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第二章 色々準備です
2-1 初めての魔法
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その日の夕食は母が私の成人の儀のお祝いでごちそうを作ってくれました。
一生に一度の儀式なので、どこの家でもお祝いをするのがファンダレル王国のしきたりになっています。
親のいない孤児が居る孤児院でも、この日ばかりはお祝いがなされると聞いています。
11歳の成人の儀を受けた子は、同時にこの日から三日以内に、孤児院を出なければならないそうです。
私の場合は、学園を卒業する初秋までは家に残ります。
学園を卒業したならば、それぞれのギルドに所属して働き始めるのがファンダレル王国の慣行なんです。
私の家は一階が仕事場兼店舗になっています。
その奥に居間がありますけれど、寝室は二階です。
私が生まれる前からあった石造りの古い家ですが、お爺様の代から大事に使っているのでどこも不具合のないとても良い家なのです。
私の部屋は、四畳半よりも少し大きめなんだけれど、ベッドと机にタンスが置かれるともうスペース的に余裕はないですね。
でもここが私だけのプライベートな落ち着ける空間なのです。
夕食を終えて、自室に戻り、机に向かって椅子に座り、私のステータスを今一度眺めました。
成人の儀に出かける前には予想もしていなかった展開なのですが、前世の記憶が戻った所為もあって、余り驚いてはいない自分に逆に驚いています。
前世で少女時代を過ごした2020年代はラノベが流行っていて、異世界物が結構蔓延していました。
私も親友の美由紀に感化されて、随分とネット小説を読んだ記憶があります。
定番なのが異世界転移か異世界召喚、又は異世界転生、それに魔物や亜人が登場し、チートな魔法や身体能力が出てきていました。
そんなものをたくさん読んでいた所為か、武術系のスキルや魔法系のスキルにしても、そんなものなのかなぁという思いしか浮かばないのです。
でもウチの両親や兄が魔法を使えるとは思えませんから、魔法を使えるのは凄いレアじゃないかと思います。
因みに学園では魔法に関する授業は皆無です。
魔法を習うならば領都に在る魔法学院に行かねばならない筈です。
魔法学院は魔法ギルドで運営していますので、成人の儀の後で魔法ギルドに所属してからギルドの推薦で入学することになるようです。
そこで二年の就学後に魔法師として活動を始める筈です。
魔法ギルドに所属するのは魔法師としての職があることが前提なので、従たる職に魔法師がある以上、私も魔法ギルドに所属することはできる筈ですけれど、その辺は主たる職の魔晶石ギルドに確認しなければなりません。
あぁ、そうそう、魔法師や貴族の子息令嬢などで先天的に魔力をたくさん持っている方は、成人の儀の前に魔法を使えるようになることもあるようで、そうした場合には早めに魔法学院に通うこともあるようです。
その場合の魔法学院は魔法学院予備校と呼ばれています。
私の場合は勿論魔法を使ったことも無いのですが、全属性(ラノベで読んだことのある種類よりもかなり多そうな気がする・・・。)のスキルを持っている上に、魔力保有量が100を超えていて他の生命力などの値と比べると大きいようですから、多分魔法は使えると思います。
ラノベでは主人公たちがいとも簡単に魔法を行使している場面が多かったですね。
その場合、魔法の行使にはいずれもイメージが大事だったように記憶しています。
私も試しにやってみることにしました。
但し、火魔法や水魔法は家の中では遠慮しましょう。
火事になったり水浸しになったりしては困ります。
こんな時はやっぱり定番の光魔法でしょう。
私は机の上にLEDスタンドをイメージして、「光って」と念じました。
できましたねぇ。
こんなに簡単にできていいの?と思うほど、呆気なく出来てしまいました。
下面に向かって光るスタンドのイメージそのままに空中が細長く光り、その下に在る机が照らされています。
驚いたのはその明るさでした。
蝋燭やランプの明かりが如何に暗いか如実に体験してしまいました。
目を刺す様な明るさの真っ白な光が部屋の隅々まで照らしています。
窓の鎧戸は締めていますけれど、隙間から明かりが少し漏れたかもしれません。
私は、すぐに、光を消しました。
明るいところからいきなり暗い中に放り出された所為か、元々絞っていた小さなランプの明かりが本当に暗く感じます。
前世って本当に便利だったんだと改めて感じました。
あと部屋の中でできそうなのは、生活魔法かな?
闇魔法と空間魔法も何となくできそうな気はするけれど、規模を間違えて暴発したら危ないから仮に試すなら人のいない外でやるしかありません。
ラノベに出てくる生活魔法でポピュラーなものは、確か、少量の水を出すことと、着火用の火を出すこと、それに中々にお風呂に入れない異世界で身ぎれいにするためのクリーンだったはず。
棚にあった木製のコップを机に置いて、その上に人差し指をかざして、ぽたぽたとゆっくり垂れる水滴をイメージしてみた。
すると出ましたねぇ。
ぽたぽたと垂れる水滴は意外と多く、徐々にコップの中の暈を増して行く。
目分量で2センチほども溜まったところでストップした。
で、恐る恐るその水を飲んでみたけれど、無味無臭というより、意外と美味しかった。
もう少し冷えていたらと思い、もう一度冷えた水をイメージしたら、冷水ができました。
勿論美味さ倍増です。
うん、これで魔力がある限り飲み水に困ることはなさそうだ。
次いでライターをイメージして指の先に火をともしました。
指の先と言っても火傷は嫌なので、指の先二センチほどの空間に小さな炎を出してみました。
炎に近い人差し指は熱さを感じませんでしたが、反対側の手を近づけるとやっぱり熱い炎です。
着火には問題がなさそうだから、これでマッチやライターも不要です。
クリーンはどんなイメージなのかちょっと迷いました。
で、結局はボディーシャンプーで泡立てた石鹸をイメージ、それを身体全体に吹き付け、次いでさくっと洗い流す感じ。
着衣の上からこれを試すのは流石に失敗したときが怖かったので、最初に掌でやってみました。
最初に一瞬掌全体が湿って次いでサイダーのようにシュワシュワっという様な感触がして、次に綺麗になりました。
爪の間にあったほんの僅かな汚れも取れていたようです。
この成果に気を良くして、立ち上がり、着衣のまま、頭から足のつま先までクリーンを掛けてみました。
大成功でしたね。
シュワシュワと言う感じが全身に行き渡る時、少しくすぐったくもあるのですが、終わったときの爽快感が堪りません。
私の家にはお風呂なんかありません。
お貴族様ならばともかく、庶民の家ではお湯で身体を拭うのが関の山なんです。
普段は水で湿ったタオルで体を拭くだけ。
お湯で拭うのは大事な会合の場合など稀な機会だけです。
だから前世に比べると結構不衛生。
で、思い立って部屋全体をクリーンにかけ、タンスの中にあった衣類にもクリーンを掛けました。
お陰でくすんでいた色合いの部屋も衣類も凄く綺麗にまた清潔になりました。
生活魔法ってとっても便利ですね。
一家に一人は生活魔法を使える人が必要だと思います。
家にいる間に、あちらこちらの掃除に合わせてクリーンを掛けましょう。
特に御不浄の臭気は、前世の記憶が蘇ると耐えられなくなりました。
あれは何とかしなければなりませんが、どうすればおかしなことにならないかですねぇ。
オーバーテクノロジーの導入は問題ですから周囲の状況を確認しながら要検討です。
もう一つ試しておきたいのは、インベントリでしょうか。
異能の項目に「インベントリ」とありますから、レベル1でも多分量には制限なく収納できるのでしょうけれど、レベルが上がると他に何ができるんだろう?
インベントリと念ずると目の前に30センチほどの黒い円盤が生じました。
うーん、これは・・・。
多分、インベントリの入り口?
試しに机の上にあった木製コップを放り込んでみました。
木製コップを手に持って黒い円盤の上にかざして落とし込んでみたのですが、手を離した瞬間に落下と言うより、いきなりその場で消えました。
これはもしかしてと思い、タンスからいくつか衣類を取り出し、机の上に置き、一つずつ収納を念じましたら簡単に消えましたね。
因みに円盤の脇にはホログラムのように内容物が表示されています。
その取り出しも念ずるだけでできました。
これで近くのモノは簡単に収容できるようですから、次は大きさでしょうか。
試しに椅子の収納を念じてみたらできました。
次いで机ですが。これもできました。
その次にベッドを試してみましたが、これは収納できませんでした。
ひょっとして容量が一杯かしらと思って、一旦入れたものを取り出して、再度ベッドに挑戦。
やっぱり入りません。
もう一度出し合たものをすべて入れてタンスを入れてみたら入りました。
で、お兄ちゃんの部屋に行って、同じくタンスを入れたり、机を入れたりしましたけれど、やっぱりベッドは入りません。
既に空間の占める容積から言うと優にベッドを超えている筈ですので、多分これは容量制限に引っかかっているのではなく、どうやらベッドの大きさ(多分、長さ?)が間口の容量を超えているのじゃないかと思います。
お兄ちゃんの物はきちんと元に戻し、ついでにクリーンもかけておきました。
いずれにせよ、インベントリも利用可能なので、荷物の持ち運びには大変便利になったと思います。
しかしながら、魔法にしろ、インベントリにしろ、他人に知られるのは避けなければなりません。
仮にそうしたことができると知らしめるとしても、少なくとも魔晶石ギルドに確認してからにしましょう。
私は、一連の試しが成功したことで安ど感に包まれながらベッドに入りました。
クリーンを掛けた後の寝具はお陽様の香りがしました。
一生に一度の儀式なので、どこの家でもお祝いをするのがファンダレル王国のしきたりになっています。
親のいない孤児が居る孤児院でも、この日ばかりはお祝いがなされると聞いています。
11歳の成人の儀を受けた子は、同時にこの日から三日以内に、孤児院を出なければならないそうです。
私の場合は、学園を卒業する初秋までは家に残ります。
学園を卒業したならば、それぞれのギルドに所属して働き始めるのがファンダレル王国の慣行なんです。
私の家は一階が仕事場兼店舗になっています。
その奥に居間がありますけれど、寝室は二階です。
私が生まれる前からあった石造りの古い家ですが、お爺様の代から大事に使っているのでどこも不具合のないとても良い家なのです。
私の部屋は、四畳半よりも少し大きめなんだけれど、ベッドと机にタンスが置かれるともうスペース的に余裕はないですね。
でもここが私だけのプライベートな落ち着ける空間なのです。
夕食を終えて、自室に戻り、机に向かって椅子に座り、私のステータスを今一度眺めました。
成人の儀に出かける前には予想もしていなかった展開なのですが、前世の記憶が戻った所為もあって、余り驚いてはいない自分に逆に驚いています。
前世で少女時代を過ごした2020年代はラノベが流行っていて、異世界物が結構蔓延していました。
私も親友の美由紀に感化されて、随分とネット小説を読んだ記憶があります。
定番なのが異世界転移か異世界召喚、又は異世界転生、それに魔物や亜人が登場し、チートな魔法や身体能力が出てきていました。
そんなものをたくさん読んでいた所為か、武術系のスキルや魔法系のスキルにしても、そんなものなのかなぁという思いしか浮かばないのです。
でもウチの両親や兄が魔法を使えるとは思えませんから、魔法を使えるのは凄いレアじゃないかと思います。
因みに学園では魔法に関する授業は皆無です。
魔法を習うならば領都に在る魔法学院に行かねばならない筈です。
魔法学院は魔法ギルドで運営していますので、成人の儀の後で魔法ギルドに所属してからギルドの推薦で入学することになるようです。
そこで二年の就学後に魔法師として活動を始める筈です。
魔法ギルドに所属するのは魔法師としての職があることが前提なので、従たる職に魔法師がある以上、私も魔法ギルドに所属することはできる筈ですけれど、その辺は主たる職の魔晶石ギルドに確認しなければなりません。
あぁ、そうそう、魔法師や貴族の子息令嬢などで先天的に魔力をたくさん持っている方は、成人の儀の前に魔法を使えるようになることもあるようで、そうした場合には早めに魔法学院に通うこともあるようです。
その場合の魔法学院は魔法学院予備校と呼ばれています。
私の場合は勿論魔法を使ったことも無いのですが、全属性(ラノベで読んだことのある種類よりもかなり多そうな気がする・・・。)のスキルを持っている上に、魔力保有量が100を超えていて他の生命力などの値と比べると大きいようですから、多分魔法は使えると思います。
ラノベでは主人公たちがいとも簡単に魔法を行使している場面が多かったですね。
その場合、魔法の行使にはいずれもイメージが大事だったように記憶しています。
私も試しにやってみることにしました。
但し、火魔法や水魔法は家の中では遠慮しましょう。
火事になったり水浸しになったりしては困ります。
こんな時はやっぱり定番の光魔法でしょう。
私は机の上にLEDスタンドをイメージして、「光って」と念じました。
できましたねぇ。
こんなに簡単にできていいの?と思うほど、呆気なく出来てしまいました。
下面に向かって光るスタンドのイメージそのままに空中が細長く光り、その下に在る机が照らされています。
驚いたのはその明るさでした。
蝋燭やランプの明かりが如何に暗いか如実に体験してしまいました。
目を刺す様な明るさの真っ白な光が部屋の隅々まで照らしています。
窓の鎧戸は締めていますけれど、隙間から明かりが少し漏れたかもしれません。
私は、すぐに、光を消しました。
明るいところからいきなり暗い中に放り出された所為か、元々絞っていた小さなランプの明かりが本当に暗く感じます。
前世って本当に便利だったんだと改めて感じました。
あと部屋の中でできそうなのは、生活魔法かな?
闇魔法と空間魔法も何となくできそうな気はするけれど、規模を間違えて暴発したら危ないから仮に試すなら人のいない外でやるしかありません。
ラノベに出てくる生活魔法でポピュラーなものは、確か、少量の水を出すことと、着火用の火を出すこと、それに中々にお風呂に入れない異世界で身ぎれいにするためのクリーンだったはず。
棚にあった木製のコップを机に置いて、その上に人差し指をかざして、ぽたぽたとゆっくり垂れる水滴をイメージしてみた。
すると出ましたねぇ。
ぽたぽたと垂れる水滴は意外と多く、徐々にコップの中の暈を増して行く。
目分量で2センチほども溜まったところでストップした。
で、恐る恐るその水を飲んでみたけれど、無味無臭というより、意外と美味しかった。
もう少し冷えていたらと思い、もう一度冷えた水をイメージしたら、冷水ができました。
勿論美味さ倍増です。
うん、これで魔力がある限り飲み水に困ることはなさそうだ。
次いでライターをイメージして指の先に火をともしました。
指の先と言っても火傷は嫌なので、指の先二センチほどの空間に小さな炎を出してみました。
炎に近い人差し指は熱さを感じませんでしたが、反対側の手を近づけるとやっぱり熱い炎です。
着火には問題がなさそうだから、これでマッチやライターも不要です。
クリーンはどんなイメージなのかちょっと迷いました。
で、結局はボディーシャンプーで泡立てた石鹸をイメージ、それを身体全体に吹き付け、次いでさくっと洗い流す感じ。
着衣の上からこれを試すのは流石に失敗したときが怖かったので、最初に掌でやってみました。
最初に一瞬掌全体が湿って次いでサイダーのようにシュワシュワっという様な感触がして、次に綺麗になりました。
爪の間にあったほんの僅かな汚れも取れていたようです。
この成果に気を良くして、立ち上がり、着衣のまま、頭から足のつま先までクリーンを掛けてみました。
大成功でしたね。
シュワシュワと言う感じが全身に行き渡る時、少しくすぐったくもあるのですが、終わったときの爽快感が堪りません。
私の家にはお風呂なんかありません。
お貴族様ならばともかく、庶民の家ではお湯で身体を拭うのが関の山なんです。
普段は水で湿ったタオルで体を拭くだけ。
お湯で拭うのは大事な会合の場合など稀な機会だけです。
だから前世に比べると結構不衛生。
で、思い立って部屋全体をクリーンにかけ、タンスの中にあった衣類にもクリーンを掛けました。
お陰でくすんでいた色合いの部屋も衣類も凄く綺麗にまた清潔になりました。
生活魔法ってとっても便利ですね。
一家に一人は生活魔法を使える人が必要だと思います。
家にいる間に、あちらこちらの掃除に合わせてクリーンを掛けましょう。
特に御不浄の臭気は、前世の記憶が蘇ると耐えられなくなりました。
あれは何とかしなければなりませんが、どうすればおかしなことにならないかですねぇ。
オーバーテクノロジーの導入は問題ですから周囲の状況を確認しながら要検討です。
もう一つ試しておきたいのは、インベントリでしょうか。
異能の項目に「インベントリ」とありますから、レベル1でも多分量には制限なく収納できるのでしょうけれど、レベルが上がると他に何ができるんだろう?
インベントリと念ずると目の前に30センチほどの黒い円盤が生じました。
うーん、これは・・・。
多分、インベントリの入り口?
試しに机の上にあった木製コップを放り込んでみました。
木製コップを手に持って黒い円盤の上にかざして落とし込んでみたのですが、手を離した瞬間に落下と言うより、いきなりその場で消えました。
これはもしかしてと思い、タンスからいくつか衣類を取り出し、机の上に置き、一つずつ収納を念じましたら簡単に消えましたね。
因みに円盤の脇にはホログラムのように内容物が表示されています。
その取り出しも念ずるだけでできました。
これで近くのモノは簡単に収容できるようですから、次は大きさでしょうか。
試しに椅子の収納を念じてみたらできました。
次いで机ですが。これもできました。
その次にベッドを試してみましたが、これは収納できませんでした。
ひょっとして容量が一杯かしらと思って、一旦入れたものを取り出して、再度ベッドに挑戦。
やっぱり入りません。
もう一度出し合たものをすべて入れてタンスを入れてみたら入りました。
で、お兄ちゃんの部屋に行って、同じくタンスを入れたり、机を入れたりしましたけれど、やっぱりベッドは入りません。
既に空間の占める容積から言うと優にベッドを超えている筈ですので、多分これは容量制限に引っかかっているのではなく、どうやらベッドの大きさ(多分、長さ?)が間口の容量を超えているのじゃないかと思います。
お兄ちゃんの物はきちんと元に戻し、ついでにクリーンもかけておきました。
いずれにせよ、インベントリも利用可能なので、荷物の持ち運びには大変便利になったと思います。
しかしながら、魔法にしろ、インベントリにしろ、他人に知られるのは避けなければなりません。
仮にそうしたことができると知らしめるとしても、少なくとも魔晶石ギルドに確認してからにしましょう。
私は、一連の試しが成功したことで安ど感に包まれながらベッドに入りました。
クリーンを掛けた後の寝具はお陽様の香りがしました。
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