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王太子妃の近衞騎士
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重っ
腰に帯剣ベルトを装着し、剣を入れようと持ったけど腰まで剣先を上げることができない。
「誰だ? リヴィアに長剣を渡したのは。短剣にしろ。ベルトも交換だ」
「すみません、カルフォン卿」
チラッとカルフォン卿を見上げると困った顔をしていた。
侍女や女官だと外せと言われたら外れるしかない。だけど護衛騎士であれば“外れることを許されていない”と拒否できる。
「リヴィアのせいじゃない。ほら、腕を上げろ」
腕を上げると、先に着けた帯剣ベルトを外し、別のベルトを装着してくれた。そして短剣も装着してくれた。
「ありがとうございます」
「まだ終わりじゃないぞ。その状態で剣を引っ掛けることなく動かなくてはならない。いちいち剣を引っ掛ける近衞騎士など この世に存在しないからな」
「そうですね」
カルフォン卿が厳しくてコワイ。
「当たったぞ」
「また当たった」
「やり直し」
「もう一度」
凄く難しい。普通の椅子に座る時も当たり、テーブルにも当たり、人と人の間を通る時にも当たり、振り向いても当たってしまった。
「……辞退してきます」
「待て、分かった。剣は諦めよう」
「いいのですか?」
「……任せろ」
そしてついに、アルベリク第二王子殿下とジェルメーヌ王女殿下が到着し、謁見の間での挨拶を終えて、ヘンリー王太子殿下とコーネリア王太子妃殿下が応接間で歓談をすることになった。
ア「王太子殿下と王太子妃殿下は同級生だったのですね」
へ「はい。3年間同じクラスでした」
ジ「羨ましいですわ。もっと早く産まれていたら 一緒に学べましたのに」
ア「ところで、随分と若くて美しい護衛が就いているのですね」
ジ「本当ですわね。お兄様、うちにも彼女くらいの兵士はいますか?」
ア「いないな。所属は近衛ですか」
へ「はい」
ア「武器を持っていないようですね。体術専門ですか?」
へ「え?…あ~どうだったか…カルフォン卿」
カ「彼女は少し加減を知らないところがありまして、武器を持たせると危険ですので没収しました。
体術は不得意です。この細さではちょっと。教官が鍛えようとしましたが断念しました」
ちょっと!カルフォン卿!
ア「面白いな。それなのに王太子妃殿下の護衛に?」
コ「ネルハデス卿も学友ですの。個人的にも親しくて一番信頼している女性です。だから彼女を側にとお願いしたのです」
へ「私達は彼女を信頼しています。彼女のような人材は手放したくありませんよ」
ア「そこまで言わせるなんて凄いですね。卿、フルネームを伺っても?」
私「リヴィア・ネルハデスと申します、アルベリク王子殿下」
ア「リヴィアか…実家の爵位は?」
私「伯爵家です」
ア「縁談は無かったの?」
私「辞退させていただきました」
ア「何故?」
私「騎士になりたかったからです」
ア「君は嘘か下手だね。本当は騎士じゃない?」
私「別の部署から異動になりました」
ア「元は?」
私「……」
へ「彼女は国王陛下直属のエリートです。コーネリアのために異動してもらいました」
ア「え?じゃあ本来は近衛より上ってことですか」
へ「そうなります」
ア「若くて美しくて華奢な伯爵令嬢が婚姻もせずに国王陛下直属のエリートですか。それは興味深い」
コ「ジェルメーヌ王女殿下は何か留学に関して質問はございますか」
ジ「特にありませんわ。おふたりは恋愛婚ですか?政略婚ですか?」
コ「恋愛婚ではありません」
へ「コーネリアは賢く美しい。性格もいいから好ましく思っています」
ジ「そうなのですね」
ア「ネルハデス卿は候補に上がらなかったのですか?」
へ「辞退されてしまいました」
ア「婚姻せず婚約者もいない伯爵家の令嬢か。しかも妃の打診を断った。…同性が好きか、好きな相手が既婚者か。どうかな、ネルハデス卿」
私「外れです、アルベリク王子殿下」
ア「滞在中だけでも 私の護衛になってくれないか」
私「一度剣を持つと狂ったように暴れる癖がありますので、許可がおりません」
ア「では、国王陛下から許可をいただければいいということだな?」
私「陛下の命であれば」
ア「では聞いてみようか」
陛下!お願いします!
歓談が終わった後、モロー室長に報告した。
「王子はどうだった」
「玩具化にされないよう祈っています」
「王女は?」
「まだ大丈夫です」
【 アルベリク王子の視点 】
「兄様、王太子妃があんなに美人だとは思いませんでしたわ」
ソファに座る妹は第三王女で末っ子だ。足をぶらぶらとさせながらクッションを抱えた。
「王太子妃が美人でも公爵家出身。ジェルメーヌは王女だから正妃交代は十分有り得る」
「兄様はあの女護衛に興味がお有りのようですね」
「彼女には何かある」
「何かって?」
「さあな」
全く訓練を受けていないのは一目瞭然だ。華奢で筋肉はあまり付いていない。歩き方も立っているときも令嬢だ。多分剣が重いか何かで付けさせなかったのだろう。そこまでして彼女を同席させる理由は何だ?国王陛下直属のエリートというのは本当か?
何かを警戒するのではなく、ただ私とジェルメーヌの目を見ていた。彼女に何が出来るんだ?
それに…多分 ヘンリー王太子殿下はコーネリア王太子妃と婚姻したが、想い人は彼女の方だ。
リヴィア・ネルハデス
もう1人の近衞騎士も彼女を気にしていた。2人とも時折り彼女をチラッと見る。王太子の方は愛しそうな目を向ける、近衛の方はせつなそうな目を向ける。彼女はその目に気付いていないのか、その目を知っていて無視できるほど日常的なことなのか。
王族と宰相だけの晩餐で、公爵でもある宰相閣下も彼女と親しげに話す。
そして彼女が同じ色の階級章を付けた者に合図を送ると、給仕の男が1人現れなくなって、何故か その給仕がテーブルに置いた飲み物が交換された。
近衛と違う軍服の あの男が彼女の上官で、彼も国王陛下直属の者なのだろう。
国王陛下と彼は少し似ている。
王弟として紹介せず仕事をさせているのは異母兄弟?母親の身分が低い?もしくは母后の兄弟か何かの息子か?それとも偶然か?
彼も彼女を気にしているな。
この女にどれだけの価値があるというのだ?
腰に帯剣ベルトを装着し、剣を入れようと持ったけど腰まで剣先を上げることができない。
「誰だ? リヴィアに長剣を渡したのは。短剣にしろ。ベルトも交換だ」
「すみません、カルフォン卿」
チラッとカルフォン卿を見上げると困った顔をしていた。
侍女や女官だと外せと言われたら外れるしかない。だけど護衛騎士であれば“外れることを許されていない”と拒否できる。
「リヴィアのせいじゃない。ほら、腕を上げろ」
腕を上げると、先に着けた帯剣ベルトを外し、別のベルトを装着してくれた。そして短剣も装着してくれた。
「ありがとうございます」
「まだ終わりじゃないぞ。その状態で剣を引っ掛けることなく動かなくてはならない。いちいち剣を引っ掛ける近衞騎士など この世に存在しないからな」
「そうですね」
カルフォン卿が厳しくてコワイ。
「当たったぞ」
「また当たった」
「やり直し」
「もう一度」
凄く難しい。普通の椅子に座る時も当たり、テーブルにも当たり、人と人の間を通る時にも当たり、振り向いても当たってしまった。
「……辞退してきます」
「待て、分かった。剣は諦めよう」
「いいのですか?」
「……任せろ」
そしてついに、アルベリク第二王子殿下とジェルメーヌ王女殿下が到着し、謁見の間での挨拶を終えて、ヘンリー王太子殿下とコーネリア王太子妃殿下が応接間で歓談をすることになった。
ア「王太子殿下と王太子妃殿下は同級生だったのですね」
へ「はい。3年間同じクラスでした」
ジ「羨ましいですわ。もっと早く産まれていたら 一緒に学べましたのに」
ア「ところで、随分と若くて美しい護衛が就いているのですね」
ジ「本当ですわね。お兄様、うちにも彼女くらいの兵士はいますか?」
ア「いないな。所属は近衛ですか」
へ「はい」
ア「武器を持っていないようですね。体術専門ですか?」
へ「え?…あ~どうだったか…カルフォン卿」
カ「彼女は少し加減を知らないところがありまして、武器を持たせると危険ですので没収しました。
体術は不得意です。この細さではちょっと。教官が鍛えようとしましたが断念しました」
ちょっと!カルフォン卿!
ア「面白いな。それなのに王太子妃殿下の護衛に?」
コ「ネルハデス卿も学友ですの。個人的にも親しくて一番信頼している女性です。だから彼女を側にとお願いしたのです」
へ「私達は彼女を信頼しています。彼女のような人材は手放したくありませんよ」
ア「そこまで言わせるなんて凄いですね。卿、フルネームを伺っても?」
私「リヴィア・ネルハデスと申します、アルベリク王子殿下」
ア「リヴィアか…実家の爵位は?」
私「伯爵家です」
ア「縁談は無かったの?」
私「辞退させていただきました」
ア「何故?」
私「騎士になりたかったからです」
ア「君は嘘か下手だね。本当は騎士じゃない?」
私「別の部署から異動になりました」
ア「元は?」
私「……」
へ「彼女は国王陛下直属のエリートです。コーネリアのために異動してもらいました」
ア「え?じゃあ本来は近衛より上ってことですか」
へ「そうなります」
ア「若くて美しくて華奢な伯爵令嬢が婚姻もせずに国王陛下直属のエリートですか。それは興味深い」
コ「ジェルメーヌ王女殿下は何か留学に関して質問はございますか」
ジ「特にありませんわ。おふたりは恋愛婚ですか?政略婚ですか?」
コ「恋愛婚ではありません」
へ「コーネリアは賢く美しい。性格もいいから好ましく思っています」
ジ「そうなのですね」
ア「ネルハデス卿は候補に上がらなかったのですか?」
へ「辞退されてしまいました」
ア「婚姻せず婚約者もいない伯爵家の令嬢か。しかも妃の打診を断った。…同性が好きか、好きな相手が既婚者か。どうかな、ネルハデス卿」
私「外れです、アルベリク王子殿下」
ア「滞在中だけでも 私の護衛になってくれないか」
私「一度剣を持つと狂ったように暴れる癖がありますので、許可がおりません」
ア「では、国王陛下から許可をいただければいいということだな?」
私「陛下の命であれば」
ア「では聞いてみようか」
陛下!お願いします!
歓談が終わった後、モロー室長に報告した。
「王子はどうだった」
「玩具化にされないよう祈っています」
「王女は?」
「まだ大丈夫です」
【 アルベリク王子の視点 】
「兄様、王太子妃があんなに美人だとは思いませんでしたわ」
ソファに座る妹は第三王女で末っ子だ。足をぶらぶらとさせながらクッションを抱えた。
「王太子妃が美人でも公爵家出身。ジェルメーヌは王女だから正妃交代は十分有り得る」
「兄様はあの女護衛に興味がお有りのようですね」
「彼女には何かある」
「何かって?」
「さあな」
全く訓練を受けていないのは一目瞭然だ。華奢で筋肉はあまり付いていない。歩き方も立っているときも令嬢だ。多分剣が重いか何かで付けさせなかったのだろう。そこまでして彼女を同席させる理由は何だ?国王陛下直属のエリートというのは本当か?
何かを警戒するのではなく、ただ私とジェルメーヌの目を見ていた。彼女に何が出来るんだ?
それに…多分 ヘンリー王太子殿下はコーネリア王太子妃と婚姻したが、想い人は彼女の方だ。
リヴィア・ネルハデス
もう1人の近衞騎士も彼女を気にしていた。2人とも時折り彼女をチラッと見る。王太子の方は愛しそうな目を向ける、近衛の方はせつなそうな目を向ける。彼女はその目に気付いていないのか、その目を知っていて無視できるほど日常的なことなのか。
王族と宰相だけの晩餐で、公爵でもある宰相閣下も彼女と親しげに話す。
そして彼女が同じ色の階級章を付けた者に合図を送ると、給仕の男が1人現れなくなって、何故か その給仕がテーブルに置いた飲み物が交換された。
近衛と違う軍服の あの男が彼女の上官で、彼も国王陛下直属の者なのだろう。
国王陛下と彼は少し似ている。
王弟として紹介せず仕事をさせているのは異母兄弟?母親の身分が低い?もしくは母后の兄弟か何かの息子か?それとも偶然か?
彼も彼女を気にしているな。
この女にどれだけの価値があるというのだ?
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