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【ロジェ】 気持ちが伝われば

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【 ロジェの視点 】

父『宝石の売り上げがすごいぞ』

義姉『確かに次々とお茶会やパーティでお会いする夫人や令嬢方が、うちの宝石を身に付けておりますわ。輝きも違いますし 直ぐ分かりますわ』

母『星形は殿方も付けていらっしゃるし』

兄『ロジェ、ユリナちゃんを口説けたのか?』

俺『ユリナに男が近付かないようにしています』

兄『好きだと伝えないと』

俺『……』

義姉『フラれるのが怖いのね』

母『でももうすぐ卒業よ?』

父『流石に卒業したら、縁談を探すだろう』

母『子爵は既に探しているって聞いたことがあるわ。うちから申し込む?』

俺『……はい』


だが、ユリナから直接断られてしまった。

“釣り合わないってことは分かっているし、宝石の研磨の仕方を教えたりデザインを提供したからなのよね?私は親友と政略結婚なんてする気はないの”

結局、卒業パーティーも済ませ、学生ではなくなりユリナとは用事を作らなければ会えなくなってしまった。

そして知った隣国での見合い話。
先日の兄上からの案を思い出した。

“いっそのこと既成事実でいいんじゃないか?
飲みやすいけど強めの酒を飲ませて理性を緩くさせてベッドに運べ。そのくらいしないとユリナは親友だの友人だのというしがらみからは抜け出せない。泣いて嫌がるなら止めて諦めろ”

もう時間がない。


既成事実を作るために夜会に呼び出したユリナは
“私なんかに欲情するわけがないじゃない”と言った。
チャンスだと思った。

『そうか。自信があるのだな?
俺がユリナに欲情したときは覚悟を決めろよ』

『はいはい。分かりました』

1度目のダンスの後に、甘くて強い酒を2杯飲ませた。そして2度目のダンスを踊り終える頃にはまともなステップは踏んでおらず、ユリナは自分の足で真っ直ぐ歩くことができなくなっていた。

『少し休もう』

廊下に出て

『ちょっと』

『いいから掴まれ』

抱き上げて

『何処行くの?』

『休めるところ』

俺の部屋へ運びベッドの上に降ろした。

スカーフを外し上着を脱ぎ、シャツを脱ぎユリナの髪飾りやネックレスやイヤリングを外し、ドレスを脱がせ始めた。

『ロジェ!?』

『こんなものを着ていたら苦しいだろう』

『帰ってメイドに…ちょっと!』

比較的脱がせやすいドレスで良かった。

『ロジェ、んっ』

唇を重ねて舌を捩じ込んで

『あっ』

鎖骨から胸の間に舌を這わせ

『ロジェっ』

紐を解き 胸が露わになり 透き通るような白い肌に息をのんだ。

『帰る』

『駄目だ』

『帰る、あっ』

抵抗すると揺れる胸の頂は薄いピンクで

『お前が言ったんだ、ユリナ』

口に含むとすごく柔らかくて

『あっ、ダメっ』

だけど徐々に硬くなって

『っ!』

下着の中に手を入れて割れ目に指を忍ばせても濡れていないから、下着を脱がせて脚を広げて押さえ付けて入念に舐めた。

『ダメ!ああっ』

湯浴みの前でもユリナなら舐め尽くせる。

『ロジェっ無理!無理…あ…あ…』

達したようで身体をくねらせていた。

指を一本挿れてゆっくり解す。

『狭いな』

『そんなとこっ』

また愛芽を口に含み舌で撫で上げながら ナカを探るように指で慣らす。

『やっ』

少しずつ潤っていく。

今夜は痛いんだろうな。

『ユリナ』

ここに捩じ込むのか。…俺の 入るのか?

『んあっ』

抵抗する力が弱い。こんなんじゃ簡単に組み敷かれるぞ。

『ユリナ、俺の側を離れるなよ』

指を二本に増やすと 愛液が指に纏わり付きながら膣圧で締め上げてくる。

早く挿れたい、繋がって 締め付けられたい。
ナカで擦って吐精して染み込ませたい。この女は俺のものだと刻みたい。

『ああっ!』

また舐めて絶頂へと促すと二本の指を捻り上げるように締め付ける。

もう限界だ。

指を抜き、秘部に陰茎を押し付けながら蜜を纏わせた。角度を変え膣口にぐっと押し付けた。

『駄目…ロジェっ』

俺を押し退けようとする両手を掴み頭の上に押さえ付けた。

『大人しく力を抜いていろ』

腰に力を入れて膣壁を押し割っていく。

『痛いっ』

涙を浮かべて痛みと未知の侵入に怯えるユリナが愛おしい。誰も許したことのない俺だけの身体ユリナの証。

『いっ!!』

残りの半分を一気に押し込んだ。

『ユリナ』

『痛いのに』

『ごめん』

涙を拭い 届く範囲全てにキスをした。

『痛いの』

『でも俺は最高に嬉しい』

『なんで…』

『欲情したらいいって言っただろう?』

『違う…私は、』

『違わない。婚約すれば数ヶ月から1年で夫婦になる。こうやって愛し合うことも含まれている。
俺は我慢しない。お前の否定の言葉は聞きたくない。
今夜からは身も心も俺を受け入れて愛してくれ。
ユリナを大事にするし勃たなくなっても悦ばせてやる。ユリナは身を任せて貪欲に快楽を受け取ればいい』

『ロジェ』

『愛してる』

『っ!』

『愛してるよ ユリナ』

『……』

戸惑うユリナとは反対に膣内は俺の言葉に反応して生き物のように包み込む。
あたたかくて溶けそうに気持ちいい。

少し腰を回し奥を撫でるとジワっと蜜が出てきた。

胸を掬い頂を摘んで捏ねながら少しだけ大きく腰を回す。

段々とユリナの反応が変わりだし 半開きの唇から吐息が漏れ出した。
それが一気に射精感を促した。

俺ので気持ち良くなっているユリナがさらに愛おしい。
何度か身体を重ねたらユリナから俺を欲してくれるだろうか。
“今すぐ挿れて”と懇願するユリナが見たい。
愛撫もしていないのにグチュグチュに濡れたココにいきなり突き立て 抉って掻き回して押し上げて最奥で果てたい。
“もっと”と2回目を強請るユリナの突き出した尻を鷲掴みにして背後から乱暴に犯してユリナを満足させる日が来て欲しい。

妄想は精液を一気にのぼらせた。
もう ちょっとでも動けば出てしまう。

『ユリナ、“お願い”って言って』

『何?』

『“お願い”って言ってくれ』

『……お願い  あっ!!』

腰を限界まで押し付けて吐精を始めた。勢いよく次から次へとユリナの奥に注いでいく。

『ユリナっ!』

『ああっ』

『俺を愛して』

『ロジェっ』

『すごい…気持ちいいっ』

『は…あっ』


吐精が終わっても萎えない。
ゆっくり抽送を始めると次第にユリナは痛みではなく快楽を拾い出した。

『や、怖い』

『俺は嬉しい』

『あっ』

『幸せだ』



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