54 / 121
第五章 黒杜の一族
5ー2 謎の一族
しおりを挟む
今日は中春下月11日の銀曜日、私、二級魔晶石採掘師シルヴィ・デルトンは、久しぶりにワイオブール公国の公都に来ています。
先日、私の疑似百葉箱に増設したばかりのカメラアイに知らない人が写っていたから・・・。
いや、その、・・・。
そもそも疑似百葉箱は、人気のない場所に目立たないように、しかもそれとはわからないように設置してあるものだし、200ガーシュ四方以上の地域に設置してあるから、その一つにたまたま人の姿が見えたからと言って格別おかしいことではないんだけれど・・・。
そのカメラアイが捉えた場所が人の恐れる魔境の一角であることが問題なんです。
私のこれまでの常識では、【魔晶石ギルドが魔晶石を採掘している魔境という場所は採掘師以外の人が入れない場所】と言う固定観念があったのです。
でも違っていました。
魔晶石ギルドが魔境への入域を規制しているのは、ギルドに所属する会員だけであり、非会員については何ら規制が無いのです。
とは言いながらも一応自分たちの縄張りである魔境域内に一般人が入ることを必ずしも喜んではいません。
特に採掘師が仲間内にも秘匿している鉱床の場所が外部に知れることは大問題です。
ですから、明確な入域拒否の意思表示はしていますよ。
但し、ギルドが管理できる範囲内に限られています。
端的に言えばギルド本部施設内の入域には厳しい制限を設けていますし、たとえ外国政府の高官であろうとも、ゲートを通じて魔境に入ることなんか物理的に許していません。
一方で、ユリアさんに聞いた情報によれば、魔境に接する国や地域でも魔境に入ることを禁ずる法令や律令を作っているところもあるけれど、何の規制もないところもあるそうなんです。
仮にその法令違反を犯したとしても特段の罰則などは無く、入った者の自己責任とされて、仮に行方不明になっても国や地域の為政者は一切の保護義務や救助義務等の責任を負わないことが明記されているだけなのだそうです。
単純な話で言えば、長城の外に勝手に出てその場で魔物に襲われても長城の守備兵は助けには出て行かないのです。
むしろ助けに出た兵士は長城を警備する任務を放棄した者として処罰される恐れさえあります。
だから、冒険者を含めて普通の人は魔境には絶対に入りません。
例えAランクの冒険者パーティであっても魔境に生息する地竜クラスの魔物に対抗するには最低でも10人以上のベテラン冒険者が必要でしょう。
しかも対抗できるのは精々一匹まで、二匹目が出現すればいかな精鋭であろうとも逃げるしかないはずです。
そこで討伐された魔物を市場に出せば、おそらく高値で取引されるのでしょうが、どのみち100トンから200トンもあるような大きな魔物の亡骸を人里までそっくり運べるわけもなく、精々価値の高い部位だけを切り取って持ち帰るしかないので、危険を冒してまで魔境に入るメリットは余り無いのです。
そのような状況に在って、魔境の浅い地域ならばともかく、魔境奥地にかなり入り込んだ地点に設置された疑似百葉箱から人の姿が見えたということは物凄く異常なことなのです。
疑似百葉箱の設置場所は私自身が設置しましたので良く解っていますが、正直なところ設置した段階ではどこの国に属するのかなどと言うことには注意を払ってはいませんでした。
どのみち誰にも内緒で設置するつもりでいたものだし、あくまでギルド本部を中心とした当面400ガーシュ四方程度の範囲での気象観測を目的としていたからです。
しかも、そもそも他人目に触れない事を前提に設置したものですからね。
そこがどこの領域であろうと一切構わなかったのです。
問題の場所がかなり魔境に入り込んだ場所であって、そこに誰か不明な人物が写り込んでいたからこそ、当該場所の最寄りの国または地域は一体どこなんだろうと初めて関心を持ったわけなんです。
当該場所をギルドの資料室で調べたところ、地図情報では位置的にファルデンボーム王国の領域でした。
ファルデンホーム王国は、先日山野分の際に救援活動で訪れたオブテラス獣王国よりも更に北側に位置する王国であり、北氷洋に面している大陸北側の一地域です。
ファルデンホーム王国自体は、北西部にある海岸地帯に人口が集中しており、魔境に面した南部地域はどちらかと言うと辺鄙な山岳地帯となっていて、人口密集地域からはかなり離れた場所になります。
疑似百葉箱のカメラに映ったのは過疎地に棲む村人かもしれませんが、農民や樵の出で立ちではなく、少なくとも狩人に近い雰囲気であったように思えました。
実は、ギルド内の資料室で魔境に入り込む狩人などが居ないのか調べましたが、生憎とそういった関連情報を記した書籍はありませんでした。
そのために公都の図書館で改めて関連情報を調べようと思ったのです。
その日は、半日を使って図書館で色々調べましたが、ファルデンホーム王国南部の情報を見つけることはできませんでした。
止むを得ず、次の銀曜日(中春下月19日)には、再度公都に外出、公都の人目に付かない場所から私が設置した疑似百葉箱の北端に当たる場所に転移して、そこから隠形のままでファルデンホーム王国王都であるベグレムに飛行魔法で移動しました。
隠密裏にベグレムに潜入し、図書館へ認識疎外と隠形をかけたまま忍び込みました。
だって図書館では身分証の提示を求められるんです。
魔晶石ギルドの身分証は多分ファルデンホーム王国内でも有効だとは思うのですけれど、そもそも入国記録の無い私が王都で身分証を提示するのはまずいですよね。
ですから認識疎外と隠形を掛けたまま勝手に入館し、勝手に情報収集をしたのです。
色々調べた中に「幻の民」という記述がありました。
出典は500年以上も前の文献でした。
図書館でも古文書に分類される棚に置かれており、その中でもさらに古い統一言語以前の言語による文献として流浪の民として黒い杜の一族なる表記がありました。
統一言語以前の言語は、地域ごとによってバラバラでしたので現在では言語学者以外の人で読み解ける者はほとんどいません。
私の場合は、その点、言語理解ランク5(MAX)のスキルを与えられていますのでどんな古語でも読み解くのに苦労はありませんでした。
私が見つけた『ザウノード記』によると、およそ780年前に現在のファルデンホーム王国の中部地域を支配した豪族で、黒目、黒髪という身体特徴を有するカルヴィン氏族という一族が居たようです。
優れた身体能力と大きな魔力を保有していたために、かなりの武勇をもって周囲の部族に知られていたようです。
ところが、ある時、西側から侵入してきたクノップ氏族との戦闘状態に陥り、何とかその侵攻を阻みはしたものの、激戦によりカルヴィン氏族の力ある者も多数が戦死したようで、一族全体の戦力が大きく減退したのです。
そんな折、カルヴィン氏族と互いに不可侵の誓いを立てていた東側のディラゾ氏族が、その機に乗じて攻め入り、カルヴィン氏族は滅亡寸前にまで陥ったのです。
カルヴィン氏族の長は二つの戦いで相次いで亡くなりましたが、その後継者は氏族繁栄の地であった中部地帯を捨てて、南部の山岳地帯に一族を引き連れて落ち延びたようです。
その後カルヴィン氏族と言う名称は歴史に全く出てこないのですが、ファルデンホーム建国記によれば、438年前に群雄割拠を制してファルデンホーム王国を樹立した際には、南部山岳地帯にカル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤ(黒の森の一族)という凄まじい武威を持つ黒目・黒髪の部族がいて南部の征服は困難であった旨の記述がありました。
しかしながら、カル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤの居る地域が公的に独立した地域と認められることは無く、対外的にはファルデンホーム王国の統治域と見做されています。
尤も、統治の実態は無く、現在も南部の山岳地域は放任状態が続いているようです。
従って、カル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤの勢力や文化程度などは全くと言って良いほど情報がありません。
うーん、これはこの地域自体が没交渉で一種の鎖国状態なのかしらん?
何だかラノベに出てくるエルフの里みたいな感じ?
交易をせずとも暮らして行ける状態であれば、鎖国でも構わないのだけれどね。
因みに設置した疑似百葉箱の中央線北端からベグレムまでおよそ120ガーシュほどの距離があり、ベグレムから例の狩人らしき人物が映っていた疑似百葉箱までは南南西方向に180ガーシュ(270キロ)ほども離れています。
また、ファルデンホーム王国でこれまで山野分の被害が生じたという記録はありませんでした。
或いは魔境の境にある山岳部が長城の役目をはたして魔物の侵攻を抑えてくれているのかもしれません。
さてどうしようかしらん。
カメラアイに映った者を追いかけてみる?
それとも放置?
でももし、カメラアイに映った人物が魔境でも生きて行ける人物ならば、ツアイス症候群との関連で一応調べてみたいなと思っている。
今のところ魔境に棲むという類人猿の棲み処も見つかっていないし、ツアイス症候群の調査も手詰まり感が強いんだ。
もう少しすれば、この地域独特のホープランドミニも活動を始めるから、それを捕獲すれば幾分かは進展が期待できるとは思うけれどね。
===============================
12月29日、字句修正を行いました。
1月19日、一部の字句修正を行いました。
By サクラ近衛将監
先日、私の疑似百葉箱に増設したばかりのカメラアイに知らない人が写っていたから・・・。
いや、その、・・・。
そもそも疑似百葉箱は、人気のない場所に目立たないように、しかもそれとはわからないように設置してあるものだし、200ガーシュ四方以上の地域に設置してあるから、その一つにたまたま人の姿が見えたからと言って格別おかしいことではないんだけれど・・・。
そのカメラアイが捉えた場所が人の恐れる魔境の一角であることが問題なんです。
私のこれまでの常識では、【魔晶石ギルドが魔晶石を採掘している魔境という場所は採掘師以外の人が入れない場所】と言う固定観念があったのです。
でも違っていました。
魔晶石ギルドが魔境への入域を規制しているのは、ギルドに所属する会員だけであり、非会員については何ら規制が無いのです。
とは言いながらも一応自分たちの縄張りである魔境域内に一般人が入ることを必ずしも喜んではいません。
特に採掘師が仲間内にも秘匿している鉱床の場所が外部に知れることは大問題です。
ですから、明確な入域拒否の意思表示はしていますよ。
但し、ギルドが管理できる範囲内に限られています。
端的に言えばギルド本部施設内の入域には厳しい制限を設けていますし、たとえ外国政府の高官であろうとも、ゲートを通じて魔境に入ることなんか物理的に許していません。
一方で、ユリアさんに聞いた情報によれば、魔境に接する国や地域でも魔境に入ることを禁ずる法令や律令を作っているところもあるけれど、何の規制もないところもあるそうなんです。
仮にその法令違反を犯したとしても特段の罰則などは無く、入った者の自己責任とされて、仮に行方不明になっても国や地域の為政者は一切の保護義務や救助義務等の責任を負わないことが明記されているだけなのだそうです。
単純な話で言えば、長城の外に勝手に出てその場で魔物に襲われても長城の守備兵は助けには出て行かないのです。
むしろ助けに出た兵士は長城を警備する任務を放棄した者として処罰される恐れさえあります。
だから、冒険者を含めて普通の人は魔境には絶対に入りません。
例えAランクの冒険者パーティであっても魔境に生息する地竜クラスの魔物に対抗するには最低でも10人以上のベテラン冒険者が必要でしょう。
しかも対抗できるのは精々一匹まで、二匹目が出現すればいかな精鋭であろうとも逃げるしかないはずです。
そこで討伐された魔物を市場に出せば、おそらく高値で取引されるのでしょうが、どのみち100トンから200トンもあるような大きな魔物の亡骸を人里までそっくり運べるわけもなく、精々価値の高い部位だけを切り取って持ち帰るしかないので、危険を冒してまで魔境に入るメリットは余り無いのです。
そのような状況に在って、魔境の浅い地域ならばともかく、魔境奥地にかなり入り込んだ地点に設置された疑似百葉箱から人の姿が見えたということは物凄く異常なことなのです。
疑似百葉箱の設置場所は私自身が設置しましたので良く解っていますが、正直なところ設置した段階ではどこの国に属するのかなどと言うことには注意を払ってはいませんでした。
どのみち誰にも内緒で設置するつもりでいたものだし、あくまでギルド本部を中心とした当面400ガーシュ四方程度の範囲での気象観測を目的としていたからです。
しかも、そもそも他人目に触れない事を前提に設置したものですからね。
そこがどこの領域であろうと一切構わなかったのです。
問題の場所がかなり魔境に入り込んだ場所であって、そこに誰か不明な人物が写り込んでいたからこそ、当該場所の最寄りの国または地域は一体どこなんだろうと初めて関心を持ったわけなんです。
当該場所をギルドの資料室で調べたところ、地図情報では位置的にファルデンボーム王国の領域でした。
ファルデンホーム王国は、先日山野分の際に救援活動で訪れたオブテラス獣王国よりも更に北側に位置する王国であり、北氷洋に面している大陸北側の一地域です。
ファルデンホーム王国自体は、北西部にある海岸地帯に人口が集中しており、魔境に面した南部地域はどちらかと言うと辺鄙な山岳地帯となっていて、人口密集地域からはかなり離れた場所になります。
疑似百葉箱のカメラに映ったのは過疎地に棲む村人かもしれませんが、農民や樵の出で立ちではなく、少なくとも狩人に近い雰囲気であったように思えました。
実は、ギルド内の資料室で魔境に入り込む狩人などが居ないのか調べましたが、生憎とそういった関連情報を記した書籍はありませんでした。
そのために公都の図書館で改めて関連情報を調べようと思ったのです。
その日は、半日を使って図書館で色々調べましたが、ファルデンホーム王国南部の情報を見つけることはできませんでした。
止むを得ず、次の銀曜日(中春下月19日)には、再度公都に外出、公都の人目に付かない場所から私が設置した疑似百葉箱の北端に当たる場所に転移して、そこから隠形のままでファルデンホーム王国王都であるベグレムに飛行魔法で移動しました。
隠密裏にベグレムに潜入し、図書館へ認識疎外と隠形をかけたまま忍び込みました。
だって図書館では身分証の提示を求められるんです。
魔晶石ギルドの身分証は多分ファルデンホーム王国内でも有効だとは思うのですけれど、そもそも入国記録の無い私が王都で身分証を提示するのはまずいですよね。
ですから認識疎外と隠形を掛けたまま勝手に入館し、勝手に情報収集をしたのです。
色々調べた中に「幻の民」という記述がありました。
出典は500年以上も前の文献でした。
図書館でも古文書に分類される棚に置かれており、その中でもさらに古い統一言語以前の言語による文献として流浪の民として黒い杜の一族なる表記がありました。
統一言語以前の言語は、地域ごとによってバラバラでしたので現在では言語学者以外の人で読み解ける者はほとんどいません。
私の場合は、その点、言語理解ランク5(MAX)のスキルを与えられていますのでどんな古語でも読み解くのに苦労はありませんでした。
私が見つけた『ザウノード記』によると、およそ780年前に現在のファルデンホーム王国の中部地域を支配した豪族で、黒目、黒髪という身体特徴を有するカルヴィン氏族という一族が居たようです。
優れた身体能力と大きな魔力を保有していたために、かなりの武勇をもって周囲の部族に知られていたようです。
ところが、ある時、西側から侵入してきたクノップ氏族との戦闘状態に陥り、何とかその侵攻を阻みはしたものの、激戦によりカルヴィン氏族の力ある者も多数が戦死したようで、一族全体の戦力が大きく減退したのです。
そんな折、カルヴィン氏族と互いに不可侵の誓いを立てていた東側のディラゾ氏族が、その機に乗じて攻め入り、カルヴィン氏族は滅亡寸前にまで陥ったのです。
カルヴィン氏族の長は二つの戦いで相次いで亡くなりましたが、その後継者は氏族繁栄の地であった中部地帯を捨てて、南部の山岳地帯に一族を引き連れて落ち延びたようです。
その後カルヴィン氏族と言う名称は歴史に全く出てこないのですが、ファルデンホーム建国記によれば、438年前に群雄割拠を制してファルデンホーム王国を樹立した際には、南部山岳地帯にカル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤ(黒の森の一族)という凄まじい武威を持つ黒目・黒髪の部族がいて南部の征服は困難であった旨の記述がありました。
しかしながら、カル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤの居る地域が公的に独立した地域と認められることは無く、対外的にはファルデンホーム王国の統治域と見做されています。
尤も、統治の実態は無く、現在も南部の山岳地域は放任状態が続いているようです。
従って、カル・ヴァン・タラ・ヴァンセヤの勢力や文化程度などは全くと言って良いほど情報がありません。
うーん、これはこの地域自体が没交渉で一種の鎖国状態なのかしらん?
何だかラノベに出てくるエルフの里みたいな感じ?
交易をせずとも暮らして行ける状態であれば、鎖国でも構わないのだけれどね。
因みに設置した疑似百葉箱の中央線北端からベグレムまでおよそ120ガーシュほどの距離があり、ベグレムから例の狩人らしき人物が映っていた疑似百葉箱までは南南西方向に180ガーシュ(270キロ)ほども離れています。
また、ファルデンホーム王国でこれまで山野分の被害が生じたという記録はありませんでした。
或いは魔境の境にある山岳部が長城の役目をはたして魔物の侵攻を抑えてくれているのかもしれません。
さてどうしようかしらん。
カメラアイに映った者を追いかけてみる?
それとも放置?
でももし、カメラアイに映った人物が魔境でも生きて行ける人物ならば、ツアイス症候群との関連で一応調べてみたいなと思っている。
今のところ魔境に棲むという類人猿の棲み処も見つかっていないし、ツアイス症候群の調査も手詰まり感が強いんだ。
もう少しすれば、この地域独特のホープランドミニも活動を始めるから、それを捕獲すれば幾分かは進展が期待できるとは思うけれどね。
===============================
12月29日、字句修正を行いました。
1月19日、一部の字句修正を行いました。
By サクラ近衛将監
1
お気に入りに追加
169
あなたにおすすめの小説
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
2回目の人生は異世界で
黒ハット
ファンタジー
増田信也は初めてのデートの待ち合わせ場所に行く途中ペットの子犬を抱いて横断歩道を信号が青で渡っていた時に大型トラックが暴走して来てトラックに跳ね飛ばされて内臓が破裂して即死したはずだが、気が付くとそこは見知らぬ異世界の遺跡の中で、何故かペットの柴犬と異世界に生き返った。2日目の人生は異世界で生きる事になった
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
転生したおばあちゃんはチートが欲しい ~この世界が乙女ゲームなのは誰も知らない~
ピエール
ファンタジー
おばあちゃん。
異世界転生しちゃいました。
そういえば、孫が「転生するとチートが貰えるんだよ!」と言ってたけど
チート無いみたいだけど?
おばあちゃんよく分かんないわぁ。
頭は老人 体は子供
乙女ゲームの世界に紛れ込んだ おばあちゃん。
当然、おばあちゃんはここが乙女ゲームの世界だなんて知りません。
訳が分からないながら、一生懸命歩んで行きます。
おばあちゃん奮闘記です。
果たして、おばあちゃんは断罪イベントを回避できるか?
[第1章おばあちゃん編]は文章が拙い為読みづらいかもしれません。
第二章 学園編 始まりました。
いよいよゲームスタートです!
[1章]はおばあちゃんの語りと生い立ちが多く、あまり話に動きがありません。
話が動き出す[2章]から読んでも意味が分かると思います。
おばあちゃんの転生後の生活に興味が出てきたら一章を読んでみて下さい。(伏線がありますので)
初投稿です
不慣れですが宜しくお願いします。
最初の頃、不慣れで長文が書けませんでした。
申し訳ございません。
少しづつ修正して纏めていこうと思います。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
無能と呼ばれたレベル0の転生者は、効果がチートだったスキル限界突破の力で最強を目指す
紅月シン
ファンタジー
七歳の誕生日を迎えたその日に、レオン・ハーヴェイの全ては一変することになった。
才能限界0。
それが、その日レオンという少年に下されたその身の価値であった。
レベルが存在するその世界で、才能限界とはレベルの成長限界を意味する。
つまりは、レベルが0のまま一生変わらない――未来永劫一般人であることが確定してしまったのだ。
だがそんなことは、レオンにはどうでもいいことでもあった。
その結果として実家の公爵家を追放されたことも。
同日に前世の記憶を思い出したことも。
一つの出会いに比べれば、全ては些事に過ぎなかったからだ。
その出会いの果てに誓いを立てた少年は、その世界で役立たずとされているものに目を付ける。
スキル。
そして、自らのスキルである限界突破。
やがてそのスキルの意味を理解した時、少年は誓いを果たすため、世界最強を目指すことを決意するのであった。
※小説家になろう様にも投稿しています
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
男爵家の厄介者は賢者と呼ばれる
暇野無学
ファンタジー
魔法もスキルも授からなかったが、他人の魔法は俺のもの。な~んちゃって。
授けの儀で授かったのは魔法やスキルじゃなかった。神父様には読めなかったが、俺には馴染みの文字だが魔法とは違う。転移した世界は優しくない世界、殺される前に授かったものを利用して逃げ出す算段をする。魔法でないものを利用して魔法を使い熟し、やがては無敵の魔法使いになる。
アイムキャット❕~異世界キャット驚く漫遊記~
ma-no
ファンタジー
神様のミスで森に住む猫に転生させられた元人間。猫として第二の人生を歩むがこの世界は何かがおかしい。引っ掛かりはあるものの、猫家族と楽しく過ごしていた主人公は、ミスに気付いた神様に詫びの品を受け取る。
その品とは、全世界で使われた魔法が載っている魔法書。元人間の性からか、魔法書で変身魔法を探した主人公は、立って歩く猫へと変身する。
世界でただ一匹の歩く猫は、人間の住む街に行けば騒動勃発。
そして何故かハンターになって、王様に即位!?
この物語りは、歩く猫となった主人公がやらかしながら異世界を自由気ままに生きるドタバタコメディである。
注:イラストはイメージであって、登場猫物と異なります。
R指定は念の為です。
登場人物紹介は「11、15、19章」の手前にあります。
「小説家になろう」「カクヨム」にて、同時掲載しております。
一番最後にも登場人物紹介がありますので、途中でキャラを忘れている方はそちらをお読みください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる