44 / 74
↓- - - 差替え後削除します- - -↓
閑話 バレた?!answer※微エロ
しおりを挟む
「…歩き方がぎこちないですよ。」
そんな事言われても。
腰は痛ダルイし、何よりまだ入っている感覚が抜けない。盛り上がっちゃったせいでもあるけど。
文句を言っても仕方ない。私が焚き付けた様なモノだし?
そんな状態なので。
「抱っこして裏庭まで運んで。」
そう頼めば満面の笑みでシッポフリフリすぐ飛んできて、横抱きで運んでくれる。
アレクは腰、大丈夫なんだろうか?
「ねぇ、なんともないの?」
私を軽々抱き上げて危なげなく運んでくれるアレクに聞いてみる。
「何がです?」
…そう聞かれると言葉に困る。
「んー…身体、だるくないの?」
そう聞くと、あぁ、と納得した様で。
「私は平気ですけど、あれ以上はアリヤが本当にヤバくなるから、我慢したんですよ。」
…恐ろしい。アレで手加減していたんだ。アレで。気を失う寸前は、もうイキたくない、おかしくなっちゃう、死んじゃう、って口走っていた様な気がする。
脳みそ溶けるんじゃないか、ってくらい快感漬けにされて。
大切にされている、愛されているって実感して、もう、好きにしてってねだったけど。
「番同士は…」
うん?なんだろう。
少し言いにくそうに。
「お互いの存在が既に専用の媚薬みたいな物で…匂いも、体液もほぼ媚薬と同じ様な働きを…」
なんですと?!
「えっ?それじゃ一緒にいたらずーっと盛っちゃうって事?!」
あー、うー、とアレクにしては歯切れが悪い。
「……誤解しないで欲しいんですが、普段は理性で抑えられますよ。私はいつでも貴女を抱いて、繋がりたいと思っていますけど。アリヤは人族だから普段はそこまで影響受けない筈ですよ。直接注ぎ込めば別ですが。」
なんか注ぐとか、サラッと凄い事言われた。
「人族を番に持つ獣人は、人族が想像している以上に番の事には敏感です。特に哀しい、辛い、苦しい…負の事は尚更ですね。」
いつでも笑っていて欲しい、楽しい、嬉しいって思って欲しいですから、だから、ね。私達獣人は一生懸命愛しむんですよ、と。
さ、裏庭ですよ、と全体を見渡せる切り株に座らせてくれた。
ザッと見回し、アレクに食べ頃のトマトや枝豆を収穫してもらう。とうもろこしも何本か。
夕方にはキッチンに立てるだろう。かき揚げでも作ろうかなんて考えていたら。
ガサリ、と背後から音がした。振り向けば大きな黒い獣。
「えっ!」
びっくりしてひっくり返りそうになったけどいつの間にか側にきていたアレクが支えてくれた。
「ダン、一体なんですか…」
え?ダン?ってクリスさんの所の?
「ダンさんなの?」
よく見たら籠を咥えているけど黒豹じゃないですか。猫なんて可愛らしいものじゃない。
籠をを足元に下ろすと。
「これ、いつのも卵とミルクだ。暫く食堂に来ないでくれ。」
ん?何かあったのかな?
アレクは何か察したらしく。分かったから帰れとばかりにしっしっ、と手を振った。
ダンさんもフン、と鼻息一つ、くるりと向きを変えると村に向かって走り去った。
「ダンさんって猫じゃなくて黒豹だったんだ…」
ずーっと黒猫だと思っていた。
「大きな黒い猫ですよ、ダンは。」
…確かに猫科だけどさ。
「随分急いで帰ったね。」
と言えば。
「あー、…子作りですね…あの感じ。番の匂いプンプンさせてましたし。」
先日、早く子供が欲しいって言ってましたからね、多分番がそう言う時期なのでしょう、暫くは出てこないでしょうねぇ、と。
「そんな直ぐに出来るのかな…?」
「さぁ、どうでしょうかね?子供も欲しいのは本音でしょうが、獣人にとって番が一番ですから。」
「…私達はどうなんだろう?」
「アリヤは直ぐに欲しいですか?」
「今はまだ。」
「そうですか、私達は欲しくても今はまだ無理ですね。貴女の身体に私の魔力がもっと馴染まないと。」
「魔力を馴染ませる?」
「そうです、お互いの魔力を馴染ませる。ただ触れ合っていても少しずつ馴染みますが身体を繋げた方がより多く、早く馴染ませる事が出来ます。」
彼女を抱き寄せて耳元で囁く様に話しかける。
貴女の胎の中を私の楔で直接掻き混ぜるんですよ…私の欲望と貴女の滴る蜜を何度も何度も。どのくらいかかるか分かりませんが混ざり切った時、貴女のココに新しい命が宿るかもしれませんね…
そうしてまだ何も宿っていない下腹部を愛おしそうに撫でる。
「んんっ…」
「感じてるんですか…あぁ、甘い匂いだ。」
今日は辞めておこうと思っていましたが、こんなに甘い匂いでおねだりされたら拒めませんね…さぁ、ベッドに行きましょうか。私もダンの事、言えませんね。
今すぐの子供は望めなくても、いずれ…貴女との子供が欲しい。
だから愛を交わそう。貴女の心と身体の赦す限り。
貴女の与えてくれる甘露をたたえた蜜壺に欲望を注ぎ水音をさせながら混ぜ合わせ。
何度も快感で高みに引き上げ、その恍惚の表情を引き出した事が更に欲望を呼び起こす。そして彼女の意識が飛ぶまで奉仕した私はきっと愉悦の表情を浮かべているに違いない。
そんな事言われても。
腰は痛ダルイし、何よりまだ入っている感覚が抜けない。盛り上がっちゃったせいでもあるけど。
文句を言っても仕方ない。私が焚き付けた様なモノだし?
そんな状態なので。
「抱っこして裏庭まで運んで。」
そう頼めば満面の笑みでシッポフリフリすぐ飛んできて、横抱きで運んでくれる。
アレクは腰、大丈夫なんだろうか?
「ねぇ、なんともないの?」
私を軽々抱き上げて危なげなく運んでくれるアレクに聞いてみる。
「何がです?」
…そう聞かれると言葉に困る。
「んー…身体、だるくないの?」
そう聞くと、あぁ、と納得した様で。
「私は平気ですけど、あれ以上はアリヤが本当にヤバくなるから、我慢したんですよ。」
…恐ろしい。アレで手加減していたんだ。アレで。気を失う寸前は、もうイキたくない、おかしくなっちゃう、死んじゃう、って口走っていた様な気がする。
脳みそ溶けるんじゃないか、ってくらい快感漬けにされて。
大切にされている、愛されているって実感して、もう、好きにしてってねだったけど。
「番同士は…」
うん?なんだろう。
少し言いにくそうに。
「お互いの存在が既に専用の媚薬みたいな物で…匂いも、体液もほぼ媚薬と同じ様な働きを…」
なんですと?!
「えっ?それじゃ一緒にいたらずーっと盛っちゃうって事?!」
あー、うー、とアレクにしては歯切れが悪い。
「……誤解しないで欲しいんですが、普段は理性で抑えられますよ。私はいつでも貴女を抱いて、繋がりたいと思っていますけど。アリヤは人族だから普段はそこまで影響受けない筈ですよ。直接注ぎ込めば別ですが。」
なんか注ぐとか、サラッと凄い事言われた。
「人族を番に持つ獣人は、人族が想像している以上に番の事には敏感です。特に哀しい、辛い、苦しい…負の事は尚更ですね。」
いつでも笑っていて欲しい、楽しい、嬉しいって思って欲しいですから、だから、ね。私達獣人は一生懸命愛しむんですよ、と。
さ、裏庭ですよ、と全体を見渡せる切り株に座らせてくれた。
ザッと見回し、アレクに食べ頃のトマトや枝豆を収穫してもらう。とうもろこしも何本か。
夕方にはキッチンに立てるだろう。かき揚げでも作ろうかなんて考えていたら。
ガサリ、と背後から音がした。振り向けば大きな黒い獣。
「えっ!」
びっくりしてひっくり返りそうになったけどいつの間にか側にきていたアレクが支えてくれた。
「ダン、一体なんですか…」
え?ダン?ってクリスさんの所の?
「ダンさんなの?」
よく見たら籠を咥えているけど黒豹じゃないですか。猫なんて可愛らしいものじゃない。
籠をを足元に下ろすと。
「これ、いつのも卵とミルクだ。暫く食堂に来ないでくれ。」
ん?何かあったのかな?
アレクは何か察したらしく。分かったから帰れとばかりにしっしっ、と手を振った。
ダンさんもフン、と鼻息一つ、くるりと向きを変えると村に向かって走り去った。
「ダンさんって猫じゃなくて黒豹だったんだ…」
ずーっと黒猫だと思っていた。
「大きな黒い猫ですよ、ダンは。」
…確かに猫科だけどさ。
「随分急いで帰ったね。」
と言えば。
「あー、…子作りですね…あの感じ。番の匂いプンプンさせてましたし。」
先日、早く子供が欲しいって言ってましたからね、多分番がそう言う時期なのでしょう、暫くは出てこないでしょうねぇ、と。
「そんな直ぐに出来るのかな…?」
「さぁ、どうでしょうかね?子供も欲しいのは本音でしょうが、獣人にとって番が一番ですから。」
「…私達はどうなんだろう?」
「アリヤは直ぐに欲しいですか?」
「今はまだ。」
「そうですか、私達は欲しくても今はまだ無理ですね。貴女の身体に私の魔力がもっと馴染まないと。」
「魔力を馴染ませる?」
「そうです、お互いの魔力を馴染ませる。ただ触れ合っていても少しずつ馴染みますが身体を繋げた方がより多く、早く馴染ませる事が出来ます。」
彼女を抱き寄せて耳元で囁く様に話しかける。
貴女の胎の中を私の楔で直接掻き混ぜるんですよ…私の欲望と貴女の滴る蜜を何度も何度も。どのくらいかかるか分かりませんが混ざり切った時、貴女のココに新しい命が宿るかもしれませんね…
そうしてまだ何も宿っていない下腹部を愛おしそうに撫でる。
「んんっ…」
「感じてるんですか…あぁ、甘い匂いだ。」
今日は辞めておこうと思っていましたが、こんなに甘い匂いでおねだりされたら拒めませんね…さぁ、ベッドに行きましょうか。私もダンの事、言えませんね。
今すぐの子供は望めなくても、いずれ…貴女との子供が欲しい。
だから愛を交わそう。貴女の心と身体の赦す限り。
貴女の与えてくれる甘露をたたえた蜜壺に欲望を注ぎ水音をさせながら混ぜ合わせ。
何度も快感で高みに引き上げ、その恍惚の表情を引き出した事が更に欲望を呼び起こす。そして彼女の意識が飛ぶまで奉仕した私はきっと愉悦の表情を浮かべているに違いない。
0
お気に入りに追加
412
あなたにおすすめの小説
明智さんちの旦那さんたちR
明智 颯茄
恋愛
あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。
奥さんは何かと大変かと思いきやそうではないらしい。旦那さんたちは全員神がかりな美しさを持つイケメンで、奥さんはニヤケ放題らしい。
ほのぼのとしながらも、複数婚が巻き起こすおかしな日常が満載。
*BL描写あり
毎週月曜日と隔週の日曜日お休みします。
竜王陛下の番……の妹様は、隣国で溺愛される
夕立悠理
恋愛
誰か。誰でもいいの。──わたしを、愛して。
物心着いた時から、アオリに与えられるもの全てが姉のお下がりだった。それでも良かった。家族はアオリを愛していると信じていたから。
けれど姉のスカーレットがこの国の竜王陛下である、レナルドに見初められて全てが変わる。誰も、アオリの名前を呼ぶものがいなくなったのだ。みんな、妹様、とアオリを呼ぶ。孤独に耐えかねたアオリは、隣国へと旅にでることにした。──そこで、自分の本当の運命が待っているとも、知らずに。
※小説家になろう様にも投稿しています
「白い結婚最高!」と喜んでいたのに、花の香りを纏った美形旦那様がなぜか私を溺愛してくる【完結】
清澄 セイ
恋愛
フィリア・マグシフォンは子爵令嬢らしからぬのんびりやの自由人。自然の中でぐうたらすることと、美味しいものを食べることが大好きな恋を知らないお子様。
そんな彼女も18歳となり、強烈な母親に婚約相手を選べと毎日のようにせっつかれるが、選び方など分からない。
「どちらにしようかな、天の神様の言う通り。はい、決めた!」
こんな具合に決めた相手が、なんと偶然にもフィリアより先に結婚の申し込みをしてきたのだ。相手は王都から遠く離れた場所に膨大な領地を有する辺境伯の一人息子で、顔を合わせる前からフィリアに「これは白い結婚だ」と失礼な手紙を送りつけてくる癖者。
けれど、彼女にとってはこの上ない条件の相手だった。
「白い結婚?王都から離れた田舎?全部全部、最高だわ!」
夫となるオズベルトにはある秘密があり、それゆえ女性不信で態度も酷い。しかも彼は「結婚相手はサイコロで適当に決めただけ」と、面と向かってフィリアに言い放つが。
「まぁ、偶然!私も、そんな感じで選びました!」
彼女には、まったく通用しなかった。
「なぁ、フィリア。僕は君をもっと知りたいと……」
「好きなお肉の種類ですか?やっぱり牛でしょうか!」
「い、いや。そうではなく……」
呆気なくフィリアに初恋(?)をしてしまった拗らせ男は、鈍感な妻に不器用ながらも愛を伝えるが、彼女はそんなことは夢にも思わず。
──旦那様が真実の愛を見つけたらさくっと離婚すればいい。それまでは田舎ライフをエンジョイするのよ!
と、呑気に蟻の巣をつついて暮らしているのだった。
※他サイトにも掲載中。
転生したら冷徹公爵様と子作りの真っ最中だった。
シェルビビ
恋愛
明晰夢が趣味の普通の会社員だったのに目を覚ましたらセックスの真っ最中だった。好みのイケメンが目の前にいて、男は自分の事を妻だと言っている。夢だと思い男女の触れ合いを楽しんだ。
いつまで経っても現実に戻る事が出来ず、アルフレッド・ウィンリスタ公爵の妻の妻エルヴィラに転生していたのだ。
監視するための首輪が着けられ、まるでペットのような扱いをされるエルヴィラ。転生前はお金持ちの奥さんになって悠々自適なニートライフを過ごしてたいと思っていたので、理想の生活を手に入れる事に成功する。
元のエルヴィラも喋らない事から黙っていても問題がなく、セックスと贅沢三昧な日々を過ごす。
しかし、エルヴィラの両親と再会し正直に話したところアルフレッドは激高してしまう。
「お前なんか好きにならない」と言われたが、前世から不憫な男キャラが大好きだったため絶対に惚れさせることを決意する。
【R-18】喪女ですが、魔王の息子×2の花嫁になるため異世界に召喚されました
indi子/金色魚々子
恋愛
――優しげな王子と強引な王子、世継ぎを残すために、今宵も二人の王子に淫らに愛されます。
逢坂美咲(おうさか みさき)は、恋愛経験が一切ないもてない女=喪女。
一人で過ごす事が決定しているクリスマスの夜、バイト先の本屋で万引き犯を追いかけている時に階段で足を滑らせて落ちていってしまう。
しかし、気が付いた時……美咲がいたのは、なんと異世界の魔王城!?
そこで、魔王の息子である二人の王子の『花嫁』として召喚されたと告げられて……?
元の世界に帰るためには、その二人の王子、ミハイルとアレクセイどちらかの子どもを産むことが交換条件に!
もてない女ミサキの、甘くとろける淫らな魔王城ライフ、無事?開幕!
転生お姫様の困ったお家事情
meimei
恋愛
前世は地球の日本国、念願の大学に入れてとても充実した日を送っていたのに、目が覚めたら
異世界のお姫様に転生していたみたい…。
しかも……この世界、 近親婚当たり前。
え!成人は15歳なの!?私あと数日で成人じゃない?!姫に生まれたら兄弟に嫁ぐ事が慣習ってなに?!
主人公の姫 ララマリーアが兄弟達に囲い込まれているのに奮闘する話です。
男女比率がおかしい世界
男100人生まれたら女が1人生まれるくらいの
比率です。
作者の妄想による、想像の産物です。
登場する人物、物、食べ物、全ての物が
フィクションであり、作者のご都合主義なので
宜しくお願い致します。
Hなシーンなどには*Rをつけます。
苦手な方は回避してくださいm(_ _)m
エールありがとうございます!!
励みになります(*^^*)
【R18】聖女のお役目【完結済】
ワシ蔵
恋愛
平凡なOLの加賀美紗香は、ある日入浴中に、突然異世界へ転移してしまう。
その国には、聖女が騎士たちに祝福を与えるという伝説があった。
紗香は、その聖女として召喚されたのだと言う。
祭壇に捧げられた聖女は、今日も騎士達に祝福を与える。
※性描写有りは★マークです。
※肉体的に複数と触れ合うため「逆ハーレム」タグをつけていますが、精神的にはほとんど1対1です。
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる