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一週間後(R18)
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「私の天使、おはよう」
「兄様、おはようございます」
ジェラルド国王陛下は王城から滞在先をカロンヌ公爵邸に移していた。
「はあ~毎朝起こしてあげて、毎晩おやすみのキスをしたい!」
「兄様、私はもう子供ではありませんわ」
「でも私の天使には変わりない」
ジェラルドは朝からソフィアを起こす時間を待ち侘びて部屋に入り込む。まるで忠犬だ。
「今日はセバスチャンが来るらしいよ」
「そうなのですね」
「また、三ヶ月に一度はスフェールにおいで。本当は毎月来て欲しい」
「私、仕事がありますから」
「優秀な側近を育てて任せればいいじゃないか」
「無茶言わないでください」
そして昼食後、セバスチャン・ブルノワの訪問があった。
「ジェラルド国王陛下、カロンヌ公爵、公爵夫人、ソフィア殿下、お願いがございます」
セバスチャンが真剣な顔でソフィアの前に跪いた。
「ずっとソフィア殿下をお慕いしておりました。王命があり、叶わぬ想いと封じておりました。
貴女があの男と結婚させられたという知らせが届いた時、私の胸は焼き付き腑が煮えくりかえりました。
ですかパーティで白い結婚だと聞いた時、神に感謝しました。
ソフィア殿下。私の妻になってください」
「セバスチャン!?」
「私にはソフィア殿下しかいないのです」
「だって貴方はブルノワ家の跡取りで、私はカロンヌ家の跡取りなのよ?」
「弟を育てました。だからこそ、私はジャクリーン王女殿下を避けるように国を出ることが出来たのです。
ブルノワは弟に継がせて、私は婿入りできます」
「ブルノワ侯爵夫妻は何て仰っているの?」
「喜んでいます。私の片想いを知っていましたから」
「お父様」
「ソフィア次第だよ」
「セバスチャンは友人だとばかり……」
「嫌いじゃないんだね?ならいいだろう?
今日から男として意識してもらうように頑張るから」
「セバスチャン、ソフィアは私の天使だ!」
「陛下。私は優秀だと自負しています。
優秀な者が二人で頑張れば、その分スフェールに会いに行く頻度が上がると思いませんか?」
「よし、セバスチャン。認めよう」
「ありがとうございます、陛下」
「ちょっと!兄様!」
「セバスチャンは女遊びはしてないから安心するといい」
「そうじゃなくて、」
「そうだな。ブルノワ侯爵令息なら安心だろう」
「お父様!」
「ソフィア殿下、そんなに嫌ですか?」
「ソフィアは照れているのよ。
心臓が止まっちゃうから、ゆっくりお手柔らかにね」
「ソフィア……」
「っ!!」
「うふふっ、真っ赤ね」
「真っ赤だな」
「セバスチャン、やり過ぎだ」
「陛下、私は名前を呼んだだけですよ」
セバスチャンは直ぐに公爵家に移り住み、カロンヌ家を掌握した。
領地にも行って二ヶ月で掌握した。
半年後、盛大な結婚式を二度挙げた。
ジェラルドのためにスフェールでも挙げたのだ。
有言実行にジェラルドはセバスチャンを認めた。
初夜。
「ソフィア、何て男殺しの体をしてるんだ」
「セバスってば、変なこと言わないで!見ちゃダメ!」
「見ないと愛せないよ」
「恥ずかしくて死にそう」
「何も考えずに快楽を受け取ればいい。
痛いときと、気持ちいい場所を教えて欲しい」
「やっぱり痛いの?」
「そうらしいね」
「……経験あるのね」
「……」
「私は初めてなのに!」
「ソフィア、ごめん」
「うぅ…」
「ソフィア、泣かないで」
結局、その夜は中止になった。
翌朝、目を腫らしたソフィアを心配してメイドが公爵夫人を呼んだ。
「だって。セバスったら、経験があるって」
「そりゃ、殿方は大抵はそうよ」
「私は初めてなのに!」
「過去のことよ。貴女と出会う前じゃないの」
「でも、すごくイライラするの!」
「この子ったら」
夫人はセバスチャンを応接間に呼んで話し始めた。
「そういう時は嘘でもついて誤魔化しなさい」
「まさか、あんなに妬いてくれるとは思ってもいなくて」
「全く心の整理がつかなそうだから、長期戦を覚悟なさい」
「ソフィアは浮気しないですよね?」
「さあ。“私は初めてなのに!”って泣いてるわ」
「義母上……」
「これから大変よ。ああやって嫉妬してても、女はもういいやって、ふと振り切る時があるから。
女関係は気を付けなさい。誤解を招きかねないことも先読みして回避するのね。
でも、貴方のことが好きなのね」
「……わかりました。ソフィアの攻略をして見せます。その代わり、しばらく蜜月に入ってもいいですか?」
「拒否されているのに?」
「任せてください。ちょっと痴話喧嘩で煩いかもしれませんが、放置してください」
その夜。
「ソフィア」
「……」
「今夜はいくら君が拒否しても、無理矢理でも君を抱くかもしれない」
「!!」
「徹底的に愛をその体にも証明してみせる」
「ダメっ」
「あまり暴れると縛るからね?」
「!!」
「ここには睡眠薬も媚薬も用意してある。
ソフィアの態度でどれを使うか、何も使わないか決めるからね」
「だって!」
「時が戻せるなら他の女とは寝ないで純潔を守るよ」
「うぅっ……」
「逆の立場なら私はソフィアをどうしただろう」
「嫌なの!すごく嫌なの!」
「愛してるのはソフィアだけだし、今後ソフィアしか抱かない。例えソフィアが先立ったとしても、ソフィアだけだ」
「うぅっ……」
「ソフィア、キスして」
「うぅっ……」
「キスして」
「……」
チュッ
「ソフィア、唇にキスして」
「……」
チュッ
「3分以上キスして」
まだ涙は溢れるが、素直に唇を合わせた。
セバスチャンは優しく啄みながら頬や髪を撫でた。
「ソフィア、ドキドキするね」
「……」
「私は幸せだ。大好きなソフィアからキスをしてもらえて」
「……」
チュッ チュッ
沢山キスをして、ソフィアを抱きしめて眠った。
起きるとまたセバスチャンはずっとソフィアにキスをした。手や肩や頬や瞼や額にもキスをした。
昼は庭園を散歩して、また部屋に籠って抱きしめたりキスをしたり手を握った。
いつの間にか舌で割り入れられて、ソフィアの舌を絡めていた。
「んっ」
その内、耳を舐め、首筋を舐め、鎖骨を舐め、谷間に舌を這わせていた。
「あっ!」
チュウッ
「ああっ!」
手を差し入れて直接触れた乳房を掬い上げ、頂に吸い付いた。
チュウッ
「んんっ!」
散々胸を弄んだ後、腹を舐め、内腿に吸い付き、うつ伏せにすると太腿の裏、美しく丸みのある尻を舐め、腰、背中。舐めた。覆い被さり、背中を舐めながら乳房を包み頂を捏ね回す。
「ああっ!セバス!ダメっ!あっ!やっ!」
ヂュウッ
「ああっ!」
夜になると秘部を徹底的に舐めた。
「無理!お願い!もう無理!」
「ヂュウッ ヂュウッ チュッ」
舐められて達する事を覚えたソフィアは何度も攻め立てられてグッタリしていた。
また、抱きしめて眠る。
翌朝にはキスから始まり、
昼間は散歩とキスと愛撫。
夜は指を差し込まれ愛芽をひたすら舐められた。
「あっ!セバス!セバス!」
「もう一本増やそうね」
「んんっ!」
二本の指を無造作に動かしたり奥まで挿れたり、捩ったり、膣壁を撫でたりトントンと刺激しながらソフィアの反応を見て探していく。
「怖い!イヤッ!」
指を止めずにソフィアを宥める。
「大丈夫。気持ち良くなるだけだ。
私のソフィア。私の指で気持ち良くなってくれて凄く嬉しい。だから快楽を受け入れて」
グチュ グチュ グチュ グチュ
「うっ! くっ!!」
二本の指をギュウギュウに締め付けて身を捩った。
「気持ちいいね。そのまま受け入れて」
「んんんんんんっ!!」
しばらくして痙攣はおさまったのに指を締め付けたままだった。
「ソフィア、力を抜いて」
「……」
「ソフィア?」
「分からない」
「ソフィア、子供はどっちがいい?」
「子供?」
「男か女か」
「男の子」
「女の子は嫌?」
「セバスをとられるから」
「私のソフィアは可愛いな」
ゆっくり指を引き抜いた。
また翌日も、その次の日も同じようにした。
そして何日目かの夜。
「気持ちよかった?」
「……挿れて欲しい」
指を入れようとするとソフィアが手を掴んだ。
「違う」
「いいの?」
「私は貴方しか知らない。多分これからも。
また妬くと思うけど」
「多分じゃ困るよ。ソフィアは私の体しか受け入れないんだから。そうだろう?」
「あああああっ!!」
セバスチャンは一気に貫いた。
じっとして、ソフィアの様子を伺う。
「あんなに大きなものが本当に入るだなんて」
「痛い?」
「少し。
このままでいて」
「愛してる」
全て挿入したまま一時間程、動かさず、キスをしたり撫でたり話をしたりした。
「今度、触ってもいい?」
「触りたいの?」
「だって、私には付いてないもの」
「好奇心なんだね」
「セバスのしか見ないし触らないもの」
「触った後は責任とって」
「責任?」
「刺激するんだから、そのままにされたら辛いよ」
「教えてくれる?」
「私しか教える男はいないからね」
「そうよ」
「摘まれるのと、吸われるのと、舐められるのはどれがいい?」
そう言いながらソフィアの胸の頂に息を吹きかける。
「全部」
「分かった」
「あっ!」
ソフィアの乳房を揉み、頂を捏ね回し、舐め、吸っているうちに、挿入したまま萎えていた陰茎が芯を取り戻し、ムクムクと膨らみながら奥へと伸びていった。
「ああっ!」
「痛くない?」
「はあっ」
返事をするかのように膣壁で陰茎を締め付けた。
「ソフィアを堪能するから、痛かったら教えて」
頬を撫でながら、ゆっくりゆっくり挿入を繰り返す。
浅く、浅く、浅く、深く、ピタッと止まり一呼吸置いて、また浅く、浅く、浅く、今度は中程まで挿入して腰を掴むと小刻みにゆすった。
「他の女にしないで…あっ!!」
慣れた感じを出していたセバスチャンにソフィアは過去の女を思い出して泣きそうになった。
そんなソフィアの脚を押し広げて乱暴に突き上げた。何も考えず、ひたすら腰を振り、膣壁を擦り上げる。
「ソフィア…我慢出来ない…気持ちいいっ」
「セバス!」
「ソフィアだけだ。愛してる」
「セバス!」
「クッ……」
腰をグッと押し付けて吐精を始めた。
「セバスっ 何? 奥…圧迫するっ」
「はあっ…注いでるんだ。精液を注いで…全てを私の…ものに」
大量に注ぎ終わると少しソフィアを撫でてからゆっくり引き抜いた。
敷いていたタオルは破瓜の証で染まり、それはソフィアがセバスチャンだけのものだと証明していた。
セバスチャンはなんとも言えない嬉しさで胸が一杯だった。
「ソフィア。君を大切にする。
とても幸せだ」
「本当?」
「ソフィアの中で包まれて、気持ち良くなって、注いで染み込ませて、幸せを感じる。
愛するソフィアとじゃないと味わえない快楽と幸福感なんだ。
ソフィアが私に飽きて目移りしないようにもっと気持ち良くさせるからね」
「嘘じゃない?」
「嘘じゃない。証明させてもらうよ」
そう言って蜜月は続いた。ソフィアを眠らせて仕事を片付けて、またソフィアを抱く。
もうすっかりセバスチャンを求める体になってしまった。
徐々にソフィアも仕事をしだして仲睦まじい夫婦になった。
一ヶ月半から二ヶ月に一度、スフェールに連れて行き、ジェラルドに会わせる。ただし旅の間は新婚旅行並みに濃密だ。
すっかり馬車の中や野営中でも交わるようになり、刺激も得られた。
「兄様、おはようございます」
ジェラルド国王陛下は王城から滞在先をカロンヌ公爵邸に移していた。
「はあ~毎朝起こしてあげて、毎晩おやすみのキスをしたい!」
「兄様、私はもう子供ではありませんわ」
「でも私の天使には変わりない」
ジェラルドは朝からソフィアを起こす時間を待ち侘びて部屋に入り込む。まるで忠犬だ。
「今日はセバスチャンが来るらしいよ」
「そうなのですね」
「また、三ヶ月に一度はスフェールにおいで。本当は毎月来て欲しい」
「私、仕事がありますから」
「優秀な側近を育てて任せればいいじゃないか」
「無茶言わないでください」
そして昼食後、セバスチャン・ブルノワの訪問があった。
「ジェラルド国王陛下、カロンヌ公爵、公爵夫人、ソフィア殿下、お願いがございます」
セバスチャンが真剣な顔でソフィアの前に跪いた。
「ずっとソフィア殿下をお慕いしておりました。王命があり、叶わぬ想いと封じておりました。
貴女があの男と結婚させられたという知らせが届いた時、私の胸は焼き付き腑が煮えくりかえりました。
ですかパーティで白い結婚だと聞いた時、神に感謝しました。
ソフィア殿下。私の妻になってください」
「セバスチャン!?」
「私にはソフィア殿下しかいないのです」
「だって貴方はブルノワ家の跡取りで、私はカロンヌ家の跡取りなのよ?」
「弟を育てました。だからこそ、私はジャクリーン王女殿下を避けるように国を出ることが出来たのです。
ブルノワは弟に継がせて、私は婿入りできます」
「ブルノワ侯爵夫妻は何て仰っているの?」
「喜んでいます。私の片想いを知っていましたから」
「お父様」
「ソフィア次第だよ」
「セバスチャンは友人だとばかり……」
「嫌いじゃないんだね?ならいいだろう?
今日から男として意識してもらうように頑張るから」
「セバスチャン、ソフィアは私の天使だ!」
「陛下。私は優秀だと自負しています。
優秀な者が二人で頑張れば、その分スフェールに会いに行く頻度が上がると思いませんか?」
「よし、セバスチャン。認めよう」
「ありがとうございます、陛下」
「ちょっと!兄様!」
「セバスチャンは女遊びはしてないから安心するといい」
「そうじゃなくて、」
「そうだな。ブルノワ侯爵令息なら安心だろう」
「お父様!」
「ソフィア殿下、そんなに嫌ですか?」
「ソフィアは照れているのよ。
心臓が止まっちゃうから、ゆっくりお手柔らかにね」
「ソフィア……」
「っ!!」
「うふふっ、真っ赤ね」
「真っ赤だな」
「セバスチャン、やり過ぎだ」
「陛下、私は名前を呼んだだけですよ」
セバスチャンは直ぐに公爵家に移り住み、カロンヌ家を掌握した。
領地にも行って二ヶ月で掌握した。
半年後、盛大な結婚式を二度挙げた。
ジェラルドのためにスフェールでも挙げたのだ。
有言実行にジェラルドはセバスチャンを認めた。
初夜。
「ソフィア、何て男殺しの体をしてるんだ」
「セバスってば、変なこと言わないで!見ちゃダメ!」
「見ないと愛せないよ」
「恥ずかしくて死にそう」
「何も考えずに快楽を受け取ればいい。
痛いときと、気持ちいい場所を教えて欲しい」
「やっぱり痛いの?」
「そうらしいね」
「……経験あるのね」
「……」
「私は初めてなのに!」
「ソフィア、ごめん」
「うぅ…」
「ソフィア、泣かないで」
結局、その夜は中止になった。
翌朝、目を腫らしたソフィアを心配してメイドが公爵夫人を呼んだ。
「だって。セバスったら、経験があるって」
「そりゃ、殿方は大抵はそうよ」
「私は初めてなのに!」
「過去のことよ。貴女と出会う前じゃないの」
「でも、すごくイライラするの!」
「この子ったら」
夫人はセバスチャンを応接間に呼んで話し始めた。
「そういう時は嘘でもついて誤魔化しなさい」
「まさか、あんなに妬いてくれるとは思ってもいなくて」
「全く心の整理がつかなそうだから、長期戦を覚悟なさい」
「ソフィアは浮気しないですよね?」
「さあ。“私は初めてなのに!”って泣いてるわ」
「義母上……」
「これから大変よ。ああやって嫉妬してても、女はもういいやって、ふと振り切る時があるから。
女関係は気を付けなさい。誤解を招きかねないことも先読みして回避するのね。
でも、貴方のことが好きなのね」
「……わかりました。ソフィアの攻略をして見せます。その代わり、しばらく蜜月に入ってもいいですか?」
「拒否されているのに?」
「任せてください。ちょっと痴話喧嘩で煩いかもしれませんが、放置してください」
その夜。
「ソフィア」
「……」
「今夜はいくら君が拒否しても、無理矢理でも君を抱くかもしれない」
「!!」
「徹底的に愛をその体にも証明してみせる」
「ダメっ」
「あまり暴れると縛るからね?」
「!!」
「ここには睡眠薬も媚薬も用意してある。
ソフィアの態度でどれを使うか、何も使わないか決めるからね」
「だって!」
「時が戻せるなら他の女とは寝ないで純潔を守るよ」
「うぅっ……」
「逆の立場なら私はソフィアをどうしただろう」
「嫌なの!すごく嫌なの!」
「愛してるのはソフィアだけだし、今後ソフィアしか抱かない。例えソフィアが先立ったとしても、ソフィアだけだ」
「うぅっ……」
「ソフィア、キスして」
「うぅっ……」
「キスして」
「……」
チュッ
「ソフィア、唇にキスして」
「……」
チュッ
「3分以上キスして」
まだ涙は溢れるが、素直に唇を合わせた。
セバスチャンは優しく啄みながら頬や髪を撫でた。
「ソフィア、ドキドキするね」
「……」
「私は幸せだ。大好きなソフィアからキスをしてもらえて」
「……」
チュッ チュッ
沢山キスをして、ソフィアを抱きしめて眠った。
起きるとまたセバスチャンはずっとソフィアにキスをした。手や肩や頬や瞼や額にもキスをした。
昼は庭園を散歩して、また部屋に籠って抱きしめたりキスをしたり手を握った。
いつの間にか舌で割り入れられて、ソフィアの舌を絡めていた。
「んっ」
その内、耳を舐め、首筋を舐め、鎖骨を舐め、谷間に舌を這わせていた。
「あっ!」
チュウッ
「ああっ!」
手を差し入れて直接触れた乳房を掬い上げ、頂に吸い付いた。
チュウッ
「んんっ!」
散々胸を弄んだ後、腹を舐め、内腿に吸い付き、うつ伏せにすると太腿の裏、美しく丸みのある尻を舐め、腰、背中。舐めた。覆い被さり、背中を舐めながら乳房を包み頂を捏ね回す。
「ああっ!セバス!ダメっ!あっ!やっ!」
ヂュウッ
「ああっ!」
夜になると秘部を徹底的に舐めた。
「無理!お願い!もう無理!」
「ヂュウッ ヂュウッ チュッ」
舐められて達する事を覚えたソフィアは何度も攻め立てられてグッタリしていた。
また、抱きしめて眠る。
翌朝にはキスから始まり、
昼間は散歩とキスと愛撫。
夜は指を差し込まれ愛芽をひたすら舐められた。
「あっ!セバス!セバス!」
「もう一本増やそうね」
「んんっ!」
二本の指を無造作に動かしたり奥まで挿れたり、捩ったり、膣壁を撫でたりトントンと刺激しながらソフィアの反応を見て探していく。
「怖い!イヤッ!」
指を止めずにソフィアを宥める。
「大丈夫。気持ち良くなるだけだ。
私のソフィア。私の指で気持ち良くなってくれて凄く嬉しい。だから快楽を受け入れて」
グチュ グチュ グチュ グチュ
「うっ! くっ!!」
二本の指をギュウギュウに締め付けて身を捩った。
「気持ちいいね。そのまま受け入れて」
「んんんんんんっ!!」
しばらくして痙攣はおさまったのに指を締め付けたままだった。
「ソフィア、力を抜いて」
「……」
「ソフィア?」
「分からない」
「ソフィア、子供はどっちがいい?」
「子供?」
「男か女か」
「男の子」
「女の子は嫌?」
「セバスをとられるから」
「私のソフィアは可愛いな」
ゆっくり指を引き抜いた。
また翌日も、その次の日も同じようにした。
そして何日目かの夜。
「気持ちよかった?」
「……挿れて欲しい」
指を入れようとするとソフィアが手を掴んだ。
「違う」
「いいの?」
「私は貴方しか知らない。多分これからも。
また妬くと思うけど」
「多分じゃ困るよ。ソフィアは私の体しか受け入れないんだから。そうだろう?」
「あああああっ!!」
セバスチャンは一気に貫いた。
じっとして、ソフィアの様子を伺う。
「あんなに大きなものが本当に入るだなんて」
「痛い?」
「少し。
このままでいて」
「愛してる」
全て挿入したまま一時間程、動かさず、キスをしたり撫でたり話をしたりした。
「今度、触ってもいい?」
「触りたいの?」
「だって、私には付いてないもの」
「好奇心なんだね」
「セバスのしか見ないし触らないもの」
「触った後は責任とって」
「責任?」
「刺激するんだから、そのままにされたら辛いよ」
「教えてくれる?」
「私しか教える男はいないからね」
「そうよ」
「摘まれるのと、吸われるのと、舐められるのはどれがいい?」
そう言いながらソフィアの胸の頂に息を吹きかける。
「全部」
「分かった」
「あっ!」
ソフィアの乳房を揉み、頂を捏ね回し、舐め、吸っているうちに、挿入したまま萎えていた陰茎が芯を取り戻し、ムクムクと膨らみながら奥へと伸びていった。
「ああっ!」
「痛くない?」
「はあっ」
返事をするかのように膣壁で陰茎を締め付けた。
「ソフィアを堪能するから、痛かったら教えて」
頬を撫でながら、ゆっくりゆっくり挿入を繰り返す。
浅く、浅く、浅く、深く、ピタッと止まり一呼吸置いて、また浅く、浅く、浅く、今度は中程まで挿入して腰を掴むと小刻みにゆすった。
「他の女にしないで…あっ!!」
慣れた感じを出していたセバスチャンにソフィアは過去の女を思い出して泣きそうになった。
そんなソフィアの脚を押し広げて乱暴に突き上げた。何も考えず、ひたすら腰を振り、膣壁を擦り上げる。
「ソフィア…我慢出来ない…気持ちいいっ」
「セバス!」
「ソフィアだけだ。愛してる」
「セバス!」
「クッ……」
腰をグッと押し付けて吐精を始めた。
「セバスっ 何? 奥…圧迫するっ」
「はあっ…注いでるんだ。精液を注いで…全てを私の…ものに」
大量に注ぎ終わると少しソフィアを撫でてからゆっくり引き抜いた。
敷いていたタオルは破瓜の証で染まり、それはソフィアがセバスチャンだけのものだと証明していた。
セバスチャンはなんとも言えない嬉しさで胸が一杯だった。
「ソフィア。君を大切にする。
とても幸せだ」
「本当?」
「ソフィアの中で包まれて、気持ち良くなって、注いで染み込ませて、幸せを感じる。
愛するソフィアとじゃないと味わえない快楽と幸福感なんだ。
ソフィアが私に飽きて目移りしないようにもっと気持ち良くさせるからね」
「嘘じゃない?」
「嘘じゃない。証明させてもらうよ」
そう言って蜜月は続いた。ソフィアを眠らせて仕事を片付けて、またソフィアを抱く。
もうすっかりセバスチャンを求める体になってしまった。
徐々にソフィアも仕事をしだして仲睦まじい夫婦になった。
一ヶ月半から二ヶ月に一度、スフェールに連れて行き、ジェラルドに会わせる。ただし旅の間は新婚旅行並みに濃密だ。
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因果応報的ざまぁ。主人公がなにかを仕掛けるわけではありません。中世ヨーロッパ風世界で、現代的表現や機器がでてくるかもしれない異世界のお話しです。ご都合主義です。タグ修正、追加の可能性あり。
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