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悶絶
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やっぱり帰れば良かった。
国王夫妻と王太子妃夫妻、リュシアン様と私達家族で夕食を食べるらしい。
それならまだ公爵家の方が良かった。緊張しなくて済むもの。
流石に国王夫妻との食事で平民ワンピースはまずいよね。
「カーラ。カルヴァロス邸に行ってワンピースドレス持ってこようかな。コレよりはいいよね?」
「もう見慣れてしまって失念しておりました。ディオス様に許可を取って参ります」
「いいの、こっそり行ってくるから」
「駄目ですよ。私が怒られます!」
その間に副料理長と話をしていた。
この時代の片栗粉が分からない。私は春巻きの皮を作りたかった。
小麦粉だけだと餃子の皮のイメージしかない。モチモチな気がする。
パリパリと表現するとパイ生地をイメージしたらしい。
私が食べたいものではない。
結局諦めてスープを使わせてもらい洋風茶碗蒸しにした。
ソーセージは入れたくない。
「味が良く取れる物はありますか。
キノコとか貝とか鶏肉とか」
「どれもあるけど貝が余ってるかな」
「8人分だから私でも作れるかな?」
「ララちゃん、まさか自分達だけの分しか作らないつもりかな?」
「じゃあ、追加2個で」
「私の分と料理長の分であってるかな?」
「もちろんです、アンソニーさん。パセリ、ドライトマト、卵、あとスープ使わせてください」
そしてプリンの説明をしたがアンソニーさん達は分からないようだ。
菓子担当の人達に聞いてみると1人理解した人がいた。
「エリックさん、同じように蒸したいんです」
説明すると分かってくれた。
作り方を説明して、混ぜ濾し係、具係、蒸し係を決めた。
もちろん量が増えた。
「手伝う私達が味見できないなんてないよね?ララちゃん。まさかね?」
「器を追加してください」
ルールとして私は食材や器具にに触れることを許されていない。やるわけないけど決まりだ。
これは私のためでもあると説明を受けた。
『もし毒混入事件が起きたら、君も容疑者の一人として尋問、場合によったら拷問、相手次第では処刑だからね?』
『絶対に触れません!』
調理場に入る時は身体検査付き。念のために副料理長が見張り役を務めている。
「ララちゃん、これいつ出すの?」
「前菜かその次辺りでいいかもしれません。
熱々か冷やすかの選択肢がありますが、私は熱々で食べたいです。
小さなスプーンで食べましょう。ティースプーンでいいかも」
「そんな小さなスプーン?」
「本当に熱いんです。口の中、火傷します。
態と小さなスプーンにして掬う量を強制的に少なくすることで、うっかりを防ぎたいのです。
まあ、蒸したてを食べたら分かります」
まず、副料理長と手伝い組の分を蒸した。
「いただきま~す……!!!!!!!!」
悶絶してる。だから言ったのに普通のスプーンで食べるから。
それを見て、みんなティースプーンに持ち替えた。
「美味い!」
「美味いが熱い!これは危険だな」
「木のスプーンという手もあるのですが、木の香りがちょっと」
あ~、悶絶していた人は消えちゃった。医務室かな?
「でもこの熱いのがいいんです。
お茶だって熱湯で淹れるじゃないですか」
「なるほど」
「冷やすならしっかり冷やしたいです。
夏なんかはいいですよね。冷んやりツルッとして。具を細かくすれば、もう飲み物ですよ」
結局、配膳する人がしっかり説明することで決着がついた。
「ララ」
振り向くとリュシアン様がいた。
「終わった?」
「はい」
「着替えよう」
カーラが取りに行ってくれたのかと思ったら、連れてこられたのは知らぬ部屋。
メイドさんが5人もいる。
「え?何!?」
「ララのサイズに合うドレスがあるから選んで」
「レンタルですか」
「どれがいい?」
「一番腹周りが楽そうで裾を踏まなそうなやつでお願いします」
「ククッ、そうだよな。
よし、じゃあ君達、任せたから」
そう言って出て行った。
「客間じゃないですよね、豪華ですし」
「リュシアン王子殿下のお部屋でございます」
「………怒られません?」
「リュシアン王子殿下の指示ですから大丈夫ですわ」
「誰のドレスなのかしら。恐いです」
「王妃様の姪御様のドレスです」
「ムリムリムリムリ!」
下着姿でベットの下に逃げ込んだ。
「お嬢様!出てきてください!」
「お嬢様!」
「ムリムリムリムリ!!」
「お嬢様!」
コンコンコンコン ガチャ
「なんかすごい騒がしいけど何かあった?」
「リュシアン王子殿下、実はお嬢様がベッドの下にお逃げになって」
「は?」
リュシアンはツカツカと歩き寝室に入りベッドの下を覗こうとした。
「あ!お嬢様は今、」
「………」
「………」
メイドの静止は耳に入らず、ララとリュシアンの目が合った。ベッド下は狭くて暗くてララの姿が分からなかった。
「ほら、早く出ておいで。何が嫌なんだ」
「出れません!
しかも王妃様の姪御様のドレスなんて着たらまた牢屋送りです!溢したり転んだりしてドレスが汚れたり破れたりしたら嫌です!無理です!」
「大したことじゃないよ」
「大したことです!もう帰る!」
「仕方ない」
「王子殿下、駄目です!」
メイドの静止は手遅れだった。
リュシアンはララの手をサッと掴み、下着姿のララを引き摺り出した。
「っ! 何て格好で隠れてるんだ!」
「リュシアン様、酷い!」
ガウンを被せて立たされた。
「ララ、私の従姉のドレスだけど、着ないから大丈夫なんだ。年齢とデザインが合わないんだよ。
私は外で待つから、着せてくれ」
「かしこまりました」
廊下でリュシアンは真っ赤な顔を覆いしゃがみ込んだ。
「殿下、大丈夫ですか!」
具合が悪いのかと心配で駆け寄った騎士に手を挙げて大丈夫だと合図をだした。
「はぁ~」
ギクシャクしながら王族専用の食堂へ着いて国王と王太子に自己紹介をした。
王妃と王太子妃には既に会っている。
「プルシア侯爵家の長女ララと申します。
ご招待いただきありがとうございます」
国「可愛いお嬢さんだ」
サ「リュシアンの兄のサリフィスだ。
リュシアンが世話になっているね」
「滅相もございません」
王妃「どうしたの?座って」
「失礼します」
食事が始まったが、ララの表情を見て兄ディオスが気遣った。
兄「ララ、どうした。言ってごらん」
「リュシアン様にベッドから引き摺り出されて下着姿を見られました」
全員「はあ!?」
王妃「リュシアン!」
リュ「違う!言葉が足りなさすぎる!」
「見られた!」
リュ「見たけど違う!」
サ「見たんじゃないか」
国「見たんだな」
王妃「はぁ……」
父「どういうことですかな?」
兄「先走りにも程がありますよ」
リュ「だから、ちょっと違うんだって!」
「メイドが止めたのに」
リュ「そうみたいだけど、あれは、」
サ「あっち!」
国「あつい!」
王妃「!!」
王太子妃「!!」
父「あっ!」
兄「あっつ!」
リュ「ぐうっ!」
「美味しい~。熱々最高~」
ちゃんと配膳係は注意したが、皆聞いていなかった。
ティースプーンで最悪は防げた。
国王夫妻と王太子妃夫妻、リュシアン様と私達家族で夕食を食べるらしい。
それならまだ公爵家の方が良かった。緊張しなくて済むもの。
流石に国王夫妻との食事で平民ワンピースはまずいよね。
「カーラ。カルヴァロス邸に行ってワンピースドレス持ってこようかな。コレよりはいいよね?」
「もう見慣れてしまって失念しておりました。ディオス様に許可を取って参ります」
「いいの、こっそり行ってくるから」
「駄目ですよ。私が怒られます!」
その間に副料理長と話をしていた。
この時代の片栗粉が分からない。私は春巻きの皮を作りたかった。
小麦粉だけだと餃子の皮のイメージしかない。モチモチな気がする。
パリパリと表現するとパイ生地をイメージしたらしい。
私が食べたいものではない。
結局諦めてスープを使わせてもらい洋風茶碗蒸しにした。
ソーセージは入れたくない。
「味が良く取れる物はありますか。
キノコとか貝とか鶏肉とか」
「どれもあるけど貝が余ってるかな」
「8人分だから私でも作れるかな?」
「ララちゃん、まさか自分達だけの分しか作らないつもりかな?」
「じゃあ、追加2個で」
「私の分と料理長の分であってるかな?」
「もちろんです、アンソニーさん。パセリ、ドライトマト、卵、あとスープ使わせてください」
そしてプリンの説明をしたがアンソニーさん達は分からないようだ。
菓子担当の人達に聞いてみると1人理解した人がいた。
「エリックさん、同じように蒸したいんです」
説明すると分かってくれた。
作り方を説明して、混ぜ濾し係、具係、蒸し係を決めた。
もちろん量が増えた。
「手伝う私達が味見できないなんてないよね?ララちゃん。まさかね?」
「器を追加してください」
ルールとして私は食材や器具にに触れることを許されていない。やるわけないけど決まりだ。
これは私のためでもあると説明を受けた。
『もし毒混入事件が起きたら、君も容疑者の一人として尋問、場合によったら拷問、相手次第では処刑だからね?』
『絶対に触れません!』
調理場に入る時は身体検査付き。念のために副料理長が見張り役を務めている。
「ララちゃん、これいつ出すの?」
「前菜かその次辺りでいいかもしれません。
熱々か冷やすかの選択肢がありますが、私は熱々で食べたいです。
小さなスプーンで食べましょう。ティースプーンでいいかも」
「そんな小さなスプーン?」
「本当に熱いんです。口の中、火傷します。
態と小さなスプーンにして掬う量を強制的に少なくすることで、うっかりを防ぎたいのです。
まあ、蒸したてを食べたら分かります」
まず、副料理長と手伝い組の分を蒸した。
「いただきま~す……!!!!!!!!」
悶絶してる。だから言ったのに普通のスプーンで食べるから。
それを見て、みんなティースプーンに持ち替えた。
「美味い!」
「美味いが熱い!これは危険だな」
「木のスプーンという手もあるのですが、木の香りがちょっと」
あ~、悶絶していた人は消えちゃった。医務室かな?
「でもこの熱いのがいいんです。
お茶だって熱湯で淹れるじゃないですか」
「なるほど」
「冷やすならしっかり冷やしたいです。
夏なんかはいいですよね。冷んやりツルッとして。具を細かくすれば、もう飲み物ですよ」
結局、配膳する人がしっかり説明することで決着がついた。
「ララ」
振り向くとリュシアン様がいた。
「終わった?」
「はい」
「着替えよう」
カーラが取りに行ってくれたのかと思ったら、連れてこられたのは知らぬ部屋。
メイドさんが5人もいる。
「え?何!?」
「ララのサイズに合うドレスがあるから選んで」
「レンタルですか」
「どれがいい?」
「一番腹周りが楽そうで裾を踏まなそうなやつでお願いします」
「ククッ、そうだよな。
よし、じゃあ君達、任せたから」
そう言って出て行った。
「客間じゃないですよね、豪華ですし」
「リュシアン王子殿下のお部屋でございます」
「………怒られません?」
「リュシアン王子殿下の指示ですから大丈夫ですわ」
「誰のドレスなのかしら。恐いです」
「王妃様の姪御様のドレスです」
「ムリムリムリムリ!」
下着姿でベットの下に逃げ込んだ。
「お嬢様!出てきてください!」
「お嬢様!」
「ムリムリムリムリ!!」
「お嬢様!」
コンコンコンコン ガチャ
「なんかすごい騒がしいけど何かあった?」
「リュシアン王子殿下、実はお嬢様がベッドの下にお逃げになって」
「は?」
リュシアンはツカツカと歩き寝室に入りベッドの下を覗こうとした。
「あ!お嬢様は今、」
「………」
「………」
メイドの静止は耳に入らず、ララとリュシアンの目が合った。ベッド下は狭くて暗くてララの姿が分からなかった。
「ほら、早く出ておいで。何が嫌なんだ」
「出れません!
しかも王妃様の姪御様のドレスなんて着たらまた牢屋送りです!溢したり転んだりしてドレスが汚れたり破れたりしたら嫌です!無理です!」
「大したことじゃないよ」
「大したことです!もう帰る!」
「仕方ない」
「王子殿下、駄目です!」
メイドの静止は手遅れだった。
リュシアンはララの手をサッと掴み、下着姿のララを引き摺り出した。
「っ! 何て格好で隠れてるんだ!」
「リュシアン様、酷い!」
ガウンを被せて立たされた。
「ララ、私の従姉のドレスだけど、着ないから大丈夫なんだ。年齢とデザインが合わないんだよ。
私は外で待つから、着せてくれ」
「かしこまりました」
廊下でリュシアンは真っ赤な顔を覆いしゃがみ込んだ。
「殿下、大丈夫ですか!」
具合が悪いのかと心配で駆け寄った騎士に手を挙げて大丈夫だと合図をだした。
「はぁ~」
ギクシャクしながら王族専用の食堂へ着いて国王と王太子に自己紹介をした。
王妃と王太子妃には既に会っている。
「プルシア侯爵家の長女ララと申します。
ご招待いただきありがとうございます」
国「可愛いお嬢さんだ」
サ「リュシアンの兄のサリフィスだ。
リュシアンが世話になっているね」
「滅相もございません」
王妃「どうしたの?座って」
「失礼します」
食事が始まったが、ララの表情を見て兄ディオスが気遣った。
兄「ララ、どうした。言ってごらん」
「リュシアン様にベッドから引き摺り出されて下着姿を見られました」
全員「はあ!?」
王妃「リュシアン!」
リュ「違う!言葉が足りなさすぎる!」
「見られた!」
リュ「見たけど違う!」
サ「見たんじゃないか」
国「見たんだな」
王妃「はぁ……」
父「どういうことですかな?」
兄「先走りにも程がありますよ」
リュ「だから、ちょっと違うんだって!」
「メイドが止めたのに」
リュ「そうみたいだけど、あれは、」
サ「あっち!」
国「あつい!」
王妃「!!」
王太子妃「!!」
父「あっ!」
兄「あっつ!」
リュ「ぐうっ!」
「美味しい~。熱々最高~」
ちゃんと配膳係は注意したが、皆聞いていなかった。
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