243 / 276
6部 星の女神編
輝き出す星の光
しおりを挟む
空が茜色に染まる頃、待ち合わせ場所にしていた食事処へと集まる四人。ここで夕食を取りながら、報告をしようと決めていたのだ。
英雄王が出歩いていることから、少しばかり後悔していたりもするのだが、いまさら変えられないとクオンは諦める。
それに、ここで食べないと他に場所はない。貸し家を使っているわけでもないし、野宿で食べられる物は限られてくる。
まともな食事が食べられるなら、そこで食べたいという気持ちが勝ってしまったのだ。
「上手いな。これはどこの食べ物だ」
フォークで突っつく姿に、リーナがジロリと睨む。行儀が悪いと言いたいのだろう。
元が貴族であったオーヴァチュア家なので、当然ながら食事のマナーも厳しく躾けられているのだ。
「いいじゃんかよ。公式の場ではしっかりやってんだから」
それ以外は好きにさせろと拗ねてみせれば、リーナがため息をつく。彼に求めるのは無理だと、理解しているのだ。
「俺がこいつみたいにできるわけねぇだろ」
きれいな仕草で食事を食べるクロエを指差せば、今度はクロエから睨まれるクオン。指差すな、と言いたいのだろう。
口煩いとぶつぶつ言いながら食べるクオンに、まだまだ子供だなとフィーリオナは笑う。こうやって見ていると、騎士としているときには気付かない一面が多々ある。
オンとオフで切り替えるのだろう。クオンはもちろんだが、リーナも職務中とは違う雰囲気になる。
(大人に囲まれてると、ああなってしまうのか)
一介の騎士ならこのままでもいいが、上に立つとなればこのままではいられない。その気持ちに関してだけは、フィーリオナにも理解できる。
女王だと侮れないように振る舞った自分と、同じだと思えたのだ。
「この紅茶美味しいなぁ。どこか露店で売ってるのかな?」
食後に一杯と飲むリーナに、なるほどと見渡すフィーリオナ。こんなところにも好みや性格が現れるのかと思ったのだ。
「フィオナは珈琲だね」
「甘いのは苦手だしな」
「クロエも珈琲なんだ」
彼はお酒を好むと知っているのはリーナぐらいだろう。クオンでもそこまでは知らない。
なぜ知っているかというと、兄と飲むのを見ているからだ。
「さすがに、ここで酒は飲まない。なにがあるかわからないからな」
そして、結構強いということも知っている。
正直、リーナはクロエが酔ったところを見たことがない。兄が酔ったところは見たことがあってもだ。
「なんだ、お前酒飲むのか」
「当然だろ。誰かと違って飲める年齢だぞ」
騎士団の宴などで酒を飲む機会も多い。飲めるようになれば避けられないと言われれば、それもそうだな、とクオンが頷く。
「なんだかんだ、もうすぐ飲めるようになるんだったな」
酒が飲めるようになるまで、もうそれほど日もない。色々とありすぎて、すっかり忘れていたと言えば、リーナもそう言えばと思いだす。
「そうか、もうすぐか。なら、飲めるようになったら一緒に飲もう」
「飲む飲む! フィオナが行きたいけど行けてないだろうお店なら、わかる気がするし」
「英雄王の通っていた店、知ってるのか!?」
どこか嬉しそうに言うフィーリオナと、急に仲良くなったリーナにクオンとクロエが不思議そうに見ている。
二人で行動している間に、一体なにがあったのかと思ったほどだろう。
「一人で行くのはちょっと、と思っていたのだ。リーナが共に行ってくれるのなら、安心して行けるな」
国へ戻ったら楽しみができた、と珈琲を飲む姿に、クオンとクロエは首を傾げるのだった。
たっぷりと砂糖を入れた珈琲を一口飲めば、情報交換だとクオンは言う。
「俺達は……」
話そうとした瞬間、クオンの表情が鋭くなる。外を見たまま、なにかを探るように細められる目に、リーナとフィーリオナがクロエを見た。
わかるか、という問いかけだ。
「妙な気配を感じる。得体のしれない、なにかがやってくる感じだ」
雰囲気は変わらないが、それでもクロエの声が低くなっている。警戒している証だ。
「なにかが、起きる……」
外へ視線を向ければ、つられたように二人も見る。まだ二人は感じていないのだが、クオンとクロエが感じているなら間違いはない。
「外に出よう。ここには英雄王がいるが、戦闘要員が多いとは言えない」
「そうね。住民を見てわかったけど、ここで暮らす人達は戦えないと思うし」
クロエの言葉に、リーナも同意だと頷く。セイレーンとエルフの血を引く者達なだけあり、魔法は得意なようだ。
しかし、あくまでも得意というだけ。戦うために使ったことはないとわかっていた。すべて生活で必要なら、という形でしか使っていないのだ。
魔物でも襲って来れば、確実に住民は戦えない。戦うのは英雄王と仲間達だ。
「今なら商人の護衛がいるが、それでもどうにかなるものじゃねぇ。ここ、思ったより広いぞ」
地図を広げたクオンに、よく手に入れたなと感心するフィーリオナ。
「露店をうろついてたときにな。知り合った商人からもらった」
必要ないかと思ったが、今回ばかりは助かったなと思う。お陰でどう動けばいいのかわかる。
「このセレンは、想像以上にでかい。少なくとも北の半分ぐらいは敷地としてあるな」
思っていたよりも広大な土地だと言われれば、自分達がいる居住区はもっと広いのだと察した。それほどないと思っていたのだ。
「住処として使っているのは、炎の塔を含むセレンティア区だけらしい」
四分の一と言えば広く感じないが、おそらくバルスデ王国と同じぐらいの広さだろうと推測。ここを英雄王と仲間達だけで守りきるのは厳しい。
だからといって、自分達がどうするかというのも悩むところ。
「分かれるか」
それでも構わないぞ、と言うようにフィーリオナは見る。女王という肩書きを除けば、彼女は間違いなく戦力として最高だ。
地図を見ながら考えるクオン。四人で動くよりもいいことは間違いないが、問題はただの魔物じゃなかった場合だった。
一度戦っているだけに、そのやばさは誰よりもわかっている。あのレベルが何度も現れるとは思っていないが、可能性がゼロではないことも考えなくてはいけない。
「単独行動はやめよう。二手に分かれる。それで十分だろ」
ここには英雄王がいるのだから、とクロエが言えば、そうだなとクオンも頷く。
最悪を想定して動かなくてはいけない。現状としては自分達だけで動くのだから。
「……クオンはリーナといけ。今回は戦闘が想定される。リーナと別行動はしたくないだろ」
真剣な表情で言えば、クオンは当然と言うようにクロエを見る。
戦闘は避けられないと思っていた。わかっていて彼女と別行動をするつもりなど、初めからない。自分の目が届く範囲にいてもらわなくては、いざというときに守れなくなってしまう。
「戦力としては、どう分かれても問題ない」
問題があるとしたら、それはクロエの個人的なことだ。今はそんなことを言っている場合ではない。
・
英雄王が出歩いていることから、少しばかり後悔していたりもするのだが、いまさら変えられないとクオンは諦める。
それに、ここで食べないと他に場所はない。貸し家を使っているわけでもないし、野宿で食べられる物は限られてくる。
まともな食事が食べられるなら、そこで食べたいという気持ちが勝ってしまったのだ。
「上手いな。これはどこの食べ物だ」
フォークで突っつく姿に、リーナがジロリと睨む。行儀が悪いと言いたいのだろう。
元が貴族であったオーヴァチュア家なので、当然ながら食事のマナーも厳しく躾けられているのだ。
「いいじゃんかよ。公式の場ではしっかりやってんだから」
それ以外は好きにさせろと拗ねてみせれば、リーナがため息をつく。彼に求めるのは無理だと、理解しているのだ。
「俺がこいつみたいにできるわけねぇだろ」
きれいな仕草で食事を食べるクロエを指差せば、今度はクロエから睨まれるクオン。指差すな、と言いたいのだろう。
口煩いとぶつぶつ言いながら食べるクオンに、まだまだ子供だなとフィーリオナは笑う。こうやって見ていると、騎士としているときには気付かない一面が多々ある。
オンとオフで切り替えるのだろう。クオンはもちろんだが、リーナも職務中とは違う雰囲気になる。
(大人に囲まれてると、ああなってしまうのか)
一介の騎士ならこのままでもいいが、上に立つとなればこのままではいられない。その気持ちに関してだけは、フィーリオナにも理解できる。
女王だと侮れないように振る舞った自分と、同じだと思えたのだ。
「この紅茶美味しいなぁ。どこか露店で売ってるのかな?」
食後に一杯と飲むリーナに、なるほどと見渡すフィーリオナ。こんなところにも好みや性格が現れるのかと思ったのだ。
「フィオナは珈琲だね」
「甘いのは苦手だしな」
「クロエも珈琲なんだ」
彼はお酒を好むと知っているのはリーナぐらいだろう。クオンでもそこまでは知らない。
なぜ知っているかというと、兄と飲むのを見ているからだ。
「さすがに、ここで酒は飲まない。なにがあるかわからないからな」
そして、結構強いということも知っている。
正直、リーナはクロエが酔ったところを見たことがない。兄が酔ったところは見たことがあってもだ。
「なんだ、お前酒飲むのか」
「当然だろ。誰かと違って飲める年齢だぞ」
騎士団の宴などで酒を飲む機会も多い。飲めるようになれば避けられないと言われれば、それもそうだな、とクオンが頷く。
「なんだかんだ、もうすぐ飲めるようになるんだったな」
酒が飲めるようになるまで、もうそれほど日もない。色々とありすぎて、すっかり忘れていたと言えば、リーナもそう言えばと思いだす。
「そうか、もうすぐか。なら、飲めるようになったら一緒に飲もう」
「飲む飲む! フィオナが行きたいけど行けてないだろうお店なら、わかる気がするし」
「英雄王の通っていた店、知ってるのか!?」
どこか嬉しそうに言うフィーリオナと、急に仲良くなったリーナにクオンとクロエが不思議そうに見ている。
二人で行動している間に、一体なにがあったのかと思ったほどだろう。
「一人で行くのはちょっと、と思っていたのだ。リーナが共に行ってくれるのなら、安心して行けるな」
国へ戻ったら楽しみができた、と珈琲を飲む姿に、クオンとクロエは首を傾げるのだった。
たっぷりと砂糖を入れた珈琲を一口飲めば、情報交換だとクオンは言う。
「俺達は……」
話そうとした瞬間、クオンの表情が鋭くなる。外を見たまま、なにかを探るように細められる目に、リーナとフィーリオナがクロエを見た。
わかるか、という問いかけだ。
「妙な気配を感じる。得体のしれない、なにかがやってくる感じだ」
雰囲気は変わらないが、それでもクロエの声が低くなっている。警戒している証だ。
「なにかが、起きる……」
外へ視線を向ければ、つられたように二人も見る。まだ二人は感じていないのだが、クオンとクロエが感じているなら間違いはない。
「外に出よう。ここには英雄王がいるが、戦闘要員が多いとは言えない」
「そうね。住民を見てわかったけど、ここで暮らす人達は戦えないと思うし」
クロエの言葉に、リーナも同意だと頷く。セイレーンとエルフの血を引く者達なだけあり、魔法は得意なようだ。
しかし、あくまでも得意というだけ。戦うために使ったことはないとわかっていた。すべて生活で必要なら、という形でしか使っていないのだ。
魔物でも襲って来れば、確実に住民は戦えない。戦うのは英雄王と仲間達だ。
「今なら商人の護衛がいるが、それでもどうにかなるものじゃねぇ。ここ、思ったより広いぞ」
地図を広げたクオンに、よく手に入れたなと感心するフィーリオナ。
「露店をうろついてたときにな。知り合った商人からもらった」
必要ないかと思ったが、今回ばかりは助かったなと思う。お陰でどう動けばいいのかわかる。
「このセレンは、想像以上にでかい。少なくとも北の半分ぐらいは敷地としてあるな」
思っていたよりも広大な土地だと言われれば、自分達がいる居住区はもっと広いのだと察した。それほどないと思っていたのだ。
「住処として使っているのは、炎の塔を含むセレンティア区だけらしい」
四分の一と言えば広く感じないが、おそらくバルスデ王国と同じぐらいの広さだろうと推測。ここを英雄王と仲間達だけで守りきるのは厳しい。
だからといって、自分達がどうするかというのも悩むところ。
「分かれるか」
それでも構わないぞ、と言うようにフィーリオナは見る。女王という肩書きを除けば、彼女は間違いなく戦力として最高だ。
地図を見ながら考えるクオン。四人で動くよりもいいことは間違いないが、問題はただの魔物じゃなかった場合だった。
一度戦っているだけに、そのやばさは誰よりもわかっている。あのレベルが何度も現れるとは思っていないが、可能性がゼロではないことも考えなくてはいけない。
「単独行動はやめよう。二手に分かれる。それで十分だろ」
ここには英雄王がいるのだから、とクロエが言えば、そうだなとクオンも頷く。
最悪を想定して動かなくてはいけない。現状としては自分達だけで動くのだから。
「……クオンはリーナといけ。今回は戦闘が想定される。リーナと別行動はしたくないだろ」
真剣な表情で言えば、クオンは当然と言うようにクロエを見る。
戦闘は避けられないと思っていた。わかっていて彼女と別行動をするつもりなど、初めからない。自分の目が届く範囲にいてもらわなくては、いざというときに守れなくなってしまう。
「戦力としては、どう分かれても問題ない」
問題があるとしたら、それはクロエの個人的なことだ。今はそんなことを言っている場合ではない。
・
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説
VRMMOでチュートリアルを2回やった生産職のボクは最強になりました
鳥山正人
ファンタジー
フルダイブ型VRMMOゲームの『スペードのクイーン』のオープンベータ版が終わり、正式リリースされる事になったので早速やってみたら、いきなりのサーバーダウン。
だけどボクだけ知らずにそのままチュートリアルをやっていた。
チュートリアルが終わってさぁ冒険の始まり。と思ったらもう一度チュートリアルから開始。
2度目のチュートリアルでも同じようにクリアしたら隠し要素を発見。
そこから怒涛の快進撃で最強になりました。
鍛冶、錬金で主人公がまったり最強になるお話です。
※この作品は「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過した【第1章完結】デスペナのないVRMMOで〜をブラッシュアップして、続きの物語を描いた作品です。
その事を理解していただきお読みいただければ幸いです。
分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活
SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。
クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。
これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。
【完結】平凡な魔法使いですが、国一番の騎士に溺愛されています
空月
ファンタジー
この世界には『善い魔法使い』と『悪い魔法使い』がいる。
『悪い魔法使い』の根絶を掲げるシュターメイア王国の魔法使いフィオラ・クローチェは、ある日魔法の暴発で幼少時の姿になってしまう。こんな姿では仕事もできない――というわけで有給休暇を得たフィオラだったが、一番の友人を自称するルカ=セト騎士団長に、何故かなにくれとなく世話をされることに。
「……おまえがこんなに子ども好きだとは思わなかった」
「いや、俺は子どもが好きなんじゃないよ。君が好きだから、子どもの君もかわいく思うし好きなだけだ」
そんなことを大真面目に言う国一番の騎士に溺愛される、平々凡々な魔法使いのフィオラが、元の姿に戻るまでと、それから。
◆三部完結しました。お付き合いありがとうございました。(2024/4/4)
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
World a king~異世界転生物語~
bakauke16mai
ファンタジー
6/9 本編(?)が完結しました!!
30歳で亡くなった主人公の佐藤亮太は、女神の手違い(以下略)異世界に転生する。
その世界は、魔物も魔法も貴族も奴隷も存在する、ファンタジー全開な世界だった!!
国王による企みに嵌ったり、王国をチートで救ったり、自重する気は無い!?
世界の歯車が刻まれていく中で、亮太の存在はその歯車さえ狂わせる。
異世界に転生した彼が、快適な生活を手に入れるまでの、チートな生活が始まる!
な、はずだったけど!!なんだか最強街道を直進中!!イチャイチャとバトルだけが延々と繰り返されています!!
収容所生まれの転生幼女は、囚人達と楽しく暮らしたい
三園 七詩
ファンタジー
旧題:収容所生まれの転生幼女は囚人達に溺愛されてますので幸せです
無実の罪で幽閉されたメアリーから生まれた子供は不幸な生い立ちにも関わらず囚人達に溺愛されて幸せに過ごしていた…そんなある時ふとした拍子に前世の記憶を思い出す!
無実の罪で不幸な最後を迎えた母の為!優しくしてくれた囚人達の為に自分頑張ります!
家に住み着いている妖精に愚痴ったら、国が滅びました
猿喰 森繁 (さるばみ もりしげ)
ファンタジー
【書籍化決定しました!】
11月中旬刊行予定です。
これも多くの方が、お気に入り登録してくださったおかげです
ありがとうございます。
【あらすじ】
精霊の加護なくして魔法は使えない。
私は、生まれながらにして、加護を受けることが出来なかった。
加護なしは、周りに不幸をもたらすと言われ、家族だけでなく、使用人たちからも虐げられていた。
王子からも婚約を破棄されてしまい、これからどうしたらいいのか、友人の屋敷妖精に愚痴ったら、隣の国に知り合いがいるということで、私は夜逃げをすることにした。
まさか、屋敷妖精の一声で、精霊の信頼がなくなり、国が滅ぶことになるとは、思いもしなかった。
レディース異世界満喫禄
日の丸
ファンタジー
〇城県のレディース輝夜の総長篠原連は18才で死んでしまう。
その死に方があまりな死に方だったので運命神の1人に異世界におくられることに。
その世界で出会う仲間と様々な体験をたのしむ!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる