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3部 永久の歌姫編
北の情報を求め3
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どことなくニヤニヤと見ていることに気付いた二人は、慌てたように視線を逸らす。誤魔化すようにシャルが咳払いすれば、アクアは声を上げて笑った。
「色々聞きたいけど、とりあえず北のことが知りたいかな」
話を戻そうと言えば、二人とも表情を引き締めて頷く。
「セルティ・シーゼルですが、彼はセルティ・アルヴァースが本来の名前です。レイン・アルヴァースの息子が北に渡り、バルスデ王国の陰にいるはずなのですが……」
なぜか表に出て来てしまったと苦笑いを浮かべて言う。おそらくは初の女王が即位したのと関係があるのだろうとも付け足す。
彼はどうしてこのようなことを知っているのか。不思議に思いつつも、彼が言う情報なら信憑性は高い。
「かつての仲間であった家系では、独自の連絡方法を受け継いでいます。アクア様ならわかるかと思うのですが」
「あー、魔力装置だ! シオン君が関わってるやつ!」
「そうです」
姿を映して連絡をやり取りする魔力装置。シオン・アルヴァースが息子のためにと、魔力装置を作っていたクレド・シュトラウスに協力した物。
さすがに大量生産できるものではなく、数は限られている。
西の大陸にもひとつ渡っていたなと思いだすと、その管理をカルノー・フィアラントがやっていたのかと納得する。
「現在、西でこちらを持っているのは俺だけです。北に三名、南に一名です。東に関しては、あるにはあるのですが」
言葉を濁す姿に、アクアはなんとなく察した。おそらく、東で使っていたのは彼だろうとわかったのだ。
「今は使われてないんだね」
「そうです。どうするかに関しても決まっていないので」
もしも問題があるようなら、太陽神の判断に任せるとまで言われてしまえば、あとで相談してみようと思う。放置していい物なのかも、アクアには判断できないからだ。
「あれの使用で連絡のやり取りをしておりますので、セルティはよく知っています。直接会ったことはないですけどね」
西から出たことがないだけに、魔力装置での対面しかしたことはない。
あちらも北から出ることはなく、正直なところ直接会うことはないだろうとすら思っている。地上部隊となるシャルは、西から出ての魔物退治は回ってこないのだ。
北の大国に裏から関わっているセルティも、北の大陸から出ることはない。彼はそのためにいるからだ。
「なるほどねぇ。まさか北に渡るとは思ってなかったよ。シオン君なら知ってたんだろうけど」
不思議そうに二人が見るから、そこまで情報を共有していないのだと言う。
長く生きていく上で、必要最低限の情報だけを共有していて、知りたいことは自分達で得る。これが四人の中で決まっている決まりだ。
自然とそうなっていったのだが、困ったことは一度もない。
「星で視れたことないんだけどなぁ……そんなすごいの?」
レイン・アルヴァースの印象でしか想像ができないことから、セルティの想像がまったくできないアクア。
「彼は…あの国の中では厄介な人物でしょうね。まったく読めないです。なにを考えているのかもわからないですし、自分を隠すのも上手いです」
シュトラウス家とも連絡を取り合っているが、そちらとは違う意味で読めない人物だと思っていたシャル。どうすればああ育つのか、正直彼も気になっているところだ。
今現在、北にいる関係者は厄介なのばかりかもしれない。シャルの言葉に、アクアは考えることを放棄することにした。
自分が考えたところで、おそらくなにもわからないだろうと思ったのだ。
「月神候補は聞いています。王家もシュトラウス家も様子見しているのは、シリウス家の者ですね。そちらの資料にもあるかと」
騎士団の資料が広げられているのを見て、シャルが載っているはずだと言う。
すぐさま確認すると、クオン・メイ・シリウスという名を見つける。月光騎士団の最年少騎士団長だ。
「クオン・メイ・シリウス……スレイの家系かぁ。確かに、ここは一番可能性があるけど」
その周辺もわかるのかと問いかければ、少しはとシャルは言う。さすがに向こうから与えられた情報以外は、聞きやすいものしか把握していなかった。
繋がりはあるが、シャルはあくまでもメリシル国の騎士。なにかあったとき、必ずしも味方とは限らないのだ。
基本的に情報を共有しているのは過去の事例から、この先同じようなことがあったときどう動くかだけ。予言が下ったことで、今は深い部分までもらえているだけにすぎない。
かつての仲間だった家系。それらに関しては情報が入っていた。
「クオン・メイ・シリウスの近くにいるのは、クロエ・ソレニムスとリーナ・ノヴァ・オーヴァチュアの二人だけです。どうやら、交友関係は広くないようですね」
ここ最近は連絡がきていないだけに、変化が起きている可能性は高い。クオンが騎士団長になっているからだ。
「リーナ・ノヴァ・オーヴァチュア……星の女神!」
勢いよく立ち上がると、二人とも慌てたように手を出そうとして引っ込める。
「大丈夫、大丈夫。歩くのはあれだけど、立つのは問題ないよ」
過保護すぎると笑いながら言えば、紙の束に情報がないかと探す。
なぜか、直感的に星の女神だと思えてしまったのだ。
「彼女の情報が欲しいのですか? おそらく、フィフィリスに聞けばわかると思いますが。久々に取った弟子がオーヴァチュア家だと言っていたので」
また新しい名前が出たなと見上げれば、フィフィリス・ぺドランだと教えられて驚く。
(グレン君には言わない方がいいのかな? でも、きっと関わるよね)
遥か昔、顔を合わせる度に言い合いをしていたのを思いだすと、どうしたものかと思う。
一先ず、今は考えなくていいかと思う。関わってから考えればいいことだ。
「フィフィリスなら連絡を取りやすいので、確認してみましょうか?」
シャルが自分から連絡を取れるのは、フィフィリス・ぺドランだけ。他の二人に関しては、いつなら連絡が取れるのかよくわからないのだ。
騎士団を束ねる立場にいることもあって、簡単に連絡が取れない。
「お願いしようかな。むしろ、話してみたいかも」
「それは、いいですね。直接話された方がいいかもしれないです」
アクアがいつでもいいと言えば、相手側に確認してからまた連絡すると伝えてシャルはその場を離れた。
「ソニア、ありがとう」
「お役に立ててよかったです」
さすがに関りがあるとは思わなかったが、彼を紹介したことで役立てたならよかったと思う。
「休まれますか? これはとりあえず必要なくなりましたし」
「するするー!」
もう文字は見たくないと放り出せば、さすがに慌てて片付ける。一応、女王と限られた者しか見られないものなのだから、放り出していいものではない。
困った女神様だと思いつつ、こういったところも嫌いではないのだから笑うしかなかった。
・
「色々聞きたいけど、とりあえず北のことが知りたいかな」
話を戻そうと言えば、二人とも表情を引き締めて頷く。
「セルティ・シーゼルですが、彼はセルティ・アルヴァースが本来の名前です。レイン・アルヴァースの息子が北に渡り、バルスデ王国の陰にいるはずなのですが……」
なぜか表に出て来てしまったと苦笑いを浮かべて言う。おそらくは初の女王が即位したのと関係があるのだろうとも付け足す。
彼はどうしてこのようなことを知っているのか。不思議に思いつつも、彼が言う情報なら信憑性は高い。
「かつての仲間であった家系では、独自の連絡方法を受け継いでいます。アクア様ならわかるかと思うのですが」
「あー、魔力装置だ! シオン君が関わってるやつ!」
「そうです」
姿を映して連絡をやり取りする魔力装置。シオン・アルヴァースが息子のためにと、魔力装置を作っていたクレド・シュトラウスに協力した物。
さすがに大量生産できるものではなく、数は限られている。
西の大陸にもひとつ渡っていたなと思いだすと、その管理をカルノー・フィアラントがやっていたのかと納得する。
「現在、西でこちらを持っているのは俺だけです。北に三名、南に一名です。東に関しては、あるにはあるのですが」
言葉を濁す姿に、アクアはなんとなく察した。おそらく、東で使っていたのは彼だろうとわかったのだ。
「今は使われてないんだね」
「そうです。どうするかに関しても決まっていないので」
もしも問題があるようなら、太陽神の判断に任せるとまで言われてしまえば、あとで相談してみようと思う。放置していい物なのかも、アクアには判断できないからだ。
「あれの使用で連絡のやり取りをしておりますので、セルティはよく知っています。直接会ったことはないですけどね」
西から出たことがないだけに、魔力装置での対面しかしたことはない。
あちらも北から出ることはなく、正直なところ直接会うことはないだろうとすら思っている。地上部隊となるシャルは、西から出ての魔物退治は回ってこないのだ。
北の大国に裏から関わっているセルティも、北の大陸から出ることはない。彼はそのためにいるからだ。
「なるほどねぇ。まさか北に渡るとは思ってなかったよ。シオン君なら知ってたんだろうけど」
不思議そうに二人が見るから、そこまで情報を共有していないのだと言う。
長く生きていく上で、必要最低限の情報だけを共有していて、知りたいことは自分達で得る。これが四人の中で決まっている決まりだ。
自然とそうなっていったのだが、困ったことは一度もない。
「星で視れたことないんだけどなぁ……そんなすごいの?」
レイン・アルヴァースの印象でしか想像ができないことから、セルティの想像がまったくできないアクア。
「彼は…あの国の中では厄介な人物でしょうね。まったく読めないです。なにを考えているのかもわからないですし、自分を隠すのも上手いです」
シュトラウス家とも連絡を取り合っているが、そちらとは違う意味で読めない人物だと思っていたシャル。どうすればああ育つのか、正直彼も気になっているところだ。
今現在、北にいる関係者は厄介なのばかりかもしれない。シャルの言葉に、アクアは考えることを放棄することにした。
自分が考えたところで、おそらくなにもわからないだろうと思ったのだ。
「月神候補は聞いています。王家もシュトラウス家も様子見しているのは、シリウス家の者ですね。そちらの資料にもあるかと」
騎士団の資料が広げられているのを見て、シャルが載っているはずだと言う。
すぐさま確認すると、クオン・メイ・シリウスという名を見つける。月光騎士団の最年少騎士団長だ。
「クオン・メイ・シリウス……スレイの家系かぁ。確かに、ここは一番可能性があるけど」
その周辺もわかるのかと問いかければ、少しはとシャルは言う。さすがに向こうから与えられた情報以外は、聞きやすいものしか把握していなかった。
繋がりはあるが、シャルはあくまでもメリシル国の騎士。なにかあったとき、必ずしも味方とは限らないのだ。
基本的に情報を共有しているのは過去の事例から、この先同じようなことがあったときどう動くかだけ。予言が下ったことで、今は深い部分までもらえているだけにすぎない。
かつての仲間だった家系。それらに関しては情報が入っていた。
「クオン・メイ・シリウスの近くにいるのは、クロエ・ソレニムスとリーナ・ノヴァ・オーヴァチュアの二人だけです。どうやら、交友関係は広くないようですね」
ここ最近は連絡がきていないだけに、変化が起きている可能性は高い。クオンが騎士団長になっているからだ。
「リーナ・ノヴァ・オーヴァチュア……星の女神!」
勢いよく立ち上がると、二人とも慌てたように手を出そうとして引っ込める。
「大丈夫、大丈夫。歩くのはあれだけど、立つのは問題ないよ」
過保護すぎると笑いながら言えば、紙の束に情報がないかと探す。
なぜか、直感的に星の女神だと思えてしまったのだ。
「彼女の情報が欲しいのですか? おそらく、フィフィリスに聞けばわかると思いますが。久々に取った弟子がオーヴァチュア家だと言っていたので」
また新しい名前が出たなと見上げれば、フィフィリス・ぺドランだと教えられて驚く。
(グレン君には言わない方がいいのかな? でも、きっと関わるよね)
遥か昔、顔を合わせる度に言い合いをしていたのを思いだすと、どうしたものかと思う。
一先ず、今は考えなくていいかと思う。関わってから考えればいいことだ。
「フィフィリスなら連絡を取りやすいので、確認してみましょうか?」
シャルが自分から連絡を取れるのは、フィフィリス・ぺドランだけ。他の二人に関しては、いつなら連絡が取れるのかよくわからないのだ。
騎士団を束ねる立場にいることもあって、簡単に連絡が取れない。
「お願いしようかな。むしろ、話してみたいかも」
「それは、いいですね。直接話された方がいいかもしれないです」
アクアがいつでもいいと言えば、相手側に確認してからまた連絡すると伝えてシャルはその場を離れた。
「ソニア、ありがとう」
「お役に立ててよかったです」
さすがに関りがあるとは思わなかったが、彼を紹介したことで役立てたならよかったと思う。
「休まれますか? これはとりあえず必要なくなりましたし」
「するするー!」
もう文字は見たくないと放り出せば、さすがに慌てて片付ける。一応、女王と限られた者しか見られないものなのだから、放り出していいものではない。
困った女神様だと思いつつ、こういったところも嫌いではないのだから笑うしかなかった。
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