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答え

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領地から戻り、王都の侯爵邸に帰ってきた。
マティアス殿下の誕生日を祝うためだ。  

今回ドレスは自分の好みで作った。
婚姻してからはエリアス様の好みなどに合わせたドレスしか着ることができなかった。
外出の場合は肌を見せず体のラインが隠れるドレスを用意されてきた。

だけど今日はレースで肌を隠すこともなく、体のラインも隠したりしない。

双子は領地と両親に馴染んでいるので預けているから遅くに帰っても大丈夫。


王城へ到着すると、マティアス殿下が迎えにきてくれた。

「シャル、久しぶり。すごく綺麗だ」

「マティアス殿下も素敵です」

「待っていればシャルと婚姻できたのかな」

「3人も産んだのですよ?」

「関係ない」

マティアス殿下は、私が子を産んだ後離縁しなかったから、陛下から婚姻するよう命じられてお妃様を娶っていた。


会場で侯爵家からの出席として挨拶をする私に、少し騒ついていた。
殿下は気にするなと微笑んでくれた。

挨拶が終わると昔の知り合いに声をかけて回った。
だけどやっぱり彼に捕まる。

「シャルロット」

「ごきげんよう エリアス様」

「元気そうだな」

「はい。とても元気ですわ。エリアス様はだいぶお疲れのご様子ですわね」

「後で侯爵邸に寄らせてくれ。話がしたい」

「それでは遅くなってしまいますわ。あちらでどうぞ」

シャルロットは外へ出るよう促した。


「ミリアンにも父上にも母上にも叱られた。
そして今日の君を見て、俺は甘えていたのだと知った。シャルロットが屋敷で大人しくしてくれているのも、俺が選ぶドレスを着てくれるのも君の我慢の上で成り立っていた。
仕事のやり方も指摘された。忙しくしているのは自分のせいなのに馬鹿なことを口にした。

いつの間にか全部が当たり前だと思っていたことに気が付いた。シャルロット、今までありがとう」

「……」

「信じられないかもしれないが、俺はシャルロットだけを愛している。この先もそれは変わらないと自負している。
だがシャルロットを不幸にしているのなら俺は…」

「……何でしょう」

「それでも別れたくない。俺の妻は、俺の恋人は生涯シャルロットしかいない」

「また同じ環境に私を置くつもりですか」

「仕事を補佐達にしっかり振って、シャルロットや子供達との時間を大事にしたい」

「それが叶ったら教えてください」

シャルロットは有言実行後に出直せという意味を込めた。


「ちょっと、何してるんですか」

「愛する妻のそんな姿を見たら自制出来るわけがない」

立ち去ろうとするシャルロットの手を掴んだエリアスは 逢瀬の穴場に連れて行き、少し解すと奥まで突き立てた。

「んんっ!」

王宮勤めの騎士は、庭園で事に及べる場所を知っていた。人目から隠れ、見張りの兵士も遠慮して寄り付かない場所だった。

久しぶりに昂ったモノを受け入れたシャルロットは身を震わせて紅潮し、一方で久しぶりに女の身体のナカに入ったエリアスは射精感に襲われた。

「シャルロット…やばい。出そうだ」

「イヤ」

「だけど、すごくいいから…」

シャルロットはエリアスの首に腕を回し、膨らみきった亀頭を子宮口で撫で回し、膣壁で絞り上げた。

「くっ!」

瞬殺と言ってもいいくらいに直ぐ吐精してしまった。
ゆっくり抜き去ると白濁がプリプリと地面に落ちていく。
エリアスは指を2本挿れて掻き回し、残りの精液を出来るだけ外にだした。

ずらした下着を直し服を整えて会場に戻ったが、エリアスはまだまだ足りないし、シャルロットは拷問に近い気分だった。掻き出し残した精液と愛液で下着は濡れてヌルヌルしていた。

「(シャルロット。そんな顔をして男を誘うな)」

「(誰のせいだと思ってるの!)」

色気全開となったシャルロットから 会場の男達は目が離せないでいた。
エリアスは必死で隠そうとした。

やっとパーティが終わり、少し城からも子爵邸からも侯爵邸からも離れた宿に行き、部屋を取った。

エリアスは上着を脱ぎ、タイを外し、シャルロットの下着を脱がせ テーブルの上に座らせて裾を捲った。トラウザーズをくつろげるとモノを取り出すと一気に挿入した。

「んあっ!」

「今夜は寝かすつもりは無いからな」

いろいろな体位を試し、最後はテーブルに突っ伏させ、背後から左手で腰を掴み、肩を右手で掴むと激しく突き立て吐精した。

ぐったりしたシャルロットに挿入したままドレスの結びを解き、モノを抜き去るとドレスを脱がせベッドへ運んだ。


エリアスが満足し、解放される頃にはシャルロットの意識は飛んでいた。
人形のようになったシャルロットの身体を軽く拭いて毛布を被せると、手紙を書いて届けさせるよう御者に命じた。

子爵家と侯爵家宛の手紙には、2人は泊まるということと、着替えと避妊薬を頼むという内容が書いてあった。


遅くに起きたシャルロットはエリアスの抱擁に抵抗しない。

「腹は減らないか?」

「減ったけど眠い。眠いけど減った」


食事を摂り、シャワーを浴びて、その間にシーツ交換を終えたベッドに戻った。

シャルロットは潜ってエリアスのガウンをずらして、陰茎を口に含んだ。

「シャルロット!?」

拙い口淫だったが、シャルロットの初めてだった。
ぐったりしていた陰茎はムクムクと育ち、シャルロットの顎に負荷を与えていた。

毛布を捲り、咥えたシャルロットを見て興奮したエリアスは、そのまま高まるのを待ち 顔にかけた。
最後は唇に擦り付けた。

「舌を出して舐め取って」

シャルロットは舌を出して迎えた後、亀頭を口の中に収めて舐めた。 

シャルロットの顔を拭き、秘部を執拗に舐め続け、何度と絶頂に導くとまた2人は眠りに落ちた。



2ヶ月後、エリアスは侯爵家の領地に迎えにきた。

「「 パパぁ!! 」」

少し大きくなった双子が駆け寄ると膝を付いて抱きしめながら涙を流した。

「パパが不甲斐ないばかりにごめんな」

「ふが…?」

「分かんない」

「パパが悪かったってことだ」

「パパ、お仕事は?」

「直ぐ帰っちゃうんでしょ?」

「1週間ここで遊んで みんなで帰ろう」

「まだここで遊んでいたい」

「お友達ができた」

「友達は招待しよう。また遊びに来るし大丈夫だ」

エリアスは1週間 双子とよく遊び、シャルロットの両親ともコミュニケーションをとり、夜にはシャルロットとたくさん会話をした。

そして4人で子爵邸に帰った。
それ以来、2人は喧嘩をすることは生涯無かった。




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