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第八章 研修と色々
8ー8 不思議鉱石と災厄の始まり
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ハーイ、シルヴィですよぉ。
今日は採掘師のお仕事をやっています。
今採掘している鉱区で黒の魔晶石の鉱床がそろそろ終わりが見えて来ていますので、そのうちに鉱区を替えようと思っています。
そのために別の候補地の鉱区(他の採掘師が入っていない鉱区ですよ。)を探索していたら、地下のかなり深いところに黒の魔晶石とは違うイメージの変わった鉱石を見つけちゃいました。
何と言えば良いのかわかりませんが、色の薄い魔晶石というのは、色の濃い魔晶石に比べると感覚的にヌルいんですよね。
黒い魔晶石は何というかピリッとした辛さを感じたりします。
白やピンクが甘塩で、濃い褐色系や黒はワサビのようにツンとくるものがあるんです。
アっと、でもこれは味覚じゃ無いんですよ。
魔晶石を舐めたって味なんかありませんから、あくまで感覚的にそんな感じと言うだけで、この辺の感覚は特殊なので説明が上手くできません。
件の鉱石は、私の感覚的には、魔晶石であって、しかも黒よりも価値があるのじゃないかと思っています。
深さで言うと200m以上ありますので試掘のために坑道を造るのも面倒なので、当該鉱床の枝葉に当たる部分からほんの少量だけ転移で入手してみました。
驚いたことに濃い虹色の鉱石なのです。
虹色と言っても五色ですし雨が上がった時に掛かる虹(レインボウ)と違って階層上の色分けが綺麗にできているわけじゃありません。
どちらかというと「赤」、「橙」、「緑」、「藍」、「紫」の五色の砂粒を乱雑にかき回してそのまま固めてしまった様な鉱石なんです。
宝石でもこんなにバラバラの色合いのものが組み合わさったものはありませんし、この鉱石は重いのです。
魔晶石も少し重い色付きの岩石という感じなのですけれど、この鉱石(?)は魔晶石に比べると1割から3割ほど重いような気がします。
正確な重量はヒラトップで量りますけれど、鑑定では混合物に近いので個別の比重は出ますけれど全体での比重は出ません。
鑑定による比重では、「赤」が5.6、「橙」が5.8、「緑」が5.9、「藍」が6.1、「紫」6.4となっています。
因みに魔晶石の場合、白が3.3、黒で5.0程度になります。
「赤」と「緑」は、暗色系の魔晶石の色よりも濃い色に見えますね。
それに「橙」、「藍」、「紫」の色の魔晶石というのはこれまで見たことがありません。
茶系統で暗褐色、緑系統の暗緑色はありましたけれど、それらとはかなり違う色なんです。
念のためギルドに戻ってから、ギルドの書庫や資料室に保管している過去の記録や資料も全部調べてみましたけれど、虹色の魔晶石に関する記述はありませんでした。
本来の目的である次の鉱区候補については、これとは別に、近隣の鉱区で黒の鉱床を見つけましたので、現在届を出している鉱区の変更は当該黒の鉱石がある鉱区にするつもりでいますけれど、この特殊な鉱石も色々と調べなければいけませんね。
今日はまた夜なべの仕事になるかもしれません。
明日は診療も無いお休みの予定ですからゆっくりとできますけれどね。
手に持ってじっくりと鑑定を掛けた感じでは、魔力度が、魔晶石よりも高く、魔鉱石よりも低いような感じがします。
まさか、魔鉱石になりかけ?
もしそうなら龍脈の放射エネルギーで瘴気が発生しないかどうかも調べる必要がありますね。
以前試行錯誤で造り上げた龍脈の放射力場と同じ力場を発生する魔道具がヒラトップにありますので、念のために隔離された小部屋で放射力場を与えて調べるつもりです。
◇◇◇◇
結果から言うと、龍脈の放射力場と同じ力場を与えてみましたが、何の変化もありませんでしたので、取り敢えずこの不思議な鉱石から瘴気が発生する心配はなさそうです。
少なくとも魔鉱石のように徐々に魔素を放出するような性質はなさそうですが、含有しているエネルギー量は大きいですね。
魔鉱石の利用で試行錯誤している時に作り上げ、最終的には封印した例の「魔鉱石から直接電力を引き出す魔道具」を引っ張り出して、魔鉱石の代わりにこの虹色鉱石を使ってみましたが、魔鉱石を使った場合の1割ほどの出力で安定的に電力を供給できそうなんです。
まだまだとっかかりですので、軽々に結論は出せませんが、もしかすると魔鉱石よりも安全で安定的なエネルギー元が見つかったのかも知れません。
瘴気を発生する恐れのある魔鉱石は危険ですので簡単には人に託せませんが、この虹色の鉱石ならば大丈夫かもしれません。
仮にこの魔道具を発電装置として供給する場合には、虹色鉱石のエネルギーのみを悪用されたりしないように、色々工夫が必要かとは思います。
試行錯誤を繰り返し、思いつく限りの無茶をやっても爆発やエネルギーの暴走が無いということをしっかりと確認する必要がありますけれどね。
実のところ、ヒラトップを起点とする発電所方式ではどんなに頑張っても公都辺りに電力を供給するのが精一杯でしょう。
送電距離が延びれば伸びるほどロスが増えますからね。
できれば、都市若しくは町単位での発電所があった方が小回りが利きますよね。
電力がこの世界に必要かどうかも今のところ検証中なわけですし、一般に普及させるにしても5年や10年はかかりそうです。
それに電力を使う魔道具を色々と開発しなければ発電所を作っても無駄になります。
これまで電気が無くとも左程困らなかった世界なんですから、私も無理に電気や電気具を普及させるつもりはありません。
電力供給とそれを使う魔道具(=電気器具)の普及が是非とも必要だと判断されたなら、ウチのギルドや錬金術ギルドに特許方式で技術情報を渡すことにしましょう。
その辺の判断は、利用者からのモニタリングが是非とも必要なんです。
最初のモデルケースとして、ディホーク族、診療所に応援に来ているヘルパーさん達、治癒師研修に来ている研修生達から聞くことにします。
◆◇◆◇◆◇ 災厄の始まり? ◇◆◇◆◇◆
それは深淵の虚無の中で息づき、蠢いていた。
それは、この深淵に自らを封印した存在に対する激しい憎悪と復讐心だけで無の世界に存在し続けている怪物である。
封印は永劫に解けぬ筈であった。
しかしながらその虚無の世界を覆う強固なバリアは、巨大恒星の破局で生じた指向性の超強力なパルスエネルギーがその存在空間を掠めただけでそのバリアが消し飛んだのだった。
虚無の空間に押し込められていたそれは、永劫の時間経過により往時の千分の一以下の能力しか持たぬ存在に成り下がっては居たものの、虚無の世界から脱したことで活性化の胎動を始めたのだった。
如何に封印が解けたとはいっても往時の力を取り戻すには千年、万年以上の癒しの時間が必要だった。
僅かに残った自我の知識から、それは特定の方向へと宇宙空間を動き出した。
その彼方にある惑星には、膨大な魔素を蓄えた結晶が多数存在していたのである。
それを自らに取り込むことができれば、現在の数十倍の力が手に入るのである。
それは、自らを封印した存在が天界に居ることを承知していたし、それが現時点で存在する領域は下界であることも承知していた。
この下界で力を蓄え、いずれ天界に上って復讐を果たす。
そのことがそれの望みであった。
深淵にあった虚無の世界を覆っていたバリアの崩壊は、天界の知るところとなったが、天界の者もおいそれとは手を出せない事態になっていた。
天界の者もこうした異変は流石に予想していなかった。
そもそも封印の虚無世界は、現実の世界には無く、天界と現実世界の狭間にあったものだった。
従って天界及び現実世界のいずれからも干渉の受けない場所と目されていたのだった。
そうして困ったことに封印の解ける原因となったパルスエネルギーは、封印のバリアを破壊すると同時にそれを現実世界へと追いやってしまったのだった。
その為にそれは現実世界で顕現してしまった。
それが天界側に弾き飛ばされていれば、天界側で再度の封印をすることも可能であったのだが、下界に相当する現実世界側に顕現したことにより。天界側から干渉することがほとんどできなくなってしまったのだった。
無理をすれば出来ないわけでは無いのだが、天界側から強大なな力を行使すれば下界の一部は間違いなく崩壊する。
天界は絶対神ゼファーの存在する領域であり、そうしてその最寄りの下界は、アスレオールと呼ばれる世界であった。
今日は採掘師のお仕事をやっています。
今採掘している鉱区で黒の魔晶石の鉱床がそろそろ終わりが見えて来ていますので、そのうちに鉱区を替えようと思っています。
そのために別の候補地の鉱区(他の採掘師が入っていない鉱区ですよ。)を探索していたら、地下のかなり深いところに黒の魔晶石とは違うイメージの変わった鉱石を見つけちゃいました。
何と言えば良いのかわかりませんが、色の薄い魔晶石というのは、色の濃い魔晶石に比べると感覚的にヌルいんですよね。
黒い魔晶石は何というかピリッとした辛さを感じたりします。
白やピンクが甘塩で、濃い褐色系や黒はワサビのようにツンとくるものがあるんです。
アっと、でもこれは味覚じゃ無いんですよ。
魔晶石を舐めたって味なんかありませんから、あくまで感覚的にそんな感じと言うだけで、この辺の感覚は特殊なので説明が上手くできません。
件の鉱石は、私の感覚的には、魔晶石であって、しかも黒よりも価値があるのじゃないかと思っています。
深さで言うと200m以上ありますので試掘のために坑道を造るのも面倒なので、当該鉱床の枝葉に当たる部分からほんの少量だけ転移で入手してみました。
驚いたことに濃い虹色の鉱石なのです。
虹色と言っても五色ですし雨が上がった時に掛かる虹(レインボウ)と違って階層上の色分けが綺麗にできているわけじゃありません。
どちらかというと「赤」、「橙」、「緑」、「藍」、「紫」の五色の砂粒を乱雑にかき回してそのまま固めてしまった様な鉱石なんです。
宝石でもこんなにバラバラの色合いのものが組み合わさったものはありませんし、この鉱石は重いのです。
魔晶石も少し重い色付きの岩石という感じなのですけれど、この鉱石(?)は魔晶石に比べると1割から3割ほど重いような気がします。
正確な重量はヒラトップで量りますけれど、鑑定では混合物に近いので個別の比重は出ますけれど全体での比重は出ません。
鑑定による比重では、「赤」が5.6、「橙」が5.8、「緑」が5.9、「藍」が6.1、「紫」6.4となっています。
因みに魔晶石の場合、白が3.3、黒で5.0程度になります。
「赤」と「緑」は、暗色系の魔晶石の色よりも濃い色に見えますね。
それに「橙」、「藍」、「紫」の色の魔晶石というのはこれまで見たことがありません。
茶系統で暗褐色、緑系統の暗緑色はありましたけれど、それらとはかなり違う色なんです。
念のためギルドに戻ってから、ギルドの書庫や資料室に保管している過去の記録や資料も全部調べてみましたけれど、虹色の魔晶石に関する記述はありませんでした。
本来の目的である次の鉱区候補については、これとは別に、近隣の鉱区で黒の鉱床を見つけましたので、現在届を出している鉱区の変更は当該黒の鉱石がある鉱区にするつもりでいますけれど、この特殊な鉱石も色々と調べなければいけませんね。
今日はまた夜なべの仕事になるかもしれません。
明日は診療も無いお休みの予定ですからゆっくりとできますけれどね。
手に持ってじっくりと鑑定を掛けた感じでは、魔力度が、魔晶石よりも高く、魔鉱石よりも低いような感じがします。
まさか、魔鉱石になりかけ?
もしそうなら龍脈の放射エネルギーで瘴気が発生しないかどうかも調べる必要がありますね。
以前試行錯誤で造り上げた龍脈の放射力場と同じ力場を発生する魔道具がヒラトップにありますので、念のために隔離された小部屋で放射力場を与えて調べるつもりです。
◇◇◇◇
結果から言うと、龍脈の放射力場と同じ力場を与えてみましたが、何の変化もありませんでしたので、取り敢えずこの不思議な鉱石から瘴気が発生する心配はなさそうです。
少なくとも魔鉱石のように徐々に魔素を放出するような性質はなさそうですが、含有しているエネルギー量は大きいですね。
魔鉱石の利用で試行錯誤している時に作り上げ、最終的には封印した例の「魔鉱石から直接電力を引き出す魔道具」を引っ張り出して、魔鉱石の代わりにこの虹色鉱石を使ってみましたが、魔鉱石を使った場合の1割ほどの出力で安定的に電力を供給できそうなんです。
まだまだとっかかりですので、軽々に結論は出せませんが、もしかすると魔鉱石よりも安全で安定的なエネルギー元が見つかったのかも知れません。
瘴気を発生する恐れのある魔鉱石は危険ですので簡単には人に託せませんが、この虹色の鉱石ならば大丈夫かもしれません。
仮にこの魔道具を発電装置として供給する場合には、虹色鉱石のエネルギーのみを悪用されたりしないように、色々工夫が必要かとは思います。
試行錯誤を繰り返し、思いつく限りの無茶をやっても爆発やエネルギーの暴走が無いということをしっかりと確認する必要がありますけれどね。
実のところ、ヒラトップを起点とする発電所方式ではどんなに頑張っても公都辺りに電力を供給するのが精一杯でしょう。
送電距離が延びれば伸びるほどロスが増えますからね。
できれば、都市若しくは町単位での発電所があった方が小回りが利きますよね。
電力がこの世界に必要かどうかも今のところ検証中なわけですし、一般に普及させるにしても5年や10年はかかりそうです。
それに電力を使う魔道具を色々と開発しなければ発電所を作っても無駄になります。
これまで電気が無くとも左程困らなかった世界なんですから、私も無理に電気や電気具を普及させるつもりはありません。
電力供給とそれを使う魔道具(=電気器具)の普及が是非とも必要だと判断されたなら、ウチのギルドや錬金術ギルドに特許方式で技術情報を渡すことにしましょう。
その辺の判断は、利用者からのモニタリングが是非とも必要なんです。
最初のモデルケースとして、ディホーク族、診療所に応援に来ているヘルパーさん達、治癒師研修に来ている研修生達から聞くことにします。
◆◇◆◇◆◇ 災厄の始まり? ◇◆◇◆◇◆
それは深淵の虚無の中で息づき、蠢いていた。
それは、この深淵に自らを封印した存在に対する激しい憎悪と復讐心だけで無の世界に存在し続けている怪物である。
封印は永劫に解けぬ筈であった。
しかしながらその虚無の世界を覆う強固なバリアは、巨大恒星の破局で生じた指向性の超強力なパルスエネルギーがその存在空間を掠めただけでそのバリアが消し飛んだのだった。
虚無の空間に押し込められていたそれは、永劫の時間経過により往時の千分の一以下の能力しか持たぬ存在に成り下がっては居たものの、虚無の世界から脱したことで活性化の胎動を始めたのだった。
如何に封印が解けたとはいっても往時の力を取り戻すには千年、万年以上の癒しの時間が必要だった。
僅かに残った自我の知識から、それは特定の方向へと宇宙空間を動き出した。
その彼方にある惑星には、膨大な魔素を蓄えた結晶が多数存在していたのである。
それを自らに取り込むことができれば、現在の数十倍の力が手に入るのである。
それは、自らを封印した存在が天界に居ることを承知していたし、それが現時点で存在する領域は下界であることも承知していた。
この下界で力を蓄え、いずれ天界に上って復讐を果たす。
そのことがそれの望みであった。
深淵にあった虚無の世界を覆っていたバリアの崩壊は、天界の知るところとなったが、天界の者もおいそれとは手を出せない事態になっていた。
天界の者もこうした異変は流石に予想していなかった。
そもそも封印の虚無世界は、現実の世界には無く、天界と現実世界の狭間にあったものだった。
従って天界及び現実世界のいずれからも干渉の受けない場所と目されていたのだった。
そうして困ったことに封印の解ける原因となったパルスエネルギーは、封印のバリアを破壊すると同時にそれを現実世界へと追いやってしまったのだった。
その為にそれは現実世界で顕現してしまった。
それが天界側に弾き飛ばされていれば、天界側で再度の封印をすることも可能であったのだが、下界に相当する現実世界側に顕現したことにより。天界側から干渉することがほとんどできなくなってしまったのだった。
無理をすれば出来ないわけでは無いのだが、天界側から強大なな力を行使すれば下界の一部は間違いなく崩壊する。
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