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第二章 契約と要員確保
2-2 契約のための折衝 その二
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ケイン弁護士が言った。
「わかりました。
持ち帰りまして契約条項を含めて再度協議いたします。
では、次の、第六の条件ですが、CD作成に当たっての表装デザイン、企画に関しては売り上げに直接響いてまいります。
この分野ではMLSはプロの集団を抱えていると自負しているのですが、それでも満足いただけないのかと、正直申して困惑しております。
あなた方でどなたか具体的な人物や法人に心当たりがございますか?」
「表装デザインに関しては、お二人。
イラストデザイナーのジャクソン・マンディスさん、女性カメラマンのファラ・ビステルさんのお二人です。
企画部門については、クライベルト・タレント企画を考えています。」
広報部長が口を挟んだ。
「ジャクソンとファラはどちらも新進気鋭の売れっ子です。
とても、デビューしたばかりのグループのCDデザインに協力を得られるとは思えない。
我が社も何度かお願いに上がったことがありますが、全て断られています。
とても無理だと思います。
それと・・・。
クライベルト・タレント企画は、確か社員が数名の弱小企業です。
社長も若く、実績も余りないのが実情。
当社で委託したことはありません。」
「ジャクソンさんとファラさんへの委託は我々で行います。
相手が承諾すれば表装デザインについては条件を飲まれますね?」
「ええ、お二人に受けていただけるのであればこちらにも依存はありません。」
「では、クライベルト・タレント企画については最初だけ委託していただいて、その実績をみて判断すると言うのはどうでしょうか。
売り上げ開始後1ヶ月でCD50万枚の実績を達成したら、その後も継続して使うと言うことで。」
今度は営業部長が口を出した。
「まさか、・・・。
1ヶ月で50万など到底無理です。
ミリオンセラーでも当初の売り上げは精々20万枚がやっと。
過去の最高実績でも1ヶ月に23万ほどだったと記憶しています。」
「そうですか。
では、1ヶ月25万枚以上の実績が出せれば問題は無いですね?」
「確かに、それほどの実績が上げられるなら当社としては問題が無い。」
「では、そういうことで初回のCD発売は、一ヶ月で25万枚以上の販売実績を上げることを目標にクライベルト・タレント企画に任せるようにお願いします。
正式契約は後でも構わないでしょうが、根回しだけは私のほうで来週中にはしておきます。
その後にMLSさんから同社のほうへ連絡してください。」
「では、次の第七の条件について申し上げます。
マネージャーの一人に、当社のベイリー・ヴァレリーを御要望のようですが、ベイリーは、当社のレコーディング・アシスタントに過ぎません。
マネージャーの仕事に就いたこともなく、当社としては慣れた者を推薦したいのですが、いかがでしょう。
また、他の三人についても、どのような人物か確認する必要があります。
既にお心積もりがあるなら教えていただけましょうか。」
「ベイリーさんにマネージャーとしての経験がないことを十分承知しています。
では妥協案として、御推挙いただく人物を教師として3ヶ月だけ四人をマネージャー見習いにお付けください。
教師役を除く4人は全員この屋敷に同居してもらいます。
因みに、マネージャーとして考えているのは、市内コーエン建設会社に勤務するマギー・シャルズさん、同じく市内ディクロック銀行に勤務するベアトリス・フェアチャイルドさん、フォークサミット市のデビッドソン楽器店に勤務するオリヴァー・サルバードさんの三人です。」
営業部長がきょとんとして言った。
「あの・・・。
今の三人の方は、全く業界に縁が無いように思えますが?」
「そうですね、オリヴァーさんがCDも販売する楽器店に勤務しているので全く無関係と言うわけでもないですが、基本的には業界の仕事を知らない人物と考えていいでしょう。」
「そんな、無茶な。
幾らなんでも、そんな人物では勤まりません。
業界の機微を知らない者が勤まるような簡単な仕事ではありませんぞ。」
「僕はこう見えても、人を見る目はあるつもりです。
では、これも妥協しましょう。
MLSが推奨する人物に教師役になってもらい、三ヶ月過ぎたところでその能力を確認していただく。
四人にできないのであれば仕方がありませんから、MLSに全てをお任せしましょう。
その間の四人の報酬は、我々が負担します。
但し、その四人がマネージャーとして十分能力があると認められた場合は、契約に従って、MLSに採用していただき、我々の専属マネージャーとして働いてもらう。」
エリクソン営業部長が渋い顔で言った。
「ウーン、この件は我々だけでは即決はできません。
持ち帰って検討しましょう。」
「では、次に第八の条件について申し上げます。
契約解除の条件ですが、300万ドレルの賠償金額はかなりの額に及びますが、実際にお支払い能力があるのでしょうか。
また、この条件ではMLS側の契約解除について何も触れておりませんが、それはどのようにお考えでしょうか。」
「300万ドレルの金額はいつでも指定する口座に振り込むことができます。
弁護士さんと供託契約を交わし、口座を新設すればいつでも振り込みましょう。
また、MLS側の契約解除条項については、『アローフェリス』の条件と一緒で結構です。
但し、MLS側の契約解除である以上、当方からは一切の保障はいたしません。
また、もともと、MLSさんが通常使われている契約書の付帯条項としてつける条件を提示しただけですから、我々が提示した条件に抵触する条項以外はそのまま適用していただいて結構です。」
「わかりました。
では、そのようにいたします。
次に、第九の条件ですが、ステージ衣装等のデザイナーも当社で優秀な人材を抱え、また、必要に応じて有名デザイナーに受注しています。
通常はそれで十分かと存じますが、あなた方で具体的にお考えのデザイナーをお教えいただけませんか。」
「デザイナーは、レイチェル・ブレクストン女史への依頼を考えています。」
今度こそ、三人の来客は唖然とした。
デザイナー業界でも世界的に有名なレイチェル女史は、業界屈指の重鎮であり、MLSの社長ですらよほどのことが無い限り会うことさえできない人物である。
「あの・・・。
失礼ながら、レイチェル女史と御面識がおありですか?」
「ええ、昨年末に某所でお会いし、いつでも会いに来なさいとは言われています。」
「いや、あの、レイチェル女史ならば当社に依存はございませんが、あのレイチェル女史に専属デザイナーを勤めていただける勝算はあるのですか?」
「絶対にとはお約束できませんが、少なくとも私達の衣装だけなら何とかお引き受けしていただけるのではないかと思っています。」
「あの、当社の専属デザイナーとしては如何でしょうか。」
「私もそこまで女史に無理を申せませんので、その点は悪しからず御了承ください。」
こうして、MLSはまた新たな課題を持って引き上げて行った。
その日の食後、訓練の合間に思念で四人が会話した。
『マイケル、マネージャーの四人って本当にど素人みたいだけれど、大丈夫なのかしら。』
『大丈夫だよ。
君らと同じ能力者だからね。
訓練すれば、ベテラン以上の力量を発揮する。
尤も、マネージャー風情には勿体無い人材だけれど。
当面はそれで我慢してもらうよ。』
『もう話をつけてあるの?』
『いや、まだだよ。
MLSの了解をもらってから動くことになる。
空手形では説得もできないからね。』
『じゃぁ、ひょっとして、名前の出た方は全部、能力者なの?』
『そう、全員が能力者だ。
サラから見れば叔母さん叔父さんぐらいの年齢の人もいるけれどね。
少なくとも全員が僕らより上、一番若い人で、確か23歳じゃなかったかな。
レイチェルさんは49歳のはずだ。』
それを聞いてサラは何となく安心した。
マイケルの傍に若い女性がたくさん集まってきたらライバルが増えてしまうと不安があったのだ。
でも23歳なら、私も負けないと思っていた。
この連邦では年上の姉さん女房を貰う結婚は非常に珍しいのである。
禁忌になっているわけではないから稀にそういう事例も無いわけではない。
だが、通常は夫が年上で妻は年下なのだ。
精々が同級生である。
サラはそう考えているうちに、完全にマイケルを結婚対象としてみていることに気づき、顔を赤くした。
『うん、どうした?
