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第一章 十二試艦上戦闘機
1ー8 第一章の登場人物等
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◆◇◆◇ 登場人物 ◇◆◇◆
吉崎博司:
吉崎航空機製作所の創設者
近江富美麿:
五摂家のひとつ近江家の第30代当主、1937年(昭和12年)6月4日に第34代内閣総理大臣に任命されたが、1938年(昭和13年)3月21日に心不全により急逝した。
東功爾宮愛彦王:
功爾宮朝彦親王の第九王子として誕生、1904年東功爾宮の宮号を賜り、宮家となった。
陸軍士官学校20期、陸軍大学校26期、フランスに7年間留学、リベラルな思想の持ち主であり、戦争には反対の意見を持つものの、軍の作戦指示には従った。
1938年近江富美麿首相の急逝に伴い、天皇陛下の大命を受け、出征地の中国大陸から帰還、第35代内閣総理大臣に任命され、最初に支那事変の終結を図った。
昌介石:
中華国民政府主席、1937年の盧溝橋事件を契機に抗日を推し進める
王兆銘:
当初昌介石と付かず離れずの共闘関係にあったが、1935年の王兆銘狙撃事件を境に蒋介石と一定の距離をおくようになった。
知日家であり、日本との融和路線を取る。
リヒャルト・ゾルゲ:
ドイツ国籍を有するソ連のスパイ。当初上海で活動していたが、日本国内に拠点を移し、上海時代の知人を巻き込みながら、帝国国内でスパイ網を張っていた。
小崎秀実:
ゾルゲ支配下の日本人スパイ。
近江富美麿首相の側近でもあり、近江首相の関与が疑われた。
犀園寺公一:
帝国議会の重鎮たる犀園寺公望公爵の嫡男、ゾルゲ支配下の日本人スパイ。
事件発覚後犀園寺家から勘当される。
小和田幸一:
海軍大尉、海軍航空本部所属、海軍航空技術廠で戦闘機部門を担当
知人の伝手で海軍軍人としては初めて吉崎航空機製作所を非公式に視察した
佐々木洋二:
千葉県議会議長である桑原清三の私設秘書
桑原清三は小和田大尉の母方の叔父にあたる
橋野孝也:
吉崎航空機製作所金谷工場の工場長
山元磯六:
海軍中将、海軍次官であり、昭和13年4月から11月まで、航空本部長を兼務している。
航空本部長の後任は、豊世田貞次郎中将。
古谷一飛曹:
横須賀海軍飛行基地のパイロット、吉崎航空機製作所の新鋭機ルー101のデモンストレーションのために、テストパイロットして二週間の派遣の上で訓練を行い、横須賀海軍航空基地でのフライトを行った。
吉崎航空機製作所でも優秀なベテランパイロットは抱えて居るのだが、敢えて海軍のパイロットを起用することで手前みそではない客観的評価を得ようとしたのである。
◆◇◆◇ 用語解説 ◇◆◇◆
七試艦戦:
海軍が昭和7年に、航空母艦搭載用の艦上戦闘機としての所要の性能を要求し、関連の航空機メーカーに試作を要請したものであり、三菱が試作した「96艦戦」が採用された
十二試艦戦:
海軍が昭和11年から12年にかけて航空母艦搭載用の艦上戦闘機としての所要の性能を要求し、関連の航空機メーカーに試作を要請したもの
ルー101:
吉崎航空機製作所が開発した新型戦闘機、時代に先駆けて過給機付きの高馬力エンジンを搭載した高速機。
国内で調達可能な新素材のみで製造しており、製造段階での思想は、とにかく機体とパイロットを守ることに主眼を置き、将来起こり得る渡洋重爆撃機の迎撃のため、高々度対応と高速化を狙った性能を備えている。
海軍は基地用航空機として採用、正式名称「99式基地用戦闘機」、通称「蒼電」と名付けた。
ルー101改:
吉崎航空機製作所が、海軍の十二試艦戦要求書に基づき、離陸距離及び着陸時の最低速力に要求値に合わせて、ルー101をベースにエンジン馬力の縮小、翼面積の増加等のマイナーチェンジをすることにより、艦上戦闘機として仕上げたルー101の劣化版である。
海軍は、同機を艦上戦闘機として採用し、正式名称を「零式二型艦上戦闘機」とし、通称を「蒼電改」と名付けた。
A6M1:
三菱重工航空機部が、海軍の十二試艦戦要求書に基づき、開発した新型戦闘機。超々ジュラルミン、ハニカム構造など数々のアイデアで軽量化することにより、速度と航続距離の拡大を図った傑作機。
しかしながら、削りに削った機体重量は防弾設備まで削ったことにより、撃たれ弱い機体であるとともに、高速機動時に操縦性能が悪くなる不具合が有った。
基本的な製造時の欠陥が、後々まで残ることになり、改造を加えても性能向上は余り望めなかった。
海軍は、同機が短い距離での離発着が可能であって軽空母でも運用可能なために、十二試艦戦としては、異例なことながら、ルー101改と共に二機種同時採用とした。
海軍は、同機の正式名称を「零式一型艦上戦闘機」とし、通称を「旋風」とした。
九九式十三ミリ機銃:
吉崎航空機製作所が製造した12.7ミリ機銃、従来の12.7ミリ機銃に比べ初速が速く、マ弾を使用するために大きな破壊力を有する。
海軍が正式機銃として採用した。
九九式八ミリ機銃:
吉崎航空機製作所が製造した7.7ミリ機銃、従来の7.7ミリ機銃に比べ初速が速く、マ弾を使用するために大きな破壊力を有する。
海軍が正式機銃として採用した。
房二型-甲:
吉崎航空機製作所が製造した2400馬力の航空機用星形エンジン、ルー101に搭載されている
房二型-乙:
吉崎航空機製作所が製造した1800馬力の航空機用星形エンジン、ルー101改に搭載されている。
劣化版のルー101改の速力を落とすために「房二型-甲」の出力を敢えて落とした。
山海関:
中国北部の万里の長城の東端にあたる関門を言う。
「山海関以北」とは、この関門より北の地であり、同時に万里の長城以北の地域を意味し、支那事変の講和条件に基づき、日本軍は長城以北に軍を後退させることになった。
エタノール燃料:
エタノールに添加剤を加えてもオクタン価100の航空燃料にはならないと思いますが、物語として錬金術でそんなものが作れたものとご理解ください。
◆◇◆◇ 会社・組織等 ◇◆◇◆
吉崎航空機製作所:
昭和12年4月に設立した航空機関連の機器製造会社
千葉県君津郡金谷村に本拠を置く
吉崎博司:
吉崎航空機製作所の創設者
近江富美麿:
五摂家のひとつ近江家の第30代当主、1937年(昭和12年)6月4日に第34代内閣総理大臣に任命されたが、1938年(昭和13年)3月21日に心不全により急逝した。
東功爾宮愛彦王:
功爾宮朝彦親王の第九王子として誕生、1904年東功爾宮の宮号を賜り、宮家となった。
陸軍士官学校20期、陸軍大学校26期、フランスに7年間留学、リベラルな思想の持ち主であり、戦争には反対の意見を持つものの、軍の作戦指示には従った。
1938年近江富美麿首相の急逝に伴い、天皇陛下の大命を受け、出征地の中国大陸から帰還、第35代内閣総理大臣に任命され、最初に支那事変の終結を図った。
昌介石:
中華国民政府主席、1937年の盧溝橋事件を契機に抗日を推し進める
王兆銘:
当初昌介石と付かず離れずの共闘関係にあったが、1935年の王兆銘狙撃事件を境に蒋介石と一定の距離をおくようになった。
知日家であり、日本との融和路線を取る。
リヒャルト・ゾルゲ:
ドイツ国籍を有するソ連のスパイ。当初上海で活動していたが、日本国内に拠点を移し、上海時代の知人を巻き込みながら、帝国国内でスパイ網を張っていた。
小崎秀実:
ゾルゲ支配下の日本人スパイ。
近江富美麿首相の側近でもあり、近江首相の関与が疑われた。
犀園寺公一:
帝国議会の重鎮たる犀園寺公望公爵の嫡男、ゾルゲ支配下の日本人スパイ。
事件発覚後犀園寺家から勘当される。
小和田幸一:
海軍大尉、海軍航空本部所属、海軍航空技術廠で戦闘機部門を担当
知人の伝手で海軍軍人としては初めて吉崎航空機製作所を非公式に視察した
佐々木洋二:
千葉県議会議長である桑原清三の私設秘書
桑原清三は小和田大尉の母方の叔父にあたる
橋野孝也:
吉崎航空機製作所金谷工場の工場長
山元磯六:
海軍中将、海軍次官であり、昭和13年4月から11月まで、航空本部長を兼務している。
航空本部長の後任は、豊世田貞次郎中将。
古谷一飛曹:
横須賀海軍飛行基地のパイロット、吉崎航空機製作所の新鋭機ルー101のデモンストレーションのために、テストパイロットして二週間の派遣の上で訓練を行い、横須賀海軍航空基地でのフライトを行った。
吉崎航空機製作所でも優秀なベテランパイロットは抱えて居るのだが、敢えて海軍のパイロットを起用することで手前みそではない客観的評価を得ようとしたのである。
◆◇◆◇ 用語解説 ◇◆◇◆
七試艦戦:
海軍が昭和7年に、航空母艦搭載用の艦上戦闘機としての所要の性能を要求し、関連の航空機メーカーに試作を要請したものであり、三菱が試作した「96艦戦」が採用された
十二試艦戦:
海軍が昭和11年から12年にかけて航空母艦搭載用の艦上戦闘機としての所要の性能を要求し、関連の航空機メーカーに試作を要請したもの
ルー101:
吉崎航空機製作所が開発した新型戦闘機、時代に先駆けて過給機付きの高馬力エンジンを搭載した高速機。
国内で調達可能な新素材のみで製造しており、製造段階での思想は、とにかく機体とパイロットを守ることに主眼を置き、将来起こり得る渡洋重爆撃機の迎撃のため、高々度対応と高速化を狙った性能を備えている。
海軍は基地用航空機として採用、正式名称「99式基地用戦闘機」、通称「蒼電」と名付けた。
ルー101改:
吉崎航空機製作所が、海軍の十二試艦戦要求書に基づき、離陸距離及び着陸時の最低速力に要求値に合わせて、ルー101をベースにエンジン馬力の縮小、翼面積の増加等のマイナーチェンジをすることにより、艦上戦闘機として仕上げたルー101の劣化版である。
海軍は、同機を艦上戦闘機として採用し、正式名称を「零式二型艦上戦闘機」とし、通称を「蒼電改」と名付けた。
A6M1:
三菱重工航空機部が、海軍の十二試艦戦要求書に基づき、開発した新型戦闘機。超々ジュラルミン、ハニカム構造など数々のアイデアで軽量化することにより、速度と航続距離の拡大を図った傑作機。
しかしながら、削りに削った機体重量は防弾設備まで削ったことにより、撃たれ弱い機体であるとともに、高速機動時に操縦性能が悪くなる不具合が有った。
基本的な製造時の欠陥が、後々まで残ることになり、改造を加えても性能向上は余り望めなかった。
海軍は、同機が短い距離での離発着が可能であって軽空母でも運用可能なために、十二試艦戦としては、異例なことながら、ルー101改と共に二機種同時採用とした。
海軍は、同機の正式名称を「零式一型艦上戦闘機」とし、通称を「旋風」とした。
九九式十三ミリ機銃:
吉崎航空機製作所が製造した12.7ミリ機銃、従来の12.7ミリ機銃に比べ初速が速く、マ弾を使用するために大きな破壊力を有する。
海軍が正式機銃として採用した。
九九式八ミリ機銃:
吉崎航空機製作所が製造した7.7ミリ機銃、従来の7.7ミリ機銃に比べ初速が速く、マ弾を使用するために大きな破壊力を有する。
海軍が正式機銃として採用した。
房二型-甲:
吉崎航空機製作所が製造した2400馬力の航空機用星形エンジン、ルー101に搭載されている
房二型-乙:
吉崎航空機製作所が製造した1800馬力の航空機用星形エンジン、ルー101改に搭載されている。
劣化版のルー101改の速力を落とすために「房二型-甲」の出力を敢えて落とした。
山海関:
中国北部の万里の長城の東端にあたる関門を言う。
「山海関以北」とは、この関門より北の地であり、同時に万里の長城以北の地域を意味し、支那事変の講和条件に基づき、日本軍は長城以北に軍を後退させることになった。
エタノール燃料:
エタノールに添加剤を加えてもオクタン価100の航空燃料にはならないと思いますが、物語として錬金術でそんなものが作れたものとご理解ください。
◆◇◆◇ 会社・組織等 ◇◆◇◆
吉崎航空機製作所:
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千葉県君津郡金谷村に本拠を置く
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