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第七章 英国との交渉
7-1 英国宰相のジレンマ
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日米講和が成り、米国の欧州参戦が本格的になって喜んだのはチャーチルである。
だが一方で、中々進まない連合軍の反攻作戦にじりじりしていたのも事実である。
ドイツは眼と鼻の先であるが、そこへ到達できない。
大西洋方面軍司令官アイゼンハウアーは、地中海からの反攻を主に動いているようだが、それでは常に英国がドイツの標的になる。
何とか英国本土防空作戦が機能しているからいいものの、いつ何時ナチスドイツがドーバーを渡ってくるのかわからないのである。
チャーチルは密かに日本に期待しているところがある。
日米相互安全保障条約が10月末に締結された事実はMI6の局長から報告があった。
実質的に日米軍事同盟であることから、これで米国の敵対国ドイツに対して日本も宣戦布告をするかと思いきや、条約解釈上、米国が自分の事情で始めた戦争については、日本に参戦の義務は無いと言うのである。
これには暫く落胆の色を隠せなかったチャーチルである。
一方で、駐日大使からは、非公式ながら日本参戦の可能性について随分前から知らせて来ていた。
米国と講和がなり、第二次日英同盟が締結されれば日本も参戦が可能であり、其の時期は早くても日独防共協定が失効する来年4月ということであった。
チャーチルの感覚からすれば、それでも遅すぎるくらいであるのに、来年4月以降に同盟締結交渉を始めたのでは、交渉自体が長引けばもっと遅くなる。
全く耐えられないことであった。
日独防共協定は、あくまで対ソ連対策のはずであり、英国を含む第三国との同盟には何ら関わりは無いはずであるが、当該協定は同時に日独間の友好条約的性格もあり、ドイツと交戦状態の国と条約を結ぶ場合には、一定の信義則から制約が掛かることになる。
仮に同盟を結んだにしても、日米安全保障条約と同様の条文になるはずである。
英国の事情で戦争を始めた場合、日本は当該戦争への参戦の義務を負わなくなるのである。
今回の戦は正しくそれに当たる。
ドイツのオランダ侵攻に対して、英国が勝手に宣戦布告した戦争であり、英国がドイツに侵攻を受けて始まった戦争ではない。
ましてや、同盟条約締結以前から継続している戦争にまで、日本が義務を負わないのはある意味で当然であり、現時点で如何に英国が攻撃されていようと、日本はドイツに宣戦布告ができないと言う事になる。
従って、ナチスドイツを敵とする限定的な同盟条約を締結するしかないのである。
日露戦争における日英同盟はある意味で限定的であった。
英国は同盟国でありながら、ロシアには宣戦布告をしなかった。
規定に従い、様々な武器供与、情報提供等の支援は行ったが、戦闘自体には一切関わっていなかった。
日本がドイツに対して宣戦布告をする方法論としては、米国との安全保障条約を強化して、米国の敵には自動参戦する条項を設けることも可能であるが、駐日大使の報告では、日本に自動参戦条項を設ける意思はないようである。
だからこのままではどうしても埒が明かないのである。
駐日大使は非公式の交渉ならば現時点でも出来る範疇もあると報告してきている。
駐日ドイツ大使館に知られずに、密かに、交渉するためには、駐日米国大使館を通じての交渉、双方の在米大使館を使う交渉、シンガポール総督府と日本領事館を使う方法などがある。
何処かに特定すると頻繁な交渉がドイツに知られることにもなるが、これらの在外公館を通じて複雑な暗号を用いればドイツにも察知されずに交渉が可能なのである。
例えば、最初に日本の外務省から在米日本大使宛に電報を打つが、在米日本大使館では解読できない代物で、在米日本大使館はその電報を在米英国大使館に届ける。
在米英国大使館も同暗号は解読できず、シンガポール総督府に送信する。
シンガポール総督府は日本領事に電文ごと引渡し、日本領事が解読、シンガポール総督府は解読文を英国本土に送信する。
だが経路が増える分だけ間違いも多くなる可能性があり、余り複雑な文章には使えない。
止むを得ず、駐日米国大使館を私書箱代わりに使って、連絡を取り合う方法で、非公式交渉を進めるよう指示したのが11月末であった。
チャーチルとしては、何としても日本の参戦を早めたかった。
世界最強とも思えた米軍を相手に、僅か1ヶ月でフィリピンを陥落させ、北極海から南氷洋までの広い日付変更線を半年に渡って完全封鎖し、有利な講和に持ち込んだ実力は、正しく世界一の軍事力保有国と言っても過言ではない。
唯一の海戦である太平洋艦隊の相手は今もって謎である。
日本軍には間違いないのであるが、誰もその姿を確認しておらず、いまだにどうやって攻撃されたのか、その方法すら判明していない。
いずれにしろ戦艦2隻、巡洋艦1隻、駆逐艦5隻が只の一撃で沈められたのであり、それも僅かに1時間内外のことである。
日露戦争ではバルチック艦隊を相手にほとんど完全勝利を収めた日本の海軍であるが、戦闘自体は2日も掛かっており、しかも、敵味方の砲弾が無数に飛び交った戦いであった。
今回の日米戦争では、米海軍の記録に拠れば8隻に対して8回の攻撃しか行われていない。
百発百中の攻撃など通常はありえない。
また、防御力に優れた戦艦相手に只の一発で仕留める兵器など少なくとも今までは存在しなかった。
日本軍は少なくともそうした兵器を保有していると推測されるのである。
日米戦争が終了した段階で、日本には超巨大戦艦の武蔵と、超巨大空母の海王を保有していることが判明した。
旧式小型空母も存在はしており、哨戒母艦としては日本近海に派遣されているようだが、滅多に姿を見ることもない。
その代わりに六隻のカタマラン型大型空母6隻が横須賀、呉、舞鶴、長崎、鹿児島、富山を基地として配備されている。
太平洋の委任統治領には、旧式の小型空母が二隻ずつ配備されている状況にあるようだ。
数えてみると小型空母を含めて39隻もの航空母艦を日本は持っていることになる。
米国との開戦前の情報では、日本海軍は複葉機15機が搭載されている小型空母6隻に旧式戦艦8隻程度と考えられていたのが誤りであったようだ。
少なくともかなり優秀な対潜能力を有する海防艦が随伴する小型空母二隻の機動部隊は、極秘情報ながら各国でも開発途中のジェット機を搭載している様なのだ。
小型空母であるから飛行甲板は200m前後と短い。
プロペラ機でも離着陸が難しい距離なのだが、この新型ジェット機は悠々と降りているらしい。
少なくとも航空界の技術者に聞いたところでは、ジェットエンジンは高速で動くことを前提とした機体でなければ稼働できないという。
ならばプロペラ機の様に着陸時150キロ程度に速力を落とせるかと聞くと、ジェットエンジンそのものが金属の塊だから、それほどまで速度を落とせば墜落するだろうと言った。
では、日本軍は如何にしてジェット機を離発着させているのかである。
いずれにせよ、小型の空母と言えども最新の技術に裏付けられた兵器であることが窺えるのだ。
さらに今まで類例のない強襲揚陸艦なるものを保有し、フィリピン上陸に際しては、重戦車20両を搭載したまま海浜へ乗り上げ、橋頭堡を確保したという。
また、フィリピンでは大口径の新型自走砲も使用され、バターン半島での攻防戦では、凄まじい威力を発揮したと聞いている。
滑走路などない原野に兵員の空輸ができる大型ヘリコプターも実用化しているし、4発エンジンの大型輸送機も保有しているようだ。
英国から見れば、強大な軍事力のオンパレードであって、喉から手が出るほど欲しい兵器であり、戦力なのである。
これに謎の秘密戦隊が加われば、ベルリンなど1ヶ月もあれば陥落するのではないかとさえ思われる。
チャーチルは、英国にとって多少不利な条件を飲んでも日本参戦を実現させる心積もりであった。
だが、駐日米国大使館を介在させての非公式交渉が始まると、日本は対独限定日英同盟の必須条件として、驚くべき内容を伝えてきたのである。
だが一方で、中々進まない連合軍の反攻作戦にじりじりしていたのも事実である。
ドイツは眼と鼻の先であるが、そこへ到達できない。
大西洋方面軍司令官アイゼンハウアーは、地中海からの反攻を主に動いているようだが、それでは常に英国がドイツの標的になる。
何とか英国本土防空作戦が機能しているからいいものの、いつ何時ナチスドイツがドーバーを渡ってくるのかわからないのである。
チャーチルは密かに日本に期待しているところがある。
日米相互安全保障条約が10月末に締結された事実はMI6の局長から報告があった。
実質的に日米軍事同盟であることから、これで米国の敵対国ドイツに対して日本も宣戦布告をするかと思いきや、条約解釈上、米国が自分の事情で始めた戦争については、日本に参戦の義務は無いと言うのである。
これには暫く落胆の色を隠せなかったチャーチルである。
一方で、駐日大使からは、非公式ながら日本参戦の可能性について随分前から知らせて来ていた。
米国と講和がなり、第二次日英同盟が締結されれば日本も参戦が可能であり、其の時期は早くても日独防共協定が失効する来年4月ということであった。
チャーチルの感覚からすれば、それでも遅すぎるくらいであるのに、来年4月以降に同盟締結交渉を始めたのでは、交渉自体が長引けばもっと遅くなる。
全く耐えられないことであった。
日独防共協定は、あくまで対ソ連対策のはずであり、英国を含む第三国との同盟には何ら関わりは無いはずであるが、当該協定は同時に日独間の友好条約的性格もあり、ドイツと交戦状態の国と条約を結ぶ場合には、一定の信義則から制約が掛かることになる。
仮に同盟を結んだにしても、日米安全保障条約と同様の条文になるはずである。
英国の事情で戦争を始めた場合、日本は当該戦争への参戦の義務を負わなくなるのである。
今回の戦は正しくそれに当たる。
ドイツのオランダ侵攻に対して、英国が勝手に宣戦布告した戦争であり、英国がドイツに侵攻を受けて始まった戦争ではない。
ましてや、同盟条約締結以前から継続している戦争にまで、日本が義務を負わないのはある意味で当然であり、現時点で如何に英国が攻撃されていようと、日本はドイツに宣戦布告ができないと言う事になる。
従って、ナチスドイツを敵とする限定的な同盟条約を締結するしかないのである。
日露戦争における日英同盟はある意味で限定的であった。
英国は同盟国でありながら、ロシアには宣戦布告をしなかった。
規定に従い、様々な武器供与、情報提供等の支援は行ったが、戦闘自体には一切関わっていなかった。
日本がドイツに対して宣戦布告をする方法論としては、米国との安全保障条約を強化して、米国の敵には自動参戦する条項を設けることも可能であるが、駐日大使の報告では、日本に自動参戦条項を設ける意思はないようである。
だからこのままではどうしても埒が明かないのである。
駐日大使は非公式の交渉ならば現時点でも出来る範疇もあると報告してきている。
駐日ドイツ大使館に知られずに、密かに、交渉するためには、駐日米国大使館を通じての交渉、双方の在米大使館を使う交渉、シンガポール総督府と日本領事館を使う方法などがある。
何処かに特定すると頻繁な交渉がドイツに知られることにもなるが、これらの在外公館を通じて複雑な暗号を用いればドイツにも察知されずに交渉が可能なのである。
例えば、最初に日本の外務省から在米日本大使宛に電報を打つが、在米日本大使館では解読できない代物で、在米日本大使館はその電報を在米英国大使館に届ける。
在米英国大使館も同暗号は解読できず、シンガポール総督府に送信する。
シンガポール総督府は日本領事に電文ごと引渡し、日本領事が解読、シンガポール総督府は解読文を英国本土に送信する。
だが経路が増える分だけ間違いも多くなる可能性があり、余り複雑な文章には使えない。
止むを得ず、駐日米国大使館を私書箱代わりに使って、連絡を取り合う方法で、非公式交渉を進めるよう指示したのが11月末であった。
チャーチルとしては、何としても日本の参戦を早めたかった。
世界最強とも思えた米軍を相手に、僅か1ヶ月でフィリピンを陥落させ、北極海から南氷洋までの広い日付変更線を半年に渡って完全封鎖し、有利な講和に持ち込んだ実力は、正しく世界一の軍事力保有国と言っても過言ではない。
唯一の海戦である太平洋艦隊の相手は今もって謎である。
日本軍には間違いないのであるが、誰もその姿を確認しておらず、いまだにどうやって攻撃されたのか、その方法すら判明していない。
いずれにしろ戦艦2隻、巡洋艦1隻、駆逐艦5隻が只の一撃で沈められたのであり、それも僅かに1時間内外のことである。
日露戦争ではバルチック艦隊を相手にほとんど完全勝利を収めた日本の海軍であるが、戦闘自体は2日も掛かっており、しかも、敵味方の砲弾が無数に飛び交った戦いであった。
今回の日米戦争では、米海軍の記録に拠れば8隻に対して8回の攻撃しか行われていない。
百発百中の攻撃など通常はありえない。
また、防御力に優れた戦艦相手に只の一発で仕留める兵器など少なくとも今までは存在しなかった。
日本軍は少なくともそうした兵器を保有していると推測されるのである。
日米戦争が終了した段階で、日本には超巨大戦艦の武蔵と、超巨大空母の海王を保有していることが判明した。
旧式小型空母も存在はしており、哨戒母艦としては日本近海に派遣されているようだが、滅多に姿を見ることもない。
その代わりに六隻のカタマラン型大型空母6隻が横須賀、呉、舞鶴、長崎、鹿児島、富山を基地として配備されている。
太平洋の委任統治領には、旧式の小型空母が二隻ずつ配備されている状況にあるようだ。
数えてみると小型空母を含めて39隻もの航空母艦を日本は持っていることになる。
米国との開戦前の情報では、日本海軍は複葉機15機が搭載されている小型空母6隻に旧式戦艦8隻程度と考えられていたのが誤りであったようだ。
少なくともかなり優秀な対潜能力を有する海防艦が随伴する小型空母二隻の機動部隊は、極秘情報ながら各国でも開発途中のジェット機を搭載している様なのだ。
小型空母であるから飛行甲板は200m前後と短い。
プロペラ機でも離着陸が難しい距離なのだが、この新型ジェット機は悠々と降りているらしい。
少なくとも航空界の技術者に聞いたところでは、ジェットエンジンは高速で動くことを前提とした機体でなければ稼働できないという。
ならばプロペラ機の様に着陸時150キロ程度に速力を落とせるかと聞くと、ジェットエンジンそのものが金属の塊だから、それほどまで速度を落とせば墜落するだろうと言った。
では、日本軍は如何にしてジェット機を離発着させているのかである。
いずれにせよ、小型の空母と言えども最新の技術に裏付けられた兵器であることが窺えるのだ。
さらに今まで類例のない強襲揚陸艦なるものを保有し、フィリピン上陸に際しては、重戦車20両を搭載したまま海浜へ乗り上げ、橋頭堡を確保したという。
また、フィリピンでは大口径の新型自走砲も使用され、バターン半島での攻防戦では、凄まじい威力を発揮したと聞いている。
滑走路などない原野に兵員の空輸ができる大型ヘリコプターも実用化しているし、4発エンジンの大型輸送機も保有しているようだ。
英国から見れば、強大な軍事力のオンパレードであって、喉から手が出るほど欲しい兵器であり、戦力なのである。
これに謎の秘密戦隊が加われば、ベルリンなど1ヶ月もあれば陥落するのではないかとさえ思われる。
チャーチルは、英国にとって多少不利な条件を飲んでも日本参戦を実現させる心積もりであった。
だが、駐日米国大使館を介在させての非公式交渉が始まると、日本は対独限定日英同盟の必須条件として、驚くべき内容を伝えてきたのである。
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