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第五章 黒杜の一族
5-20 第五章の登場人物等
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<< 登場人物 >>
シルヴィ:
主人公(女)、12歳、大滝留美の転生者、11歳になるまで転生者としての記憶を消され、「成人の儀」により神に召喚され天界で神々と会う。
その場で前世の記憶を思い出し、同時にアスレオール世界の職として魔晶石採掘師と魔晶石加工師を告げられる。
アマテラスの過失により前世で死亡したことから、アマテラスより陰陽術と言霊を与えられており、その能力に見合う加護をアスレオール世界の絶対視により与えられた。
シルヴィは、中等学園を卒業して、ホープランドにある魔晶石ギルドに加入、そこで研修を受けることになるが、様々な経緯から本来であれば通常1年かかるところを、臨時の卒業試験を受け、見事に合格、三級魔晶石採掘師及び三級魔晶石加工師の資格を得ることとなった。
その後の活躍により、二級魔晶石採掘師になり、更には一級魔晶石採掘師もほぼ手中に収めているシルヴィである。
この章は、歴史上から姿を消した幻の民との交流、更に、ツアイス症候群の対策を講じるシルヴィの軌跡である。
ユリア:
シルヴィ専属の事務部職員
カイエン・オブレヒト:
シルヴィの同期生、魔族、アムレオス魔国出身
ハシレア・ウィルド:
カル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤの薬師の娘、13歳
魔物に襲撃されて危ういところをシルヴィに助けられた
シルヴィの友人となる
ヴァウマン:
カル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤの守備隊長
クロヴェキ・ディルマ
カル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤの首長
ファンズ・カリヤ;
カル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤ住まいを担当する大臣。
サイル・オルケッティ:
カル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤで食と治癒を担当する大臣
プルヒム・デラスト:
カル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤで魔道具を担当する大臣
アルム・コーデルトン:
カル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤで鍛冶を担当する大臣
ヘレン:
カル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤの首長クロヴェキ・ディルマの孫娘、
虫垂炎から虫垂破裂・腹膜炎で危険な状態をシルヴィが治療した
愛称レナちゃん
エネミア:
カル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤに住むハシレアの友人
テミス
カル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤに住むハシレアの友人
カレーニア
カル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤに住むハシレアの友人
ヒレア・フィットリング:
カル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤに住む女性、ボーレンドの妻
夫婦でシンディの元へ不妊相談に訪れた
ボーレンド・フィットリング:
カル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤに住む男性、ヒレアの夫
夫婦でシンディの元へ不妊相談に訪れた
ダンカン:
シルヴィを気に入っている古参の一級採掘師
マイケル:
魔物の魔石を扱う部門の担当職員
サイルズ・ベネディクト:
シルヴィが野外実習の臨時講師を引き受けた際の採掘師候補の研修生、
シルヴィの同期生でもある
テリオス・ブライアン:
シルヴィが野外実習の臨時講師を引き受けた際の採掘師候補の研修生、
シルヴィの同期生でもある
パスカル・クレッシェンド:
シルヴィが野外実習の臨時講師を引き受けた際の採掘師候補の研修生、
シルヴィの同期生でもある
残念ながら、魔物討伐及び魔晶石採掘の両方についてシルヴィは落第と判断した。
野外実習については講師が三人について実施するので、他の二人が同様の判断を下せばパスカルは採掘師にはなれない。
モーガン・ヴェルトン:
シルヴィが野外実習の臨時講師を引き受けた際の採掘師候補の研修生、
シルヴィの同期生でもある
クレア・レジナンド:
シルヴィが野外実習の臨時講師を引き受けた際の採掘師候補の研修生、
シルヴィの同期生でもある
カイエン・オブレヒト:
シルヴィが野外実習の臨時講師を引き受けた際の採掘師候補の研修生、
シルヴィの同期生でもある
<< その他の登場者 >>
エリアル:
シルヴィが陰陽術の召喚術で呼び出した風の妖精
アスール:
シルヴィが陰陽術の召喚術で呼び出した水龍、水の精霊
エアリー:
シルヴィが陰陽術の召喚術で呼び出した空気の妖精
ドーリア:
シルヴィが陰陽術の召喚術で呼び出した草木の妖精
ノーム:
シルヴィが陰陽術の召喚術で呼び出した地の精霊
サルス:
シルヴィが陰陽術の召喚術で呼び出した薬師如来の異世界版精霊
薬草から薬を造ることのできる
<< 魔物 >>
フィノセロ・ニジェロ:
魔境に棲むサイに似た魔物。成体では体長8尋(約13m)、体高3尋半(5.6m)、体重は60ゲレット(約30トン)を越える。
ハイリオス:
ワイバーンよりも強力な飛行型魔物、毒ブレスを吐く。
毒飛龍とも呼ばれる
猿人:
魔晶石ギルド略北方の魔境に棲む小型の魔獣、知恵があり、繁殖力が強いので魔境でも生き残っている。
ホープランド・ミニに刺されると半数は石化して死亡、残り半数は2週間程度の期間を置いて心臓が石化して死亡する。
メガデスボア
体長5m、体重約3トン程度の大きさで、他の魔物と比べるとかなり弱い魔物
ヴァーカ・マリャード:
バイソンタイプの魔物、体長12mほど、重量は30トン超。
上等な牛肉として食すことができる
<< 備考 >>
タブレットタイプの通信機:
シルヴィが開発した通信装置であり、能力的にはほとんどタブレットPCに近い。
疑似百葉箱:
シルヴィが気象観測のために設置した升目状の交差点に配置した岩藤の自然物に偽装した気象観測装置、但し整備の必要があるので、周辺を監視できる魚眼レンズタイプのカメラアイが4個設置されている。
疑似百葉箱自体は、魔晶石ギルドを中心に東西400ガーシュ、南北400ガーシュの範囲に400基設置され、徐々に範囲を拡大して増設中。
アメーバー状生物(魔物?):
亡くなったヒューズ事務部長の肝臓に救っていた寄生生物シルヴィはネグレリアと名付ける。
UTMの活動を促進する活動をしていると推測される
実験動物には寄生しておらず、直接実験動物の肝臓に送り込んでもアメーバー状生物の方が死滅する
ホープランド・ミニ
魔境独自のモスキート
カルバン氏族では、モルセ・ヴォカティオ・クリシヴと呼ばれ、死を招く害虫として忌避されている
メデュセニア:
ホープランド・ミニを介して人または猿人に寄生するパラサイト、シルヴィが当該パラサイトをメデュセニアと名付けた。
人または猿人に寄生し、寄生と同時にβBブリンを有する者には石化症状が発症する。
一方でγBブリンを有する者に寄生した場合は、心臓付近に定住し、何らかの事由で心臓石化を発動することがある。
猿人の場合は、別の要因かも知れないがβBブリンを持たない猿人は心臓石化の進展度合いが非常に高く、寄生してから二週間程度で心臓石化が始まる。
γBブリンを有する人間の場合は、トリガーが不明であり、石化の条件がわからない。
被寄生体が死亡した場合、全体石化、一部石化の如何に関わらず、メデュセニアはスライム上の形態をとって地面へ潜り、土壌と融合して地下に球状のホープランド・ミニの巣穴を形成する。
ホープランド・ミニは、活動期が終わる前に巣穴に入り卵を産み付けて死亡する。
巣穴で孵化したホープランド・ミニは、巣穴の影響下で、体内にメデュセニアを保有する。
メデュセニアとホープランド・ミニはその意味で弱い共生関係にあると言える。
Bブリン
人または猿人の血液中に存在するたんぱく質の一つ、
シルヴィは便宜上、A、B、C、Dの四種に分類した。
当該Bブリンも種族により、アミノ基の数が異なるので、アミノ基が比較的少ないものをαBブリン、概ね5割り増しのものをβBブリン、概ね二割り増しのものをγBブリンと名付けた。
アポートとアスポート:
アポートは者を手元に引き寄せる能力、アスポートは手元から遠くへ移動させる能力のこと。
どちらも空間魔法の一種だが、方向性だけで名称区別がされている。
フラブラン草:
ホープランドに自生する毒草、処理の仕様によっては薬になる
ホープランド・ナイトリリー:
ホープランドに自生する毒草、処理の仕様によっては薬になる
デモニシスA:
正式名称はシルヴィ・デモニシスA〈SB13〉-〈01〉とした。
フラブラン草とホープランド・ナイトリリー、それに白の魔晶石を錬金術で合成することで得られる透明なクリスタル状の個体
特定の魔素を吸収する性質を有する
メデュセニアを中心に四方にこの結晶体を置くと、メデュセニアもホープランド・ミニも実質動けず、時間経過とともに死滅する。
人体には毒性を持たず、影響もない
デモニシスB:
正式名称はシルヴィ・デモニシスB〈SB13〉-〈02〉とした。
錬金術でデモニシスAと聖水を錬成して得られる淡青色の液状物質、
メデュセニアに対しては強い毒性を有し、メデュセニアは死滅するが、寄生中の場合は死ぬまで体内で激しく暴れまわることから人体には使用(例えば注射)できない。
デモニシスB単体で人体に毒にはならず、ホープランド・ミニ及びメデュセニアに対する予防薬となり得るが、その効果は概ね二週間程度である。
<< 地名 >>
ホープランド:
魔晶石ギルドのある魔境の名称
ヒラトップ:
ギルド本部と公都の間の無人地帯にある棚状台地、地下に施設を作り、シルヴィの実験室兼工房兼訓練場となっている。シルヴィが名付けた。
ファルデンホーム王国:
魔境ホープランドの北側に位置する王国、北氷洋に面する地域。
王国の北西部にある海岸地帯に人口が集中している
ベグレム:
ファルデンホーム王国の王都
幻の民:
カルヴィン氏族のことを言い、現在ではカルバンと呼ばれるようだ。
780年前に現在のファルデンホーム王国の中部地域を支配した豪族で、黒目、黒髪という身体特徴を有する氏族
ディラゾ氏族:
700年以上の昔、カルヴィン氏族と互いに不可侵の誓いを立てていた東側領域の氏族、
カルヴィン氏族に裏切りをした
カル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤ(黒の森の一族):
①ファルデンホーム王国建国の際に存在した王国南部地域に住む勇猛な一族、
王国は、彼らが存在したために南部の統一は諦めた。
②カルバン氏族が言う時は、集落の名前であり、同時に一族の名前でもある
ワイオブルグ公都:
魔晶石ギルドへ到達できる唯一のルートである運河がワイオブール公国の公都まで伸びている。
都市名をワイオブルグと言うが、「公都」若しくは「ワイオブルグ公都」と呼ばれることが多い。
ハボノス:
カルバン氏族の使う言葉で二つの意味合いがある。
カル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤに属さない種族であり、同時にカル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤの仮想敵対種族
シルヴィ:
主人公(女)、12歳、大滝留美の転生者、11歳になるまで転生者としての記憶を消され、「成人の儀」により神に召喚され天界で神々と会う。
その場で前世の記憶を思い出し、同時にアスレオール世界の職として魔晶石採掘師と魔晶石加工師を告げられる。
アマテラスの過失により前世で死亡したことから、アマテラスより陰陽術と言霊を与えられており、その能力に見合う加護をアスレオール世界の絶対視により与えられた。
シルヴィは、中等学園を卒業して、ホープランドにある魔晶石ギルドに加入、そこで研修を受けることになるが、様々な経緯から本来であれば通常1年かかるところを、臨時の卒業試験を受け、見事に合格、三級魔晶石採掘師及び三級魔晶石加工師の資格を得ることとなった。
その後の活躍により、二級魔晶石採掘師になり、更には一級魔晶石採掘師もほぼ手中に収めているシルヴィである。
この章は、歴史上から姿を消した幻の民との交流、更に、ツアイス症候群の対策を講じるシルヴィの軌跡である。
ユリア:
シルヴィ専属の事務部職員
カイエン・オブレヒト:
シルヴィの同期生、魔族、アムレオス魔国出身
ハシレア・ウィルド:
カル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤの薬師の娘、13歳
魔物に襲撃されて危ういところをシルヴィに助けられた
シルヴィの友人となる
ヴァウマン:
カル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤの守備隊長
クロヴェキ・ディルマ
カル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤの首長
ファンズ・カリヤ;
カル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤ住まいを担当する大臣。
サイル・オルケッティ:
カル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤで食と治癒を担当する大臣
プルヒム・デラスト:
カル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤで魔道具を担当する大臣
アルム・コーデルトン:
カル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤで鍛冶を担当する大臣
ヘレン:
カル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤの首長クロヴェキ・ディルマの孫娘、
虫垂炎から虫垂破裂・腹膜炎で危険な状態をシルヴィが治療した
愛称レナちゃん
エネミア:
カル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤに住むハシレアの友人
テミス
カル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤに住むハシレアの友人
カレーニア
カル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤに住むハシレアの友人
ヒレア・フィットリング:
カル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤに住む女性、ボーレンドの妻
夫婦でシンディの元へ不妊相談に訪れた
ボーレンド・フィットリング:
カル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤに住む男性、ヒレアの夫
夫婦でシンディの元へ不妊相談に訪れた
ダンカン:
シルヴィを気に入っている古参の一級採掘師
マイケル:
魔物の魔石を扱う部門の担当職員
サイルズ・ベネディクト:
シルヴィが野外実習の臨時講師を引き受けた際の採掘師候補の研修生、
シルヴィの同期生でもある
テリオス・ブライアン:
シルヴィが野外実習の臨時講師を引き受けた際の採掘師候補の研修生、
シルヴィの同期生でもある
パスカル・クレッシェンド:
シルヴィが野外実習の臨時講師を引き受けた際の採掘師候補の研修生、
シルヴィの同期生でもある
残念ながら、魔物討伐及び魔晶石採掘の両方についてシルヴィは落第と判断した。
野外実習については講師が三人について実施するので、他の二人が同様の判断を下せばパスカルは採掘師にはなれない。
モーガン・ヴェルトン:
シルヴィが野外実習の臨時講師を引き受けた際の採掘師候補の研修生、
シルヴィの同期生でもある
クレア・レジナンド:
シルヴィが野外実習の臨時講師を引き受けた際の採掘師候補の研修生、
シルヴィの同期生でもある
カイエン・オブレヒト:
シルヴィが野外実習の臨時講師を引き受けた際の採掘師候補の研修生、
シルヴィの同期生でもある
<< その他の登場者 >>
エリアル:
シルヴィが陰陽術の召喚術で呼び出した風の妖精
アスール:
シルヴィが陰陽術の召喚術で呼び出した水龍、水の精霊
エアリー:
シルヴィが陰陽術の召喚術で呼び出した空気の妖精
ドーリア:
シルヴィが陰陽術の召喚術で呼び出した草木の妖精
ノーム:
シルヴィが陰陽術の召喚術で呼び出した地の精霊
サルス:
シルヴィが陰陽術の召喚術で呼び出した薬師如来の異世界版精霊
薬草から薬を造ることのできる
<< 魔物 >>
フィノセロ・ニジェロ:
魔境に棲むサイに似た魔物。成体では体長8尋(約13m)、体高3尋半(5.6m)、体重は60ゲレット(約30トン)を越える。
ハイリオス:
ワイバーンよりも強力な飛行型魔物、毒ブレスを吐く。
毒飛龍とも呼ばれる
猿人:
魔晶石ギルド略北方の魔境に棲む小型の魔獣、知恵があり、繁殖力が強いので魔境でも生き残っている。
ホープランド・ミニに刺されると半数は石化して死亡、残り半数は2週間程度の期間を置いて心臓が石化して死亡する。
メガデスボア
体長5m、体重約3トン程度の大きさで、他の魔物と比べるとかなり弱い魔物
ヴァーカ・マリャード:
バイソンタイプの魔物、体長12mほど、重量は30トン超。
上等な牛肉として食すことができる
<< 備考 >>
タブレットタイプの通信機:
シルヴィが開発した通信装置であり、能力的にはほとんどタブレットPCに近い。
疑似百葉箱:
シルヴィが気象観測のために設置した升目状の交差点に配置した岩藤の自然物に偽装した気象観測装置、但し整備の必要があるので、周辺を監視できる魚眼レンズタイプのカメラアイが4個設置されている。
疑似百葉箱自体は、魔晶石ギルドを中心に東西400ガーシュ、南北400ガーシュの範囲に400基設置され、徐々に範囲を拡大して増設中。
アメーバー状生物(魔物?):
亡くなったヒューズ事務部長の肝臓に救っていた寄生生物シルヴィはネグレリアと名付ける。
UTMの活動を促進する活動をしていると推測される
実験動物には寄生しておらず、直接実験動物の肝臓に送り込んでもアメーバー状生物の方が死滅する
ホープランド・ミニ
魔境独自のモスキート
カルバン氏族では、モルセ・ヴォカティオ・クリシヴと呼ばれ、死を招く害虫として忌避されている
メデュセニア:
ホープランド・ミニを介して人または猿人に寄生するパラサイト、シルヴィが当該パラサイトをメデュセニアと名付けた。
人または猿人に寄生し、寄生と同時にβBブリンを有する者には石化症状が発症する。
一方でγBブリンを有する者に寄生した場合は、心臓付近に定住し、何らかの事由で心臓石化を発動することがある。
猿人の場合は、別の要因かも知れないがβBブリンを持たない猿人は心臓石化の進展度合いが非常に高く、寄生してから二週間程度で心臓石化が始まる。
γBブリンを有する人間の場合は、トリガーが不明であり、石化の条件がわからない。
被寄生体が死亡した場合、全体石化、一部石化の如何に関わらず、メデュセニアはスライム上の形態をとって地面へ潜り、土壌と融合して地下に球状のホープランド・ミニの巣穴を形成する。
ホープランド・ミニは、活動期が終わる前に巣穴に入り卵を産み付けて死亡する。
巣穴で孵化したホープランド・ミニは、巣穴の影響下で、体内にメデュセニアを保有する。
メデュセニアとホープランド・ミニはその意味で弱い共生関係にあると言える。
Bブリン
人または猿人の血液中に存在するたんぱく質の一つ、
シルヴィは便宜上、A、B、C、Dの四種に分類した。
当該Bブリンも種族により、アミノ基の数が異なるので、アミノ基が比較的少ないものをαBブリン、概ね5割り増しのものをβBブリン、概ね二割り増しのものをγBブリンと名付けた。
アポートとアスポート:
アポートは者を手元に引き寄せる能力、アスポートは手元から遠くへ移動させる能力のこと。
どちらも空間魔法の一種だが、方向性だけで名称区別がされている。
フラブラン草:
ホープランドに自生する毒草、処理の仕様によっては薬になる
ホープランド・ナイトリリー:
ホープランドに自生する毒草、処理の仕様によっては薬になる
デモニシスA:
正式名称はシルヴィ・デモニシスA〈SB13〉-〈01〉とした。
フラブラン草とホープランド・ナイトリリー、それに白の魔晶石を錬金術で合成することで得られる透明なクリスタル状の個体
特定の魔素を吸収する性質を有する
メデュセニアを中心に四方にこの結晶体を置くと、メデュセニアもホープランド・ミニも実質動けず、時間経過とともに死滅する。
人体には毒性を持たず、影響もない
デモニシスB:
正式名称はシルヴィ・デモニシスB〈SB13〉-〈02〉とした。
錬金術でデモニシスAと聖水を錬成して得られる淡青色の液状物質、
メデュセニアに対しては強い毒性を有し、メデュセニアは死滅するが、寄生中の場合は死ぬまで体内で激しく暴れまわることから人体には使用(例えば注射)できない。
デモニシスB単体で人体に毒にはならず、ホープランド・ミニ及びメデュセニアに対する予防薬となり得るが、その効果は概ね二週間程度である。
<< 地名 >>
ホープランド:
魔晶石ギルドのある魔境の名称
ヒラトップ:
ギルド本部と公都の間の無人地帯にある棚状台地、地下に施設を作り、シルヴィの実験室兼工房兼訓練場となっている。シルヴィが名付けた。
ファルデンホーム王国:
魔境ホープランドの北側に位置する王国、北氷洋に面する地域。
王国の北西部にある海岸地帯に人口が集中している
ベグレム:
ファルデンホーム王国の王都
幻の民:
カルヴィン氏族のことを言い、現在ではカルバンと呼ばれるようだ。
780年前に現在のファルデンホーム王国の中部地域を支配した豪族で、黒目、黒髪という身体特徴を有する氏族
ディラゾ氏族:
700年以上の昔、カルヴィン氏族と互いに不可侵の誓いを立てていた東側領域の氏族、
カルヴィン氏族に裏切りをした
カル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤ(黒の森の一族):
①ファルデンホーム王国建国の際に存在した王国南部地域に住む勇猛な一族、
王国は、彼らが存在したために南部の統一は諦めた。
②カルバン氏族が言う時は、集落の名前であり、同時に一族の名前でもある
ワイオブルグ公都:
魔晶石ギルドへ到達できる唯一のルートである運河がワイオブール公国の公都まで伸びている。
都市名をワイオブルグと言うが、「公都」若しくは「ワイオブルグ公都」と呼ばれることが多い。
ハボノス:
カルバン氏族の使う言葉で二つの意味合いがある。
カル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤに属さない種族であり、同時にカル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤの仮想敵対種族
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