親王様は元大魔法師~明治の宮様に転生した男の物語~戦は避けられるのか?

サクラ近衛将監

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第四章 戦に負けないために

4-11 陸軍とのオハナシ(2)

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 名指しで返答を求められた弓削は困った。
 だがここは嘘をつくしかない。

「小官はそのような報告書を見ておりません。
 従って、殿下のご指摘が事実かどうか確認する立場にありません。」

「ほう、陸軍大学校では困ったときには嘘をつけと教えているのですかな。
 軍人勅諭では、公明正大であれと諭しているはずですが。
 弓削参謀、貴方個人を非難するわけではないが、止むを得ないので証拠をお目に掛けよう。
 私の背後にご注意あれ。」
 
 宏禎王の背後は只の白壁であった。
 それがいきなり映画のスクリーンに変わった。

 映画館であれば、暗幕で暗くして始めて映像が映るが、窓から明るい光が差し込んでいるにも関わらず、映像は極めて鮮明に見える。
 どうしてそんなことが出来るのかは皆目わからない。

「時は、昭和13年3月、昨年のことである。
 場所は、陸軍省参謀本部の書庫、機密文書を扱っている第三書庫内である。
 画面が暗いが書庫内の灯りが小さいためなので辛抱願いたい。
 今入り口から入ってきたのは誰か。
 顔を良くご覧願いたい。
 これは実際に起きた事である。」
 
 顔が大写しになった。
 弓削参謀であった。

 書庫の中から黒い台紙がついた数冊の書類を取り出した。
 書庫内の机の上に無造作に置いた書類には、上海事件という表題がついている。

「時間を少々進めて1時間後にする。」
 
 弓削参謀が、熱心に読んでいる姿に近づき、そのまま、書類が大写しになった。
 『上海事変に伴う暴行略奪について』という表題で当時の憲兵が調査した報告書である。
 映像がふっと消えた。

「内容は、後程にでも諸兄が確認されれば宜しいでしょう。
 但し、書面の作成者である憲兵中野中尉の報告は、彼が調査した分にのみ言及している事を指摘しておきます。
 実際には報告の数十倍の被害が生じており、より残虐な蛮行が行われていた。
 これだけを見ても、現在の陸軍に自浄機能を求めるのは極めて難しいと思われますね。
 参謀総長が言った「勝っている時或いは有利な時」とは目先の勘定に過ぎない。
 日露戦争においていくつかの会戦に勝利し、帝国はかろうじて講和に持ち込んで戦勝祝いをした。
 だが実態は、これ以上戦争継続が出来ない状況に追い込まれていた。
 だから、一切の戦時保証金を得られずとも講和を結ばざるを得なかった。
 その結果として得られたのはわずかな領土だけだった。
 国民はその実体を知らされずにいたから、交渉に当たった全権大使を批判した。
 あなた方はその轍を踏もうとしている。
 広い中国の領域で勢力を伸ばそうとするならばあなた方の補給線は伸びきってしまう。
 あなた方が主張するであろう占領領域は面ではない。
 広大な中国全土から見れば単なる線と点の集合に過ぎない。
 現状でも、満州に30万、東ロシア共和国に10万、その他の中国本土に20万の軍を送り込んでおり、我が帝国にしては極めて大量の動員将兵であるけれど、しかしながら、仮にその4倍近くに当たる200万の将兵を送り込んだにしても、2億人を超える中華民国全ての人民を本当に統制できると思っているのですか。
 中華民国を仮想敵国とし、今後とも緊張状態を維持するならば、毎年50億円以上の経費がかかり、万が一にも戦ともなればその数十倍の費用が必要となります。
 今のところは左程牙を剥いていない列強諸国ですが、中国大陸の利権をめぐっては豹変するでしょう。
 敵性の列強諸国からの貿易規制を受けながらそうした経費を一体何処に求めるのか。
 日露戦争では何とかできた外債も今度は無理なのはわかりきっている。
 しかも、その明治の外債償還のために国民が如何に耐乏生活を強いられたかあなた方は知っているはずだ。
 いまや、表向き備蓄資源も金も尽きようとしており、なおかつ軍の徴兵数増加の影響で地域の産業生産率はかなり低下している。
 このままではいずれ食料すら満足に得られなくなるだろう。
 あなた方の短絡的な頭の中では、占領地域から必要な物資を得られれば良いなどと考えているかも知れないが、その輸送コストや輸送経路における危険は遠方であればあるほど高くなる。
 しかも植民地然とした住民の反日感情により生産率は低下し、満足な物資さえ得られないだろう。
 業を煮やして強制調達すれば、住民は反日運動に転化するだろう。
 悪循環である。
 今の帝国の力に見合った範囲に限定しなければ、統治などは出来ない。
 良くも悪しくもそこに秩序が維持されていれば、その維持存続のために必要な努力を傾注すべきだろう。
 それに、欧州の雲行きが今後益々怪しくなるだろう。
 欧州の戦火は、英仏はおろか欧州全域、更にソ連に及ぶ。
 米国が動かねば英国も本土を失うかもしれない。
 米国はアジアの動きと欧州の動きにいらついている。
 いずれ、アジア地域での経済的利権をめぐって帝国と米国や欧州勢力がぶつかることになる。
 ソ連も南方領土を求めてアジアに触手を伸ばすだろう。
 そのときのために帝国は余力を残さねばならない。
 あなた方は全力でどのぐらいの距離を走れるのか。
 100mか、200mか?
 だが、千mを最初から全力で走り抜ける者はいないだろう。
 あなた方は先の見えない道を全力で走ろうとしている。
 その力の源は国民一人一人であり、無理をすればそれが少しずつ消えることになる。
 国民無くして何の国家か、国軍か。
 国民を守る事が任務である軍が国民を死なしてどうする。
 あなた方がここで方針を転換しなければ、帝国は滅ぶだろう。
 私は来るべき世界的な戦争で如何に米国やソ連と戦えるかを考えている。
 そのための新兵器であり、決して軍がおもちゃにすべき道具ではない。
 あなた方が中国での利権を求めて中華民国との戦争を始めるならば、帝国の将来は無い。
 従って、私があなた方に協力する必要は無いことになる。」
 
 長広舌であったが、居合わす者に感銘を与える弁舌であった。
 暫し無言の状態が続いたが、やがて宏禎王が言った。

「参謀総長、日露戦争の折に講和なかりせば、帝国は勝利していましたか?」

「いや、帝政ロシアは大きな財力と軍備を持っていた。
 我が帝国は乾坤一擲の大博打を打っただけで、余力は無かった。
 後半年も戦いが続けば、帝国の基盤全てが崩壊していただろう。
 殿下は、・・・。
 今の帝国は、その状態に近いと仰せなのでしょうか?」

「御明察恐れ入ります。
 仮に中国大陸で利権を求めて紛争を拡大しつつ、来たるべき世界大戦が始まった場合、持って今から5年程度で余力はなくなる恐れが非常に高いのです。」

「恐れ入りますが、今回は、結論は出せません。
 ですが、・・・。
 殿下の言われる交換条件となるべき新型兵器の紹介だけでもしていただけませんでしょうか。
 仮に交換条件に応じるとしても余りに代償が大きすぎる可能性がございます。
 せめてどのようなものかだけでも知っておきたいのです。」

「わかりました。
 一応、資料を20部用意しましたので、お回し下さい。」
 
 宏禎王は、傍に控えていた侍従に言いつけて、小冊子を配布し始めた。

「この資料は、是非ともご内聞に願います。
 最初のページをお開きください。」
 
 どこかの屋内であろうか、背景が灰色のコンクリートの壁面、床面に驚くほど洗練されたシルエットの戦車が写真となって掲載されている。
 しかもカラーである。

 印画紙ではない薄手の上質紙に印刷されているのである。
 その下方に要目と性能緒元が掲載されている。

 寸法から見るとかなり大きなものである。

「次ページに、陸軍が保有する97式軽戦車との比較が出来る図面がございます。
 今後10年の間、国外でこの戦車の性能を上回るものが製造されない事を保証します。」

 垂涎のため息が出た。

「次には、装甲輸送車両が紹介されています。」

 以後このようにして20ページにわたる新型兵器の紹介がなされた。
 最後に参謀総長が聞いた。

「確認のためにお伺いします。
 おそらく、宮様の率いる民間企業を恫喝しても何も得られないのでしょうね?」

「その通りですね。」

「これらの新型兵器は既に試作品が出来ているという事でしたが、見せていただけるのでしょうか?」

「可能ですが、若干の準備が必要です。
 陸相にもお話したが、仮に見せるとなれば秘匿が保てる場所、・・・。
 そう、富士の演習場などが適当と考えます。」

「試作品をサンプルとして頂く事はできないのでしょうか。」

「それも可能ですが、その場合は実戦には使えないようにしますよ。
 本土でのみ使用可能とし、専用の砲弾、燃料は限定配分とします。
 そうして本土以外に運搬すれば機能は失われることになるでしょう。」

「それは何故でしょうか?」

「秘匿保持のためです。」

「軍が分解して同じものを造るとは思われないのでしょうか?」

「分解する事も出来るでしょうし、大枠の機能も推定できるかもしれませんが、同じものを造る事は絶対に出来ないでしょう。
 日立、三菱などの技術者が20年ほど研究すれば一部は可能になるかもしれませんが、その場合はその時点でこれらの新型兵器そのものが陳腐化する可能性が高いでしょう。
 陸相、先日渡した金属材料についての調査結果がもう出たと思われますが、いかがでしたか。」

「はい、実は各種検査が軍の保有する機器では測定不能でございました。
 ただ、通常の鋼と比較すると100倍程度の強度を有すると推定されるとの付言がございました。
 陸軍研究所では、削る事はもちろん、変形させる事も出来ないと申しており、製造方法と加工方法を知りたがっておりました。」

「そうですか。
 戦車などの装甲関係には全てその金属が使用されています。
 従って、形は真似る事が出来ても似て非なるものということになります。
 それでも試されますか?
 私の方は、試作品の提供については秘匿が出来る限り異存がありません。」

「そうですか、・・・。
 それでは、せっかくの機会ですから、いつか実物を見せてもらいたいと存じます。
 ただし、対中国問題の結論が出てからになりますね。
 それでどうかな、保科君。」

「異存はございません。」

「それでは会議はお開きということで、我々はこれで失礼しよう。
 殿下もご一緒に、大臣室でお茶でも如何でしょう。
 若いもんは、今しばらく中国問題についてここで検討せい。
 今日中に結論を出す必要は無いが、早いほうがええな。
 それから、今日配られた冊子は最終的に参謀本部で全て預かる。
 弓削参謀、後で全てを回収せい。
 もう一つ、ここで見聞きした兵器のことは忘れろ。
 一切が他言無用。
 漏らした者はすべからく銃殺を覚悟せい。」
 
 三長官と宏禎王が出て行った後も、暫く、残った者で話し合いが行われた。
 年長の弓削参謀が議長役を務めたのである。

 大臣室では、茶を飲みながら雑談が交わされた。

「恐れながら宏禎王殿下。
 殿下が総大将となるはずの姫部隊はどうなっているのでしょうか。
 さっぱり、情報が回って来んので判らないのですが。
 まさか、2万からの娘をあの貨客船にそのまま拐かしているわけでもないのでしょうけれど。」

 保科陸相も不思議に思っていることを、参謀総長が聞いた。

「あるところで既に訓練研修に入っております。
 場所はお教えできませんね。」

「やれやれ、軍隊よりも機密事項が多いのですな。
 まぁ、女だけの部隊です故、仕方が無い部分もありますが・・・・。
 それにしても、ひょっとしたらあの新型兵器とやらを小娘共が訓練で使っているのではないのですか?」

「いいえ、いいえ、まだそこまではとても到達できるレベルではないでしょう。
 いずれ、その時期が来たらそういうこともあり得るかもしれませんが。」

「なるほど秘密戦隊というわけでございますね。
 軍の支援よりも本当はそちらが主目的ではないのですか?」

「それは、ないですね。
 部隊の創設目的はあくまで軍の支援、武器を扱うのは止むを得ざる場合のみ。」

「で、その止むを得ざる場合を判断するのは殿下ご自身ではないのですか?
 やれやれ、とんでもないものを造ってしまったかも知れませんなぁ。
 保科君・・・。
 じゃじゃ馬娘に刃物じゃ。
 それも途轍もなく切れ味のええ刃物を、こちらの殿下が簡単に渡せる立場にいらっしゃる。」

「冗談もほどほどにしてくださいね。
 私どもが集めたのは只の健康な婦女子です。
 元看護婦、元事務員、戦争未亡人、漁師の娘、元女郎など様々な経歴の只の娘です。」

「いやいや、謙遜はお止め下さい。
 殿下が全国から選りすぐって集めた娘達です。
 只の娘のわけが無いでしょう。
 しかも、陛下の御前で殿下が『優秀な娘を集める』とはっきり言うていたと聞いておりますぞ。」
 
 保科が相づちを打つ。

「確かに、紅兵団の合格基準がよくわかりませんでしたな。
 不合格になった娘達の話では、ベッドに10分ほど横になっただけとの情報があります。
 学力でもない、出自でもない。
 何を基準に選ばれているのか傍から見るとさっぱり判りません。
 それに、徴募船から合格者らしき娘が一切下りた気配がないのですよ。
 既に下船したとすれば一体何処でどうやって下船したのか。」

「フフッ、良いではありませんか。
 暫く行方をくらましていても、私どもが大事に預かっており、元気ではおりますから。」

「恐れながら、宏禎王殿下。
 殿下の率いる会社は樺太、北海道、青森・岩手、東京、群馬県、千葉県、静岡県、兵庫県、高知県など多数の県や地域にまたがっているようですが、航空機工廠、造船所、製薬会社、精密機械、自動車工場、それに製油所以外に何か持っておられるのでしょうか。」

「鉱山、製鉄所、発電所、農場、水産場、食品加工場、繊維工場、縫製工場などを持っておりますね。
 そのほかには、航空機研究所、兵器研究所などがありまして、例の兵器もそこで試作されたものです。」

「ですが、表立ってのものは何も見えないのですが・・・。」

「はい、それも秘匿しておりますので、多分わからないと思われます。」

「それは、対外的に秘匿せねばならんということなのでしょうか。」

「軍に軍機があるように、私どもにも秘匿せねばならぬことがあるのです。
 陸軍でも海軍に知らせない秘密がたくさんございますでしょう。」

「なるほど、陸軍、海軍についで第三の軍隊ですか。
 まぁ、ある程度は止むをえないのですが、それにしても陸軍も、海軍も所在地ぐらいは明らかにしておりますけれど・・・。」

「紅部隊は、何せ、婦女子ばかりの部隊です。
 居場所がわかって攻撃でもされたら持ちませんから・・・。」

「はは、殿下の仰せですから、そういうことにしておきましょう。
 本日は本当にありがとうございました。
 殿下の希望する方向でまとまることを私も切に希望しておりますが、どうか過大な期待はせずに保科陸相からの連絡を待ってくださりませ。」

 宏禎王は、頷いて会釈をしつつ陸軍省を去っていった。

「保科君、あん殿下は中々の人物だねぇ。
 口先だけで若いもんを負かしていきおった。
 しかも、裏づけのあるもんを持っている。
 あの資料も妙な映画もだが・・・。
 場合によっては、統帥権を盾に陛下に直訴しようとも思うてもおったんじゃが、・・・。
 無駄じゃろうな。
 かえって色々と逆ねじを食わされそうじゃ。
 むしろ、軍からは手を出さずに自由に動いて頂いた方が帝国のためになるじゃろうな。」

「はぁ。
 最初にこの話を聞いたときに私も迷いました。
 参謀総長もご承知の通り、私も以前は猪突と渾名が付くほどの大陸干渉推進派でしたが、最近の兆候から不戦に鞍替えをしようと考えています。
 中国での紛争をこれ以上拡大することは、害あって一利無しと判断するに至っております。
 しかしながら、参謀総長もおっしゃったとおり、一旦動き出してしまった軍を元に戻すのは大変なことです。
 とても、私一人の力で出来る事じゃ有りません。」

「そいで、宮様に説得を任せたか。
 ずるいお人じゃ、お主も。」

「陛下も身近に良き相談相手をお持ちになったようですな。
 慣例ならば、陸軍か海軍に属されるのですが、宮様には珍しく従軍歴は無いようです。
 仮にああいうお方が陸軍に居ったらどうなっていたでしょうな?」

「さあてな、朱に交わると赤くなるというからな。
 意外と独裁者になっとるかも知れんな。
 あれで、カリスマ性が出たら正しく独裁者じゃ。」
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