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第四章 魔晶石採掘師シルヴィ
4-8 魔晶石の利用方法
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ツアイス症候群の調査研究については、ホープランド・ミニの捕獲若しくは類人猿種の魔物と目されるヒポブランの捕獲ができるまでは当面休眠状態ですね。
まぁ、リスと地ネズミを使った経過状況を監視する検証は引き続き行っていますが、あまり進展はありません。
で、これまで余り利用されてこなかった非常に小さな魔晶石の利用方法を拡充することと、製品開発部に提言した文字及び画像の送信について検討を進めることにしました。
材料は、魔晶石とホープランドの地中に含まれる魔晶石以外の鉱物やシリカゲル、それに魔物の魔石と素材です。
最初に検討したのは勿論液晶画面擬きです。
目標としたのは前世で使っていたタブレット若しくはスマホですね。
スマホなら携帯性も高いですし、文字情報、画像、動画まで送れました。
MPUのように計算処理を行うのは魔法陣ですが、魔法陣そのものはプログラムだけでデータ蓄積ができません。
ですから録音もそのままではできないんです。
文字の伝送についても受信したものを魔法陣がそのまま出力すると受け手が読めないうちに全部の文字を送り終えてしまうということになりかねません。
ですからシステム的に記憶域がどうしても必要になります。
魔法陣では電子の代わりに魔素が仕事をしてくれます。
魔素を蓄えるのに便利なのは魔石若しくは魔晶石ですが、魔晶石は既に一杯魔素を蓄えていますのでそのままでは利用できません。
一方で魔石は色々な用途で利用された魔力というか蓄積された魔素が少なくなると捨てられます。
ダンジョンがあるところではダンジョンに捨てられると吸収されて再生されるということのようですが、このホープランドでは魔素が多いのでその辺に放置しておいても自然に溜まるようです。
但し、当該魔石は魔物の餌にもなるらしいので、おかしな場所に放置はできません。
このためギルドでは、施設内の地下に堆積場を造ってそこに使用済み魔石を寝かしているようです。
この状態では、魔石の大きさにもよりますが通常の場合20年から30年程で元のフル充電状態に戻るようです。
在来の通信機の主要部は魔晶石と導体の金属(主として魔銀)に描かれた魔法陣からなっており、音声は前世のスピーカーと似てはいるものの、電磁石の代わりに小さな魔石を振動させて音を発生させています。
その逆に魔石が音声を拾ってマイクの代わりをしているのです。
マイクにしろ、スピーカーにしろ、その仕組みが良くないので音声が綺麗に再生できないように思えます。
ですから正直なところあまり音声は良くありません。
伝搬系は調律された魔晶石を利用しているために、前世の空電のような雑音は入りにくいのですけれどね。
私は前世の某社が開発した液晶画面を振動させて音が出る方式を採用することにしました。
尤も、前世の『液晶』ではありませんよ。
電気を使わないし、発光の原理も違いますからね。
液晶のパネル部分には白の魔晶石の粉末を変性して、錬金術で融合し、微細な格子状の薄膜を産み出しました。
この薄膜の格子の交差点は光属性魔法により発光させることができます。
交差点の位置指定が結構面倒でしたけれど、その発光部分と発光しない部分を組み合わせてモノクロの表示画面を産み出しました。
寸法はまぁ、スマホ並みですね・
余り大きいと持ち運びに不便です。
スピーカー部は、この薄膜を振動させるための薄切り魔石と魔銀薄板から構成されています。
マイク部も同じく薄切り魔石と魔銀薄板からなっていますが、スピーカーは発音部、もう一方のマイクは受音部になっています。
使用する魔石の大きさは、厚さが多分0.2~0.3ミリぐらい、直径1センチほどの円形です。
魔銀薄板は、同程度の厚みですが2センチ四方ぐらいの角形です。
魔法陣を描く金属には、魔銀を使いますが、魔銀は市販のものを購入すると非常に高価なので、私の土魔法でホープランドの土壌に含まれるミスリルを採集の上、錬金して薄板にしました。
最初の一枚は音声受音部の魔法陣ですが、従来使用されている魔法陣に改良を加えました。
従来のモノは魔石に金属等の薄膜を接触させ、薄膜が拾った物理的振動を魔石に伝え、魔石の振動波形を接触している魔銀の魔法陣で解析、発信部である魔晶石に送るシステムになっていました。
解析効率が悪いため高い周波数の音が拾えないこと、また、出力が小さいのでスピーカーから出る音声も小さく、非常に聞き取りにくいことなどの欠点が目立ったので、それらを一新したのです。
通信速度が遅いのは魔法陣の効率が悪いことと魔法陣で励起される魔導波形が緩やかな正弦波形なので、これを高周波の矩形波に変えました。
まぁ、アナログをデジタルに変えたようなものと考えてください。
魔導波形は電磁波ではなく亜空間の伝搬波形ですので、そもそもが前世の通信機とは異なります。
一応私の空間魔法で把握できる形態なので、何とか追従ができますけれど、正直なところ魔晶石を使った伝搬については理論的な説明はできません。
個人的には、感覚的に正弦波形様のモノを矩形波形様のモノに変えたのだと考えています。
結果としてアナログのFM変調波のように矩形波に音声を載せることができました。
音声を載せる矩形波の高い周波数は、デジタル信号の様に使えますので、二進法の信号処理を魔法陣で行い、文字の伝送が可能になりました。
一方の受信部も同じ構造ですが、魔晶石を介して受信された魔導波形は魔法陣により音声部とデータ部に分離されて処理され、音声は魔石薄板を振動させて音声を発生させます。
データ部は、記憶域に一旦収容され、文字情報若しくは画像情報として蓄えられるようにしました。
記憶域は同じく魔晶石の混合粉末を使い、変性し、錬金して三次元構造の格子結晶を作ったのです。
入力部に魔石薄板と魔銀薄板からなる魔法陣を用いて、二進法による64ビットの番地指定を行い、格子交差部で光魔素の出し入れが可能なようにしたのです。
これにより、僅かに厚さ1ミリ程度、2センチ四方の角形受容部に10テラバイトを超えるデータが蓄えられるようになりました。
しかも光属性魔法の利用により非常に応答が早いのです。
比べるモノが無いので、正確な性能は不明ですが、おそらくは100ギガバイトのデータを一秒程度で出し入れができる筈です。
残念ながらそこまでのデータが無いので、確認できない状態です。
一番苦労したのは、文字のコード化と二進法プログラムの魔法陣化でしたが、何とか二か月余りで試作品が完成しました。
一応、試作品としては二種類。
寸法は不詳で感覚的なものだけれど、一つは6インチ半ばのスマホ程度の大きさの通信機、もう一つは12インチ程度のタブレットタイプの通信機です。
12インチタイプは据え置き用、6インチタイプは携帯用かなと考えているところです。
もう一つ、時計型ができないか検討中なんです。
サイズ的には昔の懐中時計ぐらいになっちゃいますけれど、一応はできそうな感じ。
但し、画面が小さいから文字入力はちょっと難しいので電話機能だけかな?
まぁ、スマートウォッチ宜しく、携帯用のスマホに音声や文字を受信した際に通知できる程度でも構わないかなと思っています。
外に出ている場合は、時計があると何かと便利なんだよね。
スマホで使うカメラ機能があればもっといいのだけれど、そっちについては受光部のセンサーを新たに開発しなければならないのでしばらく据え置きかな?
それとモノクロをカラー表示にできるともっといいよね。
RGBの理屈はわかって居るから、発光のプロクラムを魔法陣に落とし込めばいいのだけれど・・・。
これも時間がかかりそうだから後回しだね。
うん、取り敢えず暇つぶしの作業は沢山ありそうですね。
初冬月から厳冬上月の二か月の間は、二日~三日に一度の採掘でB121区へ出向いています。
既に採掘量は、10ゲレット(約5トン)を超えていますし、私の収入は恐らく25億ヴィル程度にはなっていると思います。
初冬月は、寒くてもまだ何とか過ごせましたが、厳冬上月に入ると流石に寒さが身に沁みます。
採掘中は、地中のトンネル内ですので意外と寒さも応えませんが、行き帰りは他の人たちに比べるとかなり近い筈なのに寒風が身体に応えます。
止むを得ないので行き帰りは結界を張って、中は暖かく過ごせるようにしていますが、他の人と出会ったりすれば結界を外すことになりますから、防寒着は必需品ですよ。
私の場合は特にバンデルが暖かい地域だったこともあって寒さに弱いんです。
同期生の中には冬場の寒風の中にも関わらず、上半身裸で身体訓練をやっている人も二人ほど居ますけれど、寒さに強いんでしょうか?
私は女ですし、とても真似はできません。
因みにパデルは寒さに強いらしいのですが、アルスは私が竜舎に現れるのを心待ちにしている様子です。
竜舎は一応壁も屋根もありますから、それなりに寒風は防ぎますけれど、基本的に暖房は無いみたいで、地面から伝わる寒さは結構あるみたいです。
少なくとも私と一緒に居る間は暖かい結界に守られることを知っているからでしょうね。
最近はアルスの喜怒哀楽が何となくわかるようになりましたし、感覚的にアルスの言いたいことがわかるようになったように思うのです。
でも、アルスよ、余り甘えて野生を失っちゃいけないよ。
まぁ、リスと地ネズミを使った経過状況を監視する検証は引き続き行っていますが、あまり進展はありません。
で、これまで余り利用されてこなかった非常に小さな魔晶石の利用方法を拡充することと、製品開発部に提言した文字及び画像の送信について検討を進めることにしました。
材料は、魔晶石とホープランドの地中に含まれる魔晶石以外の鉱物やシリカゲル、それに魔物の魔石と素材です。
最初に検討したのは勿論液晶画面擬きです。
目標としたのは前世で使っていたタブレット若しくはスマホですね。
スマホなら携帯性も高いですし、文字情報、画像、動画まで送れました。
MPUのように計算処理を行うのは魔法陣ですが、魔法陣そのものはプログラムだけでデータ蓄積ができません。
ですから録音もそのままではできないんです。
文字の伝送についても受信したものを魔法陣がそのまま出力すると受け手が読めないうちに全部の文字を送り終えてしまうということになりかねません。
ですからシステム的に記憶域がどうしても必要になります。
魔法陣では電子の代わりに魔素が仕事をしてくれます。
魔素を蓄えるのに便利なのは魔石若しくは魔晶石ですが、魔晶石は既に一杯魔素を蓄えていますのでそのままでは利用できません。
一方で魔石は色々な用途で利用された魔力というか蓄積された魔素が少なくなると捨てられます。
ダンジョンがあるところではダンジョンに捨てられると吸収されて再生されるということのようですが、このホープランドでは魔素が多いのでその辺に放置しておいても自然に溜まるようです。
但し、当該魔石は魔物の餌にもなるらしいので、おかしな場所に放置はできません。
このためギルドでは、施設内の地下に堆積場を造ってそこに使用済み魔石を寝かしているようです。
この状態では、魔石の大きさにもよりますが通常の場合20年から30年程で元のフル充電状態に戻るようです。
在来の通信機の主要部は魔晶石と導体の金属(主として魔銀)に描かれた魔法陣からなっており、音声は前世のスピーカーと似てはいるものの、電磁石の代わりに小さな魔石を振動させて音を発生させています。
その逆に魔石が音声を拾ってマイクの代わりをしているのです。
マイクにしろ、スピーカーにしろ、その仕組みが良くないので音声が綺麗に再生できないように思えます。
ですから正直なところあまり音声は良くありません。
伝搬系は調律された魔晶石を利用しているために、前世の空電のような雑音は入りにくいのですけれどね。
私は前世の某社が開発した液晶画面を振動させて音が出る方式を採用することにしました。
尤も、前世の『液晶』ではありませんよ。
電気を使わないし、発光の原理も違いますからね。
液晶のパネル部分には白の魔晶石の粉末を変性して、錬金術で融合し、微細な格子状の薄膜を産み出しました。
この薄膜の格子の交差点は光属性魔法により発光させることができます。
交差点の位置指定が結構面倒でしたけれど、その発光部分と発光しない部分を組み合わせてモノクロの表示画面を産み出しました。
寸法はまぁ、スマホ並みですね・
余り大きいと持ち運びに不便です。
スピーカー部は、この薄膜を振動させるための薄切り魔石と魔銀薄板から構成されています。
マイク部も同じく薄切り魔石と魔銀薄板からなっていますが、スピーカーは発音部、もう一方のマイクは受音部になっています。
使用する魔石の大きさは、厚さが多分0.2~0.3ミリぐらい、直径1センチほどの円形です。
魔銀薄板は、同程度の厚みですが2センチ四方ぐらいの角形です。
魔法陣を描く金属には、魔銀を使いますが、魔銀は市販のものを購入すると非常に高価なので、私の土魔法でホープランドの土壌に含まれるミスリルを採集の上、錬金して薄板にしました。
最初の一枚は音声受音部の魔法陣ですが、従来使用されている魔法陣に改良を加えました。
従来のモノは魔石に金属等の薄膜を接触させ、薄膜が拾った物理的振動を魔石に伝え、魔石の振動波形を接触している魔銀の魔法陣で解析、発信部である魔晶石に送るシステムになっていました。
解析効率が悪いため高い周波数の音が拾えないこと、また、出力が小さいのでスピーカーから出る音声も小さく、非常に聞き取りにくいことなどの欠点が目立ったので、それらを一新したのです。
通信速度が遅いのは魔法陣の効率が悪いことと魔法陣で励起される魔導波形が緩やかな正弦波形なので、これを高周波の矩形波に変えました。
まぁ、アナログをデジタルに変えたようなものと考えてください。
魔導波形は電磁波ではなく亜空間の伝搬波形ですので、そもそもが前世の通信機とは異なります。
一応私の空間魔法で把握できる形態なので、何とか追従ができますけれど、正直なところ魔晶石を使った伝搬については理論的な説明はできません。
個人的には、感覚的に正弦波形様のモノを矩形波形様のモノに変えたのだと考えています。
結果としてアナログのFM変調波のように矩形波に音声を載せることができました。
音声を載せる矩形波の高い周波数は、デジタル信号の様に使えますので、二進法の信号処理を魔法陣で行い、文字の伝送が可能になりました。
一方の受信部も同じ構造ですが、魔晶石を介して受信された魔導波形は魔法陣により音声部とデータ部に分離されて処理され、音声は魔石薄板を振動させて音声を発生させます。
データ部は、記憶域に一旦収容され、文字情報若しくは画像情報として蓄えられるようにしました。
記憶域は同じく魔晶石の混合粉末を使い、変性し、錬金して三次元構造の格子結晶を作ったのです。
入力部に魔石薄板と魔銀薄板からなる魔法陣を用いて、二進法による64ビットの番地指定を行い、格子交差部で光魔素の出し入れが可能なようにしたのです。
これにより、僅かに厚さ1ミリ程度、2センチ四方の角形受容部に10テラバイトを超えるデータが蓄えられるようになりました。
しかも光属性魔法の利用により非常に応答が早いのです。
比べるモノが無いので、正確な性能は不明ですが、おそらくは100ギガバイトのデータを一秒程度で出し入れができる筈です。
残念ながらそこまでのデータが無いので、確認できない状態です。
一番苦労したのは、文字のコード化と二進法プログラムの魔法陣化でしたが、何とか二か月余りで試作品が完成しました。
一応、試作品としては二種類。
寸法は不詳で感覚的なものだけれど、一つは6インチ半ばのスマホ程度の大きさの通信機、もう一つは12インチ程度のタブレットタイプの通信機です。
12インチタイプは据え置き用、6インチタイプは携帯用かなと考えているところです。
もう一つ、時計型ができないか検討中なんです。
サイズ的には昔の懐中時計ぐらいになっちゃいますけれど、一応はできそうな感じ。
但し、画面が小さいから文字入力はちょっと難しいので電話機能だけかな?
まぁ、スマートウォッチ宜しく、携帯用のスマホに音声や文字を受信した際に通知できる程度でも構わないかなと思っています。
外に出ている場合は、時計があると何かと便利なんだよね。
スマホで使うカメラ機能があればもっといいのだけれど、そっちについては受光部のセンサーを新たに開発しなければならないのでしばらく据え置きかな?
それとモノクロをカラー表示にできるともっといいよね。
RGBの理屈はわかって居るから、発光のプロクラムを魔法陣に落とし込めばいいのだけれど・・・。
これも時間がかかりそうだから後回しだね。
うん、取り敢えず暇つぶしの作業は沢山ありそうですね。
初冬月から厳冬上月の二か月の間は、二日~三日に一度の採掘でB121区へ出向いています。
既に採掘量は、10ゲレット(約5トン)を超えていますし、私の収入は恐らく25億ヴィル程度にはなっていると思います。
初冬月は、寒くてもまだ何とか過ごせましたが、厳冬上月に入ると流石に寒さが身に沁みます。
採掘中は、地中のトンネル内ですので意外と寒さも応えませんが、行き帰りは他の人たちに比べるとかなり近い筈なのに寒風が身体に応えます。
止むを得ないので行き帰りは結界を張って、中は暖かく過ごせるようにしていますが、他の人と出会ったりすれば結界を外すことになりますから、防寒着は必需品ですよ。
私の場合は特にバンデルが暖かい地域だったこともあって寒さに弱いんです。
同期生の中には冬場の寒風の中にも関わらず、上半身裸で身体訓練をやっている人も二人ほど居ますけれど、寒さに強いんでしょうか?
私は女ですし、とても真似はできません。
因みにパデルは寒さに強いらしいのですが、アルスは私が竜舎に現れるのを心待ちにしている様子です。
竜舎は一応壁も屋根もありますから、それなりに寒風は防ぎますけれど、基本的に暖房は無いみたいで、地面から伝わる寒さは結構あるみたいです。
少なくとも私と一緒に居る間は暖かい結界に守られることを知っているからでしょうね。
最近はアルスの喜怒哀楽が何となくわかるようになりましたし、感覚的にアルスの言いたいことがわかるようになったように思うのです。
でも、アルスよ、余り甘えて野生を失っちゃいけないよ。
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登場人物紹介は「11、15、19章」の手前にあります。
「小説家になろう」「カクヨム」にて、同時掲載しております。
一番最後にも登場人物紹介がありますので、途中でキャラを忘れている方はそちらをお読みください。
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