【完結】捕虜のはずなのに 敵国の将軍が溺愛してくる

ユユ

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拒絶感がない

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【 アラン・ロプレストの視点 】

俺は孤児院の出だ。

父は酒飲みで 給金の大半を酒に費やしてしまう。
飲んで帰って来て、母に問い詰められると暴力を振るった。
母は家賃や生活費を貰わなければならず、言わないという選択肢は無い。だから毎週給料日にこのやり取りを繰り返していた。

仕方なく母は働きに出た。
だが その矢先に妊娠していることに気が付いた。
すぐに悪阻が始まり仕事に行けなくなった。家事もままならなくなった。部屋が汚い 洗濯物が溜まっている 食事の用意をしていないと罵られる毎日に変わった。特に父の酒の臭いが悪阻を悪化させ、罵られている間に嘔吐して父にかけてしまった。激昂した父に殴られ蹴られ、髪を掴まれて引き摺り出されて屋外に放置された。

そこでやっと近所の人に通報されて、母は保護された。これまでの結婚生活から外に引き摺り出されるまでのことを聞いた医者が町長に報告。母が離縁を望んだために町長が離縁させた。
父はまた激昂して町長を殴った。酒を飲んでいた。
町兵だった父は解雇された。二度と暴力を振るわないよう両肩を脱臼させられ治療もしないまま1ヶ月拘留された後、町から追い出された。
多分処刑された方が温情と言えただろう。

母は保護所で俺を産むと親権を手放して去った。
俺は孤児院に送られた。

孤児院に慈善活動で勉強や剣術を教えに来ていたロプレスト侯爵家の令息が俺に目を掛けてくれた。剣術の才があったようで騎士学校にも行かせてもらった。

卒業後はロプレスト侯爵領で私兵になった。
数年後に王宮騎士団からスカウトが来た。
この時、侯爵令息はすでに侯爵になっていた。
彼が俺を養子にするべく、身元調査書を作成した。
その時に両親のことと自分が捨てられた経緯を知った。

アラン・ロプレストとして王宮騎士団に入ると、令嬢や夫人が目の色を変えた。媚を売り夫人はベッドの相手を俺に求め、令嬢は次期侯爵夫人の座を求めていた。ロプレスト侯爵夫妻に子は恵まれず、侯爵は血筋に拘らずに俺を跡継ぎに指名したからだ。
平民の捨て子を次期侯爵にさせたくない者や、我こそはと期待していた親戚が反対した。
だが、侯爵の妹は隣のベルゼア王国と隣接するシトロエヌ辺境伯の妻となったし、ロプレスト領はシトロエヌと隣接している。だから侯爵は後継者に強さを求めた。親戚の挑戦者を全員返り討ちにして養子になった。

女達の争いや蹴落とし合いにうんざりしていたし、苦手なことがあった。
俺も男だ、性欲はある。だから私兵の時に女を相手にしたことがあった。失敗だった。女のアソコが気持ち悪くて萎えてしまった。三度繰り返して諦めた。
もしかして、俺は男色なのかと悩んだこともあったが どう考えても男のナニに触ったりケツに突っ込むなんて汚くて無理だ。
だからたまに娼館で手や口だけで抜いてもらうくらいしか出来なかった。

武勲を立てて将軍となり、ロプレストやシトロエヌを含むベルゼア王国との国境側を担当することになった。

一年後、そこで問題が起きて一時開戦にまで発展した。
今はよく分からない。攻撃を仕掛けておいて王太子が休戦のような方法を選んだ。
見つけた隠し扉でベルゼアに入ってみると叫び声が聞こえた。

部下にここで待てと壁の向こうに待機させ、俺だけ声の方へ向かった。
するとベルゼアの国境警備隊の制服を着た男が若い女を犯そうとしていたので助けた。
それがミアとの出会いだ。

かなり美しい少女だった。
怯えた表情ではなく、悔しそうな表情をしているのが印象的で、連れて戻ってしまった。

馬に乗せた時も川でも彼女に拒絶感は無かった。寧ろ落ち着いた。
だが、男だった。しかもベルゼア王国の第四王子。
意識を失う前の言葉で匿う気になった。
自分が役立たずだと謝っていた。誰に?

部下達を先に帰して、町医者を頼った。
寝言では謝罪や痛みに苦しむ言葉が何度も出てきた。細くて筋肉なんかほとんど無い体は女のように柔らかい。

レミが目覚めた瞬間、見惚れてしまった。
眩い金髪に夜空のような煌めく瞳、白い肌に柔らかそうな桃色の唇。圧倒的な美少女にしか見えない。

鞍で擦れた睾丸の裏に薬を塗るために下着を脱がせた。川でも見たがあのときはそれどころではなかった。改めて見ると男のナニなのに嫌な気にならない。レミが聞いたら怒るかもしれないが、力無く下着から出てきたナニはタマも竿も小ぶりで可愛く思えた。触れても嫌な気は全くしない。それどころか掴んで刺激して どのくらい大きくなるのか見てみたかった。

どうかしている。

だが、看病しているうちに俺に懐いたレミが可愛くて仕方ない。
そして決定的なことが起きた。

夜、また薬を塗っていたときにレミが勃起した。レミは顔を両手で覆って耳を赤くしていた。
思い切って握るとレミが驚いて股間を見た。
そのまま上下に動かして刺激を与えると、身を捩った。
勃っても可愛かった。

「アラン様っ、ダメですっ」

「怪我人は大人しくしていろ」

「アラン様っ」

あっという間にレミは果てた。
ドプっ ドプっと白濁が漏れ出た。

気持ち良さそうに脚をジタバタさせ、腰をビクンと動かしながら吐精していた。
出し終わると徐々に萎えていた。
潤んだ瞳で俺を見た後、枕で顔を隠した。

カチャカチャ

「えっ!?」

「少しだけ貸してくれ」

レミの腹の上の精液を己の勃ち上がったナニに塗り付けるとレミを横向きにして脚を曲げさせて太腿の間に突っ込んだ。
レミの尻と膝を押し掴み、腰を振って高めた。
薬を塗るたびに肛門も見たがそこまで可愛く思えた。

なのに…

「くっ!」

引き抜いてレミに目掛けてしごくと、勢いよくタマや肛門に掛かった。

出し切った後、布で拭き取り、もう一度薬を塗って下着を履かせた。
 
「レミ、ありがとう」

「……」

「怒ったか?」

「驚きました」

「嫌じゃなければまたしたい」

「でも…」

「すっきりしただろう?」

「……」



無言を肯定と受け取り、町医者の所にいる間に4回

その後、足首の捻挫が大分良くなったレミと一緒にシトロエヌ城へ向かった。


到着すると叔母上がレミを見て驚いた。

「彼女が助けたなの?」

「はい。名はレミです。俺の婚約者です」

レミも叔母上も驚いていた。
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