顔を赤くして・・・。
何か変なことを言ったかな?』
『ううん、何でもないの。
ちょっと、別のこと考えていて我ながら恥ずかしいと思ったから・・。
それだけよ。』
「わかりました。
持ち帰りまして契約条項を含めて再度協議いたします。
では、次の、第六の条件ですが、CD作成に当たっての表装デザイン、企画に関しては売り上げに直接響いてまいります。
この分野ではMLSはプロの集団を抱えていると自負しているのですが、それでも満足いただけないのかと、正直申して困惑しております。
あなた方でどなたか具体的な人物や法人に心当たりがございますか?」
「表装デザインに関しては、お二人。
イラストデザイナーのジャクソン・マンディスさん、女性カメラマンのファラ・ビステルさんのお二人です。
企画部門については、クライベルト・タレント企画を考えています。」
広報部長が口を挟んだ。
「ジャクソンとファラはどちらも新進気鋭の売れっ子です。
とても、デビューしたばかりのグループのCDデザインに協力を得られるとは思えない。
我が社も何度かお願いに上がったことがありますが、全て断られています。
とても無理だと思います。
それと・・・。
クライベルト・タレント企画は、確か社員が数名の弱小企業です。
社長も若く、実績も余りないのが実情。
当社で委託したことはありません。」
「ジャクソンさんとファラさんへの委託は我々で行います。
相手が承諾すれば表装デザインについては条件を飲まれますね?」
「ええ、お二人に受けていただけるのであればこちらにも依存はありません。」
「では、クライベルト・タレント企画については最初だけ委託していただいて、その実績をみて判断すると言うのはどうでしょうか。
売り上げ開始後1ヶ月でCD50万枚の実績を達成したら、その後も継続して使うと言うことで。」
今度は営業部長が口を出した。
「まさか、・・・。
1ヶ月で50万など到底無理です。
ミリオンセラーでも当初の売り上げは精々20万枚がやっと。
過去の最高実績でも1ヶ月に23万ほどだったと記憶しています。」
「そうですか。
では、1ヶ月25万枚以上の実績が出せれば問題は無いですね?」
「確かに、それほどの実績が上げられるなら当社としては問題が無い。」
「では、そういうことで初回のCD発売は、一ヶ月で25万枚以上の販売実績を上げることを目標にクライベルト・タレント企画に任せるようにお願いします。
正式契約は後でも構わないでしょうが、根回しだけは私のほうで来週中にはしておきます。
その後にMLSさんから同社のほうへ連絡してください。」
「では、次の第七の条件について申し上げます。
マネージャーの一人に、当社のベイリー・ヴァレリーを御要望のようですが、ベイリーは、当社のレコーディング・アシスタントに過ぎません。
マネージャーの仕事に就いたこともなく、当社としては慣れた者を推薦したいのですが、いかがでしょう。
また、他の三人についても、どのような人物か確認する必要があります。
既にお心積もりがあるなら教えていただけましょうか。」
「ベイリーさんにマネージャーとしての経験がないことを十分承知しています。
では妥協案として、御推挙いただく人物を教師として3ヶ月だけ四人をマネージャー見習いにお付けください。
教師役を除く4人は全員この屋敷に同居してもらいます。
因みに、マネージャーとして考えているのは、市内コーエン建設会社に勤務するマギー・シャルズさん、同じく市内ディクロック銀行に勤務するベアトリス・フェアチャイルドさん、フォークサミット市のデビッドソン楽器店に勤務するオリヴァー・サルバードさんの三人です。」
営業部長がきょとんとして言った。
「あの・・・。
今の三人の方は、全く業界に縁が無いように思えますが?」
「そうですね、オリヴァーさんがCDも販売する楽器店に勤務しているので全く無関係と言うわけでもないですが、基本的には業界の仕事を知らない人物と考えていいでしょう。」
「そんな、無茶な。
幾らなんでも、そんな人物では勤まりません。
業界の機微を知らない者が勤まるような簡単な仕事ではありませんぞ。」
「僕はこう見えても、人を見る目はあるつもりです。
では、これも妥協しましょう。
MLSが推奨する人物に教師役になってもらい、三ヶ月過ぎたところでその能力を確認していただく。
四人にできないのであれば仕方がありませんから、MLSに全てをお任せしましょう。
その間の四人の報酬は、我々が負担します。
但し、その四人がマネージャーとして十分能力があると認められた場合は、契約に従って、MLSに採用していただき、我々の専属マネージャーとして働いてもらう。」
エリクソン営業部長が渋い顔で言った。
「ウーン、この件は我々だけでは即決はできません。
持ち帰って検討しましょう。」
「では、次に第八の条件について申し上げます。
契約解除の条件ですが、300万ドレルの賠償金額はかなりの額に及びますが、実際にお支払い能力があるのでしょうか。
また、この条件ではMLS側の契約解除について何も触れておりませんが、それはどのようにお考えでしょうか。」
「300万ドレルの金額はいつでも指定する口座に振り込むことができます。
弁護士さんと供託契約を交わし、口座を新設すればいつでも振り込みましょう。
また、MLS側の契約解除条項については、『アローフェリス』の条件と一緒で結構です。
但し、MLS側の契約解除である以上、当方からは一切の保障はいたしません。
また、もともと、MLSさんが通常使われている契約書の付帯条項としてつける条件を提示しただけですから、我々が提示した条件に抵触する条項以外はそのまま適用していただいて結構です。」
「わかりました。
では、そのようにいたします。
次に、第九の条件ですが、ステージ衣装等のデザイナーも当社で優秀な人材を抱え、また、必要に応じて有名デザイナーに受注しています。
通常はそれで十分かと存じますが、あなた方で具体的にお考えのデザイナーをお教えいただけませんか。」
「デザイナーは、レイチェル・ブレクストン女史への依頼を考えています。」
今度こそ、三人の来客は唖然とした。
デザイナー業界でも世界的に有名なレイチェル女史は、業界屈指の重鎮であり、MLSの社長ですらよほどのことが無い限り会うことさえできない人物である。
「あの・・・。
失礼ながら、レイチェル女史と御面識がおありですか?」
「ええ、昨年末に某所でお会いし、いつでも会いに来なさいとは言われています。」
「いや、あの、レイチェル女史ならば当社に依存はございませんが、あのレイチェル女史に専属デザイナーを勤めていただける勝算はあるのですか?」
「絶対にとはお約束できませんが、少なくとも私達の衣装だけなら何とかお引き受けしていただけるのではないかと思っています。」
「あの、当社の専属デザイナーとしては如何でしょうか。」
「私もそこまで女史に無理を申せませんので、その点は悪しからず御了承ください。」
こうして、MLSはまた新たな課題を持って引き上げて行った。
その日の食後、訓練の合間に思念で四人が会話した。
『マイケル、マネージャーの四人って本当にど素人みたいだけれど、大丈夫なのかしら。』
『大丈夫だよ。
君らと同じ能力者だからね。
訓練すれば、ベテラン以上の力量を発揮する。
尤も、マネージャー風情には勿体無い人材だけれど。
当面はそれで我慢してもらうよ。』
『もう話をつけてあるの?』
『いや、まだだよ。
MLSの了解をもらってから動くことになる。
空手形では説得もできないからね。』
『じゃぁ、ひょっとして、名前の出た方は全部、能力者なの?』
『そう、全員が能力者だ。
サラから見れば叔母さん叔父さんぐらいの年齢の人もいるけれどね。
少なくとも全員が僕らより上、一番若い人で、確か23歳じゃなかったかな。
レイチェルさんは49歳のはずだ。』
それを聞いてサラは何となく安心した。
マイケルの傍に若い女性がたくさん集まってきたらライバルが増えてしまうと不安があったのだ。
でも23歳なら、私も負けないと思っていた。
この連邦では年上の姉さん女房を貰う結婚は非常に珍しいのである。
禁忌になっているわけではないから稀にそういう事例も無いわけではない。
だが、通常は夫が年上で妻は年下なのだ。
精々が同級生である。
サラはそう考えているうちに、完全にマイケルを結婚対象としてみていることに気づき、顔を赤くした。
『うん、どうした?
顔を赤くして・・・。
何か変なことを言ったかな?』
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それだけよ。』
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