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六部 最終決戦編
精霊王の力を持つ兄妹
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残されていただろう邪教集団を壊滅させた飛狛は、何事もないように立っていた。それだけで、彼の力は異常だとわかる。
もちろん、破壊という魔力性質あってこそなのだろうが、それがなくても槍一本でやれそうだから恐ろしいのだ。
「琅悸でも、できる?」
気になった氷穂が問いかければ、苦笑いを浮かべながら頷く。やれるかやれないか、と問われれば、やれると答えられた。
敵の数が多いことは問題だが、実力だけでいうなら問題はない。
「だが、あれは厄介だな。それなりの実力者だろ」
目の前に最後の敵として現れた緋色の髪をした女性。膨大な魔力を秘めていることがわかるだけに、魔法攻めにあえば対処できないかもしれない。
いくら魔法を斬れる剣とはいえ、限界もあるのだ。自分の動きが間に合わなければ、斬ることはできない。
「下郎が! どこまで弄べば気が済むのだ!」
次の瞬間、誰もが驚くほどの怒りを見せたのは李蒼だった。
「李蒼、どうしたの」
彼女らしくないと華朱が呼びかけたが、同じように唸り声を上げる李黄と、表には出てきていない焔莉と楓莉が怒りの感情を伝えてくる。
あまりの出来事に驚いていると、自然と視線は知っていそうな黒欧とユフィへ向く。
どちらも複雑そうな表情を浮かべており、目の前の女性が関係者であることは明白だ。
「それで、俺を揺さぶってるつもりか?」
低い声が響けば、飛狛に関係のある誰かだと理解する。ならば問題ないと黒燿は思う。
魔法槍士である以上、たとえ肉親が敵となろうが迷うことはない。そう育てられているからだ。
しかし、と怒りを露わにする李蒼と李黄を見る。こちらは噛みつきそうな勢いだ。このままだと危ないかもしれない。
「李蒼、李黄…落ち着け。魔法槍士はこの程度で揺らぐことはない」
振り返った飛狛が冷ややかな視線で二人を宥める。
「怒ってくれてありがとう。俺は大丈夫だから」
微かに笑みを浮かべると、李黄は唸ることをやめた。本人がいいというなら、とりあえずは見守ろうということなのだ。
「ふーん……魔法槍士って、本当につまんないね」
声だけが響けば、飛狛は前へ向き直る。
「お前は、どこまでも腐ってるな」
このようなことで楽しんでいる時点で、腐っていると飛狛が吐き捨てれば、笑い声だけが響く。
「まぁ、あんたに通じないことぐらいはわかってるよ。だって、一度妹を殺しかけてるんだろ。造られた妹なんて、迷うことなく殺せるよね!」
高らかに笑う声に、不愉快だと飛狛の表情が歪む。
見えない誰かとの会話。目の前で女性の瞳が金色に変わったこと。これで全員が目の前にいるのが誰か知る。
「飛狛さんの、妹さん……」
「不愉快だぜ」
さすがにここまでくれば、不愉快だと星霜が鋭い目つきに変わった。本気で思っているのだ。
「華朱の魔道生物達が怒りだすはずだ。彼女達にとって、飛狛殿の妹は次の主だろ」
彼女達は、最初の主であった白秋の家系にそのまま付き添っている。つまり、白秋亡きあとは妹が主となっているはずだ。
それに、幼い頃からずっと知っている関係。思い入れも強いのだろう。
「それもあるが、我らはあいつの傍にいた。つまり、飛狛と朱秋のすべてを知っている。知っているからこそ、腹が立つのだ」
あの二人のことを誰よりも知っているから許せない。李黄が言うのは珍しいが、李蒼が現状としては冷静ではないからだろう。
「すまぬな。李蒼はあの二人に思い入れが強いから、怒り心頭なのだ」
しばらくは落ち着かないだろうと言われれば、華朱はわかったと頷く。
その少し前までは、李黄が秋星のことばかり気にしていたことを知っている。おそらく、この二人はそれぞれに思い入れのある人物だったということ。
しばらくは無言のやり取りをしていたが、飛狛が一歩を踏み込むと剣と槍の攻防が始まった。
その実力はさすがだと思わされる。飛狛の妹ということは、当然ながら魔法槍士の家系であり、魔法の天才と名を残す白秋の子。
どちらにも恥じない実力を持つ女性に、彼らは息を呑み見守った。
――飛狛殿を甘くみていますね。もしも本気で潰したいのであれば、白秋殿が必要です。妹では無理でしょう――
