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第五章 黒杜の一族
5ー8 同期達を含めた近況です
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私は、カル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤの郊外から転移してワイオブルグ公都に戻り、最終の船便で何とかギルドに戻って来れました。
ウーン、いちいち、公都に出かける工作をしてからカル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤへ行くのは面倒ですよね。
ここは影武者なんかを考えてみましょう。
ドッペルゲンガー、若しくは私の身代わりになれそうな精霊召喚でできるんじゃないかしらねぇ?
そんなわけで色々試してみて、花の精霊にお願いして私そっくりの姿になってもらいました。
花の精霊さんには私が不在の間に寮の部屋でおとなしく待機してもらっているだけなんです。
万が一の場合の受け答えは花の精霊さんと私がパスで繋げているので私の判断を伝えて相応の返事ができますし、急用の場合は転移で部屋に戻ることにします。
これで、寮の私の部屋から直接あちらこちらへ転移できるようになりました。
今までは、ヒラトップへ行くにも結構面倒でしたけれど、私の分身さんが部屋にいるだけで大概の面倒事は無くなります。
◇◇◇◇
ところで私達がこの魔晶石ギルドに来たのは前年の初秋月の28日でした。
今は、中春下月も下旬に入りましたので、そろそろギルドに来てから10か月になろうとしているんです。
私の同期生達で今のところ卒業した者は居ませんが、順調に育っているようで、筆記試験については中春上月に行われた定期試験で全員が取り敢えず合格したようです。
この合格資格は取り敢えず1年間は有効ですので、後6か月ほどの間に実技試験をクリアできれば無事に採掘師あるいは加工師としての資格を得られることになるんです。
採掘師の場合、実技試験は魔物との戦闘と魔晶石の採掘が必要になります。
加工師の場合は、魔晶石の切り出し加工が三段階で必要です。
三段階と言うのは、これまでは①白または薔薇の魔晶石の切り出し成型をなすこと、➁白または薔薇以外の魔晶石の切り出し成型で精度が高く、価値の高い切り出し加工することの二つだったのですが、私の所為で新たにもう一つ加わりました。
白の魔晶石の細粉を用いて然るべく加工を行い、セルフォンなどに使う液晶版を成型することが加わったのです。
この三番目の実技はセルフォンの製造に必要な技術であり、加工師の範疇でありながら、これまでの魔晶石加工とは技術が異なるもので、一級加工師と言えどそうそうは加工できないところにミソがあります。
実は、これまで三級加工師として中々うだつの上がらない職域の人たちの中に、液晶版加工に才能のある人が見つかったのです。
三級加工師のヘンデリックさんとヘレナさんの二人は、これまで目の出ない加工師でしたが、私の指導の下で白の魔晶石で液晶版加工をするようになって才能が開花しました。
彼らは三級加工師ですが、同時にギルドから液晶加工師と言う新たな資格を与えられています。
液晶加工師は屑魔晶石から高価な品物を産み出す職業です。
彼らの収入は一気に十数倍になり、数か月で借金を返済することができるようになったのです。
ギルドの販売促進課は液晶によって製造されるセルフォンの外部販売に力を入れ始め、各国の商業ギルドと提携をして販売ネットワークを形成し始めているのです。
メール通信ができて、会話もできるセルフォンは画期的な通信方法としてかつての通信システムを駆逐しつつあります。
このために液晶加工師の需要が高まっているんですが、人数が少ないので世界中に広まるには数年いや十年単位の年月が必要かもしれません。
私はもっと安くしてもいいと思っているんですが、とにかく売値が高いんです。
当面お金持ちや国あるいは軍などにしか普及しないでしょうねぇ。
◇◇◇◇
それとは別に、先輩風を吹かせるつもりは無いのですけれど、私も臨時講師として何度か同期生達に指導をする機会を与えられました。
この臨時講師という役柄は、新人採掘師や新人加工師の登竜門でもあるそうで、臨時講師となって人に教えられるようになってようやく一人前なんだとか。
尤も、一級採掘師のダンカンさんやクレバインさん達からは、「お前には全く必要が無いとは思うけどな。」と言われてしまいましたけれどね。
それでもめげずに同期生に役立つと思われる素養を色々と教えました。
お陰で私の同期生達は、研修班の教官たちからは、近頃では最も優秀な期だと評価されているようで、講師陣の一員として携わった私も嬉しいです。
魔法による身体強化を始め、魔法の無詠唱、魔力強化の手法など、これまで研修では教えられていなかったことで新たに私が教え始めたことが色々とあるんです。
ついでに私の自作ポーションを提供したら疲労回復に役立つと大評判になって、ギルド内の売店に毎週300本を卸すことになりました。
これまで提供されていたのは、薬師ギルドで造られた回復ポーションなのですが、これが結構不味い味なのです。
それでも良薬口に苦しと思いつつ我慢して飲んでいたようですけれど、私の造った回復ポーションは甘味を添えてとても飲みやすい上に、効力も五割アップの優れモノなんです。
すぐにギルド会員に受け入れられてしまいました。
但し、薬師ギルドの商売の邪魔をしてはいけませんので数量限定でギルド内でしか販売していないのです。
でもお邪魔虫はどこにでも居るようで、ある日薬師ギルドの会員がたまたまギルド本部を訪れた際に売店で回復ポーションに目を付け、試しにと購入して持ち帰り、調べてみたところ随分と性能が高いことから驚愕し、薬師ギルドの長がわざわざ魔晶石ギルドを訪れて頭を下げてレシピが欲しいとおねだりしたそうです。
色々と薬師ギルドとは付き合いもあって、結局魔晶石ギルドの幹部連中から私に打診が来ました。
レシピについて薬師ギルドに教えるのは構わないけれど、調剤の仕方が薬師とは異なるはずなので、仕上がりについては保証できませんよと一応の注意事項を申し上げて了承しました。
レシピを渡して一週間後、やっぱり薬師ギルドから泣きが入りました。
レシピ通りに作れないから薬師連中に指導を行ってくれとの特別依頼が来たのです。
仕方がないのでワイオブール公都の薬師ギルドに赴き、沢山の薬師たちの前で午前中に一刻の間講話をし、午後から実技指導で実演をしました。
魔法や錬金術の併用で調剤をしていますので、集まった百人近くの薬師で実際に言われた通りの調剤ができた人はわずかに二人でした。
それも従来のポーションに比べて二割アップの効果を持つ品で、訓練すればもう少し良くなると思うのです。
鑑定をかけて調べたところ、百名近くの薬師の内、私のレシピを再現できる可能性のある人は精々二割程度でしたね。
一応薬師ギルドの幹部の方には、可能性のある人物の名前を教えていますので、既に不完全ながらレシピを再現できる二人を指導員として精進すればいずれできるようなるでしょう。
私は魔晶石ギルドに所属していますから、ここからの取り込みはあり得ませんけれど、薬師ギルドから目を付けられてしまったようです。
カルバン氏族の存在については、今のところ魔晶石ギルドには知らせるつもりがありません。
但し、魔晶石ギルドについても、現状のまま放置すれば、いずれ採掘箇所の枯渇と共に衰退します。
現状の採掘方法が露出鉱床を見つけて採掘する手法が前提なので、先ず露出鉱床を見つけることが難しく、また、せっかく見つけた鉱床も山野分の発生で鉱床の崩壊などが起きて採掘が不可能になってしまうのが原因です。
騎竜による半日での移動範囲は決まっていますので、現状のギルド本部の位置からでは魔境全体の三分の一程度までが開発可能範囲であり、ある意味限界近くになっているのです。
私のように土属性魔法や三次元レーダーによる地中探査が可能であればより採掘範囲は広がりますし、転移魔法が使えれば遠距離に進出することも問題は無くなりますけれど、魔法師ギルドの大魔法師でさえも使えない転移魔法を一般の採掘師が使えるはずもなく、実現は難しいのです。
いっそのこと、ギルド本部そのものを別の魔境境界部に移転するか、もしくは、別の場所に採掘出張所を設けることが望ましいような気がします。
その場合、カル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤは、格好の候補地になるかもしれません。
尤もそこに至るまでの交通路が問題ですけれど・・・。
ウーン、ファルデンホーム王国の都市とカル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤの間に山脈を抜けるトンネルを掘ったら解決しそうな気もしますけれど、その場合でも一番の問題はカルバン氏族の閉鎖性でしょうか?
見た限りでは、他の部族とは一切慣れ合う雰囲気がありません。
私の場合、一族の者の恩人と言うことで異邦人ながらも一応受け入れられましたけれど、未だに強者相応の能力を持つ不審者扱になっているのは間違いありません。
ウーン、いちいち、公都に出かける工作をしてからカル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤへ行くのは面倒ですよね。
ここは影武者なんかを考えてみましょう。
ドッペルゲンガー、若しくは私の身代わりになれそうな精霊召喚でできるんじゃないかしらねぇ?
そんなわけで色々試してみて、花の精霊にお願いして私そっくりの姿になってもらいました。
花の精霊さんには私が不在の間に寮の部屋でおとなしく待機してもらっているだけなんです。
万が一の場合の受け答えは花の精霊さんと私がパスで繋げているので私の判断を伝えて相応の返事ができますし、急用の場合は転移で部屋に戻ることにします。
これで、寮の私の部屋から直接あちらこちらへ転移できるようになりました。
今までは、ヒラトップへ行くにも結構面倒でしたけれど、私の分身さんが部屋にいるだけで大概の面倒事は無くなります。
◇◇◇◇
ところで私達がこの魔晶石ギルドに来たのは前年の初秋月の28日でした。
今は、中春下月も下旬に入りましたので、そろそろギルドに来てから10か月になろうとしているんです。
私の同期生達で今のところ卒業した者は居ませんが、順調に育っているようで、筆記試験については中春上月に行われた定期試験で全員が取り敢えず合格したようです。
この合格資格は取り敢えず1年間は有効ですので、後6か月ほどの間に実技試験をクリアできれば無事に採掘師あるいは加工師としての資格を得られることになるんです。
採掘師の場合、実技試験は魔物との戦闘と魔晶石の採掘が必要になります。
加工師の場合は、魔晶石の切り出し加工が三段階で必要です。
三段階と言うのは、これまでは①白または薔薇の魔晶石の切り出し成型をなすこと、➁白または薔薇以外の魔晶石の切り出し成型で精度が高く、価値の高い切り出し加工することの二つだったのですが、私の所為で新たにもう一つ加わりました。
白の魔晶石の細粉を用いて然るべく加工を行い、セルフォンなどに使う液晶版を成型することが加わったのです。
この三番目の実技はセルフォンの製造に必要な技術であり、加工師の範疇でありながら、これまでの魔晶石加工とは技術が異なるもので、一級加工師と言えどそうそうは加工できないところにミソがあります。
実は、これまで三級加工師として中々うだつの上がらない職域の人たちの中に、液晶版加工に才能のある人が見つかったのです。
三級加工師のヘンデリックさんとヘレナさんの二人は、これまで目の出ない加工師でしたが、私の指導の下で白の魔晶石で液晶版加工をするようになって才能が開花しました。
彼らは三級加工師ですが、同時にギルドから液晶加工師と言う新たな資格を与えられています。
液晶加工師は屑魔晶石から高価な品物を産み出す職業です。
彼らの収入は一気に十数倍になり、数か月で借金を返済することができるようになったのです。
ギルドの販売促進課は液晶によって製造されるセルフォンの外部販売に力を入れ始め、各国の商業ギルドと提携をして販売ネットワークを形成し始めているのです。
メール通信ができて、会話もできるセルフォンは画期的な通信方法としてかつての通信システムを駆逐しつつあります。
このために液晶加工師の需要が高まっているんですが、人数が少ないので世界中に広まるには数年いや十年単位の年月が必要かもしれません。
私はもっと安くしてもいいと思っているんですが、とにかく売値が高いんです。
当面お金持ちや国あるいは軍などにしか普及しないでしょうねぇ。
◇◇◇◇
それとは別に、先輩風を吹かせるつもりは無いのですけれど、私も臨時講師として何度か同期生達に指導をする機会を与えられました。
この臨時講師という役柄は、新人採掘師や新人加工師の登竜門でもあるそうで、臨時講師となって人に教えられるようになってようやく一人前なんだとか。
尤も、一級採掘師のダンカンさんやクレバインさん達からは、「お前には全く必要が無いとは思うけどな。」と言われてしまいましたけれどね。
それでもめげずに同期生に役立つと思われる素養を色々と教えました。
お陰で私の同期生達は、研修班の教官たちからは、近頃では最も優秀な期だと評価されているようで、講師陣の一員として携わった私も嬉しいです。
魔法による身体強化を始め、魔法の無詠唱、魔力強化の手法など、これまで研修では教えられていなかったことで新たに私が教え始めたことが色々とあるんです。
ついでに私の自作ポーションを提供したら疲労回復に役立つと大評判になって、ギルド内の売店に毎週300本を卸すことになりました。
これまで提供されていたのは、薬師ギルドで造られた回復ポーションなのですが、これが結構不味い味なのです。
それでも良薬口に苦しと思いつつ我慢して飲んでいたようですけれど、私の造った回復ポーションは甘味を添えてとても飲みやすい上に、効力も五割アップの優れモノなんです。
すぐにギルド会員に受け入れられてしまいました。
但し、薬師ギルドの商売の邪魔をしてはいけませんので数量限定でギルド内でしか販売していないのです。
でもお邪魔虫はどこにでも居るようで、ある日薬師ギルドの会員がたまたまギルド本部を訪れた際に売店で回復ポーションに目を付け、試しにと購入して持ち帰り、調べてみたところ随分と性能が高いことから驚愕し、薬師ギルドの長がわざわざ魔晶石ギルドを訪れて頭を下げてレシピが欲しいとおねだりしたそうです。
色々と薬師ギルドとは付き合いもあって、結局魔晶石ギルドの幹部連中から私に打診が来ました。
レシピについて薬師ギルドに教えるのは構わないけれど、調剤の仕方が薬師とは異なるはずなので、仕上がりについては保証できませんよと一応の注意事項を申し上げて了承しました。
レシピを渡して一週間後、やっぱり薬師ギルドから泣きが入りました。
レシピ通りに作れないから薬師連中に指導を行ってくれとの特別依頼が来たのです。
仕方がないのでワイオブール公都の薬師ギルドに赴き、沢山の薬師たちの前で午前中に一刻の間講話をし、午後から実技指導で実演をしました。
魔法や錬金術の併用で調剤をしていますので、集まった百人近くの薬師で実際に言われた通りの調剤ができた人はわずかに二人でした。
それも従来のポーションに比べて二割アップの効果を持つ品で、訓練すればもう少し良くなると思うのです。
鑑定をかけて調べたところ、百名近くの薬師の内、私のレシピを再現できる可能性のある人は精々二割程度でしたね。
一応薬師ギルドの幹部の方には、可能性のある人物の名前を教えていますので、既に不完全ながらレシピを再現できる二人を指導員として精進すればいずれできるようなるでしょう。
私は魔晶石ギルドに所属していますから、ここからの取り込みはあり得ませんけれど、薬師ギルドから目を付けられてしまったようです。
カルバン氏族の存在については、今のところ魔晶石ギルドには知らせるつもりがありません。
但し、魔晶石ギルドについても、現状のまま放置すれば、いずれ採掘箇所の枯渇と共に衰退します。
現状の採掘方法が露出鉱床を見つけて採掘する手法が前提なので、先ず露出鉱床を見つけることが難しく、また、せっかく見つけた鉱床も山野分の発生で鉱床の崩壊などが起きて採掘が不可能になってしまうのが原因です。
騎竜による半日での移動範囲は決まっていますので、現状のギルド本部の位置からでは魔境全体の三分の一程度までが開発可能範囲であり、ある意味限界近くになっているのです。
私のように土属性魔法や三次元レーダーによる地中探査が可能であればより採掘範囲は広がりますし、転移魔法が使えれば遠距離に進出することも問題は無くなりますけれど、魔法師ギルドの大魔法師でさえも使えない転移魔法を一般の採掘師が使えるはずもなく、実現は難しいのです。
いっそのこと、ギルド本部そのものを別の魔境境界部に移転するか、もしくは、別の場所に採掘出張所を設けることが望ましいような気がします。
その場合、カル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤは、格好の候補地になるかもしれません。
尤もそこに至るまでの交通路が問題ですけれど・・・。
ウーン、ファルデンホーム王国の都市とカル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤの間に山脈を抜けるトンネルを掘ったら解決しそうな気もしますけれど、その場合でも一番の問題はカルバン氏族の閉鎖性でしょうか?
見た限りでは、他の部族とは一切慣れ合う雰囲気がありません。
私の場合、一族の者の恩人と言うことで異邦人ながらも一応受け入れられましたけれど、未だに強者相応の能力を持つ不審者扱になっているのは間違いありません。
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