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怒られついでじゃない?こうなったらこの勢いのまま言ってみよう
「殿下?」
「…何だ?」
イケメンって凄いわね眉間にシワを寄せててもイケメンだわ…
「今仮にもと、言われましたよね?」
「…物の例えだろう」
「いえ、私お休みしている間に少し考えましたの」
「何だよ?」
凄い嫌そうなものを目になってるし、口もさらに悪いですわね…
「決して殿下にとって、悪いお話ではないと思いますわ!」
少し前のめりにレオン様に近づいて、ヒソヒソ声で…
「婚約無かったことにしませんこと?」
あ…やばいまた目が開いていく…
あ、目があった…
「ばっ!おっ!なっ!!」
口が、池に泳いで餌が欲しそうなお魚さんの様にパクパクしている
しばらくしてレオン様は落ち着かせようとしたのか、深呼吸ををして
こちらをギロリとと睨みつけてきた
「何がどうなった?」
「え?」
「何がどうなってそのような話になっているのかと聞いている!!」
怒鳴るのてよくないよね?
怖いわぁ…
ちょっと涙目になっちゃったし!
「殿下は、昔っから私の事を嫌っておいででしたわ、それなのにこの様に婚約が決まってしまって…政略結婚だなんてそれは嫌ですわよね…殿下のお好みは、私の様なタイプでない事も承知しております!
それに、この様に熱を出してしばらく寝込んでしまう様な身体では、王族に嫁ぐにはいかがなものかとも思いますし、なによりやっぱり結婚は好いた方とされるのが1番だと思いますの」
と椅子に座り直しながら、また声を少し抑えて、ひそひそ声でレオン様に伝える
「嫌って………好いた方と……」
また何か聞こえるか聞こえないかの声でぶつぶつ言ってる…
「お前は…好いたのと結婚がしたいのか?」
何言ってんだ?と思いつつ
ふと思いついて
「そうですね…出来たら、お前とは呼ばず、怒鳴らない殿方がいいですわね」
と嫌味込み込みで言ってみたら
固まって動かなくなった
「!!そんなもの!おまっ……イリアーナと私の婚約は王命によって結ばれている!易々と取り消せるものでもないっ!!2度とその話をするな!!」
お前呼びから突然、名前呼び捨てとは…
しかも、2度と話すなと言われてしまった…
しかも王命だと言われると、それ以上どうしようもない
「そぅ…ですか…でも代わりの素敵な女性は沢山おられますし、良い案だと思ったのですが…難しいですわね……では、もう少し考えてみますわ」
「………聞こえなかったのか?二度とするなと言ったろう」
きっ気のせいかしら?レオン様の背中に黒い影の様なものが…
「え?でも国王陛下の命さえどうにかなればよろしいのではなくて?」
「そういう問題ではない!とにかく簡単に無かった事になど出来ぬ!………!それとも何か?好いたものが出来たのか!?」
更に後ろの影がズモモモモ…と黒ずんでいく上に、目が見開いてて、イっちゃってる…怖い…
「いえ、そういう訳ではございませんけれど…」
「いないのだな?」
「はい……」
「そうか……」
黒い影が消えていったわ…
凄いあれどうなってるのかしら?
裏から出てるの?と少しだけ覗き込んでみようとした
「とにかく!!今のも聞かなかった事にする!わかったな!」
「さようでございますか…」
残念です
他に何かいい方法思いつくかしら?私…
何となく無事にランチは終えられたけれども
肝心のこれからどうやってシナリオから逃れられるかは、何の解決にもならなかった
あんなに嫌われてるのに、まさかこの提案に乗ってこないと思っていなかったので、また他に何か思いつけるのか…
少しだけ気持ちが遠くなってしまい、ただ空を遠く眺めてしまう
「殿下?」
「…何だ?」
イケメンって凄いわね眉間にシワを寄せててもイケメンだわ…
「今仮にもと、言われましたよね?」
「…物の例えだろう」
「いえ、私お休みしている間に少し考えましたの」
「何だよ?」
凄い嫌そうなものを目になってるし、口もさらに悪いですわね…
「決して殿下にとって、悪いお話ではないと思いますわ!」
少し前のめりにレオン様に近づいて、ヒソヒソ声で…
「婚約無かったことにしませんこと?」
あ…やばいまた目が開いていく…
あ、目があった…
「ばっ!おっ!なっ!!」
口が、池に泳いで餌が欲しそうなお魚さんの様にパクパクしている
しばらくしてレオン様は落ち着かせようとしたのか、深呼吸ををして
こちらをギロリとと睨みつけてきた
「何がどうなった?」
「え?」
「何がどうなってそのような話になっているのかと聞いている!!」
怒鳴るのてよくないよね?
怖いわぁ…
ちょっと涙目になっちゃったし!
「殿下は、昔っから私の事を嫌っておいででしたわ、それなのにこの様に婚約が決まってしまって…政略結婚だなんてそれは嫌ですわよね…殿下のお好みは、私の様なタイプでない事も承知しております!
それに、この様に熱を出してしばらく寝込んでしまう様な身体では、王族に嫁ぐにはいかがなものかとも思いますし、なによりやっぱり結婚は好いた方とされるのが1番だと思いますの」
と椅子に座り直しながら、また声を少し抑えて、ひそひそ声でレオン様に伝える
「嫌って………好いた方と……」
また何か聞こえるか聞こえないかの声でぶつぶつ言ってる…
「お前は…好いたのと結婚がしたいのか?」
何言ってんだ?と思いつつ
ふと思いついて
「そうですね…出来たら、お前とは呼ばず、怒鳴らない殿方がいいですわね」
と嫌味込み込みで言ってみたら
固まって動かなくなった
「!!そんなもの!おまっ……イリアーナと私の婚約は王命によって結ばれている!易々と取り消せるものでもないっ!!2度とその話をするな!!」
お前呼びから突然、名前呼び捨てとは…
しかも、2度と話すなと言われてしまった…
しかも王命だと言われると、それ以上どうしようもない
「そぅ…ですか…でも代わりの素敵な女性は沢山おられますし、良い案だと思ったのですが…難しいですわね……では、もう少し考えてみますわ」
「………聞こえなかったのか?二度とするなと言ったろう」
きっ気のせいかしら?レオン様の背中に黒い影の様なものが…
「え?でも国王陛下の命さえどうにかなればよろしいのではなくて?」
「そういう問題ではない!とにかく簡単に無かった事になど出来ぬ!………!それとも何か?好いたものが出来たのか!?」
更に後ろの影がズモモモモ…と黒ずんでいく上に、目が見開いてて、イっちゃってる…怖い…
「いえ、そういう訳ではございませんけれど…」
「いないのだな?」
「はい……」
「そうか……」
黒い影が消えていったわ…
凄いあれどうなってるのかしら?
裏から出てるの?と少しだけ覗き込んでみようとした
「とにかく!!今のも聞かなかった事にする!わかったな!」
「さようでございますか…」
残念です
他に何かいい方法思いつくかしら?私…
何となく無事にランチは終えられたけれども
肝心のこれからどうやってシナリオから逃れられるかは、何の解決にもならなかった
あんなに嫌われてるのに、まさかこの提案に乗ってこないと思っていなかったので、また他に何か思いつけるのか…
少しだけ気持ちが遠くなってしまい、ただ空を遠く眺めてしまう
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