109 / 112
第八章 対独参戦
8-4 会議の行方 その一
しおりを挟む
会議場は静まり返った。
日本は今や超大国となっている。
領土こそ米国の二十七分の一、ソ連の四十分の一ほどに過ぎないが、米英ソがあれほど手こずった強力なナチスドイツを僅かに10日の戦闘で全面降伏に追い込んだ力を持っている。
おそらくは望めば世界制覇も可能であろう。
彼らは地球の反対側へも一日で兵士を送り込む軍事力と経済力を備えている。
そうして、今、その覇者が注文を突きつけてきているのである。
既に米英が、植民地を放棄することを決定したことは周知の事実であった。
フランス代表がこれに対して果敢にも抵抗した。
フランスは英国と同じく世界各地に植民地を持っている。
その権益を奪われては国家の存亡にも関わるからである。
だが、まだほんの小娘としか思えないような若い女性が、本領を発揮した。
「フランス代表にお聞きしたい。
フランスの国益を盛んに強調されておられるが、では例えば植民地である仏領インドシナはあなた方の古来の領土であるのか、それともあなた方が軍事力を行使して新たに手に入れた占領地なのか。」
「仏領インドシナは、我が国が未開の土地を開墾して得たわが領土である。」
ドレイク全権大使が傲慢と言い放った。
「なるほど、中世以来500年続いたヴェトナム王朝の領域を未開の土地と仰る。
では、その未開の土地であったフランスの領土に住む住民はあなた方フランス人と同じ権利を持っていますか。」
「いや、それは・・・。
しかしながら、フランス人と同等ではないが同様の権利は与えられている。」
「なるほど、同様の権利であれば十分とフランス代表はお考えのようですね。
では、我が国がフランスを未開の土地と称して、そこを開墾し、フランス本土に住む人々を仏領インドシナの住民と同様に扱っても構わないと仰るわけですね。」
「馬鹿なことを。
ヨーロッパでも最も文化の進んだフランスを未開な土地などと言えば、ヨーロッパに先進国などいなくなる。」
「その先進国が野蛮な思想のドイツに負けたのは事実でしょうし、一方で、私たちから見るならば、あなた方も野蛮なのですよ。
フランスの誇る思想家たちも、中世から少しも進化していない。
階層社会の一番下の人々の多大な犠牲の上に成り立った文化など、ルイ王朝の宮殿文化と少しも変わっていない。
我が国は封建社会から脱却して僅かに50年足らずだが、思想的にはフランスよりも50年は進歩しているでしょう。
少なくとも人を人でないような扱いを私たちはしない。
だが、あなた方が望むならば、あなた方の習慣や考え方に則って、我が国も方針を変えることは吝かではない。
フランスが仏領インドシナを何故領土としたのか其の経緯を詳しくご説明願いたい。
そのやり方がフランス流であるならば、われわれもヨーロッパの先進国であるフランスを見習って、フランスを遇することにします。」
ドレイクは驚いた。
あからさまにフランスを脅迫している娘に対して怒りさえ覚えたが、同時に、フランスが仏領インドシナを扱うように日本がフランスを扱い始めたならばフランスは只の植民地に陥ってしまう。
しかも、今の日本には其の実力があるのである。
ドレイクは困惑し、慌てた。
「いや、そうではない。
そうではないのだが・・・・。
何と言えば良いのか。
この場はそもそもドイツの戦後処理について話し合われるべき会議であって、そのようなことで時間を潰す必要はないでしょう。」
「いいえ、ございます。
フランスもかつてナポレオン時代にナチスドイツと同様に欧州を席巻した時期がある。
フランスとて第二のナチスドイツになり得るのです。
そのような動乱を防ぐためにも、フランスの同意は必要ですし、海外の植民地然とした領土は放棄していただかねばなりません。
フランスが、自国領土として仏領インドシナの住民にフランス人と同じ権利を与えるならば、放棄の必要はありません。
但し、其の場合、我々は形式的な同等の権利を認めません。
あくまでも実質的な同等の権利の付与を要求します。」
「今、この場でそのようなことを返答する権限は私に与えられていない。」
「十分承知しております。
その上で本国政府にお伝えください。
我が国は、日英同盟を締結し、この戦争に参戦しましたが、その際、英国には5年間の猶予を与えて植民地の放棄を要請しました。
フランスにも今後5年間の猶予を与えます。
其の間に必要な措置を取られるが良いでしょう。
あくまで植民地に拘られるならば、フランスという国家は存在しなくなります。」
フランス代表は口をつぐむしかなかった。
しばしの沈黙を破って英国のウィード全権大使が尋ねた。
「日本代表にお尋ねしたいが、先ほど言われた加盟国の条件の中に、法理論に通じる一項があったように思われるが、・・・。
そう、確か、何人も、実行の時に適法であつた行為又は既に無罪とされた行為については、刑事上の責任を問われないと言われたようですが、今回の戦争犯罪人の問題についてもその考えをもたれるおつもりか。」
「はい、そのとおりです。」
「それでは、如何に話し合おうと無駄ではないのか。
少なくともドイツ国内では、適法とされていた事項について我々戦勝国が関与することは国際法理上本来許されないことだが、・・・。」
「ウィード大使は、法学者でもあらせられる。
確かに、後で創った法規で其の成立以前になした行動の責任を取らされるのは不合理です。
しかしながら、いかなる場合においても人道にもとる行為は処罰の対象になるはずです。
法律は、所詮は人が作ったもの。
ここにお集まりの方々は、其のほとんどがキリスト教徒でいらっしゃる。
私はキリスト教徒ではありませんが、その例示をキリスト教に求めましょう。
あなた方の神は人道にもとる行為をなした者をどう裁けと仰っているのでしょうか?
主は、パリサイ人の盗みを目にして捉えた弟子たちに何と言われましたか。」
「主は盗人を哀れんで、弟子に命じて戒めを解き放った。
其の上で、盗もうとしたものを盗人に与え、私にはいまこれしか持ち合わせがないと申された。」
「おそらく、私たちはどうあがいても、貴方の言う主のような考えには立てないでしょう。
国家は人と領土を基盤とするもの、それをすべて与えるような真似は決してできない。
だが、戦争といえども制約はあります。
毒ガスの使用、捕虜の虐待などはジュネーブ条約で禁じられています。
同時に無辜の市民を巻き添えにするような大量虐殺もジェノサイド条約により禁止されています。
ナチスドイツの侵した罪で最たるものは、ユダヤ人の迫害と大量虐殺です。
如何に国内法で正当化しようとも、この点に関して人道の罪は免れません。
ただ、戦争を起こし、他国を侵略したことは罪には問えないと思います。
何故ならば、今までの国際概念では、国際紛争を解決する最後の手段として国家に認められている権利だとされているからであり、そのために、戦争に関する多国間の国際条約も存在する。
戦勝国が敗戦国に対して賠償金を請求するのも同じく昔からの国際慣習によるものですが、同時に、ここで戦時補償を要求するならば、それは今後もそうした紛争解決の手段としての戦争を認めることとなります。
ですから、各国に対して戦時補償の請求を断念してほしいと申し上げているわけです。
戦勝国が敗戦国から戦時補償を求めるなど悪しき慣習にほかならず、戦時補償目当てに戦争を惹起する危険性すら含んでいる。
あなた方はその具を犯してはならない。」
日本は今や超大国となっている。
領土こそ米国の二十七分の一、ソ連の四十分の一ほどに過ぎないが、米英ソがあれほど手こずった強力なナチスドイツを僅かに10日の戦闘で全面降伏に追い込んだ力を持っている。
おそらくは望めば世界制覇も可能であろう。
彼らは地球の反対側へも一日で兵士を送り込む軍事力と経済力を備えている。
そうして、今、その覇者が注文を突きつけてきているのである。
既に米英が、植民地を放棄することを決定したことは周知の事実であった。
フランス代表がこれに対して果敢にも抵抗した。
フランスは英国と同じく世界各地に植民地を持っている。
その権益を奪われては国家の存亡にも関わるからである。
だが、まだほんの小娘としか思えないような若い女性が、本領を発揮した。
「フランス代表にお聞きしたい。
フランスの国益を盛んに強調されておられるが、では例えば植民地である仏領インドシナはあなた方の古来の領土であるのか、それともあなた方が軍事力を行使して新たに手に入れた占領地なのか。」
「仏領インドシナは、我が国が未開の土地を開墾して得たわが領土である。」
ドレイク全権大使が傲慢と言い放った。
「なるほど、中世以来500年続いたヴェトナム王朝の領域を未開の土地と仰る。
では、その未開の土地であったフランスの領土に住む住民はあなた方フランス人と同じ権利を持っていますか。」
「いや、それは・・・。
しかしながら、フランス人と同等ではないが同様の権利は与えられている。」
「なるほど、同様の権利であれば十分とフランス代表はお考えのようですね。
では、我が国がフランスを未開の土地と称して、そこを開墾し、フランス本土に住む人々を仏領インドシナの住民と同様に扱っても構わないと仰るわけですね。」
「馬鹿なことを。
ヨーロッパでも最も文化の進んだフランスを未開な土地などと言えば、ヨーロッパに先進国などいなくなる。」
「その先進国が野蛮な思想のドイツに負けたのは事実でしょうし、一方で、私たちから見るならば、あなた方も野蛮なのですよ。
フランスの誇る思想家たちも、中世から少しも進化していない。
階層社会の一番下の人々の多大な犠牲の上に成り立った文化など、ルイ王朝の宮殿文化と少しも変わっていない。
我が国は封建社会から脱却して僅かに50年足らずだが、思想的にはフランスよりも50年は進歩しているでしょう。
少なくとも人を人でないような扱いを私たちはしない。
だが、あなた方が望むならば、あなた方の習慣や考え方に則って、我が国も方針を変えることは吝かではない。
フランスが仏領インドシナを何故領土としたのか其の経緯を詳しくご説明願いたい。
そのやり方がフランス流であるならば、われわれもヨーロッパの先進国であるフランスを見習って、フランスを遇することにします。」
ドレイクは驚いた。
あからさまにフランスを脅迫している娘に対して怒りさえ覚えたが、同時に、フランスが仏領インドシナを扱うように日本がフランスを扱い始めたならばフランスは只の植民地に陥ってしまう。
しかも、今の日本には其の実力があるのである。
ドレイクは困惑し、慌てた。
「いや、そうではない。
そうではないのだが・・・・。
何と言えば良いのか。
この場はそもそもドイツの戦後処理について話し合われるべき会議であって、そのようなことで時間を潰す必要はないでしょう。」
「いいえ、ございます。
フランスもかつてナポレオン時代にナチスドイツと同様に欧州を席巻した時期がある。
フランスとて第二のナチスドイツになり得るのです。
そのような動乱を防ぐためにも、フランスの同意は必要ですし、海外の植民地然とした領土は放棄していただかねばなりません。
フランスが、自国領土として仏領インドシナの住民にフランス人と同じ権利を与えるならば、放棄の必要はありません。
但し、其の場合、我々は形式的な同等の権利を認めません。
あくまでも実質的な同等の権利の付与を要求します。」
「今、この場でそのようなことを返答する権限は私に与えられていない。」
「十分承知しております。
その上で本国政府にお伝えください。
我が国は、日英同盟を締結し、この戦争に参戦しましたが、その際、英国には5年間の猶予を与えて植民地の放棄を要請しました。
フランスにも今後5年間の猶予を与えます。
其の間に必要な措置を取られるが良いでしょう。
あくまで植民地に拘られるならば、フランスという国家は存在しなくなります。」
フランス代表は口をつぐむしかなかった。
しばしの沈黙を破って英国のウィード全権大使が尋ねた。
「日本代表にお尋ねしたいが、先ほど言われた加盟国の条件の中に、法理論に通じる一項があったように思われるが、・・・。
そう、確か、何人も、実行の時に適法であつた行為又は既に無罪とされた行為については、刑事上の責任を問われないと言われたようですが、今回の戦争犯罪人の問題についてもその考えをもたれるおつもりか。」
「はい、そのとおりです。」
「それでは、如何に話し合おうと無駄ではないのか。
少なくともドイツ国内では、適法とされていた事項について我々戦勝国が関与することは国際法理上本来許されないことだが、・・・。」
「ウィード大使は、法学者でもあらせられる。
確かに、後で創った法規で其の成立以前になした行動の責任を取らされるのは不合理です。
しかしながら、いかなる場合においても人道にもとる行為は処罰の対象になるはずです。
法律は、所詮は人が作ったもの。
ここにお集まりの方々は、其のほとんどがキリスト教徒でいらっしゃる。
私はキリスト教徒ではありませんが、その例示をキリスト教に求めましょう。
あなた方の神は人道にもとる行為をなした者をどう裁けと仰っているのでしょうか?
主は、パリサイ人の盗みを目にして捉えた弟子たちに何と言われましたか。」
「主は盗人を哀れんで、弟子に命じて戒めを解き放った。
其の上で、盗もうとしたものを盗人に与え、私にはいまこれしか持ち合わせがないと申された。」
「おそらく、私たちはどうあがいても、貴方の言う主のような考えには立てないでしょう。
国家は人と領土を基盤とするもの、それをすべて与えるような真似は決してできない。
だが、戦争といえども制約はあります。
毒ガスの使用、捕虜の虐待などはジュネーブ条約で禁じられています。
同時に無辜の市民を巻き添えにするような大量虐殺もジェノサイド条約により禁止されています。
ナチスドイツの侵した罪で最たるものは、ユダヤ人の迫害と大量虐殺です。
如何に国内法で正当化しようとも、この点に関して人道の罪は免れません。
ただ、戦争を起こし、他国を侵略したことは罪には問えないと思います。
何故ならば、今までの国際概念では、国際紛争を解決する最後の手段として国家に認められている権利だとされているからであり、そのために、戦争に関する多国間の国際条約も存在する。
戦勝国が敗戦国に対して賠償金を請求するのも同じく昔からの国際慣習によるものですが、同時に、ここで戦時補償を要求するならば、それは今後もそうした紛争解決の手段としての戦争を認めることとなります。
ですから、各国に対して戦時補償の請求を断念してほしいと申し上げているわけです。
戦勝国が敗戦国から戦時補償を求めるなど悪しき慣習にほかならず、戦時補償目当てに戦争を惹起する危険性すら含んでいる。
あなた方はその具を犯してはならない。」
1
お気に入りに追加
89
あなたにおすすめの小説
日本国転生
北乃大空
SF
女神ガイアは神族と呼ばれる宇宙管理者であり、地球を含む太陽系を管理して人類の歴史を見守ってきた。
或る日、ガイアは地球上の人類未来についてのシミュレーションを実施し、その結果は22世紀まで確実に人類が滅亡するシナリオで、何度実施しても滅亡する確率は99.999%であった。
ガイアは人類滅亡シミュレーション結果を中央管理局に提出、事態を重くみた中央管理局はガイアに人類滅亡の回避指令を出した。
その指令内容は地球人類の歴史改変で、現代地球とは別のパラレルワールド上に存在するもう一つの地球に干渉して歴史改変するものであった。
ガイアが取った歴史改変方法は、国家丸ごと転移するもので転移する国家は何と現代日本であり、その転移先は太平洋戦争開戦1年前の日本で、そこに国土ごと上書きするというものであった。
その転移先で日本が世界各国と開戦し、そこで起こる様々な出来事を超人的な能力を持つ女神と天使達の手助けで日本が覇権国家になり、人類滅亡を回避させて行くのであった。
仮想戦記:蒼穹のレブナント ~ 如何にして空襲を免れるか
サクラ近衛将監
ファンタジー
レブナントとは、フランス語で「帰る」、「戻る」、「再び来る」という意味のレヴニール(Revenir)に由来し、ここでは「死から戻って来たりし者」のこと。
昭和11年、広島市内で瀬戸物店を営む中年のオヤジが、唐突に転生者の記憶を呼び覚ます。
記憶のひとつは、百年も未来の科学者であり、無謀な者が引き起こした自動車事故により唐突に三十代の半ばで死んだ男の記憶だが、今ひとつは、その未来の男が異世界屈指の錬金術師に転生して百有余年を生きた記憶だった。
二つの記憶は、中年男の中で覚醒し、自分の住む日本が、この町が、空襲に遭って焦土に変わる未来を知っってしまった。
男はその未来を変えるべく立ち上がる。
この物語は、戦前に生きたオヤジが自ら持つ知識と能力を最大限に駆使して、焦土と化す未来を変えようとする物語である。
この物語は飽くまで仮想戦記であり、登場する人物や団体・組織によく似た人物や団体が過去にあったにしても、当該実在の人物もしくは団体とは関りが無いことをご承知おきください。
投稿は不定期ですが、一応毎週火曜日午後8時を予定しており、「アルファポリス」様、「カクヨム」様、「小説を読もう」様に同時投稿します。
剣と魔法の世界で俺だけロボット
神無月 紅
ファンタジー
東北の田舎町に住んでいたロボット好きの宮本荒人は、交通事故に巻き込まれたことにより異世界に転生する。
転生した先は、古代魔法文明の遺跡を探索する探索者の集団……クランに所属する夫婦の子供、アラン。
ただし、アランには武器や魔法の才能はほとんどなく、努力に努力を重ねてもどうにか平均に届くかどうかといった程度でしかなかった。
だがそんな中、古代魔法文明の遺跡に潜った時に強制的に転移させられた先にあったのは、心核。
使用者の根源とも言うべきものをその身に纏うマジックアイテム。
この世界においては稀少で、同時に極めて強力な武器の一つとして知られているそれを、アランは生き延びるために使う。……だが、何故か身に纏ったのはファンタジー世界なのにロボット!?
剣と魔法のファンタジー世界において、何故か全高十八メートルもある人型機動兵器を手に入れた主人公。
当然そのような特別な存在が放っておかれるはずもなく……?
小説家になろう、カクヨムでも公開しています。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
貧乏冒険者で底辺配信者の生きる希望もないおっさんバズる~庭のFランク(実際はSSSランク)ダンジョンで活動すること15年、最強になりました~
喰寝丸太
ファンタジー
おっさんは経済的に、そして冒険者としても底辺だった。
庭にダンジョンができたが最初のザコがスライムということでFランクダンジョン認定された。
そして18年。
おっさんの実力が白日の下に。
FランクダンジョンはSSSランクだった。
最初のザコ敵はアイアンスライム。
特徴は大量の経験値を持っていて硬い、そして逃げる。
追い詰められると不壊と言われるダンジョンの壁すら溶かす酸を出す。
そんなダンジョンでの15年の月日はおっさんを最強にさせた。
世間から隠されていた最強の化け物がいま世に出る。
天竜川で逢いましょう 起きたら関ヶ原の戦い直前の石田三成になっていた 。そもそも現代人が生首とか無理なので平和な世の中を作ろうと思います。
岩 大志
歴史・時代
ごくありふれた高校教師津久見裕太は、ひょんなことから頭を打ち、気を失う。
けたたましい轟音に気付き目を覚ますと多数の軍旗。
髭もじゃの男に「いよいよですな。」と、言われ混乱する津久見。
戦国時代の大きな分かれ道のド真ん中に転生した津久見はどうするのか!?
巻き込まれ召喚・途中下車~幼女神の加護でチート?
サクラ近衛将監
ファンタジー
商社勤務の社会人一年生リューマが、偶然、勇者候補のヤンキーな連中の近くに居たことから、一緒に巻き込まれて異世界へ強制的に召喚された。万が一そのまま召喚されれば勇者候補ではないために何の力も与えられず悲惨な結末を迎える恐れが多分にあったのだが、その召喚に気づいた被召喚側世界(地球)の神様と召喚側世界(異世界)の神様である幼女神のお陰で助けられて、一旦狭間の世界に留め置かれ、改めて幼女神の加護等を貰ってから、異世界ではあるものの召喚場所とは異なる場所に無事に転移を果たすことができた。リューマは、幼女神の加護と付与された能力のおかげでチートな成長が促され、紆余曲折はありながらも異世界生活を満喫するために生きて行くことになる。
*この作品は「カクヨム」様にも投稿しています。
**週1(土曜日午後9時)の投稿を予定しています。**
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる