ボクとセンセイの秘密

七町 優

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第7章 体育祭

54.家にて…(4)

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俺は買い物から帰ってきた。

「ただいま~」

「おかえり~」

リビングに入ると少し顔が赤くなっていた。

「もしかしてだいぶ酔ってます??」

「全然よってへんれ~」

「はいはい、もう完全に出来上がってるじゃないですか。」

「もう~はよ飲も?」

「これ以上飲んだら明日仕事行けませんよ~」

「そんなん知らん~とにかく飲も??」

「俺はまだお酒飲めないんでジュースですよ?」

「年齢なんか関係ない~」

ダメだこりゃ……そうとう酔ってますね。

「優衣は先生なんだから、しっかり考えて行動しないといけないんですよ~」

「分かったよ~」

「わかってくれて良かったです~」

「けど甘えるのは忘れてないからよ~」

「あははそうでしたね。」

と言った瞬間優衣はキスをしてきた、いつものキスじゃなく大人なキスを…

「ねぇ、今日は泊まってもいい?」

「泊まるってほどの距離じゃないけどね(笑)」

「いいん?」

「ええよ、だって隣やん(笑)」

「やったね~」

「そんなに喜ばんでも(笑)そのためにこの間合鍵渡したんやろ?」

「そうやったな~」

嬉しそうに照れている優衣を見ていると俺は微笑ましくなった。

「なぁ私は全然そういうことしてもいいんやで?」

俺はフリーズした。そういうことって?そういうこと!?いや酔ってるからそう言ってるだけや。

俺はそう言い聞かせた。

「ま、まぁそんな焦ることもないんじゃないんですか?」

と言っている俺が一番色々と焦っているのはみなさんも分かるだろう(笑)

「そっか…けど私だってそういう気持ちになることはあるんやで?」

何言ってんだ??今日はそういう日だって言いたいのか?

「それはそうですね……」

「ねぇ……今日はダメ?」

と言ってまた大人のキスをしてくる。

「一真…好きやで。」

「優衣……俺も好き。」













ハッ!!

「あ、優衣やっと起きた」

「私寝てたん??」

「うん、アルコール強いお酒飲んで酔いつぶれて寝てた?みたいな感じかな?」

じゃああれは夢やったんや……

「……」

「どうしたん??」

「あ、いや何も無い(笑)」

すごい夢見てもたな~私の妄想の中の話……実際にそうなる日はいつになるかなぁ……

「寝てもてたから、甘えタイムは昨日で終わったちゃったで~(笑)」

「えー!!それはせこい~」

「お酒を一気に飲むからやん(笑)反省するんやったらまた今度時間とってあげるわ~(笑)」

「なんなんよ~偉そうに~」

「今回は優衣が悪いんやからな~(笑)」

「はーい(笑)」

「じゃあ寝よか~」

「もう私寝れへん~(笑)」

「知らんよ~俺はベットで寝るから寝るんやったら隣にこれば?」

「分かった~一真寝かさんとこ~!!」

こうして始業式の一日が終わりました。
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