「白秋さんなら、可能なの?」
同じ人物をもう一度造ることが可能なのか、とは思うが、もし可能でいた場合、飛狛は負けると言われている気がして柊稀は疑問に思う。彼は火の神具で戦った際、白秋を抑えていたからだ。
――可能です。しかも、造られた存在であれば身体が弱いなど関係ないでしょうしね。飛狛殿が白秋殿に勝てる勝率は、五分以下なのです。弱点も含めてすべて把握されていますから――
あまりの言葉に、柊稀は絶句した。確かに白秋は強いと思う。そして、過去で出会っているからこそわかる。彼は驚くほど先を見渡す。
思考がすごいのかと思っていたが、もしかしたら目の方なのかもと思い直した。
――あの方の目は、かなり特殊ですから――
身体に問題がなければ、それこそ飛狛では太刀打ちできないだろうと黒欧は言う。
――彼らは多少なり情報を集めて過去から来た三人へぶつけてきています。ですが、飛狛殿に関しては絶妙にずれているんですよねー―
夜秋と秋星に関しては、父親に勝てないという部分は間違いがなく、父親を目の前に出されれば自分達でやろうとする辺りまで正確に突いてきた。
そして、夜秋の魔眼を利用した辺りも計算だろう。秋星は想定外だったようだが、それも当然だと黒欧は言った。
――秋星殿は、基本的に力を使いませんから。正確な情報は残されていなかったのでしょう――
けれど、とも思っていた。
――先程、飛狛殿を罠にかけてきましたが……あのとき攻めていた部分が違っていれば簡単に堕ちていたでしょう。その後もそうです。夜秋殿の魔眼を狙ってきましたが、もしもあのとき矛先が秋星殿だったら、間違いなくこの一帯を焼け野原にする勢いで力を使いました。飛狛殿を堕とすのも、揺さぶるのも、我を忘れるほどに怒らせるのも……すべてに置いて秋星殿を攻めるだけで事済みます――
「飛狛の弱点とも言えるのが、秋星だからな。あれをいつまでも引きずって、引きずったまま死んでいったな……」
死に際まで知っている李黄は、あれだけは見ていられなかったと視線を伏せる。
――妹との間に色々あったことは事実なのですが、それに関しては妹と話しているので、揺るがすほどではないのです――
互いに思うことはあり、それらをしっかりと話し合っていた。だからこそ、妹を突きつけられても揺るがないでいられる。
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もちろん、破壊という魔力性質あってこそなのだろうが、それがなくても槍一本でやれそうだから恐ろしいのだ。
「琅悸でも、できる?」
気になった氷穂が問いかければ、苦笑いを浮かべながら頷く。やれるかやれないか、と問われれば、やれると答えられた。
敵の数が多いことは問題だが、実力だけでいうなら問題はない。
「だが、あれは厄介だな。それなりの実力者だろ」
目の前に最後の敵として現れた緋色の髪をした女性。膨大な魔力を秘めていることがわかるだけに、魔法攻めにあえば対処できないかもしれない。
いくら魔法を斬れる剣とはいえ、限界もあるのだ。自分の動きが間に合わなければ、斬ることはできない。
「下郎が! どこまで弄べば気が済むのだ!」
次の瞬間、誰もが驚くほどの怒りを見せたのは李蒼だった。
「李蒼、どうしたの」
彼女らしくないと華朱が呼びかけたが、同じように唸り声を上げる李黄と、表には出てきていない焔莉と楓莉が怒りの感情を伝えてくる。
あまりの出来事に驚いていると、自然と視線は知っていそうな黒欧とユフィへ向く。
どちらも複雑そうな表情を浮かべており、目の前の女性が関係者であることは明白だ。
「それで、俺を揺さぶってるつもりか?」
低い声が響けば、飛狛に関係のある誰かだと理解する。ならば問題ないと黒燿は思う。
魔法槍士である以上、たとえ肉親が敵となろうが迷うことはない。そう育てられているからだ。
しかし、と怒りを露わにする李蒼と李黄を見る。こちらは噛みつきそうな勢いだ。このままだと危ないかもしれない。
「李蒼、李黄…落ち着け。魔法槍士はこの程度で揺らぐことはない」
振り返った飛狛が冷ややかな視線で二人を宥める。
「怒ってくれてありがとう。俺は大丈夫だから」
微かに笑みを浮かべると、李黄は唸ることをやめた。本人がいいというなら、とりあえずは見守ろうということなのだ。
「ふーん……魔法槍士って、本当につまんないね」
声だけが響けば、飛狛は前へ向き直る。
「お前は、どこまでも腐ってるな」
このようなことで楽しんでいる時点で、腐っていると飛狛が吐き捨てれば、笑い声だけが響く。
「まぁ、あんたに通じないことぐらいはわかってるよ。だって、一度妹を殺しかけてるんだろ。造られた妹なんて、迷うことなく殺せるよね!」
高らかに笑う声に、不愉快だと飛狛の表情が歪む。
見えない誰かとの会話。目の前で女性の瞳が金色に変わったこと。これで全員が目の前にいるのが誰か知る。
「飛狛さんの、妹さん……」
「不愉快だぜ」
さすがにここまでくれば、不愉快だと星霜が鋭い目つきに変わった。本気で思っているのだ。
「華朱の魔道生物達が怒りだすはずだ。彼女達にとって、飛狛殿の妹は次の主だろ」
彼女達は、最初の主であった白秋の家系にそのまま付き添っている。つまり、白秋亡きあとは妹が主となっているはずだ。
それに、幼い頃からずっと知っている関係。思い入れも強いのだろう。
「それもあるが、我らはあいつの傍にいた。つまり、飛狛と朱秋のすべてを知っている。知っているからこそ、腹が立つのだ」
あの二人のことを誰よりも知っているから許せない。李黄が言うのは珍しいが、李蒼が現状としては冷静ではないからだろう。
「すまぬな。李蒼はあの二人に思い入れが強いから、怒り心頭なのだ」
しばらくは落ち着かないだろうと言われれば、華朱はわかったと頷く。
その少し前までは、李黄が秋星のことばかり気にしていたことを知っている。おそらく、この二人はそれぞれに思い入れのある人物だったということ。
しばらくは無言のやり取りをしていたが、飛狛が一歩を踏み込むと剣と槍の攻防が始まった。
その実力はさすがだと思わされる。飛狛の妹ということは、当然ながら魔法槍士の家系であり、魔法の天才と名を残す白秋の子。
どちらにも恥じない実力を持つ女性に、彼らは息を呑み見守った。
――飛狛殿を甘くみていますね。もしも本気で潰したいのであれば、白秋殿が必要です。妹では無理でしょう――
「白秋さんなら、可能なの?」
同じ人物をもう一度造ることが可能なのか、とは思うが、もし可能でいた場合、飛狛は負けると言われている気がして柊稀は疑問に思う。彼は火の神具で戦った際、白秋を抑えていたからだ。
――可能です。しかも、造られた存在であれば身体が弱いなど関係ないでしょうしね。飛狛殿が白秋殿に勝てる勝率は、五分以下なのです。弱点も含めてすべて把握されていますから――
あまりの言葉に、柊稀は絶句した。確かに白秋は強いと思う。そして、過去で出会っているからこそわかる。彼は驚くほど先を見渡す。
思考がすごいのかと思っていたが、もしかしたら目の方なのかもと思い直した。
――あの方の目は、かなり特殊ですから――
身体に問題がなければ、それこそ飛狛では太刀打ちできないだろうと黒欧は言う。
――彼らは多少なり情報を集めて過去から来た三人へぶつけてきています。ですが、飛狛殿に関しては絶妙にずれているんですよねー―
夜秋と秋星に関しては、父親に勝てないという部分は間違いがなく、父親を目の前に出されれば自分達でやろうとする辺りまで正確に突いてきた。
そして、夜秋の魔眼を利用した辺りも計算だろう。秋星は想定外だったようだが、それも当然だと黒欧は言った。
――秋星殿は、基本的に力を使いませんから。正確な情報は残されていなかったのでしょう――
けれど、とも思っていた。
――先程、飛狛殿を罠にかけてきましたが……あのとき攻めていた部分が違っていれば簡単に堕ちていたでしょう。その後もそうです。夜秋殿の魔眼を狙ってきましたが、もしもあのとき矛先が秋星殿だったら、間違いなくこの一帯を焼け野原にする勢いで力を使いました。飛狛殿を堕とすのも、揺さぶるのも、我を忘れるほどに怒らせるのも……すべてに置いて秋星殿を攻めるだけで事済みます――
「飛狛の弱点とも言えるのが、秋星だからな。あれをいつまでも引きずって、引きずったまま死んでいったな……」
死に際まで知っている李黄は、あれだけは見ていられなかったと視線を伏せる。
――妹との間に色々あったことは事実なのですが、それに関しては妹と話しているので、揺るがすほどではないのです――
互いに思うことはあり、それらをしっかりと話し合っていた。だからこそ、妹を突きつけられても揺るがないでいられる。
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