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本当の愛を持たない女達
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【 皇帝 アレクサンドルの視点 】
昨夜のことが頭から離れない。
ナイトドレスから出た細い腕と脚、薄い腹に締まった腰、尻も丸く胸は小ぶりだが柔らかく腕の動きに合わせてプルプルと揺れる。頂も小さくピンク色。
一気にアレが勃ち上がった。上着で隠れて良かった。
肌を染めて恥ずかしがるユピルピアはしゃがみ込んでしまったから太腿も下着も覗けてしまえた。
後ろにはサイモンも護衛騎士もいるのに。
ユピルピアを抱き上げると華奢でとても柔らかい。
温かく良い香りが立ち上った。
近くにいるために髪を乾かしてやった。少し力を入れると首がもげそうだった。
その間も顔を覆っていた。
拭き終わると指の隙間からチラッと俺を見た。
その瞳は潤みキラキラと輝いていた。
全くおさまらない。
これ以上ここに居たら襲ってしまいそうだったから、別の女で済ますことにしてユピルピアの部屋を出た。
ユピルピアと胸のサイズが近いヴィヴィアンを指名した。
部屋を訪れると鬱陶しい笑みを浮かべて纏わり付く。
ベッドに投げ込み寝巻きを脱がしたが、同じなのはサイズだけで ユピルピアのような美しい形をしていないし頂も小さくなくて茶色い。
献上品は全員処女だし、全員最初からユピルピアのようなピンク色ではなく、薄茶色から焦茶色だった。
仕方ない。
口付けを求めるヴィヴィアンの額を押して、股間に潤滑油を垂らして指を入れた。
俺に触れようと手を伸ばすので、まだ全然解せていないが指を引き抜き 一気にアレを突き立てた。
少し痛いのかヴィヴィアンの顔が歪む。
「勝手に触れるな」
腰を動かすと胸が揺れるが さっきのユピルピアの胸と違う。
脚を大きく広げて腿裏から押さえ付け、強く突き立てたが時間がかかりそうな気がした。
「愛しておりますわ、陛下」
白々しい。
この穴の中に長くいたくない。変な誤解を与えたくない。
目を閉じ、ユピルピアの胸や肌や瞳を思い浮かべながら一心不乱に擦り付け、奥を抉った。
「ユピ…」
さっと抜いて腹に吐精した。
目を瞑っていても勢いよく飛んでいるのが分かる。
俺の白濁を全身に浴びて驚き、口の中に入った精液の味に戸惑うユピルピアを想像した。
ヘソの精液を指で掬い、“次は奥の部屋に注いでください。貴方の子胤で満たしてください。こんなに注がれたら溢れてしまいますね”
などと恥ずかしそうに言うユピルピアを見てもう一度挿入し、奥深くに注ぐと抜いて直ぐに膣に膣栓を埋める。“嬉しいです、アレクサンドル様”
妄想から我にかえり 目を開けると、ヴィヴィアンは腹も胸も首も顔も髪の毛も精液まみれだった。
自分の股間を拭いて服を着た。
ヴィヴィアンは拭いてくれないのかという顔をしている。
布を顔に目掛けて投げた。
「自分で拭け。勘違いをしているようだがお前は性の捌け口に献上された娼婦に過ぎない。俺に触れるな。」
「私はララザフの王女なのですよ!」
「そんなもの、俺にとって何の価値もない」
「私の美貌をお気に召してくださったのでは…」
「顔もさほど他の献上品と変わらない。身体は不満だ。胸ももう少し形が良ければな。乳首も小さくないし、ナカの具合も他の献上品と比べると 中の下だしな」
「ううっ…」
「もし次にこの部屋に来ることがあれば口を使う。張り型を根本まで咥えられるよう練習しておけ。後で届けさせる」
泣くヴィヴィアンを放置して部屋を出た。
鬱陶しい。
俺が皇帝だから愛を口にする不純な女狐達。
欲を隠さず縋り、不相応にも皇后の座を我がものにしようと企む。
碌に言葉も交わしていないのに 部屋に行けば股を広げる女達を皇妃になどするはずがない。皇后なんてもってのほかだ。
片胸を見られただけで赤くなりしゃがみ込んで顔を覆ったユピルピア。
「……」
本宮殿に戻り、侍従に資料を持って来させた。
本来はプロプル王国の公爵の娘が来るはずだったが、ユピルピアが代わりに来たようだ。
“ユピルピア王女はナルプナ伯爵令息との婚約を解消し、後宮入りとなった”
「ユピルピアとナルプナ伯爵家の息子が婚約していた理由を知っているか」
「存じ上げません」
「聞いてきてくれ」
「かしこまりました」
パタン
侍従を外交部に向かわせ、資料の続きを読むが大したことは書いていなかった。
俺と白い結婚を選んだ理由は、ナルプナ伯爵家の息子を愛しているからではないのか。
〈国のために嫁がなくてはならないの〉
〈ユピルピア、行かないでくれ。いっそ 駆け落ちしよう〉
〈そんなことをしたらプロプルは滅ぼされてしまうわ〉
〈私を愛してると言っていたじゃないか〉
〈愛しているわ。でも、仕方がないじゃない〉
〈どうしてもと言うのなら、皇帝に純潔を捧げるな。19もの従属国から集まるなら一人くらい閨事をしなくても大丈夫だろう〉
〈分かったわ。私の純潔は貴方のものよ〉
〈ユピルピア…離れたくない〉
〈せめて口付けを〉
グシャッ
妄想だと分かっているが、その可能性もある。
プロプルを滅ぼせば故郷も愛する男も消え、ユピルピアはもう俺を見るしかないはずだ。
昨夜のことが頭から離れない。
ナイトドレスから出た細い腕と脚、薄い腹に締まった腰、尻も丸く胸は小ぶりだが柔らかく腕の動きに合わせてプルプルと揺れる。頂も小さくピンク色。
一気にアレが勃ち上がった。上着で隠れて良かった。
肌を染めて恥ずかしがるユピルピアはしゃがみ込んでしまったから太腿も下着も覗けてしまえた。
後ろにはサイモンも護衛騎士もいるのに。
ユピルピアを抱き上げると華奢でとても柔らかい。
温かく良い香りが立ち上った。
近くにいるために髪を乾かしてやった。少し力を入れると首がもげそうだった。
その間も顔を覆っていた。
拭き終わると指の隙間からチラッと俺を見た。
その瞳は潤みキラキラと輝いていた。
全くおさまらない。
これ以上ここに居たら襲ってしまいそうだったから、別の女で済ますことにしてユピルピアの部屋を出た。
ユピルピアと胸のサイズが近いヴィヴィアンを指名した。
部屋を訪れると鬱陶しい笑みを浮かべて纏わり付く。
ベッドに投げ込み寝巻きを脱がしたが、同じなのはサイズだけで ユピルピアのような美しい形をしていないし頂も小さくなくて茶色い。
献上品は全員処女だし、全員最初からユピルピアのようなピンク色ではなく、薄茶色から焦茶色だった。
仕方ない。
口付けを求めるヴィヴィアンの額を押して、股間に潤滑油を垂らして指を入れた。
俺に触れようと手を伸ばすので、まだ全然解せていないが指を引き抜き 一気にアレを突き立てた。
少し痛いのかヴィヴィアンの顔が歪む。
「勝手に触れるな」
腰を動かすと胸が揺れるが さっきのユピルピアの胸と違う。
脚を大きく広げて腿裏から押さえ付け、強く突き立てたが時間がかかりそうな気がした。
「愛しておりますわ、陛下」
白々しい。
この穴の中に長くいたくない。変な誤解を与えたくない。
目を閉じ、ユピルピアの胸や肌や瞳を思い浮かべながら一心不乱に擦り付け、奥を抉った。
「ユピ…」
さっと抜いて腹に吐精した。
目を瞑っていても勢いよく飛んでいるのが分かる。
俺の白濁を全身に浴びて驚き、口の中に入った精液の味に戸惑うユピルピアを想像した。
ヘソの精液を指で掬い、“次は奥の部屋に注いでください。貴方の子胤で満たしてください。こんなに注がれたら溢れてしまいますね”
などと恥ずかしそうに言うユピルピアを見てもう一度挿入し、奥深くに注ぐと抜いて直ぐに膣に膣栓を埋める。“嬉しいです、アレクサンドル様”
妄想から我にかえり 目を開けると、ヴィヴィアンは腹も胸も首も顔も髪の毛も精液まみれだった。
自分の股間を拭いて服を着た。
ヴィヴィアンは拭いてくれないのかという顔をしている。
布を顔に目掛けて投げた。
「自分で拭け。勘違いをしているようだがお前は性の捌け口に献上された娼婦に過ぎない。俺に触れるな。」
「私はララザフの王女なのですよ!」
「そんなもの、俺にとって何の価値もない」
「私の美貌をお気に召してくださったのでは…」
「顔もさほど他の献上品と変わらない。身体は不満だ。胸ももう少し形が良ければな。乳首も小さくないし、ナカの具合も他の献上品と比べると 中の下だしな」
「ううっ…」
「もし次にこの部屋に来ることがあれば口を使う。張り型を根本まで咥えられるよう練習しておけ。後で届けさせる」
泣くヴィヴィアンを放置して部屋を出た。
鬱陶しい。
俺が皇帝だから愛を口にする不純な女狐達。
欲を隠さず縋り、不相応にも皇后の座を我がものにしようと企む。
碌に言葉も交わしていないのに 部屋に行けば股を広げる女達を皇妃になどするはずがない。皇后なんてもってのほかだ。
片胸を見られただけで赤くなりしゃがみ込んで顔を覆ったユピルピア。
「……」
本宮殿に戻り、侍従に資料を持って来させた。
本来はプロプル王国の公爵の娘が来るはずだったが、ユピルピアが代わりに来たようだ。
“ユピルピア王女はナルプナ伯爵令息との婚約を解消し、後宮入りとなった”
「ユピルピアとナルプナ伯爵家の息子が婚約していた理由を知っているか」
「存じ上げません」
「聞いてきてくれ」
「かしこまりました」
パタン
侍従を外交部に向かわせ、資料の続きを読むが大したことは書いていなかった。
俺と白い結婚を選んだ理由は、ナルプナ伯爵家の息子を愛しているからではないのか。
〈国のために嫁がなくてはならないの〉
〈ユピルピア、行かないでくれ。いっそ 駆け落ちしよう〉
〈そんなことをしたらプロプルは滅ぼされてしまうわ〉
〈私を愛してると言っていたじゃないか〉
〈愛しているわ。でも、仕方がないじゃない〉
〈どうしてもと言うのなら、皇帝に純潔を捧げるな。19もの従属国から集まるなら一人くらい閨事をしなくても大丈夫だろう〉
〈分かったわ。私の純潔は貴方のものよ〉
〈ユピルピア…離れたくない〉
〈せめて口付けを〉
グシャッ
妄想だと分かっているが、その可能性もある。
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