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第八章 研修と色々
8ー12 エピローグ(対決)
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ハイ、ハーイ、シルヴィで~す。
皆様いかがお過ごしでしたか?
シルヴィはとっても不安な日々を過ごしていましたが、いよいよ白黒をつける時がやってきました。
できることはすべてやったと思います。
神様sの全面的な支援を賜り、悪しき存在の予定進路が確定しましたので、第一の罠で虹色鉱石を進路の上に置いてあります。
そうしてその更に前方に、十二神将に頼んで大量の式紙を配置してあります。
神様sのくれた情報によれば、悪しき存在は子供が粘土で作ったような不定形の人魂に近い形のようなんです。
ほら丸い球の後ろに尾を引いている形ですね。
よくわかりませんが心象で画像を貰いましたけれど、表面が至る所で波打っているので人魂状と言いながら凄く不細工です。
但し、人魂の直径が50キロ近くあるうえに、尾の長さは200キロほどありそうです。
移動速度は、何と光速の300倍だそうです。
えーっと、1秒間に9000万キロ程でしょうかねぇ、すごい速度で移動しています。
私が居る宙域がアスレオール世界からおよそ110億キロですけれど、その距離を僅かに二分ほどで移動してしまう速度です。
で、神様sに確認しましたけれど、人の目で確認はできない存在なんだそうですよ。
見えない存在?
悪霊?
どうやって確認すればいいの?
神様sの支援でその存在と動きが漠然とですけれど把握できています。
でも運動エネルギーが凄まじいことになっていませんか?
そう聞きましたら、神様sが仰いました。
「運動エネルギー?
なんじゃそれは?
意味が分からんが・・・。」
で、私が色々と物理現象を説明するとまたまた仰いました。
「あぁ、下界での物理法則なのか。
じゃが、我らもそうじゃが、あ奴にとっては物理法則などは何らの障害にもならぬ。
前にも確か言うたはずじゃが、在って無きが如き存在じゃ。
下界での質量など意味を持たぬ。
だから光速などという制限もない。」
あぁれぇ~・・・。
出ましたよ無理ゲーです。
質量の無いものを結界で捕らえられますか?
その辺のところは神様sも若干不安要因と認めながらも、四天王の張る結界ならば多分捕らえられるだろうと仰ってます。
但し、100%の保証をするものでは無いとも・・・。
そこはダメでも大丈夫と励ますところでしょう。
失敗すれば私は全てを失うんですよ。
ブチブチと繰り言を言いながらも、ついにその時がやってきました。
不可視で人魂形状の巨大存在(?)が虹色鉱石にぶつかり吸収しました。
途端に私の仕掛けた魔法陣が発動し、そのほぼ人魂の7割ぐらいが消失しました。
消えた部分がどこに逝ったのかは分かりません。
でも神様sから頂いている画像情報では、人魂の中央部に大きな黒い穴が生じ、次いで一旦ばらけた集合体のようなモノがワラワラと再度集まった時には、三分の一ほどの大きさにまで小さくなった人魂になっていました。
第一の罠が上手く効いたのかもしれません。
それなら、もうちょっと大きい虹色鉱石を用意しておけばよかったかもと後悔が出てまいりますが、これは結果論ですよね。
もしかしたら相手に利を与えただけで終わった可能性もあるんですから、ここはこの結果で大成功と考えておきましょう。
速度も何故か落ちたようで神様sの観測では光速の10倍ほどになっているそうです。
それでも私のいるところまではおよそ400万キロしかありませんから1秒余りで到達することになります。
既に四天王の張る大風呂敷の結界は前方宙域に広げてあります。
そうして虹色鉱石の罠が発動してその0.2秒後には、式紙の群れの中に小さくなった人魂が突入しました。
神様から送られて来るイメージ画像では、式紙がうまく機能しているんじゃないかと思いますよ。
だってほぼ静止状態だった式紙が一斉に人魂の進行方向に動き出し、そうして同時に人魂が更に小さくなったのが確認できるんです。
人魂の速度は更に落ちで秒速で5万キロ以下になりました。
人魂の進行方向前面に私の式紙があちらこちらに張り付いているようで、ところどころ剝げた張りぼての球が薄い尾を引きながら飛んでいるようなイメージ画像が送られてきました。
そうしてその人魂と式紙の混合物が四天王の張る大風呂敷結界に到達しました。
人魂に運動エネルギーは無いのかもしれませんが、人魂に取り付いた式紙には質量があり、それが猛烈な速度で動いているのですから、軽い式紙とは言え大きなエネルギーを持っています。
そのため四天王の張る結界が薄いゴムのように人魂の進路方向に物凄く膨らみました。
ぐんぐんと伸びて数百キロほども伸びたかもしれません。
もしかすると結界が破れるかと一瞬危ぶみましたけれど、何とか破れずに保ってくれて、計画通り、そのまま人魂の全周を結界が覆いました。
よくわかりませんが、悪しき存在が無茶苦茶結界の中で暴れまくっているようで、結界が時折、部分的に雷光のように輝きます。
でも流石護りの四天王さんだけあって、結界が破れるような気配はありません。
速度は完全に落ちて、ほとんどありませんが、それでも進路方向にやや進んでいる感じでしょうか。
そこで満を持して、大日如来の投入です。
大日如来が召喚されてすぐに、大日如来さんが結界に包まれた人魂に何度も突入して行きます。
大日如来さんが通過した後には僅かにきらきらと金色に輝く残渣が残りますけれど、すぐにはらはらと消えてゆきます。
なんだか春の淡雪のようなはかないイメージが心象として残りました。
そうして間もなく神様sから喜びの思念が届きました。
大日如来さんの攻撃の都度、悪しき存在が消滅しているのがわかるそうです。
そうして大日如来さんの破邪覆滅が始まってから、おそらく30分ほども経ったでしょうか。
ついに結界の中の悪しき存在が消滅しました。
その旨を神様sが教えてくれました。
正直なところ私自身は冷や汗ものでした。
私の蓄えた魔力は大日如来さんの攻撃中にほとんどからっぽになり、あらかじめ用意しておいた魔鉱石や魔晶石に蓄えていた魔力を補充しながらの戦いでした。
MPの回復薬もありますけれど、それで開腹するのは微々たるもので私には余り役には立たないんです。
それよりは、自分で蓄えておいた魔力を元に戻す様にした方が効率も良いのです。
四天王の召喚も結構な魔力を使うんですけれど、大日如来さんの召喚にはその倍ほども使うし、召喚状態を維持するのが大変なんです。
まして破邪覆滅の魔法を行使する大日如来さんは、その魔力自体を召喚した私から持って行くんです。
多分、私の保有していた魔力だけなら全体の使用時間の8割ほどしか持たなかったかもしれません。
万が一、途中で私の魔力が枯渇していたならば、四天王も大日如来さんも即座に送還されてしまいますから、悪しき存在は残留し、そのままアスレオールの惑星の核に侵入してしまった可能性が大です。
その場合には、すぐに神様が介入することになっていました。
当然のことながら、神様の介入そのものは私の力では停められませんから、本当に危ういところだったと思います。
神様sから悪しき存在の消滅確認を頂いたので、ヒラトップに転移しようと思いましたけれど、残念ながら魔力不足で無理でした。
結局当該宙域で一晩お休みしてから戻ることにしました。
大日如来さんと四天王には重々お礼を言って送還しました。
その代りに十二神将の内の四体を召喚、宇宙船の周囲を警護してもらうことにしました。
私は疲れ果てたのと難しいお仕事をやり遂げた安堵感でそのままご就寝です。
私が目覚めたのは、船内時計では12時間ほど後のことでした。
余程疲れていたんですね。
簡易ベッドの上で伸びをして、簡単な朝食を用意し、それを食べてからアスレオールに帰還です。
四天王を送還し、一瞬の後に、見慣れたヒラトップの格納庫に宇宙船と共に居ました。
現地は夜明け直前でしたけれど、すぐに魔晶石ギルドの寮に戻り、ギルドの事務局に行って当直さんに休暇の終了を告げておきました。
それから間もなく朝食の時間になりましたので、診療所の事務所と格納庫に顔を出し、診療を再開する旨を告げました。
案じていたように沢山の患者さんが各地で待っているようで、各地の治癒師ギルドでは半分悲鳴を上げていたようです。
それでも何とか私の復帰で落ち着きを取り戻しそうです。
今回は救急輸送機を三機使って各地を回ってもらい、出向していた治癒師さん達に順次現場で病状確認をしてもらい、その上で症状の重い者から順に診療所へ輸送してもらうことにしました。
当座は、1週間連続での診療で、朝から夕方まで1に日につき5名乃至6名の患者を受け入れることにしました。
但しこの措置は今回限りであり、1週間後には週に三日、1日につき3人の診療に戻します。
これで一ヵ月のブランクが補正できたとは思えませんが、私には私の仕事があります。
此処で譲ると私は魔晶石採掘師ではなくなりますよね。
帰還してからもなんだかんだと忙しい毎日を送り始めましたけれど、いつもの生活に戻ることができました。
この世界が無事に存続できて本当に良かったと思います。
正直なところ、この世界での私の日常は余りのんびりとできていません。
これも私の性分なんでしょうかねぇ。
なんだかんだと首を突っ込む範囲が広がって行きますけれど、転生した際に私に与えられた能力と天職を全うしながら、今後とも周囲にもできるだけ安寧と繁栄をもたらしたいと思っています。
皆さまもどうぞお元気で・・・・。
========================
サブタイトルで察知されたかと存じますが、これにて「魔晶石ハンター」は一応の完了とさせていただきます。
これまでご愛読いただいて誠にありがとうございました。
続編については、機会がありましたならいずれ考えてみたいと存じております。
なお、同じ曜日と時間帯で「母を訪ねて十万里」を新たに投稿いたします。
宜しければ、ご一読下されば幸いです。
By サクラ近衛将監
皆様いかがお過ごしでしたか?
シルヴィはとっても不安な日々を過ごしていましたが、いよいよ白黒をつける時がやってきました。
できることはすべてやったと思います。
神様sの全面的な支援を賜り、悪しき存在の予定進路が確定しましたので、第一の罠で虹色鉱石を進路の上に置いてあります。
そうしてその更に前方に、十二神将に頼んで大量の式紙を配置してあります。
神様sのくれた情報によれば、悪しき存在は子供が粘土で作ったような不定形の人魂に近い形のようなんです。
ほら丸い球の後ろに尾を引いている形ですね。
よくわかりませんが心象で画像を貰いましたけれど、表面が至る所で波打っているので人魂状と言いながら凄く不細工です。
但し、人魂の直径が50キロ近くあるうえに、尾の長さは200キロほどありそうです。
移動速度は、何と光速の300倍だそうです。
えーっと、1秒間に9000万キロ程でしょうかねぇ、すごい速度で移動しています。
私が居る宙域がアスレオール世界からおよそ110億キロですけれど、その距離を僅かに二分ほどで移動してしまう速度です。
で、神様sに確認しましたけれど、人の目で確認はできない存在なんだそうですよ。
見えない存在?
悪霊?
どうやって確認すればいいの?
神様sの支援でその存在と動きが漠然とですけれど把握できています。
でも運動エネルギーが凄まじいことになっていませんか?
そう聞きましたら、神様sが仰いました。
「運動エネルギー?
なんじゃそれは?
意味が分からんが・・・。」
で、私が色々と物理現象を説明するとまたまた仰いました。
「あぁ、下界での物理法則なのか。
じゃが、我らもそうじゃが、あ奴にとっては物理法則などは何らの障害にもならぬ。
前にも確か言うたはずじゃが、在って無きが如き存在じゃ。
下界での質量など意味を持たぬ。
だから光速などという制限もない。」
あぁれぇ~・・・。
出ましたよ無理ゲーです。
質量の無いものを結界で捕らえられますか?
その辺のところは神様sも若干不安要因と認めながらも、四天王の張る結界ならば多分捕らえられるだろうと仰ってます。
但し、100%の保証をするものでは無いとも・・・。
そこはダメでも大丈夫と励ますところでしょう。
失敗すれば私は全てを失うんですよ。
ブチブチと繰り言を言いながらも、ついにその時がやってきました。
不可視で人魂形状の巨大存在(?)が虹色鉱石にぶつかり吸収しました。
途端に私の仕掛けた魔法陣が発動し、そのほぼ人魂の7割ぐらいが消失しました。
消えた部分がどこに逝ったのかは分かりません。
でも神様sから頂いている画像情報では、人魂の中央部に大きな黒い穴が生じ、次いで一旦ばらけた集合体のようなモノがワラワラと再度集まった時には、三分の一ほどの大きさにまで小さくなった人魂になっていました。
第一の罠が上手く効いたのかもしれません。
それなら、もうちょっと大きい虹色鉱石を用意しておけばよかったかもと後悔が出てまいりますが、これは結果論ですよね。
もしかしたら相手に利を与えただけで終わった可能性もあるんですから、ここはこの結果で大成功と考えておきましょう。
速度も何故か落ちたようで神様sの観測では光速の10倍ほどになっているそうです。
それでも私のいるところまではおよそ400万キロしかありませんから1秒余りで到達することになります。
既に四天王の張る大風呂敷の結界は前方宙域に広げてあります。
そうして虹色鉱石の罠が発動してその0.2秒後には、式紙の群れの中に小さくなった人魂が突入しました。
神様から送られて来るイメージ画像では、式紙がうまく機能しているんじゃないかと思いますよ。
だってほぼ静止状態だった式紙が一斉に人魂の進行方向に動き出し、そうして同時に人魂が更に小さくなったのが確認できるんです。
人魂の速度は更に落ちで秒速で5万キロ以下になりました。
人魂の進行方向前面に私の式紙があちらこちらに張り付いているようで、ところどころ剝げた張りぼての球が薄い尾を引きながら飛んでいるようなイメージ画像が送られてきました。
そうしてその人魂と式紙の混合物が四天王の張る大風呂敷結界に到達しました。
人魂に運動エネルギーは無いのかもしれませんが、人魂に取り付いた式紙には質量があり、それが猛烈な速度で動いているのですから、軽い式紙とは言え大きなエネルギーを持っています。
そのため四天王の張る結界が薄いゴムのように人魂の進路方向に物凄く膨らみました。
ぐんぐんと伸びて数百キロほども伸びたかもしれません。
もしかすると結界が破れるかと一瞬危ぶみましたけれど、何とか破れずに保ってくれて、計画通り、そのまま人魂の全周を結界が覆いました。
よくわかりませんが、悪しき存在が無茶苦茶結界の中で暴れまくっているようで、結界が時折、部分的に雷光のように輝きます。
でも流石護りの四天王さんだけあって、結界が破れるような気配はありません。
速度は完全に落ちて、ほとんどありませんが、それでも進路方向にやや進んでいる感じでしょうか。
そこで満を持して、大日如来の投入です。
大日如来が召喚されてすぐに、大日如来さんが結界に包まれた人魂に何度も突入して行きます。
大日如来さんが通過した後には僅かにきらきらと金色に輝く残渣が残りますけれど、すぐにはらはらと消えてゆきます。
なんだか春の淡雪のようなはかないイメージが心象として残りました。
そうして間もなく神様sから喜びの思念が届きました。
大日如来さんの攻撃の都度、悪しき存在が消滅しているのがわかるそうです。
そうして大日如来さんの破邪覆滅が始まってから、おそらく30分ほども経ったでしょうか。
ついに結界の中の悪しき存在が消滅しました。
その旨を神様sが教えてくれました。
正直なところ私自身は冷や汗ものでした。
私の蓄えた魔力は大日如来さんの攻撃中にほとんどからっぽになり、あらかじめ用意しておいた魔鉱石や魔晶石に蓄えていた魔力を補充しながらの戦いでした。
MPの回復薬もありますけれど、それで開腹するのは微々たるもので私には余り役には立たないんです。
それよりは、自分で蓄えておいた魔力を元に戻す様にした方が効率も良いのです。
四天王の召喚も結構な魔力を使うんですけれど、大日如来さんの召喚にはその倍ほども使うし、召喚状態を維持するのが大変なんです。
まして破邪覆滅の魔法を行使する大日如来さんは、その魔力自体を召喚した私から持って行くんです。
多分、私の保有していた魔力だけなら全体の使用時間の8割ほどしか持たなかったかもしれません。
万が一、途中で私の魔力が枯渇していたならば、四天王も大日如来さんも即座に送還されてしまいますから、悪しき存在は残留し、そのままアスレオールの惑星の核に侵入してしまった可能性が大です。
その場合には、すぐに神様が介入することになっていました。
当然のことながら、神様の介入そのものは私の力では停められませんから、本当に危ういところだったと思います。
神様sから悪しき存在の消滅確認を頂いたので、ヒラトップに転移しようと思いましたけれど、残念ながら魔力不足で無理でした。
結局当該宙域で一晩お休みしてから戻ることにしました。
大日如来さんと四天王には重々お礼を言って送還しました。
その代りに十二神将の内の四体を召喚、宇宙船の周囲を警護してもらうことにしました。
私は疲れ果てたのと難しいお仕事をやり遂げた安堵感でそのままご就寝です。
私が目覚めたのは、船内時計では12時間ほど後のことでした。
余程疲れていたんですね。
簡易ベッドの上で伸びをして、簡単な朝食を用意し、それを食べてからアスレオールに帰還です。
四天王を送還し、一瞬の後に、見慣れたヒラトップの格納庫に宇宙船と共に居ました。
現地は夜明け直前でしたけれど、すぐに魔晶石ギルドの寮に戻り、ギルドの事務局に行って当直さんに休暇の終了を告げておきました。
それから間もなく朝食の時間になりましたので、診療所の事務所と格納庫に顔を出し、診療を再開する旨を告げました。
案じていたように沢山の患者さんが各地で待っているようで、各地の治癒師ギルドでは半分悲鳴を上げていたようです。
それでも何とか私の復帰で落ち着きを取り戻しそうです。
今回は救急輸送機を三機使って各地を回ってもらい、出向していた治癒師さん達に順次現場で病状確認をしてもらい、その上で症状の重い者から順に診療所へ輸送してもらうことにしました。
当座は、1週間連続での診療で、朝から夕方まで1に日につき5名乃至6名の患者を受け入れることにしました。
但しこの措置は今回限りであり、1週間後には週に三日、1日につき3人の診療に戻します。
これで一ヵ月のブランクが補正できたとは思えませんが、私には私の仕事があります。
此処で譲ると私は魔晶石採掘師ではなくなりますよね。
帰還してからもなんだかんだと忙しい毎日を送り始めましたけれど、いつもの生活に戻ることができました。
この世界が無事に存続できて本当に良かったと思います。
正直なところ、この世界での私の日常は余りのんびりとできていません。
これも私の性分なんでしょうかねぇ。
なんだかんだと首を突っ込む範囲が広がって行きますけれど、転生した際に私に与えられた能力と天職を全うしながら、今後とも周囲にもできるだけ安寧と繁栄をもたらしたいと思っています。
皆さまもどうぞお元気で・・・・。
========================
サブタイトルで察知されたかと存じますが、これにて「魔晶石ハンター」は一応の完了とさせていただきます。
これまでご愛読いただいて誠にありがとうございました。
続編については、機会がありましたならいずれ考えてみたいと存じております。
なお、同じ曜日と時間帯で「母を訪ねて十万里」を新たに投稿いたします。
宜しければ、ご一読下されば幸いです。
By サクラ近衛将監
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By さくら近衛将監
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By サクラ近衛将監