魔晶石ハンター ~ 転生チート少女の数奇な職業活動の軌跡

サクラ近衛将監

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第三章 魔晶石ギルドの研修

3-7 図書館へ、そして先輩への指導がありました

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 赤曜日の午後は、魔法の座学と実技訓練です。
 食堂でお昼を食べてから、私は本館にある図書室へ行きました。

 ギルドの図書室はとっても大きな施設で、10万冊の書籍が集まっているそうです。
 貸し出しはしていませんが、ギルド会員ならば図書室の中で閲覧をすることだけが許されています。

 で、知らなかったのですが、スキルの「鑑定」が、凄く便利なんです。
 手に持った書籍に鑑定を掛けると、あら不思議、書籍の内容がそのまま私の頭の中へ流れ込んで来るんです。

 初めての体験で、余りのことに私の脳がパニックを起こしました。
 多分、5分か10分、そのまま硬直していたのじゃないかと思います。

 その間、私の頭が勝手に脳内整理を始めていて、膨大な知識が落ち着くべき所へ落ち着いたみたいです。
 軽い頭痛がしますけれど、まぁまぁ、大丈夫ですよ。

 一冊目が、魔獣図鑑第一巻でしたけれど、第二巻を取って、同じく恐る恐る鑑定を掛けるとやっぱり膨大な知識が頭に流れ込んでくるんです。
 やっぱり暫しの間、呆然としていましたけれど、さっきよりは少し短い時間で脳内整理が終わったような気がします。

 で、これ以上続けると何か知恵熱でも出て来そうな気がするので、その日は二冊で打ち止めにしました。
 その後、昼休みの間、寮の前の芝生にあるベンチに座ってぼんやりしていました。

 午後からは魔法の座学と実技訓練です。
 さて、今日は何をするのでしょうかねぇ。

 今日の魔法の座学と実技訓練は、支援班のミナ・アリステア指導員でした。
 ミナ・アリステア指導員は、元々採掘師候補だったのですけれど、体力的な問題で採掘師になることができずに、魔法の能力が高かったことと、支援業務の適性が高かったので支援班に回されたのだそうです。

 因みに、ミナ・アリステア指導員は、火、水、風、土魔法の四属性を持っているそうです。
 今日習うのは、魔力の循環という魔力を増やすための方法です。

 拝むように両掌を身体の前で合わせ、右から左へと体内魔力を回すのが、第一段階。
 次いで、魔力を体側に沿って左足先まで通し、それから内股側に戻してから、更に右足先まで通すことを同じように行うのが第二段階。

 第三段階は、背面経由で頭のてっぺんを通って、腹面に返すように身体の四肢以外の部分に魔力を流し循環させるのです。
 これを第一段階から第三段階まで繰り返して行うことで体内魔力をたくさん保有できるようになるのだそうです。

 ただし、ミナ・アリステア教官の魔力は400までも行っていません。
 もしかしてその辺が普通の方の頭打ちなのでしょうか?

 私は、何だかんだで、魔力3000を超えており、更に毎日10から20ぐらいずつ数値が上がっているのですけれど・・・。
 何だか秘密が一杯ですよね。

 まぁ、ギルドの派閥争いなんかに巻き込まれそうな場合には、遠慮会釈なく、思うが儘に動くつもりですが、それまでは対外的に余り私の能力をひけらかさないように注意したいと思っています。
 おかしな派閥には組み込まれないよう我が道を行かねばなりません。

 独自路線の派閥って無いのかしら?
 そう言えばジェシカさんは、そう言った派閥に取り込まれないようにと、たまたま訪れて来た加工師の目から私を庇ってくれたんだっけ。

 或いはジェシカさんの様に中立を保っている人たちもいるんじゃないのかなぁ。
 出来れば派閥に染まらない人たちと一緒になって自由にできればいいよね。

 で、肝心の訓練ですが、意外と皆さんは梃子摺っているみたいです。
 私はすんなりできちゃったのですることも無いから、そのまま、ぐるぐると魔力は廻し続けていますけれどね。

 第一段階はできても、第二段階へ中々移行できない人、第三段階で途中で詰まってしまう人、なんか様々なんですが、どうしてなんでしょう。
 魔力操作って、魔法を発動する際に絶対にやってますよね。

 例えば火を産み出す時だって、何の気なしに私はできちゃったけれど、魔力を指先に集めて魔素に変換し、それから火に変えている。
 火の熱量及び規模は送り込まれた魔力とその魔素変換効率に依るはずなのです。

 少なくとも私が湖の無人島で深夜訓練を続けた時に感じたのはそう言うことだったと思うのです。
 但し、陰陽術を使う場合は少し違うかな。

 しき形代かたしろを使うときは、魔力は形代などに込めて魔法陣を発動する感じかな。
 陰陽術は、九字にしても一種の魔法陣なんだよね。

 西洋風の円形じゃないところが違うんだけれど。
 どちらかというと空間に三次元的に配置された魔法陣で形は様々なんだ。

 普通の人には見えない筈だけれど、私にはその空間の変容がわかる。
 だから、陰陽術擬きの魔法が使えるんだね。

 午後の魔力廻しの結果、私の魔力が普段よりも多く40程も増えていました。
 これって結構ヤバい?

 このペースで上昇すると半年もしないうちに魔力が1万の大台を超えてしまいそうだもの。
 授業が終わる11時ころには、何とか全員が魔力廻しの第三段階までできるようになっていました。

 ミナ・アリステア指導員から、今後は自主練習を続けなさいと言われて午後の授業は終わりです。
 夕食を食べてからは自由時間なのですが、12時半から14時半までの間に私は自主訓練をすることにしました。

 というのも、魔法の訓練場と武術の訓練場は夕食後から就寝前まで自由に使っても良いのです。
 で、私は今武術の訓練場に来ている訳なんですが、先客が居ました。

 同級生では無いので多分先輩です。
 一人は今朝ほど講師役で来ていた、三級採掘師のレオンさんですが、もう一人の方も現役の方かと思っていたら違っていました。

 多分、昨年ギルドに入った方ですが卒業試験に落ちて留年した人のようです。
 一年は留年できるんですけれど、それ以上は駄目。

 研修期間は二年までと定められているんです。

「クラウディア、そんなことじゃ、試験は受からんぞ。」

 レオンさんが剣術の相手をしながらそうハッパをかけていました。
 クラウディアと言う名前からわかる通りもう一人は女性です。

 うーん、私の見るところ、体力が足りないんですかねぇ。
 剣に振り回されていますから、あれで魔獣や魔物と戦うのはちょっと無理じゃないでしょうか。

 身体強化を使えばもっと動けるんじゃないかと思うのですけれど・・・。
 もしかして身体強化って特殊な属性魔法が居るのかしら?

 でも、クレアは動きが早かったけれど獣人族だから?
 彼女と対戦した時、身体の表面に魔力が張り付いていたからクレアは身体強化を使っていたように思うんだけど。

 今目の前に居るクラウディアさんはそれを使ってはいないように見える。
 で、相手をしているレオンさんはと言えば、魔力が張り付いているから使っている筈。

 クラウディアさん、もしかして魔力が少なくて身体強化が使えない?
 戦闘中に魔力が切れると大変だよね、身体強化も使えなければすぐにやられちゃう。

 私は邪魔にならないよう彼らと離れて訓練場備え付けの訓練用剣で剣術の稽古(素振り)をしていたのだけれど、レオンさんに声を掛けられた。

「シルヴィだったけ、こっちへ来いよ。
 できたら、クラウディアと稽古をしてみてくれんか?」

 えーっ、・・・。
 何となく気が向かないけれど、ここで逆らっちゃうのも嫌だよねぇ。

 しょうがいないから、レオンさんの言いつけに従い、おずおずと二人に近寄る。

「あぁ、紹介しておこう。
 クラウディア、こっちは今年入って来たシルヴィ・デルトン、確かファンダレル共和国出身の採掘師候補だ。
 加工師候補でもあったかな。
 そして、シルヴィ。
 こっちは俺と同期のだ。
 昨年度の最終試験に落ちたんで今は浪人中だ。
 魔法はできるんだが、体力が続かないんで剣術を含めて格闘術が最悪なんだ。
 何とか持久力をつけようとしているんだが、元々虚弱体質なのか、全然体力が付かん。
 シンディ、俺を負かしたお前なら、どうすればいいのかわかるんじゃないかと思ってな。
 一度対戦してみてくれんか?」

 クラウディアさんが、怪訝そうな表情で言った。

「えーっ、嘘っ、この子が、レオンを負かしたの?」

 まぁ、体格差から言えば勝てそうにないよね。

「ああ、未だに俺も信じられんが、本当だ。
 それも格闘術でだぞ。」

 クラウディアさんが、私を頭のてっぺんからつま先までじろじろと見ている。

「あのう、失礼ですけれど、対戦するよりも身体強化をした方が早い様な気がします。
 クラウディアさん、魔法が使えるなら身体強化を使えますよね?」

 レオンとクラウディアがハモリながら言った。

「「身体強化って何(だ)?」」

 あれ、知らないの?
 ひょっとしてステータス見えないのかな?

 そう言えばギルド支部でも適性を確認しただけでステータスのことは見えなかったぽいよね。
 ひょっとしてこれも加護か何かの特典なの?

 私は若干焦りながらも説明した。

「えーっとですね。
 身体強化というのは、身体全体の筋肉強化を含めて身体の防御力と攻撃力を増やすために魔法で強化するんです。
 因みに、レオンさんはかけていますよね?」

「ン?
 どういうことだ?
 あれ?
 もしかして戦闘態勢モードの事か?」

「あ、でしたら、レオンさんは無意識のうちに魔法をかけてそのような状態にしているのかもしれませんね。
 その状態なら、多少の攻撃を受けてもダメージは少なくて済みますし、何よりも瞬発力と速さが上がります。
 だから、剣術や格闘術では必要な状態ですよね。
 さっき見ていたら、レオンさんはちゃんとできていましたけれど、クラウディアさんは身体強化ができていません。
 だから、クラウディアさん普通の女の子の力のまんまなんです。」

「お、おう・・・。
 まぁ、そうだな。
 俺の場合、実戦・訓練を問わず、戦闘態勢モードに入るのは基本だ。」

「レオン、それどうやるの?」

「ん?
 どうやるって・・・・。
 説明は上手く出来んが、・・・。
 さぁ、やるぞと思ったら気合で戦闘態勢モードになるな。
 クラウディア、お前は、戦うときはどうしてるんだ。」

「どうって、言ったって。
 普通に剣を構えて戦う準備をするだけ。」

 私がそこへ割って入る。

「クラウディアさん、それじゃだめです。
 身体強化は魔法の一種です。
 クラウディアさん、魔力の体内循環を知ってますよね?」

「えぇ、魔力増強の基本でしょう。
 当たり前じゃない。
 魔法使いなら当然しなければいけないわ。」

「じゃぁ、その要領で、身体全体を覆うように魔力を行き渡らせてみてください。
 それが身体強化の第一歩です。」

「ん?
 身体全体を覆うようにするの?」

 それからいくばくかの間、クラウディアさんが魔力の循環をしながら身体全体に魔力を覆わせるようにしていた。
 そうして、ある瞬間にそれができるようになっていた。

 クラウディアさんの身体表面をきれいに魔力が覆っているのが見える。

「はい、出来たようですね。
 で、その状態を維持したまま、注意しながらゆっくりと身体を動かしてみてください。
 急に動いちゃ、危ないですからだめですよ。」

 クラウディアが一歩を踏み出してバランスを崩し、その場でこけた。
 私もそうだったけれど、それまでの感覚と身体強化の際の感覚にかなりのずれがあるのだ。

 そのために、私はいきなり飛び出して湖に落ちそうになったことがある。

「なに?これ?
 身体がふわふわしておかしいよ。」

「身体強化が発動すると疑似的に筋肉の増強がなされますから、今までの動きとは感覚が違うんです。
 その感覚に慣れさえすれば、戦闘力が一挙に何倍かに増大しますから、早く慣れてください。
 そうすれば、その剣に振り回されることも無くなると思います。」

「あ、確かに・・・。
 この剣が軽く感じられるわ。」

「注意点を一つ。
 魔法でかけていますので、戦闘終了時には必ず解いてください。
 さもなければ魔力がいずれ枯渇します。」

「ええ、分かったわ。
 ついでに相手して貰える?」

「あ、私、まだ訓練中で加減が良くわからないんです。
 出来たら、今しばらくは加減のわかるレオンさんと訓練をされた方がいいと思います。
 私も一月もすれば慣れると思いますので・・・・」

「そうか、そうだよね。
 貴方達今日で二日目だっけか。
 一月後かぁ。
 それまでには身体強化か戦闘態勢モードか知らないけれど、モノにしておきたいね。
 これが上手く行けば、三級貰える見込みがつくし・・・。
 とにかくありがとう、シルヴィ、今後ともよろしくね。」

 その後はレオンとクラウディアさんが訓練に励んでいた。
 私は少し離れた場所で、剣の型を練習中。

 陰陽術の解説書の中に剣術の型があったんだ。
 それを一つ一つ試しているところかな。

 全部で72も型があるんで、結構大変。
 一つずつ試しても全部終えるには1時間近くかかるんだ。

 身体強化を使っていても一通りこなすと汗びっしょりになる。
 一通り終えると軽くジョギング(こっちでは単に駆け足)をして、クールダウン。

 寮に戻ってお風呂に入るのが、至福の一時なのです。
 バンデルでは、家にお風呂なんてありませんでしたからね。

 身体を清潔にするために混浴であれ、庭の行水であれ、覗き見されても身ぎれいにするのは江戸の昔からの日本の風習でもありました。
 それを奇異な性風俗と捉えるか日本人の綺麗好きと取るかは人にもよるでしょうね。

 でも、下水掃除を含めて街中を綺麗にする風習は江戸から始まったんです。
 そうでなければ百万都市は維持できません。

 知っていますか?
 江戸には八王子方面から上水道を引いていました。

 江戸の場合は、湿地帯でしたから埋立地が多く、そのままでは井戸を掘っても水が飲めないんです。
 だから遠くから上水道を引いて、下町の井戸まで水が送り届けられていました。

 一年に一度は井戸を綺麗にする掃除を長屋みんなでしていたそうですし、ドブさらいもみんなでしていました。
 汚わい船で糞便を運んでいたのも江戸ならではの事でしょうか・・・。

 因みに半蔵門は別名不浄門と呼ばれ、死体を搬出する際に使いましたし、江戸城から汚わいを運ぶ船の出入りにも使われたそうです。(♡ミニ・トリビアですね。)
 何れにしろ、元日本人大滝留美としての私は、綺麗好きな本能でお風呂を求めているんです。

 石鹸も探してみると売店にありましたが、手洗いに使うか洗濯に使う程度のモノで品質は良くありません。
 で、バンデルに居る間に試行錯誤しながら開発してみた液状せっけん(SOAP)とリンス入りシャンプーを寮でこそっと作って重宝しています。

 そのうち日本にあった容器も作ってみようと思っていますが、今のところはガラス瓶で代用しています。
 あと大事なのは生理用品ですよね。

 日本にあった生理用品そのままとは行きませんけれど、それに似たものを何とか錬金術で創り出しています。
 実は9歳の頃から生理は始まっていました。

 でも良くて布の切れ端とかで、使えるモノがありませんからね。
 今考えるととてもひどい状態でした。

 女が不浄と呼ばれた理由が何となくわかります。
 でも私はそうなりたくありません。

 ですから日々改良を加えるつもりですが、今のところ、ギルドに来てからは余り暇が無いですね。
 バンデルに居た頃に大量に作った生理用ナプキンとショーツを愛用しています。

 あ、男性の方は見ないふり、聞かないふりをお願いしますね。
 そろそろお肌の手入れ用品も考えた方がいいかもと思っている私です。

 だって後二年もすれば地球換算では、18を超えてしまう年齢なんですよ。
 25歳(アスレオール世界換算では18歳頃)にはお肌の曲がり角でしょう?

 その前にケアを考えなければなりません。
 あれ?ツアイス症候群との関連ではどうなるのかな?

 その辺は別としても、特に採掘師は野外でのお仕事がメインになりそうですから、放置すると大変なことになりそうです。
 ジェシカさん、シミ、そばかすがうっすらと見えていましたよ。

 欧米人は肌が弱いですからね、注意しなければいけないのです。
 あれ、そう言えば、この世界、黒人の人っているのかしら?。

 日焼けで褐色肌の人は見かけるけれど、所謂、黒人の人の話は聞いたことがない。
 エルフ族でダークエルフが居るらしいけれど、ダークエルフも褐色の肌って学校では教えて貰った。

 アジャム皇国から来たハルナ・サクマは黄色人種の顔立ちだけれど、黄色という訳じゃないですね。
 顔もどちらかというと中国人や日本人より立体的だし、黒髪、黒目が何となく東洋人を思わせるだけですね。

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