99 / 100
オードリック 愛しい人
しおりを挟む
【 オードリック・フレンデェの視点 】
『お願い』
リヴィアには 巻き戻り前にルネ・カシャに抱かれ続けた記憶がある。今の身体は純潔で私しか知らないのに、彼女の記憶はこの行為が気持ちいいことをよく知っている。
多分 彼にも快楽を刻まれて“気持ちいい”“もっと”と言ったのだろう。
『あっ』
うつ伏せにして腰を持ち上げて突き入れた。
『あっ!あっ!いいっ!あっ!』
臀部を掴み一心不乱に腰を叩き付けた。
そのまま2度目の吐精を終えるとシーツはびっしょり濡れていた。
リヴィアが達しても逃さずに抽送を続けたので ぐったりしていた。
『まだ欲しいか』
『欲しい…』
私が仰向けになると 彼女はフラつきながら跨り陰茎を掴んで自分で挿入した。
『おっきい』
奥を撫でるように ゆっくり腰を回す。
『コレっ…ああっ』
くびれた腰の動きが婀娜やかで目が離せない。
3度目ともなるとそう簡単にはイキそうにないがリヴィアは私の倍以上絶頂を味わっていた。
『リヴィア、今度 今までしたことのないことをしてくれ』
『んあっ!!』
腰を掴んで下から何度も突き上げると 彼女はあっさりと達してしまう。上半身を起こしてリヴィアを抱きしめて奥を撹拌すると どんどん愛液と精液が溢れて私の股間をドロドロにした。
仰向けにして脚を伸ばして上からゆっくり大きく抽送を繰り返し、リヴィアが達した後は激しく突き入れて吐精した。
『愛してるよ』
軽く秘部を拭いて抱きしめて眠りについた。
翌朝、胸や腹を撫で回されて起きた。リヴィアが無意識に撫でているようだ。
目覚めたリヴィアには昨夜の記憶が無かった。
だが、もう一度挿入すると身体はしっかりと覚えていた。
今度は正気のリヴィアを抱くと、彼女は恥ずかしそうに快楽に耐えていた。
湯浴みの後、着替えをしに続き部屋の自室へ向かった。鏡を見ると何ヶ所か噛まれた痕があった。
コレはリヴィアが私で気持ち良くなった証だ。
痕を指でなぞり笑みが溢れた。
そして両親に、媚薬の影響下で結ばれて副作用で記憶がないことを報告した。
翌日から彼女は警戒し、そういう風にならないよう頑張っていた。
日中はスキンシップをとっていても、夜になると枕を盾に寝ている。私はあの一夜ですっかりリヴィアの身体に溺れたというのに、彼女は平気らしい。
夜の記憶はなくても朝の記憶はあるはずなのに、この差は何なのだろうか。
彼女のナカに入って溶けるような気持ちよさを感じたい。愛液で潤った膣肉を掻き分け擦り付け 奥を押し上げて注ぎたい。今度は彼女の快い所を探して悶えさせ、もっと絶頂に導きたい。
誰も彼女のナカに入れないよう ずっと挿れていたい。
今までどこに隠れていたのか、強い性欲が堰を切ったように押し寄せる。
そして巻き戻り前、他の男に抱かれて快楽を刻まれていた記憶を上塗りして、私の子を産ませたい。
リヴィア、早く婚姻したい。婚姻したその日から避妊は止めて孕まそう。
そうだ。今から悪阻に効く薬を国内外から集めよう。
最終日の夜、
「リヴィア、私は下手か?」
「はい?」
「リヴィアを気持ち良くしたつもりだったけど、そんなに拒否する程良くなかったということなんだろう?」
「そういうわけじゃ、」
「私の愛じゃ嫌か」
「オードリック様」
「私の気持ちはこんなに大きくて強いのに リヴィアとの差が大き過ぎて辛い。だけど私にはリヴィアしかいない。だから離す気は無い。愛してる…ごめん」
背を向けるとリヴィアが背中に抱き付いた。
「優しくてください。何度もはダメですよ」
「リヴィアっ」
たっぷり時間をかけて愛撫をして、焦らして、やっとと期待させても先だけ挿れて、愛撫を繰り返した。
彼女の脚は私の腰に巻き付き引き寄せて奥に挿れさせようとする。それでも少ししか挿れない。ここで負けたくない。
そしてついに、
「オードリック様、意地悪しないでください」
「意地悪だなんて。優しくしているじゃないか」
「だって…」
「まだ優しく出来てない?」
陰茎を抜いて愛芽や膣口に擦り付け続けた。
「オードリック様っ」
「もっと優しく?」
「もう…お願い」
「もっと優しくして欲しいんだね」
「意地悪しないで!奥まで挿れていっぱい気持ち良くして!!」
リヴィアの両脚を付けたまま抱え、一気に最奥まで押し上げた。
「ああっ!!」
「くっ!凄い…」
それだけで達したリヴィアの膣はうねりながら力一杯締め上げた。それでも腰を回して奥をくるくると撫でるように撹拌すると叫ぶような喘ぎ声を上げて暴れ出した。
それでも止めずにいたら、急にリヴィアの焦点が合わなくなり脱力した。
「リヴィア?」
シーツは漏らしたかのように濡れていた。
挿れたままリヴィアを上に乗せて横になり、意識が戻るのを待った。
頭や背中を優しく撫でて萎えないようにして待った。次第に覚醒したリヴィアにまた愛を告げて続きを再開した。
たっぷり交わり注いで抱きしめた。
彼女はまた城に戻る。さっさと話を進めてフレンデェで囲わないと。
照れくさそうにするリヴィアを湯に入れ綺麗にして、甘やかすように世話をした。
城に送り届け、迎えに来たヘンリー王太子とコーネリアに“婚約者をよろしくお願いします”と言ったら、王太子は驚きと嫉妬の顔を滲ませ、コーネリアは笑顔でリヴィアを抱きしめて“嬉しいわ。私達は姉妹になるのね”と喜んだ。
「コーネリア王太子妃殿下、アルベリク王子殿下にも婚約のことをお伝え願えますか。念のため お願いいたします」
「そうですね、そうしましょう」
コーネリアにリヴィアの勤務表を手に入れてもらい、休みの前夜に迎えに行くので城のメイド達に伝えてもらった。それにしても休みが少ない。週に1日あるかどうか。コーネリアを通してモロー室長と会えるよう計らってもらった。
休みを増やしてもらうことと、婚姻後は務めがあるから影響のない程度にしてもらうこと、妊娠判明から産後1年間は休職。その後のことはその時になったら本人を交えて条件を決めることを告げた。
「まだ、口約束の婚約だというのに公子がリヴィアのことを決めるのか」
「彼女との交流はネルハデス伯爵夫妻の同意の元。
貴族の婚姻は夫側の意見を通すのが普通です。
しかもリヴィアは後ろ盾が無ければ死んだままでした。そんな危険な職場にいるのですから妻を守ろうとして当然では?
フレンデェの血を継がせることも王家にとって大事なことです。
リヴィアは今度こそ、愛されることを知り、愛してくれる男と婚姻し、守られ子を産み、幸せを掴むべきです」
「いいだろう。
ただし、リヴィアが嫌がったり悲しんでると知れば王家が奪いに行く。理解したか」
「ええ。十分に」
ヘンリー王太子はコーネリアを味方に付けて娶ることができる。リヴィアに婚歴があろうと産歴があろうと、リヴィアが特別な力を持っている限り 反対されない。
さっきの会話でモロー室長の気持ちを理解した。
リヴィアが子を望まなければ彼はリヴィアを娶るだろう。
全く気が休まらない。
『お願い』
リヴィアには 巻き戻り前にルネ・カシャに抱かれ続けた記憶がある。今の身体は純潔で私しか知らないのに、彼女の記憶はこの行為が気持ちいいことをよく知っている。
多分 彼にも快楽を刻まれて“気持ちいい”“もっと”と言ったのだろう。
『あっ』
うつ伏せにして腰を持ち上げて突き入れた。
『あっ!あっ!いいっ!あっ!』
臀部を掴み一心不乱に腰を叩き付けた。
そのまま2度目の吐精を終えるとシーツはびっしょり濡れていた。
リヴィアが達しても逃さずに抽送を続けたので ぐったりしていた。
『まだ欲しいか』
『欲しい…』
私が仰向けになると 彼女はフラつきながら跨り陰茎を掴んで自分で挿入した。
『おっきい』
奥を撫でるように ゆっくり腰を回す。
『コレっ…ああっ』
くびれた腰の動きが婀娜やかで目が離せない。
3度目ともなるとそう簡単にはイキそうにないがリヴィアは私の倍以上絶頂を味わっていた。
『リヴィア、今度 今までしたことのないことをしてくれ』
『んあっ!!』
腰を掴んで下から何度も突き上げると 彼女はあっさりと達してしまう。上半身を起こしてリヴィアを抱きしめて奥を撹拌すると どんどん愛液と精液が溢れて私の股間をドロドロにした。
仰向けにして脚を伸ばして上からゆっくり大きく抽送を繰り返し、リヴィアが達した後は激しく突き入れて吐精した。
『愛してるよ』
軽く秘部を拭いて抱きしめて眠りについた。
翌朝、胸や腹を撫で回されて起きた。リヴィアが無意識に撫でているようだ。
目覚めたリヴィアには昨夜の記憶が無かった。
だが、もう一度挿入すると身体はしっかりと覚えていた。
今度は正気のリヴィアを抱くと、彼女は恥ずかしそうに快楽に耐えていた。
湯浴みの後、着替えをしに続き部屋の自室へ向かった。鏡を見ると何ヶ所か噛まれた痕があった。
コレはリヴィアが私で気持ち良くなった証だ。
痕を指でなぞり笑みが溢れた。
そして両親に、媚薬の影響下で結ばれて副作用で記憶がないことを報告した。
翌日から彼女は警戒し、そういう風にならないよう頑張っていた。
日中はスキンシップをとっていても、夜になると枕を盾に寝ている。私はあの一夜ですっかりリヴィアの身体に溺れたというのに、彼女は平気らしい。
夜の記憶はなくても朝の記憶はあるはずなのに、この差は何なのだろうか。
彼女のナカに入って溶けるような気持ちよさを感じたい。愛液で潤った膣肉を掻き分け擦り付け 奥を押し上げて注ぎたい。今度は彼女の快い所を探して悶えさせ、もっと絶頂に導きたい。
誰も彼女のナカに入れないよう ずっと挿れていたい。
今までどこに隠れていたのか、強い性欲が堰を切ったように押し寄せる。
そして巻き戻り前、他の男に抱かれて快楽を刻まれていた記憶を上塗りして、私の子を産ませたい。
リヴィア、早く婚姻したい。婚姻したその日から避妊は止めて孕まそう。
そうだ。今から悪阻に効く薬を国内外から集めよう。
最終日の夜、
「リヴィア、私は下手か?」
「はい?」
「リヴィアを気持ち良くしたつもりだったけど、そんなに拒否する程良くなかったということなんだろう?」
「そういうわけじゃ、」
「私の愛じゃ嫌か」
「オードリック様」
「私の気持ちはこんなに大きくて強いのに リヴィアとの差が大き過ぎて辛い。だけど私にはリヴィアしかいない。だから離す気は無い。愛してる…ごめん」
背を向けるとリヴィアが背中に抱き付いた。
「優しくてください。何度もはダメですよ」
「リヴィアっ」
たっぷり時間をかけて愛撫をして、焦らして、やっとと期待させても先だけ挿れて、愛撫を繰り返した。
彼女の脚は私の腰に巻き付き引き寄せて奥に挿れさせようとする。それでも少ししか挿れない。ここで負けたくない。
そしてついに、
「オードリック様、意地悪しないでください」
「意地悪だなんて。優しくしているじゃないか」
「だって…」
「まだ優しく出来てない?」
陰茎を抜いて愛芽や膣口に擦り付け続けた。
「オードリック様っ」
「もっと優しく?」
「もう…お願い」
「もっと優しくして欲しいんだね」
「意地悪しないで!奥まで挿れていっぱい気持ち良くして!!」
リヴィアの両脚を付けたまま抱え、一気に最奥まで押し上げた。
「ああっ!!」
「くっ!凄い…」
それだけで達したリヴィアの膣はうねりながら力一杯締め上げた。それでも腰を回して奥をくるくると撫でるように撹拌すると叫ぶような喘ぎ声を上げて暴れ出した。
それでも止めずにいたら、急にリヴィアの焦点が合わなくなり脱力した。
「リヴィア?」
シーツは漏らしたかのように濡れていた。
挿れたままリヴィアを上に乗せて横になり、意識が戻るのを待った。
頭や背中を優しく撫でて萎えないようにして待った。次第に覚醒したリヴィアにまた愛を告げて続きを再開した。
たっぷり交わり注いで抱きしめた。
彼女はまた城に戻る。さっさと話を進めてフレンデェで囲わないと。
照れくさそうにするリヴィアを湯に入れ綺麗にして、甘やかすように世話をした。
城に送り届け、迎えに来たヘンリー王太子とコーネリアに“婚約者をよろしくお願いします”と言ったら、王太子は驚きと嫉妬の顔を滲ませ、コーネリアは笑顔でリヴィアを抱きしめて“嬉しいわ。私達は姉妹になるのね”と喜んだ。
「コーネリア王太子妃殿下、アルベリク王子殿下にも婚約のことをお伝え願えますか。念のため お願いいたします」
「そうですね、そうしましょう」
コーネリアにリヴィアの勤務表を手に入れてもらい、休みの前夜に迎えに行くので城のメイド達に伝えてもらった。それにしても休みが少ない。週に1日あるかどうか。コーネリアを通してモロー室長と会えるよう計らってもらった。
休みを増やしてもらうことと、婚姻後は務めがあるから影響のない程度にしてもらうこと、妊娠判明から産後1年間は休職。その後のことはその時になったら本人を交えて条件を決めることを告げた。
「まだ、口約束の婚約だというのに公子がリヴィアのことを決めるのか」
「彼女との交流はネルハデス伯爵夫妻の同意の元。
貴族の婚姻は夫側の意見を通すのが普通です。
しかもリヴィアは後ろ盾が無ければ死んだままでした。そんな危険な職場にいるのですから妻を守ろうとして当然では?
フレンデェの血を継がせることも王家にとって大事なことです。
リヴィアは今度こそ、愛されることを知り、愛してくれる男と婚姻し、守られ子を産み、幸せを掴むべきです」
「いいだろう。
ただし、リヴィアが嫌がったり悲しんでると知れば王家が奪いに行く。理解したか」
「ええ。十分に」
ヘンリー王太子はコーネリアを味方に付けて娶ることができる。リヴィアに婚歴があろうと産歴があろうと、リヴィアが特別な力を持っている限り 反対されない。
さっきの会話でモロー室長の気持ちを理解した。
リヴィアが子を望まなければ彼はリヴィアを娶るだろう。
全く気が休まらない。
1,405
お気に入りに追加
1,978
あなたにおすすめの小説
私のドレスを奪った異母妹に、もう大事なものは奪わせない
文野多咲
恋愛
優月(ゆづき)が自宅屋敷に帰ると、異母妹が優月のウェディングドレスを試着していた。その日縫い上がったばかりで、優月もまだ袖を通していなかった。
使用人たちが「まるで、異母妹のためにあつらえたドレスのよう」と褒め称えており、優月の婚約者まで「異母妹の方が似合う」と褒めている。
優月が異母妹に「どうして勝手に着たの?」と訊けば「ちょっと着てみただけよ」と言う。
婚約者は「異母妹なんだから、ちょっとくらいいじゃないか」と言う。
「ちょっとじゃないわ。私はドレスを盗られたも同じよ!」と言えば、父の後妻は「悪気があったわけじゃないのに、心が狭い」と優月の頬をぶった。
優月は父親に婚約解消を願い出た。婚約者は父親が決めた相手で、優月にはもう彼を信頼できない。
父親に事情を説明すると、「大げさだなあ」と取り合わず、「優月は異母妹に嫉妬しているだけだ、婚約者には異母妹を褒めないように言っておく」と言われる。
嫉妬じゃないのに、どうしてわかってくれないの?
優月は父親をも信頼できなくなる。
婚約者は優月を手に入れるために、優月を襲おうとした。絶体絶命の優月の前に現れたのは、叔父だった。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
「一晩一緒に過ごしただけで彼女面とかやめてくれないか」とあなたが言うから
キムラましゅろう
恋愛
長い間片想いをしていた相手、同期のディランが同じ部署の女性に「一晩共にすごしただけで彼女面とかやめてくれないか」と言っているのを聞いてしまったステラ。
「はいぃ勘違いしてごめんなさいぃ!」と思わず心の中で謝るステラ。
何故なら彼女も一週間前にディランと熱い夜をすごした後だったから……。
一話完結の読み切りです。
ご都合主義というか中身はありません。
軽い気持ちでサクッとお読み下さいませ。
誤字脱字、ごめんなさい!←最初に謝っておく。
小説家になろうさんにも時差投稿します。
【完結】お飾りの妻からの挑戦状
おのまとぺ
恋愛
公爵家から王家へと嫁いできたデイジー・シャトワーズ。待ちに待った旦那様との顔合わせ、王太子セオドア・ハミルトンが放った言葉に立ち会った使用人たちの顔は強張った。
「君はお飾りの妻だ。装飾品として慎ましく生きろ」
しかし、当のデイジーは不躾な挨拶を笑顔で受け止める。二人のドタバタ生活は心配する周囲を巻き込んで、やがて誰も予想しなかった展開へ……
◇表紙はノーコピーライトガール様より拝借しています
◇全18話で完結予定
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
娼館で元夫と再会しました
無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。
しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。
連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。
「シーク様…」
どうして貴方がここに?
元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
【完結】もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。
だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。
その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
子持ちの私は、夫に駆け落ちされました
月山 歩
恋愛
産まれたばかりの赤子を抱いた私は、砦に働きに行ったきり、帰って来ない夫を心配して、鍛錬場を訪れた。すると、夫の上司は夫が仕事中に駆け落ちしていなくなったことを教えてくれた。食べる物がなく、フラフラだった私は、その場で意識を失った。赤子を抱いた私を気の毒に思った公爵家でお世話になることに。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
【完結】ドアマットに気付かない系夫の謝罪は死んだ妻には届かない
堀 和三盆
恋愛
一年にわたる長期出張から戻ると、愛する妻のシェルタが帰らぬ人になっていた。流行病に罹ったらしく、感染を避けるためにと火葬をされて骨になった妻は墓の下。
信じられなかった。
母を責め使用人を責めて暴れ回って、僕は自らの身に降りかかった突然の不幸を嘆いた。まだ、結婚して3年もたっていないというのに……。
そんな中。僕は遺品の整理中に隠すようにして仕舞われていた妻の日記帳を見つけてしまう。愛する妻が最後に何を考えていたのかを知る手段になるかもしれない。そんな軽い気持ちで日記を開いて戦慄した。
日記には妻がこの家に嫁いでから病に倒れるまでの――母や使用人からの壮絶な嫌がらせの数々が綴られていたのだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる