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ライアン達の子
夫婦の間
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【 ゼインの視点 】
舐めたリリアンの涙は塩気があった。
「私の涙と同じ味だ。もしかしたらリリアンの涙は甘いと思っていた」
「当たり前です」
笑うリリアンの瞳が近い…何の抵抗もない。
「リリアン」
リリアンの腰に手を回し、後頭部を掴むと唇を奪った。
抵抗をみせるリリアンの力はとても弱い。
いくら剣が強くても、これでは簡単に犯せてしまう。
「愛してる」
「んっ」
今度は唇を割り、舌を入れた。リリアンの柔らかい舌を絡め取り彼女を感じ取る。
やはりこのようなキスもリリアン以外とは無理だ。
唾液の交換など他の女とできない。
何度も唇を離しては、また唇を合わせた。
気が付けばリリアンは抵抗を止めていた。
「リリアン。抵抗を止めたら駄目だ。男はそれを同意と受け取り君の中に入ってしまう。力で敵わなくても命の危険がない限り最後まで抵抗するんだ」
「私は子供でそんな気にはならないんですって」
「それ、伯爵が言ったのか?」
「この耳ではっきりと聞きました」
「無理した笑顔など見たくない」
リリアンを抱き上げて宮の中に入った。
階段を登り夫婦の間に入ろうとした。
追いかけてきたのは護衛騎士とメイドだった。
「殿下、公女様とそのお部屋へ入ってはなりません!」
「私の宮に誰を入れようが指図される覚えはない」
「ですが、」
「イェーツ卿、ガラード卿。メイド達を下の食堂に閉じ込めて、宮の扉を封鎖しろ。誰一人入れるな」
「ゼイン殿下、」
「お願いだ」
「「…かしこまりました」」
「殿下!なりません!」
夫婦の間の扉を閉めて奥のベッドにリリアンを下ろした。
「ゼイン殿下…内緒話をするには大袈裟では?」
上着を脱ぎ、装飾品を外す
「内緒話は見られたくない」
「でもここは」
「私は第一王子で、私の宮だ」
「……」
リリアンをベッドの中央に寝かせると再びキスをしようとしたが抵抗された。
「もうキスは嫌か?」
「抵抗できるからしているのです。それにこれは浮気です」
「私にとってリリアンは妹ではない。世界一魅力的で、唯一抱きたいと願う女だ」
「んっ」
両手首を掴みスカーフで縛ると深いキスをした。
首筋を舐めながら横を向かせて、後ろの留め具を外していく。
「あっ
ゼイン殿下っ 駄目です!」
緩んだところで襟元をずらして胸を露わにした。
「綺麗だ」
「…小さいですから」
「それも伯爵が?」
「っ!」
「殺してやる」
「あっ」
白い滑らかな肌、ミルクのような甘い香り、柔らかで美しい乳房、薄いピンクの小さな乳首…
掬い包むと指が埋まる。
唇を塞ぎ、舌を絡めながら乳首を摘む。
脚の間に入り、硬くなった陰茎を布越しに押し付けながら視線をベッド脇のチェストに送る。
初夜の準備ができているのなら、あの中に閨で使うものが置いてあるだろう。使うかどうするかは解してみて決めよう。
ドレスの裾を更に上げて下着の中に手を入れようとすると抵抗を始めた。
「そこは駄目です!」
「知っているよ。だけど私はリリアンしか抱きたくない」
「あっ」
指を秘部に潜り込ませると濡れていた。
嬉しくて嬉しくてたまらない。
「リリアン!愛してる!大好きだ!リリアンのためなら死んでもかまわない!」
「ああっ」
下着を脱がせると脚の間に潜り込み、陰核を口に含んだ。
こんなことリリアンとしかしたくない!
「駄目っ、あっ、ああっ」
まだ嫌とは言わない。
指も入れて解し始めた。一本に慣れれば二本目。入り口も伸ばすように解したが、とても狭い。
これでは痛いか。
破瓜の痛みも全て感じて欲しいが、合意ではない。
「あっ!あっ!んんっ!!」
陰核への刺激で達している隙に引き出しを開けると、無理矢理勃たせる媚薬、長持ちさせる精力剤、快楽へと誘うクリーム、傷薬に避妊薬もあった。
クリームを手に取り膣内に丁寧に塗り込んだ。
少しすると腰が悶えて愛蜜が溢れ出してきた。
膣口と陰核、外のヒダにも馴染ませるように塗りつけた。そして亀頭を膣口に押し付けながら乳首を捏ねる。
「おかしいっ 体がっ」
先を膣口に沈めたり滑らせてヒダや陰核を刺激したり、また膣口に押し当てたりしているうちに吹き出した。
尿?
いや、潮だ。閨教育の教本に書いてあった。
クリームの量を間違えたか…
腰をくねらせ足が震えるリリアンは涙目だった。
下腹部を優しく撫で、少し押す。
「リリアン、どうしたい? 疼くんだろう?」
「あっ」
「“ゼイン、挿れて” と言ったらスッキリさせてやれる」
下腹部を押しながら陰核を親指の腹でヌルヌルと擦り、亀頭の先で膣口をなぞった。
「お願いっ 助けて」
「何て言うんだっけ?」
「あっ…ゼイン、いれて ああっ!!」
一気に奥まで挿れて子宮口を押し上げると、痛いほど締め付けてうねらせる。
リリアンは仰け反り口をパクパクと動かした。
舐めたリリアンの涙は塩気があった。
「私の涙と同じ味だ。もしかしたらリリアンの涙は甘いと思っていた」
「当たり前です」
笑うリリアンの瞳が近い…何の抵抗もない。
「リリアン」
リリアンの腰に手を回し、後頭部を掴むと唇を奪った。
抵抗をみせるリリアンの力はとても弱い。
いくら剣が強くても、これでは簡単に犯せてしまう。
「愛してる」
「んっ」
今度は唇を割り、舌を入れた。リリアンの柔らかい舌を絡め取り彼女を感じ取る。
やはりこのようなキスもリリアン以外とは無理だ。
唾液の交換など他の女とできない。
何度も唇を離しては、また唇を合わせた。
気が付けばリリアンは抵抗を止めていた。
「リリアン。抵抗を止めたら駄目だ。男はそれを同意と受け取り君の中に入ってしまう。力で敵わなくても命の危険がない限り最後まで抵抗するんだ」
「私は子供でそんな気にはならないんですって」
「それ、伯爵が言ったのか?」
「この耳ではっきりと聞きました」
「無理した笑顔など見たくない」
リリアンを抱き上げて宮の中に入った。
階段を登り夫婦の間に入ろうとした。
追いかけてきたのは護衛騎士とメイドだった。
「殿下、公女様とそのお部屋へ入ってはなりません!」
「私の宮に誰を入れようが指図される覚えはない」
「ですが、」
「イェーツ卿、ガラード卿。メイド達を下の食堂に閉じ込めて、宮の扉を封鎖しろ。誰一人入れるな」
「ゼイン殿下、」
「お願いだ」
「「…かしこまりました」」
「殿下!なりません!」
夫婦の間の扉を閉めて奥のベッドにリリアンを下ろした。
「ゼイン殿下…内緒話をするには大袈裟では?」
上着を脱ぎ、装飾品を外す
「内緒話は見られたくない」
「でもここは」
「私は第一王子で、私の宮だ」
「……」
リリアンをベッドの中央に寝かせると再びキスをしようとしたが抵抗された。
「もうキスは嫌か?」
「抵抗できるからしているのです。それにこれは浮気です」
「私にとってリリアンは妹ではない。世界一魅力的で、唯一抱きたいと願う女だ」
「んっ」
両手首を掴みスカーフで縛ると深いキスをした。
首筋を舐めながら横を向かせて、後ろの留め具を外していく。
「あっ
ゼイン殿下っ 駄目です!」
緩んだところで襟元をずらして胸を露わにした。
「綺麗だ」
「…小さいですから」
「それも伯爵が?」
「っ!」
「殺してやる」
「あっ」
白い滑らかな肌、ミルクのような甘い香り、柔らかで美しい乳房、薄いピンクの小さな乳首…
掬い包むと指が埋まる。
唇を塞ぎ、舌を絡めながら乳首を摘む。
脚の間に入り、硬くなった陰茎を布越しに押し付けながら視線をベッド脇のチェストに送る。
初夜の準備ができているのなら、あの中に閨で使うものが置いてあるだろう。使うかどうするかは解してみて決めよう。
ドレスの裾を更に上げて下着の中に手を入れようとすると抵抗を始めた。
「そこは駄目です!」
「知っているよ。だけど私はリリアンしか抱きたくない」
「あっ」
指を秘部に潜り込ませると濡れていた。
嬉しくて嬉しくてたまらない。
「リリアン!愛してる!大好きだ!リリアンのためなら死んでもかまわない!」
「ああっ」
下着を脱がせると脚の間に潜り込み、陰核を口に含んだ。
こんなことリリアンとしかしたくない!
「駄目っ、あっ、ああっ」
まだ嫌とは言わない。
指も入れて解し始めた。一本に慣れれば二本目。入り口も伸ばすように解したが、とても狭い。
これでは痛いか。
破瓜の痛みも全て感じて欲しいが、合意ではない。
「あっ!あっ!んんっ!!」
陰核への刺激で達している隙に引き出しを開けると、無理矢理勃たせる媚薬、長持ちさせる精力剤、快楽へと誘うクリーム、傷薬に避妊薬もあった。
クリームを手に取り膣内に丁寧に塗り込んだ。
少しすると腰が悶えて愛蜜が溢れ出してきた。
膣口と陰核、外のヒダにも馴染ませるように塗りつけた。そして亀頭を膣口に押し付けながら乳首を捏ねる。
「おかしいっ 体がっ」
先を膣口に沈めたり滑らせてヒダや陰核を刺激したり、また膣口に押し当てたりしているうちに吹き出した。
尿?
いや、潮だ。閨教育の教本に書いてあった。
クリームの量を間違えたか…
腰をくねらせ足が震えるリリアンは涙目だった。
下腹部を優しく撫で、少し押す。
「リリアン、どうしたい? 疼くんだろう?」
「あっ」
「“ゼイン、挿れて” と言ったらスッキリさせてやれる」
下腹部を押しながら陰核を親指の腹でヌルヌルと擦り、亀頭の先で膣口をなぞった。
「お願いっ 助けて」
「何て言うんだっけ?」
「あっ…ゼイン、いれて ああっ!!」
一気に奥まで挿れて子宮口を押し上げると、痛いほど締め付けてうねらせる。
リリアンは仰け反り口をパクパクと動かした。
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