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第五章 黒杜の一族
5-6 未知との遭遇? その四
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今、私の前にはハシレアの他に六人の男が立っています。
男たちは、お揃いの制服なのか緑が主体の迷彩服(狩人と思われる人が着ていたギリースーツ擬きとは違います)を着ているほか、手には一尋ほどの長さの短槍を持ち、腰にはショートソードを装備しています。
頭には革製のヘルムを被っていますね。
何となくイメージ的には迷彩服を身に着けたローマ兵と言う感じなんですが・・・。
男たちの扮装を見てローマ兵に似ていると思う私の感覚が何かおかしいような気もします。
その男達はさすがに私に武器を向けては居ないけれど、槍をいつでも構えられるようにしています。
そうしてちらっと見えたのは、城壁の矢立の陰からこちらを居ている目が複数あるようなのです。
おそらく弓の射手がこちらを伺っているのだろうと思うのです。
念の為なのですけれど、私の身体の周囲には対物理用と対魔法用の二重の結界を張っており、不測の事態に備えています。
だから少々の攻撃なら凌げるのじゃないかとは思っているのですけれど、あいにくとこの手の結界で攻撃を防いだことはこれまで無いから、ある意味初体験であり、正直なところおっかなびっくりではあるんです。
六人の男たちの内一番の年長者らしき人物が私に向かって言いました。
もちろん、統一言語じゃないですよ。
これってカルバン氏族語なのかしらん。
「私は、守備隊長のヴァウマンという。
まずは、毒飛龍を倒してハシレアの危ういところを救ってくれたことについては、我ら一族を代表して心より感謝する。
聞くところによると、魔法の一撃で飛来した毒飛龍を撃ち落としたとか・・・。
我らでも毒飛龍を撃ち落とすのは骨が折れることなのだが、一体如何なる魔法なのだ?
また、一方で、カル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤの者ではないあんたが何故ここにいるのか教えてもらおうか?
これまで、ハボノスがこの地に来た試しがない。」
「あの・・・。
ハボノスの意味がよくわからないので念のため教えてください。
ハボノスとは、カル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤ以外の住民と言う意味で間違いが無いのでしょうか?
それとも、その昔、カルバン氏族に敵対した種族という意味合いなのですか?」
男はふっと苦笑した。
「両方の意味合いがあるな。
ハボノスは、カル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤに属さない種族であり、同時にカル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤの仮想敵対種族でもある。
我らの縄張りでハボノスを見かけた場合、言い伝えではすべからく殺せとされている。」
「おや?
では私はここで殺されるのですか?」
「いや・・・。
一方で、我らの掟では、カル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤの一人が受けた恩は、一族の恩とみなすされている。
ハシレアが受けた恩は我ら一族が受けた恩でもある。
で、相反する二律で困っているところなのだが・・・。
「では、どうされますの?
このまま無罪放免と言うことには・・・?」
ヴァウマンと名乗った男はゆっくりと顔を横に振った。
「遺憾ながら、そうも行かぬ。
我らでは判断がつかぬ故、長に判断してもらう。」
ヴァウマンは懐から腕輪を出した。
「これは、魔封じの腕輪だ。
街中や、長の前で魔法を使われては困るのでな。
これを付けてくれ。」
若干危ない気もするけれど、従わないと街には入れないようだから、ここは取り敢えず従っておこう。
腕輪を受け取って左手に嵌めると瞬時に縮まって、抜けないようになった。
そういう魔道具なのだろうけれど、魔封じとは言いながら、生憎と私の陰陽術の能力は使えそうだ。
だって、透視の能力が使えるし、この魔封じの腕輪も何となく瞬時に破壊できそうな気がする。
そうと気づいて一安心だ。
その気になればいつでも転移で逃げられるからね。
ヴァウマン隊長の先導で私は門をくぐり、街の中に入った。
中では先に逃げていた女たちが、私やハシレアを見つめていた。
ハシレアは私を気遣いながら、私のすぐそばを歩いている。
ハイリオスを倒した際に、彼女は私のすぐ傍に居たので事情説明のためにも長の前に一緒に行くのだろうけれど、何とはなしに見せる気遣いからすると義理堅い娘の様だ。
街を守る城壁は石材と土を固めたもので魔力が浸透しているので魔法で固化させたものだろう。
城壁の上、数か所に魔道具が設置されて結界が重複してかけられているのが透視で分かった。
街中は、固化した土板が敷き詰められた道路があり、側溝も設備されているようなので一応の都市機能は整備されているように見える。
側溝のところどころに穴が見えるから下水も整備されているのかもしれない。
へき地にも拘わらず、意外と都市機能が整備されているのには正直なところ驚いた。
外界と交流が無い土地にはなかなか文明の香りが届かないものなのだけれど、カルバン氏族自体が昔から相当に文化程度の進んだ種族だったのかもしれない。
街中の建造物は、そのほとんどが木造のようです。
土を固化できるならばそれを使って建材にすることもできるのだろうけれど、あるいは木の持つ感触や通気性を優先させたのかもしれないですね。
外目から見た限りでは、家の作りは故郷のバンデルとは多少違った雰囲気を感じます。
家の梁や柱に黒い色の木材を使っているのがアクセントになっているみたい。
窓にガラスは無く、二重の鎧戸になっていますね。
途中広場を通りましたけれど、屋台が多数置かれて市場のようになっていました。
都市の所帯は小さいかもしれませんが、物流も結構盛んなように見えました。
もうひとつ、透視能力で見る限りは、皆さん健康なようですね。
少なくとも魔素を体内で固めるような働きをするアメーバー状生物は体内に飼っては居ないようです。
そうそう透視能力を身につけてから、鑑定を掛けずとも、魔力の流れを見ることで健康状態や、アメーバー状生物の存在が感知できるようになったんです。
少なくともアメーバー状生物が寄生している人は見かけませんでしたので、カルバン氏族の間にはツアイス症候群は発生していないのかもしれませんね。
そんなこんなで街中のあれこれを観察しているうちに、大きな建物の前に来ました。
造りは何というか・・・。
コロッセアを小さくして木造にしたような円形の建物です。
高さは四尋から五尋ぐらい、直径は25尋から30尋ぐらいはありそうです。
ローマにあるコロッセオは石造りで、周囲が500m以上もある巨大な建造物ですから、目の前にある木造建造物とは比較になりませけれど、外観が何となく似ているんですよね。
私はヴァウマン達守備隊の兵士に連れられて、その内部に足を踏み入れました。
四方八方に明り取りがある広い室内は、あるいは議場なのかもしれません。
中央に広間があり、その周囲を三重に木造の座席が取り巻いている感じです。
私はその広間の中央に立たされました。
私の脇には二人の兵士が連れ添っており、それに右手の方にハシレア、左手の方にはヴァウマンが居ます。
そのまま待っていると、数人の年長者が室内に入って来て、正面の一段高いところにある座席にそのうちの一人が座りました。
ほかの方はお付きか補佐なのでしょうね。
そのまま長と思われる人物の傍らに立っています。
その長らしき年長者が重々しく頷くと、ヴァウマンが説明を始めました。
要は、毒飛龍が出現し、薬草採取に出ていた女たちが襲撃されようとしていたところを、ハボノスと思われる娘が不思議な術で討伐し、助けたこと。
ハボノスが一族の領域に侵入したならば討つことにはなっているものの、一方で一族の娘を助けた恩人でもあり、その恩は一族の恩と見做すべきとの二律に遭遇し、判断に困ったために長の判断をいただきたいと申し述べた。
長と思しき人が少し考えこんでから言った。
「ハシレアがそこに居るのは、助けられた娘だからなのか?」
ハシレアが口を開いた。
「はい、左様にございます。
見張りの歩哨が打ち鳴らした鐘を聞いた時には、毒飛龍が間近に迫っており、とても全員が逃げ切れる状況にはありませんでしたが、それでも一斉に門に向かって走りました。
生憎と私が躓いて倒れましたので、毒飛龍はまさしく私に向かっていたものと思います。
何の助けも無ければ、私は毒飛龍の餌食になっていたに違いありませんし、あるいはほかの娘たちも同様の目に遭っていたやも知れません。
でもその場で、私の視界の端に、この娘、シルヴィが現れ、赤い光を放って、毒飛龍を一撃のもとに葬ったのです。
お陰で私は生きてこの街に戻れました。
シルヴィは、私の恩人に間違いありません。」
「フム、分かった。
して、シルヴィとやら。
おぬしの放った赤い光とは何の魔法じゃ?
飛来する毒飛龍を一撃で倒すという魔法を儂は知らぬ。
教えてはくれまいか?」
「光属性の魔法の一つです。」
「光属性?
光属性に攻撃魔法なんぞ無かったはずじゃが・・・。
違うのか?」
私ではなく傍にいる補佐達に尋ねたようだが、補佐達はいずれも顔を横に振って否定的な見解を示した。
==============================
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
By サクラ近衛将監
男たちは、お揃いの制服なのか緑が主体の迷彩服(狩人と思われる人が着ていたギリースーツ擬きとは違います)を着ているほか、手には一尋ほどの長さの短槍を持ち、腰にはショートソードを装備しています。
頭には革製のヘルムを被っていますね。
何となくイメージ的には迷彩服を身に着けたローマ兵と言う感じなんですが・・・。
男たちの扮装を見てローマ兵に似ていると思う私の感覚が何かおかしいような気もします。
その男達はさすがに私に武器を向けては居ないけれど、槍をいつでも構えられるようにしています。
そうしてちらっと見えたのは、城壁の矢立の陰からこちらを居ている目が複数あるようなのです。
おそらく弓の射手がこちらを伺っているのだろうと思うのです。
念の為なのですけれど、私の身体の周囲には対物理用と対魔法用の二重の結界を張っており、不測の事態に備えています。
だから少々の攻撃なら凌げるのじゃないかとは思っているのですけれど、あいにくとこの手の結界で攻撃を防いだことはこれまで無いから、ある意味初体験であり、正直なところおっかなびっくりではあるんです。
六人の男たちの内一番の年長者らしき人物が私に向かって言いました。
もちろん、統一言語じゃないですよ。
これってカルバン氏族語なのかしらん。
「私は、守備隊長のヴァウマンという。
まずは、毒飛龍を倒してハシレアの危ういところを救ってくれたことについては、我ら一族を代表して心より感謝する。
聞くところによると、魔法の一撃で飛来した毒飛龍を撃ち落としたとか・・・。
我らでも毒飛龍を撃ち落とすのは骨が折れることなのだが、一体如何なる魔法なのだ?
また、一方で、カル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤの者ではないあんたが何故ここにいるのか教えてもらおうか?
これまで、ハボノスがこの地に来た試しがない。」
「あの・・・。
ハボノスの意味がよくわからないので念のため教えてください。
ハボノスとは、カル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤ以外の住民と言う意味で間違いが無いのでしょうか?
それとも、その昔、カルバン氏族に敵対した種族という意味合いなのですか?」
男はふっと苦笑した。
「両方の意味合いがあるな。
ハボノスは、カル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤに属さない種族であり、同時にカル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤの仮想敵対種族でもある。
我らの縄張りでハボノスを見かけた場合、言い伝えではすべからく殺せとされている。」
「おや?
では私はここで殺されるのですか?」
「いや・・・。
一方で、我らの掟では、カル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤの一人が受けた恩は、一族の恩とみなすされている。
ハシレアが受けた恩は我ら一族が受けた恩でもある。
で、相反する二律で困っているところなのだが・・・。
「では、どうされますの?
このまま無罪放免と言うことには・・・?」
ヴァウマンと名乗った男はゆっくりと顔を横に振った。
「遺憾ながら、そうも行かぬ。
我らでは判断がつかぬ故、長に判断してもらう。」
ヴァウマンは懐から腕輪を出した。
「これは、魔封じの腕輪だ。
街中や、長の前で魔法を使われては困るのでな。
これを付けてくれ。」
若干危ない気もするけれど、従わないと街には入れないようだから、ここは取り敢えず従っておこう。
腕輪を受け取って左手に嵌めると瞬時に縮まって、抜けないようになった。
そういう魔道具なのだろうけれど、魔封じとは言いながら、生憎と私の陰陽術の能力は使えそうだ。
だって、透視の能力が使えるし、この魔封じの腕輪も何となく瞬時に破壊できそうな気がする。
そうと気づいて一安心だ。
その気になればいつでも転移で逃げられるからね。
ヴァウマン隊長の先導で私は門をくぐり、街の中に入った。
中では先に逃げていた女たちが、私やハシレアを見つめていた。
ハシレアは私を気遣いながら、私のすぐそばを歩いている。
ハイリオスを倒した際に、彼女は私のすぐ傍に居たので事情説明のためにも長の前に一緒に行くのだろうけれど、何とはなしに見せる気遣いからすると義理堅い娘の様だ。
街を守る城壁は石材と土を固めたもので魔力が浸透しているので魔法で固化させたものだろう。
城壁の上、数か所に魔道具が設置されて結界が重複してかけられているのが透視で分かった。
街中は、固化した土板が敷き詰められた道路があり、側溝も設備されているようなので一応の都市機能は整備されているように見える。
側溝のところどころに穴が見えるから下水も整備されているのかもしれない。
へき地にも拘わらず、意外と都市機能が整備されているのには正直なところ驚いた。
外界と交流が無い土地にはなかなか文明の香りが届かないものなのだけれど、カルバン氏族自体が昔から相当に文化程度の進んだ種族だったのかもしれない。
街中の建造物は、そのほとんどが木造のようです。
土を固化できるならばそれを使って建材にすることもできるのだろうけれど、あるいは木の持つ感触や通気性を優先させたのかもしれないですね。
外目から見た限りでは、家の作りは故郷のバンデルとは多少違った雰囲気を感じます。
家の梁や柱に黒い色の木材を使っているのがアクセントになっているみたい。
窓にガラスは無く、二重の鎧戸になっていますね。
途中広場を通りましたけれど、屋台が多数置かれて市場のようになっていました。
都市の所帯は小さいかもしれませんが、物流も結構盛んなように見えました。
もうひとつ、透視能力で見る限りは、皆さん健康なようですね。
少なくとも魔素を体内で固めるような働きをするアメーバー状生物は体内に飼っては居ないようです。
そうそう透視能力を身につけてから、鑑定を掛けずとも、魔力の流れを見ることで健康状態や、アメーバー状生物の存在が感知できるようになったんです。
少なくともアメーバー状生物が寄生している人は見かけませんでしたので、カルバン氏族の間にはツアイス症候群は発生していないのかもしれませんね。
そんなこんなで街中のあれこれを観察しているうちに、大きな建物の前に来ました。
造りは何というか・・・。
コロッセアを小さくして木造にしたような円形の建物です。
高さは四尋から五尋ぐらい、直径は25尋から30尋ぐらいはありそうです。
ローマにあるコロッセオは石造りで、周囲が500m以上もある巨大な建造物ですから、目の前にある木造建造物とは比較になりませけれど、外観が何となく似ているんですよね。
私はヴァウマン達守備隊の兵士に連れられて、その内部に足を踏み入れました。
四方八方に明り取りがある広い室内は、あるいは議場なのかもしれません。
中央に広間があり、その周囲を三重に木造の座席が取り巻いている感じです。
私はその広間の中央に立たされました。
私の脇には二人の兵士が連れ添っており、それに右手の方にハシレア、左手の方にはヴァウマンが居ます。
そのまま待っていると、数人の年長者が室内に入って来て、正面の一段高いところにある座席にそのうちの一人が座りました。
ほかの方はお付きか補佐なのでしょうね。
そのまま長と思われる人物の傍らに立っています。
その長らしき年長者が重々しく頷くと、ヴァウマンが説明を始めました。
要は、毒飛龍が出現し、薬草採取に出ていた女たちが襲撃されようとしていたところを、ハボノスと思われる娘が不思議な術で討伐し、助けたこと。
ハボノスが一族の領域に侵入したならば討つことにはなっているものの、一方で一族の娘を助けた恩人でもあり、その恩は一族の恩と見做すべきとの二律に遭遇し、判断に困ったために長の判断をいただきたいと申し述べた。
長と思しき人が少し考えこんでから言った。
「ハシレアがそこに居るのは、助けられた娘だからなのか?」
ハシレアが口を開いた。
「はい、左様にございます。
見張りの歩哨が打ち鳴らした鐘を聞いた時には、毒飛龍が間近に迫っており、とても全員が逃げ切れる状況にはありませんでしたが、それでも一斉に門に向かって走りました。
生憎と私が躓いて倒れましたので、毒飛龍はまさしく私に向かっていたものと思います。
何の助けも無ければ、私は毒飛龍の餌食になっていたに違いありませんし、あるいはほかの娘たちも同様の目に遭っていたやも知れません。
でもその場で、私の視界の端に、この娘、シルヴィが現れ、赤い光を放って、毒飛龍を一撃のもとに葬ったのです。
お陰で私は生きてこの街に戻れました。
シルヴィは、私の恩人に間違いありません。」
「フム、分かった。
して、シルヴィとやら。
おぬしの放った赤い光とは何の魔法じゃ?
飛来する毒飛龍を一撃で倒すという魔法を儂は知らぬ。
教えてはくれまいか?」
「光属性の魔法の一つです。」
「光属性?
光属性に攻撃魔法なんぞ無かったはずじゃが・・・。
違うのか?」
私ではなく傍にいる補佐達に尋ねたようだが、補佐達はいずれも顔を横に振って否定的な見解を示した。
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あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
By サクラ近衛将監
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