198 / 276
5部 よみがえる月神編
記憶の聖獣3
しおりを挟む
焼けるような痛みが付きまとう。焼かれた当時の記憶を見れば、その痛みがそのまま身体に襲い掛かる。
焼かれながら思っていた感情がそのまま流れ込み、理解できるような、けれど兄の気持ちもわかるような気になって迷う。
一体、どちらが正解なのか。
答えはひとつ。どちらも正解なのではないかと思うのだ。
「クッ…」
実際には焼かれていない。けれど、身体は間違いなく焼かれている。焼かれた感覚だけが残り、苦しめていくのだ。
「クオン…」
誰かの声が聞こえてくる。この声が唯一、クオンを繋ぎ留めている存在だった。
押し寄せてくる凄まじい力と記憶の渦。記憶に伴う痛みや苦しみは、わかっていたからといって耐えられるものではない。
自分が言われているわけではないが、自分が言われているのと変わらない言葉の数々。
(あいつは、人間だと信じていた。ただ、女神の力を手にしただけ)
それなのに化け物と罵られるのは、きついものがある。
(リーナも……)
これとは違うが、こんな気分だったのだろうかと思う。銀髪なだけで老婆と言われてきた。色白だから目が目立つというだけで不気味だと言われる。
中身は違っても、化け物と罵られるのと同じだと思えた。
守ろうとした相手から、化け物と罵られていく度に傷つき、凍りついていく心。人間であって人間を嫌うリオン・アルヴァースの変化。
「つぇな…」
「えっ?」
小さく呟かれた言葉に、リーナが不思議そうに見る。言葉が聞き取れなかったのではなく、言葉の意味が気になったのだ。
「あいつは……魔物から人間を守って……守った人間に化け物扱いされて……人間嫌いになった」
自分達を魔物の元凶と言い、化け物と罵り、殺そうとする。
そんなとき、自分を守ろうとして酷い怪我をするのは兄で、リオン・アルヴァースの感情はどうしてこんな奴らを、という方向へ向かっていく。
「守る価値があるのか……」
「あるわよ。全部が悪い人じゃないもの」
自分を不気味だと言う者は多い。オーヴァチュア家だからこそ、表立って言われることはないが、それでも不気味なハーフエルフと言われている。
どれだけ隠そうと、自分を不気味だと、老婆だと言う者が多くいることは知っていた。
同時に、そうではないのも知っている。少なくとも、大切な幼馴染みや師匠は出会った頃からそうではなかった。
「まぁ、私は私が嫌いだったから……」
自分の銀髪を嫌っていたリーナだから、どこかで言われても仕方ないと思っていたのかもしれない。
小さく呟かれた言葉に、そこは違ったかとクオンは思う。リオン・アルヴァースは普通の人間だと思っていた。力を手放したら、今までの日常に戻ると。
「それでも、やっぱ強いな」
いや、大人なのかもしれないと微かに笑う。どことなく自分に似ているリオン・アルヴァース。
自分が同じ立場なら、そう考えたかもしれないとすら思っていた。
(騎士の家系に生まれ、騎士になることが当たり前の世界にいた。だから、俺はこうなだけだ……)
きっと、そうでなかったら人間を守る側にはいなかったかもしれない。
「うっ…」
押し寄せてくるものに、身体が塗り替えられていくような錯覚を覚える。
「クオン!」
リーナが慌てたように抱きしめると、その感覚は遠のいていった。
(たぶん、これが覚醒すると……)
そういうことなのだろう、とクオンの意識は遠のく。記憶の中ではなく、深い眠りの中へと。
頃合いを見計らったかのように室内へ入ってきたのは、クロエ・ソレニムスだった。
「リーナも、少し休め」
ただ寝ているだけと確認すれば、その身体をベッドへ寝かせる。さすがにリーナでは寝かせることができない。
わかっていたからこそ、ある程度の時間が経ったら様子を見ると決めていたクロエ。向かったときに起きていたら、強制的に気絶させることも考えていた。
「クロエは?」
「少し休んだから問題ない」
その少しとは、どれぐらいだと突っ込みたくなる。むしろ、本当に休んでいるかも怪しいところだ。
だが、仮に休んでいなかったとしても、彼なら言わないだろう。
クロエ・ソレニムスとはそういう人物だ。兄とも仲がいいだけに、リーナはクオン以上にクロエという幼馴染みを理解している。
「しばらくは寝てるだろ」
「どうして、そう思うの?」
「その腕輪が、月神の物だからだ」
名の通り、夜に力を振るう物だと思っていた。それだけだと言えば、妙に納得ができる。水晶のように輝いていた腕輪は、今はただの金属にしか見えない。
昼間もまったく変化がない、というわけではないだろうが、それでも少し休む時間ぐらいは取れる。
わかれば、リーナも一眠りしようと思えた。自分が倒れては意味がないのだ。彼を支えるために、自分のこともしっかりと管理しなくてはいけない。
「ここにいるの?」
「あぁ。一応な」
誰にも絶対こうだと言い切れる状態ではないのだ。リーナが寝ている間に、クオンに変化が起きる可能性を捨ててはいけない。
基本的には二人でどうにかしてもらうつもりだが、休息を取る時間ぐらいは自分が見ていようと決めていた。
「飯は、頼めば在留の騎士達が用意してくれるようだ」
「あ、そうなんだ」
よかったと笑う姿を見れば、思わず苦笑いが零れる。
「これが片付いたら、花嫁修業ぐらいはしたらどうだ。リーナ、家庭面はなにもできないだろ」
「うっ……」
思わぬ言葉に、リーナの動きが止まった。鍛錬ばかりしてきたことで、確かになにもできないと自覚していることだ。
実は、師匠であるフィフィリス・ぺドランからも言われたことがある。なにかひとつできるようになれと。
「フォルスは俺が抑えてやるから、もっと素直になれ。そうじゃないと、案外クオンはモテるぞ」
普段はクロエの傍にいることで、女性が言い寄ってこないようにしているクオン。意図的に冷たくすることもあると知っているのはクロエだけだ。
だが、この先もそうかと言われれば保証されない。
(少し脅しをかけておけば、変わるだろ)
さすがに両想いなことぐらい気付けと思うクロエ。どう見ても両想いなのに、相手は自分に気がないと思っているのだから困るのだ。
お陰で、家同士が踏み切れないでいる。
「俺は巻き込まれたくないからな」
「どいうことよ」
「……家同士が婚約する、しないで、随分迷ってるらしいからな」
その原因が、自分だと知っているのだ。三人で行動してばかりいたことで、踏み込めなくなってしまった。
「なにそれ、知らないんだけど」
「フォルスがもっとリーナといろ、とうるさい」
「お、お兄様……」
この場にいたら殴り飛ばしていたかもしれない。それほど兄へ苛立ちを覚えるリーナ。
(いや、帰ったら一度殴っておこう)
そんな決意をすると、とにかく休もうと横になる。
なにかあったらすぐに起こしてくれ、と言うなり寝てしまったリーナに、クロエは笑みを浮かべる。
さすがにクオンが気持ちを抑えられないだろう、とわかっていたのだが、それでも抑えようとするのが彼だ。だからこそ、リーナにわざと言った。
彼女がもう少し攻めてくれれば、限界のクオンが動くと思ってのこと。
二人をずっと見てきたからこそ、一緒になってほしいと願う。そこに、少しだけ彼の私情があるとは、誰も気付かないことだ。
(俺も……醜いな。自分でやっておいて、こんな気持ちになるなんて)
自嘲気味に笑うと、この気持ちは奥底へ封じるのだと考えることをやめた。
(今は、まだ……)
そのときではないから。いつかそのときがきたとき、それでも同じ気持ちでいられたらいいなと思う。思ってから、今度こそ完全に封じ込めた。
二人の寝顔を眺めながら、フォルスをどうするかでも考えようと思えば、うんざりしてきてそれもやめる。
(全部後でいいか)
妹溺愛の面倒な友人に、しばらく会わないのだから考えるのは帰りにしようとすら思う。
輝きを失った腕輪に触れ、ゆっくり休めと願うだけにした。まだ、始まったばかりなのだからと。
・
焼かれながら思っていた感情がそのまま流れ込み、理解できるような、けれど兄の気持ちもわかるような気になって迷う。
一体、どちらが正解なのか。
答えはひとつ。どちらも正解なのではないかと思うのだ。
「クッ…」
実際には焼かれていない。けれど、身体は間違いなく焼かれている。焼かれた感覚だけが残り、苦しめていくのだ。
「クオン…」
誰かの声が聞こえてくる。この声が唯一、クオンを繋ぎ留めている存在だった。
押し寄せてくる凄まじい力と記憶の渦。記憶に伴う痛みや苦しみは、わかっていたからといって耐えられるものではない。
自分が言われているわけではないが、自分が言われているのと変わらない言葉の数々。
(あいつは、人間だと信じていた。ただ、女神の力を手にしただけ)
それなのに化け物と罵られるのは、きついものがある。
(リーナも……)
これとは違うが、こんな気分だったのだろうかと思う。銀髪なだけで老婆と言われてきた。色白だから目が目立つというだけで不気味だと言われる。
中身は違っても、化け物と罵られるのと同じだと思えた。
守ろうとした相手から、化け物と罵られていく度に傷つき、凍りついていく心。人間であって人間を嫌うリオン・アルヴァースの変化。
「つぇな…」
「えっ?」
小さく呟かれた言葉に、リーナが不思議そうに見る。言葉が聞き取れなかったのではなく、言葉の意味が気になったのだ。
「あいつは……魔物から人間を守って……守った人間に化け物扱いされて……人間嫌いになった」
自分達を魔物の元凶と言い、化け物と罵り、殺そうとする。
そんなとき、自分を守ろうとして酷い怪我をするのは兄で、リオン・アルヴァースの感情はどうしてこんな奴らを、という方向へ向かっていく。
「守る価値があるのか……」
「あるわよ。全部が悪い人じゃないもの」
自分を不気味だと言う者は多い。オーヴァチュア家だからこそ、表立って言われることはないが、それでも不気味なハーフエルフと言われている。
どれだけ隠そうと、自分を不気味だと、老婆だと言う者が多くいることは知っていた。
同時に、そうではないのも知っている。少なくとも、大切な幼馴染みや師匠は出会った頃からそうではなかった。
「まぁ、私は私が嫌いだったから……」
自分の銀髪を嫌っていたリーナだから、どこかで言われても仕方ないと思っていたのかもしれない。
小さく呟かれた言葉に、そこは違ったかとクオンは思う。リオン・アルヴァースは普通の人間だと思っていた。力を手放したら、今までの日常に戻ると。
「それでも、やっぱ強いな」
いや、大人なのかもしれないと微かに笑う。どことなく自分に似ているリオン・アルヴァース。
自分が同じ立場なら、そう考えたかもしれないとすら思っていた。
(騎士の家系に生まれ、騎士になることが当たり前の世界にいた。だから、俺はこうなだけだ……)
きっと、そうでなかったら人間を守る側にはいなかったかもしれない。
「うっ…」
押し寄せてくるものに、身体が塗り替えられていくような錯覚を覚える。
「クオン!」
リーナが慌てたように抱きしめると、その感覚は遠のいていった。
(たぶん、これが覚醒すると……)
そういうことなのだろう、とクオンの意識は遠のく。記憶の中ではなく、深い眠りの中へと。
頃合いを見計らったかのように室内へ入ってきたのは、クロエ・ソレニムスだった。
「リーナも、少し休め」
ただ寝ているだけと確認すれば、その身体をベッドへ寝かせる。さすがにリーナでは寝かせることができない。
わかっていたからこそ、ある程度の時間が経ったら様子を見ると決めていたクロエ。向かったときに起きていたら、強制的に気絶させることも考えていた。
「クロエは?」
「少し休んだから問題ない」
その少しとは、どれぐらいだと突っ込みたくなる。むしろ、本当に休んでいるかも怪しいところだ。
だが、仮に休んでいなかったとしても、彼なら言わないだろう。
クロエ・ソレニムスとはそういう人物だ。兄とも仲がいいだけに、リーナはクオン以上にクロエという幼馴染みを理解している。
「しばらくは寝てるだろ」
「どうして、そう思うの?」
「その腕輪が、月神の物だからだ」
名の通り、夜に力を振るう物だと思っていた。それだけだと言えば、妙に納得ができる。水晶のように輝いていた腕輪は、今はただの金属にしか見えない。
昼間もまったく変化がない、というわけではないだろうが、それでも少し休む時間ぐらいは取れる。
わかれば、リーナも一眠りしようと思えた。自分が倒れては意味がないのだ。彼を支えるために、自分のこともしっかりと管理しなくてはいけない。
「ここにいるの?」
「あぁ。一応な」
誰にも絶対こうだと言い切れる状態ではないのだ。リーナが寝ている間に、クオンに変化が起きる可能性を捨ててはいけない。
基本的には二人でどうにかしてもらうつもりだが、休息を取る時間ぐらいは自分が見ていようと決めていた。
「飯は、頼めば在留の騎士達が用意してくれるようだ」
「あ、そうなんだ」
よかったと笑う姿を見れば、思わず苦笑いが零れる。
「これが片付いたら、花嫁修業ぐらいはしたらどうだ。リーナ、家庭面はなにもできないだろ」
「うっ……」
思わぬ言葉に、リーナの動きが止まった。鍛錬ばかりしてきたことで、確かになにもできないと自覚していることだ。
実は、師匠であるフィフィリス・ぺドランからも言われたことがある。なにかひとつできるようになれと。
「フォルスは俺が抑えてやるから、もっと素直になれ。そうじゃないと、案外クオンはモテるぞ」
普段はクロエの傍にいることで、女性が言い寄ってこないようにしているクオン。意図的に冷たくすることもあると知っているのはクロエだけだ。
だが、この先もそうかと言われれば保証されない。
(少し脅しをかけておけば、変わるだろ)
さすがに両想いなことぐらい気付けと思うクロエ。どう見ても両想いなのに、相手は自分に気がないと思っているのだから困るのだ。
お陰で、家同士が踏み切れないでいる。
「俺は巻き込まれたくないからな」
「どいうことよ」
「……家同士が婚約する、しないで、随分迷ってるらしいからな」
その原因が、自分だと知っているのだ。三人で行動してばかりいたことで、踏み込めなくなってしまった。
「なにそれ、知らないんだけど」
「フォルスがもっとリーナといろ、とうるさい」
「お、お兄様……」
この場にいたら殴り飛ばしていたかもしれない。それほど兄へ苛立ちを覚えるリーナ。
(いや、帰ったら一度殴っておこう)
そんな決意をすると、とにかく休もうと横になる。
なにかあったらすぐに起こしてくれ、と言うなり寝てしまったリーナに、クロエは笑みを浮かべる。
さすがにクオンが気持ちを抑えられないだろう、とわかっていたのだが、それでも抑えようとするのが彼だ。だからこそ、リーナにわざと言った。
彼女がもう少し攻めてくれれば、限界のクオンが動くと思ってのこと。
二人をずっと見てきたからこそ、一緒になってほしいと願う。そこに、少しだけ彼の私情があるとは、誰も気付かないことだ。
(俺も……醜いな。自分でやっておいて、こんな気持ちになるなんて)
自嘲気味に笑うと、この気持ちは奥底へ封じるのだと考えることをやめた。
(今は、まだ……)
そのときではないから。いつかそのときがきたとき、それでも同じ気持ちでいられたらいいなと思う。思ってから、今度こそ完全に封じ込めた。
二人の寝顔を眺めながら、フォルスをどうするかでも考えようと思えば、うんざりしてきてそれもやめる。
(全部後でいいか)
妹溺愛の面倒な友人に、しばらく会わないのだから考えるのは帰りにしようとすら思う。
輝きを失った腕輪に触れ、ゆっくり休めと願うだけにした。まだ、始まったばかりなのだからと。
・
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
(完結)もふもふと幼女の異世界まったり旅
あかる
ファンタジー
死ぬ予定ではなかったのに、死神さんにうっかり魂を狩られてしまった!しかも証拠隠滅の為に捨てられて…捨てる神あれば拾う神あり?
異世界に飛ばされた魂を拾ってもらい、便利なスキルも貰えました!
完結しました。ところで、何位だったのでしょう?途中覗いた時は150~160位くらいでした。応援、ありがとうございました。そのうち新しい物も出す予定です。その時はよろしくお願いします。
投獄された聖女は祈るのをやめ、自由を満喫している。
七辻ゆゆ
ファンタジー
「偽聖女リーリエ、おまえとの婚約を破棄する。衛兵、偽聖女を地下牢に入れよ!」
リーリエは喜んだ。
「じゆ……、じゆう……自由だわ……!」
もう教会で一日中祈り続けなくてもいいのだ。
ドジな天使のせいで異世界転生したのでこの天使に仕返ししようとしたら幼馴染まで追いかけてきてこの世界で生き抜こうと思った件について
tai-bo
ファンタジー
ゲームを買いに行った帰り道、ひょんなことから空から落ちてきたものに当たって、死んでしまった琢磨は天界で天使ガブリエルにあった。どこか頼りなさそうでドジだったが自分が死んだ原因はガブリエルのせいだとわかり、異世界まで連れてって仕返しをしようと思うけどはたから見るとしょうもない嫌がらせにしか見えない。そんな二人が冒険者として新しい人生を謳歌しようとすると、天使がいるんだから当然とばかりに悪魔が出てきたり、悪魔によって異世界召喚された琢磨の幼馴染が追いかけてきたり休まる暇がない。果たして琢磨の第二の人生はどうなるのか?・・・・・・
異世界楽々通販サバイバル
shinko
ファンタジー
最近ハマりだしたソロキャンプ。
近くの山にあるキャンプ場で泊っていたはずの伊田和司 51歳はテントから出た瞬間にとてつもない違和感を感じた。
そう、見上げた空には大きく輝く2つの月。
そして山に居たはずの自分の前に広がっているのはなぜか海。
しばらくボーゼンとしていた和司だったが、軽くストレッチした後にこうつぶやいた。
「ついに俺の番が来たか、ステータスオープン!」
異世界無知な私が転生~目指すはスローライフ~
丹葉 菟ニ
ファンタジー
倉山美穂 39歳10ヶ月
働けるうちにあったか猫をタップリ着込んで、働いて稼いで老後は ゆっくりスローライフだと夢見るおばさん。
いつもと変わらない日常、隣のブリっ子後輩を適当にあしらいながらも仕事しろと注意してたら突然地震!
悲鳴と逃げ惑う人達の中で咄嗟に 机の下で丸くなる。
対処としては間違って無かった筈なのにぜか飛ばされる感覚に襲われたら静かになってた。
・・・顔は綺麗だけど。なんかやだ、面倒臭い奴 出てきた。
もう少しマシな奴いませんかね?
あっ、出てきた。
男前ですね・・・落ち着いてください。
あっ、やっぱり神様なのね。
転生に当たって便利能力くれるならそれでお願いします。
ノベラを知らないおばさんが 異世界に行くお話です。
不定期更新
誤字脱字
理解不能
読みにくい 等あるかと思いますが、お付き合いして下さる方大歓迎です。
聖女として召還されたのにフェンリルをテイムしたら追放されましたー腹いせに快適すぎる森に引きこもって我慢していた事色々好き放題してやります!
ふぃえま
ファンタジー
「勝手に呼び出して無茶振りしたくせに自分達に都合の悪い聖獣がでたら責任追及とか狡すぎません?
せめて裏で良いから謝罪の一言くらいあるはずですよね?」
不況の中、なんとか内定をもぎ取った会社にやっと慣れたと思ったら異世界召還されて勝手に聖女にされました、佐藤です。いや、元佐藤か。
実は今日、なんか国を守る聖獣を召還せよって言われたからやったらフェンリルが出ました。
あんまりこういうの詳しくないけど確か超強いやつですよね?
なのに周りの反応は正反対!
なんかめっちゃ裏切り者とか怒鳴られてロープグルグル巻きにされました。
勝手にこっちに連れて来たりただでさえ難しい聖獣召喚にケチつけたり……なんかもうこの人たち助けなくてもバチ当たりませんよね?
遺棄令嬢いけしゃあしゃあと幸せになる☆婚約破棄されたけど私は悪くないので侯爵さまに嫁ぎます!
天田れおぽん
ファンタジー
婚約破棄されましたが私は悪くないので反省しません。いけしゃあしゃあと侯爵家に嫁いで幸せになっちゃいます。
魔法省に勤めるトレーシー・ダウジャン伯爵令嬢は、婿養子の父と義母、義妹と暮らしていたが婚約者を義妹に取られた上に家から追い出されてしまう。
でも優秀な彼女は王城に住み、個性的な人たちに囲まれて楽しく仕事に取り組む。
一方、ダウジャン伯爵家にはトレーシーの親戚が乗り込み、父たち家族は追い出されてしまう。
トレーシーは先輩であるアルバス・メイデン侯爵令息と王族から依頼された仕事をしながら仲を深める。
互いの気持ちに気付いた二人は、幸せを手に入れていく。
。oOo。.:♥:.。oOo。.:♥:.。oOo。.:♥:.。oOo。.:♥:.
他サイトにも連載中
2023/09/06 少し修正したバージョンと入れ替えながら更新を再開します。
よろしくお願いいたします。m(_ _)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる