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あれが婚約者!?(オルデン)
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ビエラでは満足できなくて、たまに初体験をさせてもらった友人の家に行って当主と楽しんだ。
土産に店の品を用意させて持って行った。
そんなある日、ビエラが担当から外れた。
ビエラと関係を持って4ヶ月ほど経っていた。
父上が領地からやってくると、仕事部屋に呼び出された。
そこには執事とビエラがいた。
「オルデン、お前はビエラと恋人同士で、性交渉があったというのは本当か?」
「……はい」
「抱きたいと言い出したのはお前か?」
「……はい」
「はぁ~」
父上が大きな溜息を吐いた。
「ビエラは処女だったというのは本当か」
「はい」
「お前は責任を取らねばならない。だが、これを知られたら破談になるだろう」
「どういうことですか?」
「旦那様、オルデン様は未だ閨教育が済んでおりません」
「失念していた私も悪かった。
オルデン。ビエラは妊娠している」
「え?」
「お前に子供が出来たんだ。父親になる」
「まさか、そんな」
「婚姻して数年後ならまだしも、婚約中とは。
これではお前は婚約破棄をされかねない」
「でも、支援金が、」
「流石にこれは契約違反だ。先方は金を返すことなく破談にできる。侯爵家の人間と認められる子供はアリス嬢の産んだ子だけ。ビエラとお前の子ではどうにもならない」
父親になるなんて……
「働くこともできないから使用人を雇って別宅で囲うしかない。責任を持って面倒を見るように」
その後、閨教育を受けた。
仕組みも何がいけなかったのかも分かった。
孕んだビエラでは穴は使えないし、悪阻があってそれどころじゃない。
そうしているうちに15歳になり、金を持たされると友人の父親で、あの当主が娼館に連れて行ってくれた。
そこでは遠慮なく発散することができた。
女達は皆、避妊薬を飲んでいるか、孕めない女達だったし、希望を伝えれば根元まで咥えてくれる女を寄越してくれた。
体が成長していくと、陰茎も育っていった。
その内、大人も混じった茶会で、金を持っていて次期侯爵の私に歳上の令嬢達が声をかけてきた。
意外と経験済みの令嬢が多く、ヤレそうな女を誘って茂みなどで交わった。
稀に会う婚約者を見ると、気が滅入った。
このまま婚姻して、閨で勃つのか?
出来るだけ関わりたくなくて、とことん避けた。
そして私には伯爵令嬢の恋人ができた。
一目惚れだと言って声をかけてきた。
顔は可愛かった。体はイマイチ発育が悪かったが、手間要らずだった。
「婚約を解消したばかりなの」
それが何故かなんて気にならなかったし、彼女はすぐに私を受け入れた。男女が逢引きをする時間貸しの宿に連れて行かれ そこで逢瀬を重ねた。
もう16歳になっていた。
「デビューで一緒に踊りたいわ」
同い歳だと分かった。
婚約者と出るのは嫌だから、安易な行動を取った。
「ドレスを贈るよ。パートナーとして一緒に出よう」
「本当!? ありがとう!」
婚約者のエスコートなんてごめんだ!付き纏われるのも嫌だ!だからあの手紙を書いてしまった。あの大人しい女が見せて回るとも思わずに。
“かしこまりました”
返事はたったこれだけ。愛想も何もないと腹を立てていた。
ヤスミンを恋人としながらも、他の令嬢とチャンスがあれば体を合わせ、時々娼館にも通った。
産まれた子は男児で、私に似ているそうだ。
まだ会いに行ってはいなかった。
何度も会いに来て欲しいと手紙をもらったが、忙しいと取り合わなかった。
デビュータントを迎え、王族、上位貴族のダンスで名前が呼ばれた時に衝撃が走った。
“第三王子シルヴェストル殿下、アリス・ジオニトロ嬢”
王子と一緒に呼ばれたことで、ダンスホールに目を向けた。そこには別人がいた。
大胆なドレスなのに品があり、ネックラインにはキラキラと宝石らしきものが散りばめられ、シャンデリアの光を反射させていた。艶めく髪はふわりと揺れ、顔も綺麗だった。
息の合ったダンスはどのペアよりも惹きつけられた。王子の触れる手に、見つめ合う瞳に、焼け付くような不快感が生じた。
曲が終わり、捌ける時も手を繋ぐ。
「オルデン様、もうすぐ呼ばれますわ」
「あ、ああ」
ヤスミンとダンスを始めると、途端に今まで魅力的に感じていた顔が平凡に見えた。
自分が贈ったドレスなのにパッとしない。アクセサリーも無駄に派手だ。
ダンスも婚約者に比べると上手くはなかった。
フリータイムで婚約者の元に行くと無視された。
そして冷たくあしらわれる。
お前は私の婚約者だろう!
そこに騎士団長のガーネット伯爵、宰相のノッティング侯爵まで私と婚約者の間に立った。
散々言われた後、第三王子シルヴェストル殿下が私の婚約者と手を繋いで去って行った。
は?
あれは私の婚約者なのに……
その後は、むしゃくしゃして、ヤスミンを夜の庭園に連れて行き、後ろから突っ込んだ。
「痛いわ!オルデン様!」
「(静かにしろ!気付かれたら晒し者だぞ)」
思いのまま腰を叩きつけて抉り、高まると放出した。時間はほとんどかからなかった。
吐精が終わり、ズルッと抜き去ると、身なりを整えた。
「帰るぞ」
「………」
土産に店の品を用意させて持って行った。
そんなある日、ビエラが担当から外れた。
ビエラと関係を持って4ヶ月ほど経っていた。
父上が領地からやってくると、仕事部屋に呼び出された。
そこには執事とビエラがいた。
「オルデン、お前はビエラと恋人同士で、性交渉があったというのは本当か?」
「……はい」
「抱きたいと言い出したのはお前か?」
「……はい」
「はぁ~」
父上が大きな溜息を吐いた。
「ビエラは処女だったというのは本当か」
「はい」
「お前は責任を取らねばならない。だが、これを知られたら破談になるだろう」
「どういうことですか?」
「旦那様、オルデン様は未だ閨教育が済んでおりません」
「失念していた私も悪かった。
オルデン。ビエラは妊娠している」
「え?」
「お前に子供が出来たんだ。父親になる」
「まさか、そんな」
「婚姻して数年後ならまだしも、婚約中とは。
これではお前は婚約破棄をされかねない」
「でも、支援金が、」
「流石にこれは契約違反だ。先方は金を返すことなく破談にできる。侯爵家の人間と認められる子供はアリス嬢の産んだ子だけ。ビエラとお前の子ではどうにもならない」
父親になるなんて……
「働くこともできないから使用人を雇って別宅で囲うしかない。責任を持って面倒を見るように」
その後、閨教育を受けた。
仕組みも何がいけなかったのかも分かった。
孕んだビエラでは穴は使えないし、悪阻があってそれどころじゃない。
そうしているうちに15歳になり、金を持たされると友人の父親で、あの当主が娼館に連れて行ってくれた。
そこでは遠慮なく発散することができた。
女達は皆、避妊薬を飲んでいるか、孕めない女達だったし、希望を伝えれば根元まで咥えてくれる女を寄越してくれた。
体が成長していくと、陰茎も育っていった。
その内、大人も混じった茶会で、金を持っていて次期侯爵の私に歳上の令嬢達が声をかけてきた。
意外と経験済みの令嬢が多く、ヤレそうな女を誘って茂みなどで交わった。
稀に会う婚約者を見ると、気が滅入った。
このまま婚姻して、閨で勃つのか?
出来るだけ関わりたくなくて、とことん避けた。
そして私には伯爵令嬢の恋人ができた。
一目惚れだと言って声をかけてきた。
顔は可愛かった。体はイマイチ発育が悪かったが、手間要らずだった。
「婚約を解消したばかりなの」
それが何故かなんて気にならなかったし、彼女はすぐに私を受け入れた。男女が逢引きをする時間貸しの宿に連れて行かれ そこで逢瀬を重ねた。
もう16歳になっていた。
「デビューで一緒に踊りたいわ」
同い歳だと分かった。
婚約者と出るのは嫌だから、安易な行動を取った。
「ドレスを贈るよ。パートナーとして一緒に出よう」
「本当!? ありがとう!」
婚約者のエスコートなんてごめんだ!付き纏われるのも嫌だ!だからあの手紙を書いてしまった。あの大人しい女が見せて回るとも思わずに。
“かしこまりました”
返事はたったこれだけ。愛想も何もないと腹を立てていた。
ヤスミンを恋人としながらも、他の令嬢とチャンスがあれば体を合わせ、時々娼館にも通った。
産まれた子は男児で、私に似ているそうだ。
まだ会いに行ってはいなかった。
何度も会いに来て欲しいと手紙をもらったが、忙しいと取り合わなかった。
デビュータントを迎え、王族、上位貴族のダンスで名前が呼ばれた時に衝撃が走った。
“第三王子シルヴェストル殿下、アリス・ジオニトロ嬢”
王子と一緒に呼ばれたことで、ダンスホールに目を向けた。そこには別人がいた。
大胆なドレスなのに品があり、ネックラインにはキラキラと宝石らしきものが散りばめられ、シャンデリアの光を反射させていた。艶めく髪はふわりと揺れ、顔も綺麗だった。
息の合ったダンスはどのペアよりも惹きつけられた。王子の触れる手に、見つめ合う瞳に、焼け付くような不快感が生じた。
曲が終わり、捌ける時も手を繋ぐ。
「オルデン様、もうすぐ呼ばれますわ」
「あ、ああ」
ヤスミンとダンスを始めると、途端に今まで魅力的に感じていた顔が平凡に見えた。
自分が贈ったドレスなのにパッとしない。アクセサリーも無駄に派手だ。
ダンスも婚約者に比べると上手くはなかった。
フリータイムで婚約者の元に行くと無視された。
そして冷たくあしらわれる。
お前は私の婚約者だろう!
そこに騎士団長のガーネット伯爵、宰相のノッティング侯爵まで私と婚約者の間に立った。
散々言われた後、第三王子シルヴェストル殿下が私の婚約者と手を繋いで去って行った。
は?
あれは私の婚約者なのに……
その後は、むしゃくしゃして、ヤスミンを夜の庭園に連れて行き、後ろから突っ込んだ。
「痛いわ!オルデン様!」
「(静かにしろ!気付かれたら晒し者だぞ)」
思いのまま腰を叩きつけて抉り、高まると放出した。時間はほとんどかからなかった。
吐精が終わり、ズルッと抜き去ると、身なりを整えた。
「帰るぞ」
「………」
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