51 / 205
第四章 伯爵になってはみたものの
4-8 領地の視察
しおりを挟む
伯爵への叙爵から2か月、ようやく伯爵邸の改修が終わった。
まぁ、改修とは言いながら、かなりの部分が新築に近い。
金に物を言わせて昼夜兼行の工事だったが、幸いにして大量の人員を投入したので事故も無く、無事に落成の運びとなったわけである。
工事関係者を集めての落成式を開き、次いで貴族へのお披露目のためのパーティを開催しなければならないわけだ。
ファンデンダルク邸が完成するまでの間にすることも多かった。
領地であるカラミガランダとランドフルトの視察に行き、両方の仮代官とも会ってきた。
カラミガランダの領都は、ヴォアールランドという人口三万ほどの都市である。
一方のランドフルトの中心地は、ラドレックという人口1万五千ほどの街だ。
カラミガランダはボーヴォアール子爵が亡くなって、子爵の爵位返上に伴い一旦は王家預かりとなり、臣下等で希望する者はそのまま仮採用されて従前の職に就いている。
但し、代官と数名の官吏は旧臣ではなく、王都から派遣されて、領地の管理を請け負っているのである。
ランドフルトの方は元から王領直轄地であるので代官が存在している。
これも引き継ぎを受けるまでは、当面そのままの役職を継続している。
どちらの期限も俺が伯爵に叙爵されてから半年の間だけであり、その後は俺若しくは俺の臣下により領地の差配をしなければならないわけだ。
王都からヴォアールランドまでは馬車で四日、ヴォアールランドからラドレックまでは、馬車で二日の距離である。
因みに王都からラドレックまでは馬車で五日程度なので、いずれも俺の馬無し馬車であれば、王都から一日で行ける距離ではあるようだ。
ところで、ボーヴォアール子爵の臣下であった者達について言えば、新たな領主に雇って貰えるか否かがある意味で自分たちの死活問題なのだ。
ボーヴォアール子爵の臣下で残っている者は340名ほど。
その家族や従者を含めると実に三千名を超す大所帯だ。
赤穂城断絶ではないが、残された臣下にとっては滅多に無い一大事なわけである。
ボーヴォアール子爵が亡くなったのは、俺がフレゴルドに現れた頃だから既に4か月近くも宙ぶらりんな状態が続いているわけだ。
端的な話、別な子爵が領地替えなどでカラミガランダに着任した場合は、その臣下になれる望みは極めて少なかった。
子爵ともなれば、当然に古参の臣下を引き連れており、余分な臣下を抱える余裕は殆どないからである。
また、男爵が子爵に陞爵された場合は、子爵並みの家臣を揃えるのに新たな需要が生まれるが、当然に全員が雇われるわけではない。
そんなこんなで、自分が家臣として雇われるかどうか、これまでの仲間とともに疑心暗鬼の状態がずっと続いていた。
そんな中での朗報は、准男爵から男爵への叙爵に続いて伯爵にまで一気に上り詰めた王都の英雄が、領主と知らされ、ある意味で多少の安堵感が漂ったらしい。
少なくとも准男爵であれば、家臣は居ないか若しくは居ても一人か二人であり、伯爵の威信を保つには故ボーヴォアール子爵の家臣数では足りず、少なくとも500名ほどの騎士が必要な筈。
或いは、家臣全員が召し抱えられるかもしれないとの希望の目が出てきたのだ。
しかしながら半月もしないうちに、その希望もかなり危ういかもしれないと思われるようになった。
理由は、王都の伯爵邸に召し抱えられた騎士たちの情報が入ってきたのである。
新しい伯爵様は、寄親の侯爵様から推薦のあった派閥内の子息たち30名以上の中から僅かに四名を選んだだけで、残りは不採用としたようなのだ。
王都伯爵別邸詰めの騎士の場合、少なくとも20名ほど必要であり、残りはどうしたかと言うと、騎士学院と冒険者学校に在学中の者をかき集めて凡そ25名ほど雇ったとの情報が入ったのである。
この情報から見ると、新しい領主である伯爵様はかなり厳しい目で家臣の選定をしているのではないかとの噂が駆け巡ったのである。
◇◇◇◇ カラミガランダの家宰と騎士団長 ◇◇◇◇
旧子爵邸の家宰マイケルトンは、領主館の使用人を束ね、統率しているが、彼とて不安で仕方がない。
執事・メイドギルドでのやり取りの噂が流れてきており、新たな伯爵は家宰を雇うに際して、選抜試験を行って王都別邸の家宰を選んだらしいことがわかったからである。
マイケルトンとて、故ボーヴォアール子爵の信用を一手に受けて、領主館を切り盛りしてきたという自負もあるが、王都の執事・メイドギルドが紹介する執事等に比べれば間違いなくワンランク下である筈。
そんな自分が果たして伯爵のお眼鏡に叶うか否かがとても不安なのである。
また、元メイド長が不機嫌なのも困っている。
領主館のメイド長には、王都の執事・メイドギルドから推薦された者が新たに来るらしい。
どうも待遇如何では、彼女(元メイド長)は辞める心づもりでいるようだ。
それに追随するメイドも恐らく片手ではきかないだろう。
そのような状態では、領主館が無事に運営できるかどうかについても非常に不安なのだ。
上司がそうであれば当然の様に部下も動揺するのは当然であり、領主館の雰囲気が何となくとげとげしくなっている。
同じく、カラミガランダ騎士団を束ねている騎士団長トボレスクとて不安が一杯である。
ボーヴォアール子爵は代々内政に優れた人物であり、武力にはほとんど縁がない人物であったから、これまで三代にわたる子爵家の治政下で、領地外への出征は一度もなかったのである。
二十年ほど前にあったカトラザル王国との戦役でも王家から騎士団派遣の要請は来なかった。
一応日々の鍛錬には励んではいるのだが、騎士団長の目からしても、カラミガランダ騎士団は強兵とは言えない。
その騎士団を見て王都の英雄はどう思うかである。
たった一人で黒飛蝗の群れのほとんどを殲滅してしまった希代の英雄である。
当然に魔法師としてもまた冒険者としても武勇に優れているものとみなければならない。
噂によれば、フレゴルドでは単騎でオークの集落を殲滅したこともあるらしい。
噂と言うのは先走り、往々にして誇大になる恐れがあるので、ある程度は割り引かねばならないものだが、それでも今回の黒飛蝗討伐の功績が認められて伯爵にまで上り詰めたのだから、黒飛蝗討伐に多大な功績があったのは間違いない。
そうした武威に優れた貴族は、往々にして家臣にも相応の武威を求めることが多いのだが、生憎とカラミガランダ騎士団にそんな英雄紛いの者は一人もいないのだ。
領内は魔物の出現も少なく、領地外への出征もその機会がないことから、そこそこ治安の維持ができる程度の力しかないのだ。
それを見て伯爵が家臣として雇わないと決めれば、家族もろともたちまち路頭に迷うことになる。
そんな家臣が300名ほども居るのである。
子爵からは騎士団長として任じられてはいたが、伯爵の元では降格もあり得るし、最悪は失職も覚悟しなければならないとやや悲嘆しているトボレスクである。
伯爵の陞爵から一月近くたって、ファンデンダルク伯爵がヴォアールランドを視察に来ることが予め伝えられた。
王都に居る伯爵家別邸の家宰からの先触れによれば、王家派遣の代官との正式な引継ぎはまだまだ先の事らしいが、事前に領地を確認しておくことが今回の視察の目的であり、ヴォアールランドで一泊の後は、同じく伯爵領地となるランドフルトのラドレックへ視察に行く予定があるらしい。
未だ王都の屋敷も改修中との話を聞いており、伯爵自身は何とも忙しい毎日を過ごしているようだ。
そうしてその知らせがあった三日後には、ファンデンダルク伯爵が三台の馬車を連ねてヴォアールランドにやってきたのだが、最初に度肝を抜かれた。
伯爵一行は、伯爵様に王都別邸の執事が一名、馬丁が三名、新任のメイド長とメイド3名、王都別邸の警護騎士隊長以下4名の合計で13名であるが、通常の伯爵の旅行の規模としては至って少ないと言えるだろう。
普通であれば、騎士が最低でも10名はつかねばならない。
しかも彼らが乗って来たのは馬無しの馬車であった。
彼らが出発したのは、その日の明け方だったということが一番の驚きであった。
ヴォアールランドから王都までは、通常馬車で4日、伝令のための早馬でも安全を期すならば一日半から二日を見なければならない距離である。
それを僅かに一日で踏破してきたという事実に目を見張ったのである。
伯爵一行は、最初に代官所に赴いて代官と挨拶を交わし、大まかな領内の事情を確認した後、代官所の役人を先導に、領主館を訪れた。
領主館は、ヴォアールランドの中央にある小高い丘の上にあり、敷地は25万ベード(およそ68万㎡)ほどもある。
まぁ、改修とは言いながら、かなりの部分が新築に近い。
金に物を言わせて昼夜兼行の工事だったが、幸いにして大量の人員を投入したので事故も無く、無事に落成の運びとなったわけである。
工事関係者を集めての落成式を開き、次いで貴族へのお披露目のためのパーティを開催しなければならないわけだ。
ファンデンダルク邸が完成するまでの間にすることも多かった。
領地であるカラミガランダとランドフルトの視察に行き、両方の仮代官とも会ってきた。
カラミガランダの領都は、ヴォアールランドという人口三万ほどの都市である。
一方のランドフルトの中心地は、ラドレックという人口1万五千ほどの街だ。
カラミガランダはボーヴォアール子爵が亡くなって、子爵の爵位返上に伴い一旦は王家預かりとなり、臣下等で希望する者はそのまま仮採用されて従前の職に就いている。
但し、代官と数名の官吏は旧臣ではなく、王都から派遣されて、領地の管理を請け負っているのである。
ランドフルトの方は元から王領直轄地であるので代官が存在している。
これも引き継ぎを受けるまでは、当面そのままの役職を継続している。
どちらの期限も俺が伯爵に叙爵されてから半年の間だけであり、その後は俺若しくは俺の臣下により領地の差配をしなければならないわけだ。
王都からヴォアールランドまでは馬車で四日、ヴォアールランドからラドレックまでは、馬車で二日の距離である。
因みに王都からラドレックまでは馬車で五日程度なので、いずれも俺の馬無し馬車であれば、王都から一日で行ける距離ではあるようだ。
ところで、ボーヴォアール子爵の臣下であった者達について言えば、新たな領主に雇って貰えるか否かがある意味で自分たちの死活問題なのだ。
ボーヴォアール子爵の臣下で残っている者は340名ほど。
その家族や従者を含めると実に三千名を超す大所帯だ。
赤穂城断絶ではないが、残された臣下にとっては滅多に無い一大事なわけである。
ボーヴォアール子爵が亡くなったのは、俺がフレゴルドに現れた頃だから既に4か月近くも宙ぶらりんな状態が続いているわけだ。
端的な話、別な子爵が領地替えなどでカラミガランダに着任した場合は、その臣下になれる望みは極めて少なかった。
子爵ともなれば、当然に古参の臣下を引き連れており、余分な臣下を抱える余裕は殆どないからである。
また、男爵が子爵に陞爵された場合は、子爵並みの家臣を揃えるのに新たな需要が生まれるが、当然に全員が雇われるわけではない。
そんなこんなで、自分が家臣として雇われるかどうか、これまでの仲間とともに疑心暗鬼の状態がずっと続いていた。
そんな中での朗報は、准男爵から男爵への叙爵に続いて伯爵にまで一気に上り詰めた王都の英雄が、領主と知らされ、ある意味で多少の安堵感が漂ったらしい。
少なくとも准男爵であれば、家臣は居ないか若しくは居ても一人か二人であり、伯爵の威信を保つには故ボーヴォアール子爵の家臣数では足りず、少なくとも500名ほどの騎士が必要な筈。
或いは、家臣全員が召し抱えられるかもしれないとの希望の目が出てきたのだ。
しかしながら半月もしないうちに、その希望もかなり危ういかもしれないと思われるようになった。
理由は、王都の伯爵邸に召し抱えられた騎士たちの情報が入ってきたのである。
新しい伯爵様は、寄親の侯爵様から推薦のあった派閥内の子息たち30名以上の中から僅かに四名を選んだだけで、残りは不採用としたようなのだ。
王都伯爵別邸詰めの騎士の場合、少なくとも20名ほど必要であり、残りはどうしたかと言うと、騎士学院と冒険者学校に在学中の者をかき集めて凡そ25名ほど雇ったとの情報が入ったのである。
この情報から見ると、新しい領主である伯爵様はかなり厳しい目で家臣の選定をしているのではないかとの噂が駆け巡ったのである。
◇◇◇◇ カラミガランダの家宰と騎士団長 ◇◇◇◇
旧子爵邸の家宰マイケルトンは、領主館の使用人を束ね、統率しているが、彼とて不安で仕方がない。
執事・メイドギルドでのやり取りの噂が流れてきており、新たな伯爵は家宰を雇うに際して、選抜試験を行って王都別邸の家宰を選んだらしいことがわかったからである。
マイケルトンとて、故ボーヴォアール子爵の信用を一手に受けて、領主館を切り盛りしてきたという自負もあるが、王都の執事・メイドギルドが紹介する執事等に比べれば間違いなくワンランク下である筈。
そんな自分が果たして伯爵のお眼鏡に叶うか否かがとても不安なのである。
また、元メイド長が不機嫌なのも困っている。
領主館のメイド長には、王都の執事・メイドギルドから推薦された者が新たに来るらしい。
どうも待遇如何では、彼女(元メイド長)は辞める心づもりでいるようだ。
それに追随するメイドも恐らく片手ではきかないだろう。
そのような状態では、領主館が無事に運営できるかどうかについても非常に不安なのだ。
上司がそうであれば当然の様に部下も動揺するのは当然であり、領主館の雰囲気が何となくとげとげしくなっている。
同じく、カラミガランダ騎士団を束ねている騎士団長トボレスクとて不安が一杯である。
ボーヴォアール子爵は代々内政に優れた人物であり、武力にはほとんど縁がない人物であったから、これまで三代にわたる子爵家の治政下で、領地外への出征は一度もなかったのである。
二十年ほど前にあったカトラザル王国との戦役でも王家から騎士団派遣の要請は来なかった。
一応日々の鍛錬には励んではいるのだが、騎士団長の目からしても、カラミガランダ騎士団は強兵とは言えない。
その騎士団を見て王都の英雄はどう思うかである。
たった一人で黒飛蝗の群れのほとんどを殲滅してしまった希代の英雄である。
当然に魔法師としてもまた冒険者としても武勇に優れているものとみなければならない。
噂によれば、フレゴルドでは単騎でオークの集落を殲滅したこともあるらしい。
噂と言うのは先走り、往々にして誇大になる恐れがあるので、ある程度は割り引かねばならないものだが、それでも今回の黒飛蝗討伐の功績が認められて伯爵にまで上り詰めたのだから、黒飛蝗討伐に多大な功績があったのは間違いない。
そうした武威に優れた貴族は、往々にして家臣にも相応の武威を求めることが多いのだが、生憎とカラミガランダ騎士団にそんな英雄紛いの者は一人もいないのだ。
領内は魔物の出現も少なく、領地外への出征もその機会がないことから、そこそこ治安の維持ができる程度の力しかないのだ。
それを見て伯爵が家臣として雇わないと決めれば、家族もろともたちまち路頭に迷うことになる。
そんな家臣が300名ほども居るのである。
子爵からは騎士団長として任じられてはいたが、伯爵の元では降格もあり得るし、最悪は失職も覚悟しなければならないとやや悲嘆しているトボレスクである。
伯爵の陞爵から一月近くたって、ファンデンダルク伯爵がヴォアールランドを視察に来ることが予め伝えられた。
王都に居る伯爵家別邸の家宰からの先触れによれば、王家派遣の代官との正式な引継ぎはまだまだ先の事らしいが、事前に領地を確認しておくことが今回の視察の目的であり、ヴォアールランドで一泊の後は、同じく伯爵領地となるランドフルトのラドレックへ視察に行く予定があるらしい。
未だ王都の屋敷も改修中との話を聞いており、伯爵自身は何とも忙しい毎日を過ごしているようだ。
そうしてその知らせがあった三日後には、ファンデンダルク伯爵が三台の馬車を連ねてヴォアールランドにやってきたのだが、最初に度肝を抜かれた。
伯爵一行は、伯爵様に王都別邸の執事が一名、馬丁が三名、新任のメイド長とメイド3名、王都別邸の警護騎士隊長以下4名の合計で13名であるが、通常の伯爵の旅行の規模としては至って少ないと言えるだろう。
普通であれば、騎士が最低でも10名はつかねばならない。
しかも彼らが乗って来たのは馬無しの馬車であった。
彼らが出発したのは、その日の明け方だったということが一番の驚きであった。
ヴォアールランドから王都までは、通常馬車で4日、伝令のための早馬でも安全を期すならば一日半から二日を見なければならない距離である。
それを僅かに一日で踏破してきたという事実に目を見張ったのである。
伯爵一行は、最初に代官所に赴いて代官と挨拶を交わし、大まかな領内の事情を確認した後、代官所の役人を先導に、領主館を訪れた。
領主館は、ヴォアールランドの中央にある小高い丘の上にあり、敷地は25万ベード(およそ68万㎡)ほどもある。
143
あなたにおすすめの小説
没落貴族と拾われ娘の成り上がり生活
アイアイ式パイルドライバー
ファンタジー
名家の生まれなうえに将来を有望視され、若くして領主となったカイエン・ガリエンド。彼は飢饉の際に王侯貴族よりも民衆を優先したために田舎の開拓村へ左遷されてしまう。
妻は彼の元を去り、一族からは勘当も同然の扱いを受け、王からは見捨てられ、生きる希望を失ったカイエンはある日、浅黒い肌の赤ん坊を拾った。
貴族の彼は赤子など育てた事などなく、しかも左遷された彼に乳母を雇う余裕もない。
しかし、心優しい村人たちの協力で何とか子育てと領主仕事をこなす事にカイエンは成功し、おまけにカイエンは開拓村にて子育てを手伝ってくれた村娘のリーリルと結婚までしてしまう。
小さな開拓村で幸せな生活を手に入れたカイエンであるが、この幸せはカイエンに迫る困難と成り上がりの始まりに過ぎなかった。
我が家に子犬がやって来た!
もも野はち助
ファンタジー
【あらすじ】ラテール伯爵家の令嬢フィリアナは、仕事で帰宅できない父の状況に不満を抱きながら、自身の6歳の誕生日を迎えていた。すると、遅くに帰宅した父が白黒でフワフワな毛をした足の太い子犬を連れ帰る。子犬の飼い主はある高貴な人物らしいが、訳あってラテール家で面倒を見る事になったそうだ。その子犬を自身の誕生日プレゼントだと勘違いしたフィリアナは、兄ロアルドと取り合いながら、可愛がり始める。子犬はすでに名前が決まっており『アルス』といった。
アルスは当初かなり周囲の人間を警戒していたのだが、フィリアナとロアルドが甲斐甲斐しく世話をする事で、すぐに二人と打ち解ける。
だがそんな子犬のアルスには、ある重大な秘密があって……。
この話は、子犬と戯れながら巻き込まれ成長をしていく兄妹の物語。
※全102話で完結済。
★『小説家になろう』でも読めます★
神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
知識スキルで異世界らいふ
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
他の異世界の神様のやらかしで死んだ俺は、その神様の紹介で別の異世界に転生する事になった。地球の神様からもらった知識スキルを駆使して、異世界ライフ
幼女はリペア(修復魔法)で無双……しない
しろこねこ
ファンタジー
田舎の小さな村・セデル村に生まれた貧乏貴族のリナ5歳はある日魔法にめざめる。それは貧乏村にとって最強の魔法、リペア、修復の魔法だった。ちょっと説明がつかないでたらめチートな魔法でリナは覇王を目指……さない。だって平凡が1番だもん。騙され上手な父ヘンリーと脳筋な兄カイル、スーパー執事のゴフじいさんと乙女なおかんマール婆さんとの平和で凹凸な日々の話。
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明
まったりー
ファンタジー
主人公はダンジョンに向かう冒険者の荷物を持つポーターと言う職業、その職業に必須の収納魔法を持っていないことで悲惨な毎日を過ごしていました。
そんなある時仕事中に前世の記憶がよみがえり、ステータスを確認するとユニークスキルを持っていました。
その中に前世で好きだったゲームに似た空間魔法があり街づくりを始めます、そしてそこから人生が思わぬ方向に変わります。
転生貴族のスローライフ
マツユキ
ファンタジー
現代の日本で、病気により若くして死んでしまった主人公。気づいたら異世界で貴族の三男として転生していた
しかし、生まれた家は力主義を掲げる辺境伯家。自分の力を上手く使えない主人公は、追放されてしまう事に。しかも、追放先は誰も足を踏み入れようとはしない場所だった
これは、転生者である主人公が最凶の地で、国よりも最強の街を起こす物語である
*基本は1日空けて更新したいと思っています。連日更新をする場合もありますので、よろしくお願いします
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる