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第七章 変革のために
7ー7 魔法師ギルドとの交渉 その一
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不審者を拘束した翌日には、魔晶石ギルドの事務部から連絡を受けて、公都に在る魔法師ギルドの支部職員がやってくることになりました。
その間、私の拘束結界を施したままで、事務部の調査担当が侵入者である魔法師らしき男を取り調べましたが、完全黙秘で何も語ろうとしません。
こんな場合、よくあるのは自決して所属するギルドに迷惑を掛けないようにするというような手段もあるのでしょうけれど、単純に拘束した男は身動きできませんし、魔法の発動もできないので自殺もできないはずです。
但し、余り綺麗な話ではありませんが、糞尿も垂れ流しのままですから翌日の昼頃にはかなり匂っていましたね。
下手に便所にでも連れて行くとなれば、何せ転移魔法の使い手ですから絶対に逃げようとするはずですので拘束結界は解くわけには行きません。
私がずっとそばについているというのも嫌ですしね。
かくして男の臭気に悩まされながらも、事務部の担当者は、監視と取り調べに頑張っていました。
魔法師ギルドのワイオブルグ公都支部職員は、翌日のお昼頃には魔晶石ギルド本部に到着し、不審者の所持していた身分証のようなものから、魔法師ギルド所属の魔法師であることは認めたのですが、支部職員も不審者を庇ってのことか、所属や氏名は隠し、敢えて言おうとしませんでした。
その上で、当該不審者の身柄を魔法師ギルドで預かりたいと申し出て来ましたが、応対した事務部長が即座に却下しました。
「今回の無断侵入は、魔法師ギルドぐるみの犯罪行為の疑いすらもありますので、ここであなた方魔法師ギルドに引き渡すのであれば、それなりの保証が必要です。
魔法師ギルド公都支部の次長である貴方にはその保証ができましょうかな?
我々が奇異に思うのは、貴方が身分証から名前と所属先を知り、魔法師ギルドに所属する者と知ったにもかかわらず、我々にその身分を明かそうとはしないことだ。
恐らく身分証を確認したのは、あなたがこの男を知らなかったからなのでしょうけれど、だからこそ、この男が公都の魔法師ギルドに所属している者ではないことがわかる。
しかもこの男は、逃走に際して転移魔法を使おうとし、それが阻止されると我が所属会員に殺意を抱いて殺そうとまでした。
そのような危険極まりない男を何の保証も無いままに釈放などできるわけがないでしょう。
それに、仮にこの男の身柄をあなたに託した場合、ブチャーチン殿、あなたは今後の措置について如何されるおつもりかな?
魔晶石ギルドの本部敷地に無断で侵入し、隠密の魔法で寮にまで入り込んだ輩ですが、超上級魔法とされる転移魔法陣を扱える者など魔法師ギルドにおいてもそうそうはいないはず。
そのような人物を、支部のナンバー2でしかないあなたがしっかりと御することができるのですかな?
逃げられると分かっていて身柄を預けるほど我らも愚かではない。
少なくとも我らは、この男が何者なのかということと、今回の一件について魔法師ギルド本部の今後の措置方針を含めて正式な見解をお聞きしたい。
さもなければこの男の釈放はあり得ませんし、魔法師ギルドが我らの意向を無視するならば、拷問にかけてでも今回の一件の裏事情を詮索します。
結果としてこの男が死ぬことになっても、やむを得ないと考えている。」
魔法師ギルド公都支部のブチャーチン次長、血の気を失った顔で言った。
「正直なところ、本件に関しては、私は何の権限も有していない。
従って、本部に状況を説明したうえで見解を確認するしかない。」
「通信機はお持ちでしょうか?」
「いや、今回は持ってきていない。
一旦、公都支部に戻って本部と連絡の上、明日にでもまた参ります。」
「魔法師ギルド本部への連絡のためならば我らで通信機をお貸ししますが?」
「いや、・・・。
支部長に報告の上で本部に連絡を取らねばならないから、やはりどうしても公都支部に戻ります。」
そういって、ブチャーチン次長はかなり強引に公都に戻っていったのです。
このやり取りの一部始終は、応対した部屋に仕掛けた通信機により、魔晶石ギルドの幹部ともども私も別室で聞いていました。
ブチャーチン次長の退出後まもなく、幹部の一人から質問がありました。
「つかぬ事を聞くが、シルヴィ殿はもしや自白を強要するような魔法を知ってはおらぬのかな?」
余り能力をひけらかしたくはありませんが、魔法師ギルドが絡んでいることからある程度の披歴はやむを得ないでしょう。
それでも言葉を選びながら言いました。
「無くはありませんが、場合により被験者の精神が壊れます。
仮にそうなってしまえば、魔術師としては元より、普通の人としての生活ができなくなるでしょう。
ですから、今回の一件で当該魔法を使用するとしたならば最終手段とお考え下さい。」
「今一つ、報告書によれば、転移の魔法陣を確認し、それを封じたとあるのだが、転移の魔法陣を知っているということはシルヴィ殿も転移魔法が使えるということかな?」
「転移魔法を使うには非常に多くの魔力を必要とするということは知っております。
できるかどうかについては、回答を保留させていただきます。」
うん、微妙な答え方だと知ってはいますが、これが限度でしょう。
魔法を発動する際の魔法陣を描いた時点で、それを封じることは実は超々高難度で魔法師ギルドの魔法師ではおそらくいないのではないかと思います。
本来であれば、魔法陣を確認した上で魔法陣の一部を強制的に書き換えるのが魔法師ギルドの魔法師が使う魔法陣の封止魔法なのですが、これには描かれた魔法陣に備わる結界を突破して書き換える力技ですので、魔法陣の作成以上に魔力を使うものなのです。
しかしながら、私の「破滅陣」はいちいち魔法陣を確認せずとも対象とする魔法陣全てを破壊して無かったことにしてしまいますし、魔力も左程には使いません。
とは言いながら普通の魔法師ではあり得ないほどの魔力は使いますけれどね。
チートな私にとっては何の影響もありません。
幹部一同に色々と疑惑を持たれたかもしれませんが、採掘師は個人のスキルを含め能力を公開する義務はありません。
むしろ、その能力を知らずともギルドは会員の秘密を守るべく動かねばならないはずです。
今回の場合、私という人物が何やら高位の魔法師をとらえた際に相手に顔を見られているわけで、少なくとも不審者は私が相応の魔法能力を持った者と認識している筈です。
従って、本当に私の能力を知られないためには、この不審者を殺しておいた方が良かったのですが、流石に無抵抗状態に陥った相手を殺すのは気が引けますよね。
その日の夕刻に、事務部に連絡が入りました。
二日後に、魔法師ギルド本部の幹部職員が魔晶石ギルトを訪れるという予告です。
魔法師ギルド本部の副会長であるクレポルドフ殿、それにお供として同補佐のグラシム殿、同じくワイオブルグ公都支部長のイリヤン殿の三人が来訪するようですね。
そのための対策会議が開かれましたけれど、大したことは決まっていません。
第一に、不法侵入について魔法師ギルドからの正式な謝罪を求め、それに見合うだけの賠償を求めること。
第二に、例えば魔法師ギルドの秘密書庫等に無断で侵入した外部の者に対する処罰と同等の処罰を当該不審者に与えること。
第三に、当該不審者の所属、階位、氏名を明らかにすること。
以上の三点が魔晶石ギルドからの要求事項として決められました。
まぁ、この要求がすんなり認められればいいのですけれどね。
◇◇◇◇
そうして二日後に、通船を使って三人の灰色マントを被った男たちが魔晶石ギルド本部を訪れて来ました。
応対は、副会長と事務部長がすることになっていますが、前回と同様に別室で他の幹部方と一緒にシルヴィも会談の模様を盗聴しています。
そうして挨拶を交わして間もなく、会談の行われている部屋で秘かに魔法陣が発動されました。
闇属性魔法による意思を思うがままに操る悪意満載の魔法であり、イリヤン支部長の手に持たれた袱紗に描かれていたものを、クレポルドフ副会長が発動したのです。
即座に私が反応し、十二神将の内六体を召喚、会談に使われている応接室の四隅と、魔晶石ギルドの副会長それに事務部長の背後に出現させました。
彼らはいずれも剣の柄に手を掛けてはいますが、抜いてはいません。
驚いたのは来訪者三人でしたが、魔晶石ギルドの二人も驚いていました。
魔晶石ギルド副会長のデーヴィッド・フロワースが言った。
「君らは誰かね?」
私からの念話を受けてクビラが代表して言った。
「我らは、『黒の魔女』の命により、魔晶石ギルドに仇なす者達からデーヴィッド副会長とコードウェル事務部長を守護するために推参した。」
「ン?
黒の魔女?
あぁ、そうか・・・。
しかし、今が危険な場合なのか?」
どうやら副会長にも『黒の魔女』で意味は通ったようだ。
「副会長の対面中央に居る者が闇魔法を発動し、御二方を意のままに操ろうとしたので、当該魔法を排除した。
次に何らかの魔法攻撃が仕掛けられた場合には、魔法を発動した者の首を撥ねる。」
そう言ってクビラが三人を睨んだ。
クビラは、前世で言えば2mを超える身長を持ち、鍛え上げた体躯はプロレスラー以上に凄い筋肉の塊だ。
イケメンだけれど、怒りを露わにしている十二神将の六体に睨まれたなら普通の人は絶対にちびってしまうだろうと思うのです。
おまけに、発動したはずの魔法が一気に消滅したことがわかっている三人の魔法師は、この突如現れた6人が強力な魔法師であり、且つ優れた剣士であると見て取って、相当にブルったようですね。
=========================
9月7日、一部の字句修正を行いました。
By さくら近衛将監
その間、私の拘束結界を施したままで、事務部の調査担当が侵入者である魔法師らしき男を取り調べましたが、完全黙秘で何も語ろうとしません。
こんな場合、よくあるのは自決して所属するギルドに迷惑を掛けないようにするというような手段もあるのでしょうけれど、単純に拘束した男は身動きできませんし、魔法の発動もできないので自殺もできないはずです。
但し、余り綺麗な話ではありませんが、糞尿も垂れ流しのままですから翌日の昼頃にはかなり匂っていましたね。
下手に便所にでも連れて行くとなれば、何せ転移魔法の使い手ですから絶対に逃げようとするはずですので拘束結界は解くわけには行きません。
私がずっとそばについているというのも嫌ですしね。
かくして男の臭気に悩まされながらも、事務部の担当者は、監視と取り調べに頑張っていました。
魔法師ギルドのワイオブルグ公都支部職員は、翌日のお昼頃には魔晶石ギルド本部に到着し、不審者の所持していた身分証のようなものから、魔法師ギルド所属の魔法師であることは認めたのですが、支部職員も不審者を庇ってのことか、所属や氏名は隠し、敢えて言おうとしませんでした。
その上で、当該不審者の身柄を魔法師ギルドで預かりたいと申し出て来ましたが、応対した事務部長が即座に却下しました。
「今回の無断侵入は、魔法師ギルドぐるみの犯罪行為の疑いすらもありますので、ここであなた方魔法師ギルドに引き渡すのであれば、それなりの保証が必要です。
魔法師ギルド公都支部の次長である貴方にはその保証ができましょうかな?
我々が奇異に思うのは、貴方が身分証から名前と所属先を知り、魔法師ギルドに所属する者と知ったにもかかわらず、我々にその身分を明かそうとはしないことだ。
恐らく身分証を確認したのは、あなたがこの男を知らなかったからなのでしょうけれど、だからこそ、この男が公都の魔法師ギルドに所属している者ではないことがわかる。
しかもこの男は、逃走に際して転移魔法を使おうとし、それが阻止されると我が所属会員に殺意を抱いて殺そうとまでした。
そのような危険極まりない男を何の保証も無いままに釈放などできるわけがないでしょう。
それに、仮にこの男の身柄をあなたに託した場合、ブチャーチン殿、あなたは今後の措置について如何されるおつもりかな?
魔晶石ギルドの本部敷地に無断で侵入し、隠密の魔法で寮にまで入り込んだ輩ですが、超上級魔法とされる転移魔法陣を扱える者など魔法師ギルドにおいてもそうそうはいないはず。
そのような人物を、支部のナンバー2でしかないあなたがしっかりと御することができるのですかな?
逃げられると分かっていて身柄を預けるほど我らも愚かではない。
少なくとも我らは、この男が何者なのかということと、今回の一件について魔法師ギルド本部の今後の措置方針を含めて正式な見解をお聞きしたい。
さもなければこの男の釈放はあり得ませんし、魔法師ギルドが我らの意向を無視するならば、拷問にかけてでも今回の一件の裏事情を詮索します。
結果としてこの男が死ぬことになっても、やむを得ないと考えている。」
魔法師ギルド公都支部のブチャーチン次長、血の気を失った顔で言った。
「正直なところ、本件に関しては、私は何の権限も有していない。
従って、本部に状況を説明したうえで見解を確認するしかない。」
「通信機はお持ちでしょうか?」
「いや、今回は持ってきていない。
一旦、公都支部に戻って本部と連絡の上、明日にでもまた参ります。」
「魔法師ギルド本部への連絡のためならば我らで通信機をお貸ししますが?」
「いや、・・・。
支部長に報告の上で本部に連絡を取らねばならないから、やはりどうしても公都支部に戻ります。」
そういって、ブチャーチン次長はかなり強引に公都に戻っていったのです。
このやり取りの一部始終は、応対した部屋に仕掛けた通信機により、魔晶石ギルドの幹部ともども私も別室で聞いていました。
ブチャーチン次長の退出後まもなく、幹部の一人から質問がありました。
「つかぬ事を聞くが、シルヴィ殿はもしや自白を強要するような魔法を知ってはおらぬのかな?」
余り能力をひけらかしたくはありませんが、魔法師ギルドが絡んでいることからある程度の披歴はやむを得ないでしょう。
それでも言葉を選びながら言いました。
「無くはありませんが、場合により被験者の精神が壊れます。
仮にそうなってしまえば、魔術師としては元より、普通の人としての生活ができなくなるでしょう。
ですから、今回の一件で当該魔法を使用するとしたならば最終手段とお考え下さい。」
「今一つ、報告書によれば、転移の魔法陣を確認し、それを封じたとあるのだが、転移の魔法陣を知っているということはシルヴィ殿も転移魔法が使えるということかな?」
「転移魔法を使うには非常に多くの魔力を必要とするということは知っております。
できるかどうかについては、回答を保留させていただきます。」
うん、微妙な答え方だと知ってはいますが、これが限度でしょう。
魔法を発動する際の魔法陣を描いた時点で、それを封じることは実は超々高難度で魔法師ギルドの魔法師ではおそらくいないのではないかと思います。
本来であれば、魔法陣を確認した上で魔法陣の一部を強制的に書き換えるのが魔法師ギルドの魔法師が使う魔法陣の封止魔法なのですが、これには描かれた魔法陣に備わる結界を突破して書き換える力技ですので、魔法陣の作成以上に魔力を使うものなのです。
しかしながら、私の「破滅陣」はいちいち魔法陣を確認せずとも対象とする魔法陣全てを破壊して無かったことにしてしまいますし、魔力も左程には使いません。
とは言いながら普通の魔法師ではあり得ないほどの魔力は使いますけれどね。
チートな私にとっては何の影響もありません。
幹部一同に色々と疑惑を持たれたかもしれませんが、採掘師は個人のスキルを含め能力を公開する義務はありません。
むしろ、その能力を知らずともギルドは会員の秘密を守るべく動かねばならないはずです。
今回の場合、私という人物が何やら高位の魔法師をとらえた際に相手に顔を見られているわけで、少なくとも不審者は私が相応の魔法能力を持った者と認識している筈です。
従って、本当に私の能力を知られないためには、この不審者を殺しておいた方が良かったのですが、流石に無抵抗状態に陥った相手を殺すのは気が引けますよね。
その日の夕刻に、事務部に連絡が入りました。
二日後に、魔法師ギルド本部の幹部職員が魔晶石ギルトを訪れるという予告です。
魔法師ギルド本部の副会長であるクレポルドフ殿、それにお供として同補佐のグラシム殿、同じくワイオブルグ公都支部長のイリヤン殿の三人が来訪するようですね。
そのための対策会議が開かれましたけれど、大したことは決まっていません。
第一に、不法侵入について魔法師ギルドからの正式な謝罪を求め、それに見合うだけの賠償を求めること。
第二に、例えば魔法師ギルドの秘密書庫等に無断で侵入した外部の者に対する処罰と同等の処罰を当該不審者に与えること。
第三に、当該不審者の所属、階位、氏名を明らかにすること。
以上の三点が魔晶石ギルドからの要求事項として決められました。
まぁ、この要求がすんなり認められればいいのですけれどね。
◇◇◇◇
そうして二日後に、通船を使って三人の灰色マントを被った男たちが魔晶石ギルド本部を訪れて来ました。
応対は、副会長と事務部長がすることになっていますが、前回と同様に別室で他の幹部方と一緒にシルヴィも会談の模様を盗聴しています。
そうして挨拶を交わして間もなく、会談の行われている部屋で秘かに魔法陣が発動されました。
闇属性魔法による意思を思うがままに操る悪意満載の魔法であり、イリヤン支部長の手に持たれた袱紗に描かれていたものを、クレポルドフ副会長が発動したのです。
即座に私が反応し、十二神将の内六体を召喚、会談に使われている応接室の四隅と、魔晶石ギルドの副会長それに事務部長の背後に出現させました。
彼らはいずれも剣の柄に手を掛けてはいますが、抜いてはいません。
驚いたのは来訪者三人でしたが、魔晶石ギルドの二人も驚いていました。
魔晶石ギルド副会長のデーヴィッド・フロワースが言った。
「君らは誰かね?」
私からの念話を受けてクビラが代表して言った。
「我らは、『黒の魔女』の命により、魔晶石ギルドに仇なす者達からデーヴィッド副会長とコードウェル事務部長を守護するために推参した。」
「ン?
黒の魔女?
あぁ、そうか・・・。
しかし、今が危険な場合なのか?」
どうやら副会長にも『黒の魔女』で意味は通ったようだ。
「副会長の対面中央に居る者が闇魔法を発動し、御二方を意のままに操ろうとしたので、当該魔法を排除した。
次に何らかの魔法攻撃が仕掛けられた場合には、魔法を発動した者の首を撥ねる。」
そう言ってクビラが三人を睨んだ。
クビラは、前世で言えば2mを超える身長を持ち、鍛え上げた体躯はプロレスラー以上に凄い筋肉の塊だ。
イケメンだけれど、怒りを露わにしている十二神将の六体に睨まれたなら普通の人は絶対にちびってしまうだろうと思うのです。
おまけに、発動したはずの魔法が一気に消滅したことがわかっている三人の魔法師は、この突如現れた6人が強力な魔法師であり、且つ優れた剣士であると見て取って、相当にブルったようですね。
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9月7日、一部の字句修正を行いました。
By さくら近衛将監
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