95 / 276
3部 永久の歌姫編
預言者と対面
しおりを挟む
暗闇を照らす淡い光。城の隠された一室、そこにアクアはいた。一枚の絵を眺めながら。
背後にはそっと付き添うソニアの姿。彼女の護衛であるからこそ、この隠された部屋へ入ることが許されている。
この部屋は、城の奥底と言ってもいいほど地下にあった。代々、女王のみが入ることを許された部屋であり、かつては七英雄の絵が飾られていた場所でもある。
現在は中央の大陸セレンにある天空城へ運ばれてしまったが、代わりというように一枚の絵が飾られていた。
三千年前、メリシル国の女王が描いた一枚の絵だ。
「ソニアはこの絵を見るのは初めて?」
「はい。ここへ入れるのは、アクア様の護衛だからですし」
「そっかぁ。まだその決まりあるのかぁ」
もう七英雄の絵はないのにな、と呟くから苦笑いを浮かべる。
そういう問題ではないのだろう。ここはすべてを管理する場所として、今現在使われているのだということぐらいソニアでもわかる。
アクアを含め、セレンの秘密は女王が管理しているのだから。
護衛という立場を得ても、完全にすべてを知っているわけではない。
知っているのは、北の大陸で王妃であったこと。メリシル国で歌姫という立場にあり、星視の能力も非常に高いということ。
そして、太陽神と友人で不死となっているということのみだ。
その他のことは、歴史として残されている通りの内容でしか知らない。
「これはね、女神メルレール様なんだって。昔は歴史書にも残されてたんだけど、わざと違う姿で描かれてたから消されちゃったんだ」
目的があって、意図的にされていたこと。もう必要はないだろうと判断され、歴史書に載せていた絵は削除されてしまった。
その後、すべてを伝える国であることから、この絵が描かれて女王に継がれているのだ。数冊の本と共に。
「気になるようでしたら、ソニアも読んでいいですよ」
「陛下!」
突然聞こえてきた声に、慌てたように振り返るソニア。すぐさま脇へと移動するから、入って来た女王は苦笑いを浮かべた。
そこまでしなくても、と思っているのだ。
「お待たせしました、アクア様」
ようやくすべての政務が終わり、女王はこの場へやって来たのだ。
話す場にここを選んだのは言うまでもないだろう。もしも、ということもあり得る。誰かに聞かれては困ることから、絶対に安心できる場所を選んだのだ。
現在この国を治める女王レウィシア・リア・ゼフィラントは、即位してから五十年。
月神の予言が下ったのは先代の時代であったが、当然ながらそれらもすべて受け継がれている。
「ご無沙汰しております、アクア様」
背後には女王の夫となるソル神殿の神官長シルベルト・リア・ゼフィラン。
「シルベ、また一段と猫かぶりが上手くなった?」
温厚そうに見えるシルベルトだが、実際は違うと知っているのは身内だけ。親しい友人などは誰もが知っている彼の性格は、荒くれものと称されている。
「そうだろ、そうだろ! やっぱ上手くなったよな!」
すげぇだろ、と胸を張る姿に女王の鋭い視線が投げかけられた。
慣れたもので、シルベルトは平然と受け流すから笑ったのはアクアだ。
唖然としたように見ているのは、ソニアともう一人やってきた青年だ。表向きはこのような態度を見せない二人なだけに、意外な姿を見たと思っているのかもしれない。
「昔からこうだよ。幼馴染みだもんね」
「おうよ! 俺はいつもこんなんだぜ」
「誇れない」
ため息をつく女王を尻目に、シルベルトとアクアは意気投合。当然ながら、彼のことも昔から知っているのだ。
昔は二人で悪戯をする仲であったのも、城の一部では有名な話。アクアが一緒なこともあって、誰も叱れないという厄介さでもあった。
「お前な、騎士になりたかったのを神官になってやったんだからいいだろ」
「頼んでない」
「はぁ? 頼んだだろ」
「忘れた」
「てめぇ…」
「その辺りにしてください。お二人とも、話が進みませんよ」
誰が止めるのか、という雰囲気が辺りを包みだした頃、一人の騎士が二人を止める。天空騎士、騎士団長のルアナ・サーランドが。
「私がいなかったらどうする気だったんですか。アクア様も止めてください」
アクアなら止められただろ、と言われれば、彼女は笑って誤魔化した。
話をする雰囲気へと変われば、ふざける者など誰もいない。これ以上ふざけた場合、ルアナの雷が落ちるとわかっているからだが、そのような場合でもないからだ。
「アクア様、お初にお目にかかります。ソル神殿所属のセネシオ・ファラーダと申します」
落ち着いたのを見て、ようやく挨拶ができると一人の神官が名乗る。
ソル神殿の所属なのは、言われなくても性別でわかること。わざわざ連れてきたということは、そうなのだろうかとアクアは見た。
「お察しの通りです。私は予言者の位についております」
一見、普通の神官と変わらない。今の時代だからなのか、それとも予言者とバレないためなのか。
こっちの方がよかったな、と内心思う。自分が歌姫だった頃は、服装だけでそうだとバレてしまったから。
「セネシオは普段、普通の神官として過ごしている。当然だろ。予言者はその存在をバラすわけにはいかねぇからな」
歌姫、舞姫とは扱いが違う。表に出ていい立場と、そうではない立場の違いがあるのだ。
納得がいくが、納得がいかない。歌姫という立場にいた頃を思いだせば、目立つのはいいことばかりではないと知っているから。
妬みはもちろんだが、媚びた神官達も寄ってくる。媚びることで自分達の立場を得ようとするのだ。
すべてがそんな神官達ではない。アクアは誰よりも神官を知っている。
「肩書きがっていうよりは、ほら、ここは男の方がな」
「なので、予言者として特別扱いというわけにはいかないということですね。それと、次の予言者を探すためでもあるんです」
歌姫や舞姫は名前の通り、歌と舞いの能力で決まるもの。歌声のきれいさ、舞いの美しさが重視されるのだ。
けれど、予言者だけは違う。
「予言者と接されるのは初めてのようですね」
不思議そうにしているアクアを見て、セネシオは長く生きる彼女でも、予言者との接点はないのだと気付く。
それならば知らなくても当たり前だ。いくら彼女でも、予言者という存在を一般的な知識でしか伝えていないのだろう。
秘密を洩らさないためというよりは、本人が意図的に首を突っ込まなかったのかもしれないが。
・
背後にはそっと付き添うソニアの姿。彼女の護衛であるからこそ、この隠された部屋へ入ることが許されている。
この部屋は、城の奥底と言ってもいいほど地下にあった。代々、女王のみが入ることを許された部屋であり、かつては七英雄の絵が飾られていた場所でもある。
現在は中央の大陸セレンにある天空城へ運ばれてしまったが、代わりというように一枚の絵が飾られていた。
三千年前、メリシル国の女王が描いた一枚の絵だ。
「ソニアはこの絵を見るのは初めて?」
「はい。ここへ入れるのは、アクア様の護衛だからですし」
「そっかぁ。まだその決まりあるのかぁ」
もう七英雄の絵はないのにな、と呟くから苦笑いを浮かべる。
そういう問題ではないのだろう。ここはすべてを管理する場所として、今現在使われているのだということぐらいソニアでもわかる。
アクアを含め、セレンの秘密は女王が管理しているのだから。
護衛という立場を得ても、完全にすべてを知っているわけではない。
知っているのは、北の大陸で王妃であったこと。メリシル国で歌姫という立場にあり、星視の能力も非常に高いということ。
そして、太陽神と友人で不死となっているということのみだ。
その他のことは、歴史として残されている通りの内容でしか知らない。
「これはね、女神メルレール様なんだって。昔は歴史書にも残されてたんだけど、わざと違う姿で描かれてたから消されちゃったんだ」
目的があって、意図的にされていたこと。もう必要はないだろうと判断され、歴史書に載せていた絵は削除されてしまった。
その後、すべてを伝える国であることから、この絵が描かれて女王に継がれているのだ。数冊の本と共に。
「気になるようでしたら、ソニアも読んでいいですよ」
「陛下!」
突然聞こえてきた声に、慌てたように振り返るソニア。すぐさま脇へと移動するから、入って来た女王は苦笑いを浮かべた。
そこまでしなくても、と思っているのだ。
「お待たせしました、アクア様」
ようやくすべての政務が終わり、女王はこの場へやって来たのだ。
話す場にここを選んだのは言うまでもないだろう。もしも、ということもあり得る。誰かに聞かれては困ることから、絶対に安心できる場所を選んだのだ。
現在この国を治める女王レウィシア・リア・ゼフィラントは、即位してから五十年。
月神の予言が下ったのは先代の時代であったが、当然ながらそれらもすべて受け継がれている。
「ご無沙汰しております、アクア様」
背後には女王の夫となるソル神殿の神官長シルベルト・リア・ゼフィラン。
「シルベ、また一段と猫かぶりが上手くなった?」
温厚そうに見えるシルベルトだが、実際は違うと知っているのは身内だけ。親しい友人などは誰もが知っている彼の性格は、荒くれものと称されている。
「そうだろ、そうだろ! やっぱ上手くなったよな!」
すげぇだろ、と胸を張る姿に女王の鋭い視線が投げかけられた。
慣れたもので、シルベルトは平然と受け流すから笑ったのはアクアだ。
唖然としたように見ているのは、ソニアともう一人やってきた青年だ。表向きはこのような態度を見せない二人なだけに、意外な姿を見たと思っているのかもしれない。
「昔からこうだよ。幼馴染みだもんね」
「おうよ! 俺はいつもこんなんだぜ」
「誇れない」
ため息をつく女王を尻目に、シルベルトとアクアは意気投合。当然ながら、彼のことも昔から知っているのだ。
昔は二人で悪戯をする仲であったのも、城の一部では有名な話。アクアが一緒なこともあって、誰も叱れないという厄介さでもあった。
「お前な、騎士になりたかったのを神官になってやったんだからいいだろ」
「頼んでない」
「はぁ? 頼んだだろ」
「忘れた」
「てめぇ…」
「その辺りにしてください。お二人とも、話が進みませんよ」
誰が止めるのか、という雰囲気が辺りを包みだした頃、一人の騎士が二人を止める。天空騎士、騎士団長のルアナ・サーランドが。
「私がいなかったらどうする気だったんですか。アクア様も止めてください」
アクアなら止められただろ、と言われれば、彼女は笑って誤魔化した。
話をする雰囲気へと変われば、ふざける者など誰もいない。これ以上ふざけた場合、ルアナの雷が落ちるとわかっているからだが、そのような場合でもないからだ。
「アクア様、お初にお目にかかります。ソル神殿所属のセネシオ・ファラーダと申します」
落ち着いたのを見て、ようやく挨拶ができると一人の神官が名乗る。
ソル神殿の所属なのは、言われなくても性別でわかること。わざわざ連れてきたということは、そうなのだろうかとアクアは見た。
「お察しの通りです。私は予言者の位についております」
一見、普通の神官と変わらない。今の時代だからなのか、それとも予言者とバレないためなのか。
こっちの方がよかったな、と内心思う。自分が歌姫だった頃は、服装だけでそうだとバレてしまったから。
「セネシオは普段、普通の神官として過ごしている。当然だろ。予言者はその存在をバラすわけにはいかねぇからな」
歌姫、舞姫とは扱いが違う。表に出ていい立場と、そうではない立場の違いがあるのだ。
納得がいくが、納得がいかない。歌姫という立場にいた頃を思いだせば、目立つのはいいことばかりではないと知っているから。
妬みはもちろんだが、媚びた神官達も寄ってくる。媚びることで自分達の立場を得ようとするのだ。
すべてがそんな神官達ではない。アクアは誰よりも神官を知っている。
「肩書きがっていうよりは、ほら、ここは男の方がな」
「なので、予言者として特別扱いというわけにはいかないということですね。それと、次の予言者を探すためでもあるんです」
歌姫や舞姫は名前の通り、歌と舞いの能力で決まるもの。歌声のきれいさ、舞いの美しさが重視されるのだ。
けれど、予言者だけは違う。
「予言者と接されるのは初めてのようですね」
不思議そうにしているアクアを見て、セネシオは長く生きる彼女でも、予言者との接点はないのだと気付く。
それならば知らなくても当たり前だ。いくら彼女でも、予言者という存在を一般的な知識でしか伝えていないのだろう。
秘密を洩らさないためというよりは、本人が意図的に首を突っ込まなかったのかもしれないが。
・
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説
収容所生まれの転生幼女は、囚人達と楽しく暮らしたい
三園 七詩
ファンタジー
旧題:収容所生まれの転生幼女は囚人達に溺愛されてますので幸せです
無実の罪で幽閉されたメアリーから生まれた子供は不幸な生い立ちにも関わらず囚人達に溺愛されて幸せに過ごしていた…そんなある時ふとした拍子に前世の記憶を思い出す!
無実の罪で不幸な最後を迎えた母の為!優しくしてくれた囚人達の為に自分頑張ります!
分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活
SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。
クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。
これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。
捨てられた第四王女は母国には戻らない
風見ゆうみ
恋愛
フラル王国には一人の王子と四人の王女がいた。第四王女は王家にとって災厄か幸運のどちらかだと古くから伝えられていた。
災厄とみなされた第四王女のミーリルは、七歳の時に国境近くの森の中で置き去りにされてしまう。
何とか隣国にたどり着き、警備兵によって保護されたミーリルは、彼女の境遇を気の毒に思ったジャルヌ辺境伯家に、ミリルとして迎え入れられる。
そんな中、ミーリルを捨てた王家には不幸なことばかり起こるようになる。ミーリルが幸運をもたらす娘だったと気づいた王家は、秘密裏にミーリルを捜し始めるが見つけることはできなかった。
それから八年後、フラル王国の第三王女がジャルヌ辺境伯家の嫡男のリディアスに、ミーリルの婚約者である公爵令息が第三王女に恋をする。
リディアスに大事にされているミーリルを憎く思った第三王女は、実の妹とは知らずにミーリルに接触しようとするのだが……。
盤上の兵たちは最強を誇るドラゴン種…なんだけどさ
ひるま(マテチ)
SF
空色の髪をなびかせる玉虫色の騎士。
それは王位継承戦に持ち出されたチェスゲームの中で、駒が取られると同事に現れたモンスターをモチーフとしたロボット兵”盤上戦騎”またの名を”ディザスター”と呼ばれる者。
彼ら盤上戦騎たちはレーダーにもカメラにも映らない、さらに人の記憶からもすぐさま消え去ってしまう、もはや反則レベル。
チェスの駒のマスターを望まれた“鈴木くれは”だったが、彼女は戦わずにただ傍観するのみ。
だけど、兵士の駒"ベルタ”のマスターとなり戦場へと赴いたのは、彼女の想い人であり幼馴染みの高砂・飛遊午。
異世界から来た連中のために戦えないくれは。
一方、戦う飛遊午。
ふたりの、それぞれの想いは交錯するのか・・・。
*この作品は、「小説家になろう」でも同時連載しております。
リフォーム分譲ダンジョン~庭にダンジョンができたので、スキルを使い改装して、分譲販売することにした。あらぬ罪を着せてた奴らにざまぁしてやる~
喰寝丸太
ファンタジー
俺はソフトウェア開発会社の社員だった。
外注費を架空計上して横領した罪に問われ会社を追われた。
不幸は続く。
仲の良かった伯父さんが亡くなった。
遺産が転がり込むかと思われたら、貰った家の庭にダンジョンができて不良物件に。
この世界は10年前からダンジョンに悩まされていた。
ダンジョンができるのは良く聞く話。
ダンジョンは放っておくとスタンピードを起こし、大量のモンスターを吐き出す。
防ぐ手段は間引きすることだけ。
ダンジョンの所有者にはダンジョンを管理する義務が発生しますとのこと。
そして、スタンピードが起きた時の損害賠償は所有者である俺にくるらしい。
ダンジョンの権利は放棄できないようになっているらしい。
泣く泣く自腹で冒険者を雇い、討伐する事にした。
俺が持っているスキルのリフォームはダンジョンにも有効らしい。
俺はダンジョンをリフォーム、分譲して売り出すことにした。
【完結】あなたの思い違いではありませんの?
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
複数の物語の登場人物が、一つの世界に混在しているなんて?!
「カレンデュラ・デルフィニューム! 貴様との婚約を破棄する」
お決まりの婚約破棄を叫ぶ王太子ローランドは、その晩、ただの王子に降格された。聖女ビオラの腰を抱き寄せるが、彼女は隙を見て逃げ出す。
婚約者ではないカレンデュラに一刀両断され、ローランド王子はうろたえた。近くにいたご令嬢に「お前か」と叫ぶも人違い、目立つ赤いドレスのご令嬢に絡むも、またもや否定される。呆れ返る周囲の貴族の冷たい視線の中で、当事者四人はお互いを認識した。
転生組と転移組、四人はそれぞれに前世の知識を持っている。全員が違う物語の世界だと思い込んだリクニス国の命運はいかに?!
ハッピーエンド確定、すれ違いと勘違い、複数の物語が交錯する。
【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/11/19……完結
2024/08/13……エブリスタ ファンタジー 1位
2024/08/13……アルファポリス 女性向けHOT 36位
2024/08/12……連載開始
異世界楽々通販サバイバル
shinko
ファンタジー
最近ハマりだしたソロキャンプ。
近くの山にあるキャンプ場で泊っていたはずの伊田和司 51歳はテントから出た瞬間にとてつもない違和感を感じた。
そう、見上げた空には大きく輝く2つの月。
そして山に居たはずの自分の前に広がっているのはなぜか海。
しばらくボーゼンとしていた和司だったが、軽くストレッチした後にこうつぶやいた。
「ついに俺の番が来たか、ステータスオープン!」
司書ですが、何か?
みつまめ つぼみ
ファンタジー
16歳の小さな司書ヴィルマが、王侯貴族が通う王立魔導学院付属図書館で仲間と一緒に仕事を頑張るお話です。
ほのぼの日常系と思わせつつ、ちょこちょこドラマティックなことも起こります。ロマンスはふんわり。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる