ボクとセンセイの秘密

七町 優

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第1章 出会い

2.自己紹介

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休憩が終わった。

「はい!ではさっきの時間に言ったように自己紹介をしたいと思います~」

「じゃあ1番の相川くんからお願いします!」

こうして順番に自己紹介が始まった……

そして…俺の番…

「那須 一真です。クラブは入っていませんが、趣味で草野球をやっています。この1年間楽しく過ごしたいと思うのでよろしくお願いします。」

「はい!那須くんありがとう~次行こうか!!」

また間が空いて蒼希の番に……

「矢田 蒼希です!!去年かずっちと同じクラスでした!!あ、かずっちって那須くんの事ですよ~」

「「笑笑」」

「まぁ那須くんは置いといて…この1年間の行事は精一杯楽しんでいい思い出を作りたいのでよろしくです!!」

(パチパチパチ)

謎の拍手が生まれた。

「ありがとう~じゃあ女子に移りますね!!」

女子の自己紹介も次々と終わって行く……

蒼希がこっちを向いて小さな声で話してきた。

「なぁ、このクラス案外レベル高くね?」

「何のだよ、」

「女子に決まってんじゃん~」

「そうなんか?」

「どう見てもそうだろ~担任から始まってさ……」

「はいはい、お前はホントに先生のこと好きだな~」

「だって可愛いもん~」

「彼女に言っといてやろうか?」

「それだけはやめてくれよ~ただでさえ先生入ってきた瞬間喜んで睨まれちゃったんだからさ~」

「あ、そうかそうか彼女同じクラスだったな笑」

「そうやで~いちゃいちゃ出来るぜ~」

「はい、何をしょうもない話してるのかな?」

背後から堀先生から注意された。

「すみません……」

「もう……女子の自己紹介もちゃんと聞かないと…そういうところから話の話題を見つけて仲良くなるんだからね?」

「は、はぁ……」

「俺彼女いますもーん」

「そういう問題じゃないの、次余計な話してたら岸本先生に言うからね~」

「すみませんでした。」

「分かったならいいよ~」

堀先生は女子の方に歩いていった。

「お前のせいで怒られたやんか。」

「うるせぇなぁ~そういう時もあるしよ~」

「はぁ……目つけられたらめんどくさそうやな」

「かずっちはもっと目立つべきや!!」

「はいはい……」

全員の自己紹介が終わった。

「明日は2年生はスポーツテストになってるからね~体操服を忘れないように!!」

「「はーい!!」」

こうして1日目が終わった。
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