! ポジティブに考えよう。俺が自ら選んで取得した訳じゃ無いんだ。チートじゃない。それにこんなのあっても無双出来ねぇし、知力が増える要因を手に入れた、儲け儲け……。はぁ~)」
俺は笑みを浮かべながら再度頷き母に合図を出すと、母は満足げな表情で更に説明する。
「金貨からは簡単でね。金貨1万枚で白金貨になり白金貨1万枚で黒金貨になるんだよ。あたしらは冒険者活動期に白金貨を見たことあるけど黒金貨は国家予算とかに使われているんだよ」
俺はつまり白金貨=1億円で黒金貨=1兆円クラスになると言うことを理解した。理解した俺は父と母にお礼を言って魔力感知の修行に戻る。
「母ちゃん、父ちゃん! 色々教えてくれてありがとう。勉強になったよ」
「おう。それなら良かったぜ」
父は笑顔で気にしていない様に左手を軽く上げた。
「ええ。今度から買い物時の計算はリオに任せるわ」
母は父と同じ様に笑い、まるで俺への教育の一環だと言わんばかりに嬉しそうな表情だった。
(ステータス)
[名前]フィデリオ
[年齢]5歳
[種族]妖精種 クォーターノムルス
[強度]3/100
[力量]生力33魔力23筋力13速力20知力10器力10
[職業]「・魔法士 1/20 (1/10)」
(一覧)
[技能]
・土魔法0/0(0/0)・水魔法0/0(0/0)
・筋力向上Ⅰ 1/10(1/10)
[称号]イシュリナの祝福を受けし者
ステータスは強度が更に1上昇し更に技能に筋力向上Ⅰが追加された。
「(よっしゃー! しかし、今日は超頑張ったから後1上がっても良い気がするが食事だけでは上がらなくなりつつあるのかな? 早かったな食事で強度上昇することが終わるのは)」
今日は昨日出来なかった職業や称号欄以外に押すと説明が出るか確かめてみた。
俺は先ずは名前欄から順に年齢、種族を押すが反応は無かった。ここまでは何となく予想が出来ていた為に特に驚きがなく淡々と確認した。
「(問題はこっからだ。強度はRPGで言うレベルに値する。だったら反応があれば、経験値的なものが見えるはずだ。そう思い押してみると反応し経験値的なのが出てきた)
強度:3/100(0/30)
次の強度上昇まで後経験値30必要。
「(現実世界だけどゲームかよ! 経験値から見ると強度が1上昇すると経験値の上限が10ずつ上がるのかな? 次の強度上昇時に考察の必要がありそうだな)」
俺は吹き出す事を我慢して思考の海に潜る様に没頭する。
次に力量を押してみるとこうなった。
生力:体力や生命力の事。0になると心肺停止。
魔力:体内魔力"ナド"の事。0になると魔力酔い。
筋力:物理攻撃力や物理防御力の事。
速力:自身が出せる速度の事。
知力:頭の良さの事。
器力:器用さの事。
色々出てきたが文字面以上のことはあまり無かった。
「(でも、生力と魔力については良い事を知った。0にした時の不利点が事前に分かるのはとても良い事だ。気をつけよう)」
次は職業の(一覧)を押してみると新たな職業を手に入れた。
職業:(一覧)
魔法士 1/20(1/20)魔法適性がある事。
戦士1/20(1/20)筋力向上Ⅰを取得する。
「(そう言えば、職業レベルの横にある説明って最初なかったよな。もしかしてこの説明って俺が情報の確認をする事で俺の知識がステータスに反映していくのだろうか?)」
俺は右手で下顎に触れながらステータスの職業欄を見て今後の方針を考える。
「(あと、下級職がこんなに簡単に手に入るなら少しでも色々やっていきたいなぁ。それと職業は本人の適性や技能の有無で解放して職業レベルを上げて感覚を磨いていくみたいだ)」
俺は今の所、生まれつきの適性や技能の習得が新しい職業解放の条件である事が分かった事に笑みを隠せなかった。
次は技能欄を押してみる。
土魔法0/0(0/0)
水魔法0/0(0/0)
魔法:2刻みで階級の合う魔法を習得できる。・1~2最下級・3~4下級・5~6中級・7~8上級・9~10特級
で取得可能。2刻みで知力・器力が5上昇する。
筋力向上Ⅰ 1/10(0/20):2刻みで筋力に1ずつ追加。最大5追加で上昇する。
俺は中々の情報量に笑顔を消し真面目な表情で確認した。
「(取り敢えず今日一日は魔力感知の修行に専念しつつゆっくりしていこうと思う。そう思い俺は両目を瞑り魔力に集中しようとした時に突然あの機械音が頭に響いた)」
"銀貨100枚の寄付が完全に終わりました。新たな称号を獲得しました。"
ステータスを確認している時にまるで不意打ちを狙ったかの様に突然頭の中に直接あの声が響いた。
(だ~か~ら! びっくりするな~全く)
俺は突然の声に一人でビクッとすると母からおかしな奴みたいに笑われて恥ずかしがる様に顔を赤らめる。
「(あの時に寄付は終わってなかったの? って言うか何この時間差……狙ってやっているとしか思えないんだけど……はぁ~新たな称号って何だろう。確認しよう)」
俺は笑って母を誤魔化しながらもう一度ステータスを確認する為に心の中で呟いた。
(ステータス)
[名前]フィデリオ
[年齢]5歳
[種族]妖精種 クォーターノムルス
[強度]3/100(0/30)
[力量]生力33魔力23筋力13速力20知力10器力10
[職業]「・魔法士 1/20(1/20)」
(一覧)
[技能]
・土魔法0/0(0/0)・水魔法0/0(0/0)
・筋力向上Ⅰ 1/10(0/20)・魅了耐性Ⅰ 1/10(0/10)
[称号]イシュリナの祝福を受けし者、誘惑に打ち勝つ者
「(はっ? 何これ? 新しく技能増えたんだけど……。えっ? 強制取得? マジ言ってんの? 魅了耐性Ⅰや誘惑に打ち勝つ者とは何だろう)」
俺は称号欄に新たな称号"誘惑に打ち勝つ者"が追加された事に困惑する。
魅了耐性Ⅰ 1/10(0/10):魅了系に耐える。2つ刻みで強度上昇時に知力を1つ上昇させる。最大5つ上昇。
誘惑に打ち勝つ者:異世界ボーナスポイントを使わず寄付した者に与えられる称号。魅了耐性Ⅰを取得する。
「(いやいや……マジ使えねー。5歳児になんてものを与えるんだよ。いつこの耐性は本領を発揮すんだよ。多分、最低でも10年近くは使えないだろ)」
俺はひどく落ち込みゲンナリする。
「(はぁ~。最近はため息ばっかりだよ、こん畜生。まぁ、知力が上がるのは良いけど、もう魔力感知をやる気が削がれたわ。こうなったら、違う事をしよう。丁度母が目の前にいるし、父も食後の修練から戻ってきたみたいだからお金について聞いてみよう)」
俺は落ち込んだ気分を変える為に目の前の両親にお金について質問した。
「母ちゃん、父ちゃん。お金について教えてくれよ」
「さっきから百面相をして、今度はどうした~リオ」
俺は如何やらポーカーフェイスが苦手な様で、全然誤魔化せていなかった。
「そうよ。いきなりお金について聞いて。何か欲しいものでも見つけたの?」
しかし、俺が唐突にお金について興味を持った事に両親は驚き心配した。また、母は朝の買い食いの時に何か欲しい物を見つけたと思った為か欲しい物を聞いてきた。
「いや、そう言うわけではないんだけどさ。リゴンってどの位の値段なのかな~って思ってさ」
「成る程、そう言うことなのね。分かったわ。それなら教えてあげるわ」
母はそう言うと隠し戸棚から財布を取り出し机の前に数種類のお金を取り出す。
「リオ。先ずはお金の単位から教えるわ。お金は世界中共通の単位で"ロブ"って数えるのよ。お金は主に銅、銀、金、白金、黒金の順に価値を高めていき分類されるわ」
母がそう言うと父が机の上にある銅粒を手に取りこれが最小だと俺に教えた。
「リオ。これが1ロブだ。この銅粒が5粒で銅半貨と同じになる。銅半貨が2枚で1銅貨になる。大体パン1つ買おうとすると銅半貨2枚、つまり10ロブかかる。ちなみに果物な大体の価格はは14ロブ何だがリゴン1つ買うと7ロブしか掛からなかったから人気の無さが分かるだろ」
「(成る程……1ロブ=10円くらいの感じなのかな? 確かにパンが100円に対してリゴンは70円くらいは人気のなさが伺えるなと思う)」
俺はそう思い何度も咀嚼するように頷いた。そして、今度は母が父の言葉を受け継いで続きの説明を行う。
「リオ。ここからが少し面倒なんだけどね。銀貨からは銅貨と違って粒がないわ。あるのは銀半貨と銀貨の2種類ずつになるわ。銅貨ぎ5枚で銀半貨になり、銀半貨が2枚で銀貨になるわ。更に銀貨が5枚で金半貨枚になり、金半貨が2枚で金貨になるわ」
母は一旦話を区切り俺が理解する為の時間を作ってくれた。
「(つまり……銀半貨=500円で銀貨=1000円、金半貨=5000円で金貨=10,000円位か? ならあの時の寄付は10万円位で魅了耐性Ⅰを手に入れたって事か? 地雷臭漂う技能の強制取得でこれは……課金ゲームなら運営にクレームをつける案件だぞ。まぁ、ゲームじゃねぇし、クレームどうこうの問題じゃねぇか……)」
俺は自分自身で転生者ポイントを破棄したが、それで受ける恩恵の結果が、銀貨100枚相当に値するとされる魅了耐性である事に1人悪態をついた。
「(まぁ、強制取得とは言え数ある地雷と引き換えに得られたから差し引きプラス1ってところか? ヨシッ! ポジティブに考えよう。俺が自ら選んで取得した訳じゃ無いんだ。チートじゃない。それにこんなのあっても無双出来ねぇし、知力が増える要因を手に入れた、儲け儲け……。はぁ~)」
俺は笑みを浮かべながら再度頷き母に合図を出すと、母は満足げな表情で更に説明する。
「金貨からは簡単でね。金貨1万枚で白金貨になり白金貨1万枚で黒金貨になるんだよ。あたしらは冒険者活動期に白金貨を見たことあるけど黒金貨は国家予算とかに使われているんだよ」
俺はつまり白金貨=1億円で黒金貨=1兆円クラスになると言うことを理解した。理解した俺は父と母にお礼を言って魔力感知の修行に戻る。
「母ちゃん、父ちゃん! 色々教えてくれてありがとう。勉強になったよ」
「おう。それなら良かったぜ」
父は笑顔で気にしていない様に左手を軽く上げた。
「ええ。今度から買い物時の計算はリオに任せるわ」
母は父と同じ様に笑い、まるで俺への教育の一環だと言わんばかりに嬉しそうな表情だった。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説

間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜
舞桜
ファンタジー
「初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎」
突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、
手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、
だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎
神々から貰った加護とスキルで“転生チート無双“
瞳は希少なオッドアイで顔は超絶美人、でも性格は・・・
転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?
だが、死亡する原因には不可解な点が…
数々の事件が巻き起こる中、神様に貰った加護と前世での知識で乗り越えて、
神々と家族からの溺愛され前世での心の傷を癒していくハートフルなストーリー?
様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、
目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“
そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪
*神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのか?のんびりできるといいね!(希望的観測っw)
*投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい
*この作品は“小説家になろう“にも掲載しています
勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる! ×ランクだと思ってたギフトは、オレだけ使える無敵の能力でした
赤白玉ゆずる
ファンタジー
【コミックス第1巻発売です!】
早ければ、電子書籍版は2/18から販売開始、紙書籍は2/19に店頭に並ぶことと思います。
皆様どうぞよろしくお願いいたします。
【10/23コミカライズ開始!】
『勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる!』のコミカライズが連載開始されました!
颯希先生が描いてくださるリュークやアニスたちが本当に素敵なので、是非ご覧になってくださいませ。
【第2巻が発売されました!】
今回も改稿や修正を頑張りましたので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。
イラストは蓮禾先生が担当してくださいました。サクヤとポンタ超可愛いですよ。ゾンダールもシブカッコイイです!
素晴らしいイラストの数々が載っておりますので、是非見ていただけたら嬉しいです。
【ストーリー紹介】
幼い頃、孤児院から引き取られた主人公リュークは、養父となった侯爵から酷い扱いを受けていた。
そんなある日、リュークは『スマホ』という史上初の『Xランク』スキルを授かる。
養父は『Xランク』をただの『バツランク』だと馬鹿にし、リュークをきつくぶん殴ったうえ、親子の縁を切って家から追い出す。
だが本当は『Extraランク』という意味で、超絶ぶっちぎりの能力を持っていた。
『スマホ』の能力――それは鑑定、検索、マップ機能、動物の言葉が翻訳ができるほか、他人やモンスターの持つスキル・魔法などをコピーして取得が可能なうえ、写真に撮ったものを現物として出せたり、合成することで強力な魔導装備すら製作できる最凶のものだった。
貴族家から放り出されたリュークは、朱鷺色の髪をした天才美少女剣士アニスと出会う。
『剣姫』の二つ名を持つアニスは雲の上の存在だったが、『スマホ』の力でリュークは成り上がり、徐々にその関係は接近していく。
『スマホ』はリュークの成長とともにさらに進化し、最弱の男はいつしか世界最強の存在へ……。
どん底だった主人公が一発逆転する物語です。
※別小説『ぶっ壊れ錬金術師(チート・アルケミスト)はいつか本気を出してみたい 魔導と科学を極めたら異世界最強になったので、自由気ままに生きていきます』も書いてますので、そちらもどうぞよろしくお願いいたします。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。

鑑定能力で恩を返す
KBT
ファンタジー
どこにでもいる普通のサラリーマンの蔵田悟。
彼ははある日、上司の悪態を吐きながら深酒をし、目が覚めると見知らぬ世界にいた。
そこは剣と魔法、人間、獣人、亜人、魔物が跋扈する異世界フォートルードだった。
この世界には稀に異世界から《迷い人》が転移しており、悟もその1人だった。
帰る方法もなく、途方に暮れていた悟だったが、通りすがりの商人ロンメルに命を救われる。
そして稀少な能力である鑑定能力が自身にある事がわかり、ブロディア王国の公都ハメルンの裏通りにあるロンメルの店で働かせてもらう事になった。
そして、ロンメルから店の番頭を任された悟は《サト》と名前を変え、命の恩人であるロンメルへの恩返しのため、商店を大きくしようと鑑定能力を駆使して、海千山千の商人達や荒くれ者の冒険者達を相手に日夜奮闘するのだった。

【ヤベェ】異世界転移したった【助けてwww】
一樹
ファンタジー
色々あって、転移後追放されてしまった主人公。
追放後に、持ち物がチート化していることに気づく。
無事、元の世界と連絡をとる事に成功する。
そして、始まったのは、どこかで見た事のある、【あるある展開】のオンパレード!
異世界転移珍道中、掲示板実況始まり始まり。
【諸注意】
以前投稿した同名の短編の連載版になります。
連載は不定期。むしろ途中で止まる可能性、エタる可能性がとても高いです。
なんでも大丈夫な方向けです。
小説の形をしていないので、読む人を選びます。
以上の内容を踏まえた上で閲覧をお願いします。
disりに見えてしまう表現があります。
以上の点から気分を害されても責任は負えません。
閲覧は自己責任でお願いします。
小説家になろう、pixivでも投稿しています。

【完結】ただあなたを守りたかった
冬馬亮
恋愛
ビウンデルム王国の第三王子ベネディクトは、十二歳の時の初めてのお茶会で出会った令嬢のことがずっと忘れられずにいる。
ひと目見て惹かれた。だがその令嬢は、それから間もなく、体調を崩したとかで領地に戻ってしまった。以来、王都には来ていない。
ベネディクトは、出来ることならその令嬢を婚約者にしたいと思う。
両親や兄たちは、ベネディクトは第三王子だから好きな相手を選んでいいと言ってくれた。
その令嬢にとって王族の責務が重圧になるなら、臣籍降下をすればいい。
与える爵位も公爵位から伯爵位までなら選んでいいと。
令嬢は、ライツェンバーグ侯爵家の長女、ティターリエ。
ベネディクトは心を決め、父である国王を通してライツェンバーグ侯爵家に婚約の打診をする。
だが、程なくして衝撃の知らせが王城に届く。
領地にいたティターリエが拐われたというのだ。
どうしてだ。なぜティターリエ嬢が。
婚約はまだ成立しておらず、打診をしただけの状態。
表立って動ける立場にない状況で、ベネディクトは周囲の協力者らの手を借り、密かに調査を進める。
ただティターリエの身を案じて。
そうして明らかになっていく真実とはーーー

人の才能が見えるようになりました。~いい才能は幸運な俺が育てる~
犬型大
ファンタジー
突如として変わった世界。
塔やゲートが現れて強いものが偉くてお金も稼げる世の中になった。
弱いことは才能がないことであるとみなされて、弱いことは役立たずであるとののしられる。
けれども違ったのだ。
この世の中、強い奴ほど才能がなかった。
これからの時代は本当に才能があるやつが強くなる。
見抜いて、育てる。
育てて、恩を売って、いい暮らしをする。
誰もが知らない才能を見抜け。
そしてこの世界を生き残れ。
なろう、カクヨムその他サイトでも掲載。
更新不定期

最強陛下の育児論〜5歳児の娘に振り回されているが、でもやっぱり可愛くて許してしまうのはどうしたらいいものか〜
楠ノ木雫
ファンタジー
孤児院で暮らしていた女の子リンティの元へ、とある男達が訪ねてきた。その者達が所持していたものには、この国の紋章が刻まれていた。そう、この国の皇城から来た者達だった。その者達は、この国の皇女を捜しに来ていたようで、リンティを見た瞬間間違いなく彼女が皇女だと言い出した。
言い合いになってしまったが、リンティは皇城に行く事に。だが、この国の皇帝の二つ名が〝冷血の最強皇帝〟。そして、タイミング悪く首を撥ねている瞬間を目の当たりに。
こんな無慈悲の皇帝が自分の父。そんな事実が信じられないリンティ。だけど、あれ? 皇帝が、ぬいぐるみをプレゼントしてくれた?
リンティがこの城に来てから、どんどん皇帝がおかしくなっていく姿を目の当たりにする周りの者達も困惑。一体どうなっているのだろうか?
※他の投稿サイトにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる