【完結】見えてますよ!

ユユ

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閑話

カイル・フランム②

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王子のガブリエルはヘイルと騎士団へ。
王女のステラと私は花を見に温室を案内した。

その帰り、王女が躓いて私にもたれかかるようになり、私も支えた。

「大丈夫ですか」

「ありがとうございます」

その時、メイドがリアーヌを呼ぶ声が聞こえた。
学園帰りのリアーヌがこちらを見ていた。
リアーヌは向きを変え別棟に戻って行った。

その夜、晩餐会が開かれた。王子がリアーヌを見ている。だが王子には婚約者がいるから馬鹿なことはしないだろう。

だが王子は積極的にリアーヌに話しかけた。
社交なのか好意なのか判断がつかない。

「ふふっ、ガブリエルはリアーヌ様を気に入ったようですね」

「気に入ったとは?」

「好きになったのかもしれませんわ」

「婚約者がおりましたよね」

「ガブリエルは王太子になる予定です。王太子は複数の妻を娶れますわ」

「正妃ならともかく…」

「あら、彼女は公爵令嬢ですから第二妃でもいいのでは?それに王妃には向かなそうですわね。
第二妃として寵愛を受ける方が彼女にはいいと思いますわ」

「いいわけない」

「まだ彼女に婚約者がいないのは、相応しい殿方が現れていないのではありませんか」

「公爵はリアーヌの気持ちを優先しているだけだ」

「なら、リアーヌ様がガブリエルを好きになれば解決ね!」

「……」

リアーヌは晩餐会が終わると別棟に戻った。
私はその後も拘束された。

他国の来賓が滞在中は王宮の私室に寝泊まりするよう言われていた。
寝る前に顔を見たくて別棟に言ったが、メイドに追い返されてしまった。

「お嬢様はお疲れになられたようで眠りたいから邪魔をしないように仰せでした」

こんなことはなかったのに。



翌日は学園は休みだ。
朝食を終え、急ぎの書類に目を通してからリアーヌに会いに行った。

「カイル。聞いていなかったのね。お友達の家に遊びに行ったわ」

「は!?……誰ですか」

「エミリーちゃんの屋敷よ。お茶会があるらしくて」

「そうですか」

エミリー・バロウズ伯爵の家は侯爵子息の屋敷の隣だ。茶会に呼ばないはずはない。

イライラしながら昼食をとっていると

「リアーヌ嬢は?」

「お友達の家のお茶会らしいわよ。ガブリエルは行けないからね」

「茶会かぁ…可愛いから心配だ」

「確かにね」




夕方、リアーヌが帰ってきたようだが姿を現さなかった。

翌日も、

「今日はリリアーナと一緒に出かけたよ。クロノス伯爵の屋敷で食事をすることになっている。私も午後には向かう予定だ」



翌日からは学園が始まってしまい、夜は会えなかった。
王子達が明日立つので今夜は晩餐会だ。
その時に会えるだろうと思っていたが。

「リアーヌは?」

「学校行事で1週間帰らないわ」

「は!?」

「保養所を使って校外学習よ」

「そんなものありませんでしたが」

「去年からできたらしいわ。希望者だけが行くのだけど、クラスメイトから参加してほしいってお願いされたみたいなの」

何だそれ…。

「片道2日らしいですよ。そういう旅の経験もさせるのは良さそうですね。リリアーヌ嬢は喜んでいましたね」

「貴族の子供が集まって移動は危険じゃないかしら」

「グループに分けて日程をずらすそうです。15名以下にすると言っていました」

「騎士団の一部を護衛につけているからな」

父上まで知ってるのか。

「ガブリエル、今朝聞いたの?」

「早朝だったから眠そうでした。早朝デートをお願いして良かったです。寝癖がまた可愛くて、直してあげようとしたのですが私には無理でした」

駄目だ…耐えられそうにない。



1週間後、深夜にリアーヌの部屋に入った。

可愛い寝顔だ。

毛布を剥ぐと、子供のような寝巻きでも身体つきが女を主張していた。

ボタンを下まで全て外し寝巻きを左右に広げると白く豊かな胸が露わになった。
左手で掬い上げ薄いピンクの頂を口に含んだ。
舌で舐め上げたり転がしたり、吸ったりした。

こんなに柔らかいのか。

「ん…」

かたく立ち上がる両方の頂を摘みながら腹を舐めていた。

ショーツを脱がしている途中でリアーヌは目覚めた。

「やっ!」

暴れる身体を押さえ付けながら脚を開かせて覆い被さった。

「えっ、カイル!?」

「リアーヌ」

深く口付けをすると抵抗はするものの、本気の抵抗ではない。

首筋を舐めると震えながら

「カイル!こんなこと…駄目…王女様が…」

腹を舐め脚の付け根に吸い付いた。

「あっ!…王女様が悲しむ…不貞は…駄目」

は? 不貞?

陰核や下の唇をじっくり舐めた。

初めての刺激なのだろう

「怖い…止めて…ふあっ…」

全体的に舐め擦り、速度を上げると腿に挟まれた。そのまま続けると痙攣し出した。

「んん~!!」

それでも止めず陰核を吸いながら舌で捏ねくり回していると身体を弓形に反らした。

腿を撫でながら落ち着くのを待つ。

身体が落ち着くとリアーヌは泣き出した。

「王女と結婚するくせに」

「は!?」

「聞いたもん!王女は縁談の為に来たって」

「誰がそんなことを?」

「王宮の使用人達」

「そんな話はない。ただの噂だ」

「抱き合っていたくせに!嘘つき!」

「はあ!? 抱き合ってるなんて噂を聞いたのか」

「見たもん!温室の前で抱き合ってた!」

アレか…。

「それで?」

「相手のいる人と親しくしたら駄目なの!こんなことはもっと駄目!これは旦那様が妻にする事なんだから!」

はぁ~可愛い!

「その通りだよ。だから私はリアーヌにしかしないよ」

「嘘つき!」

「あれは抱き合っていたんじゃない。躓いた王女を支えたんだ。一般的には親切と呼ぶ。年寄りに手を貸すようなものだ」

「…そうなの?」

「そうだよ」

「結婚は?」

「そんな話は出ていない。私が結婚したいのはリアーヌだけだ」

「!! 本当!?」

「本当だ」

「どのくらい本当?」

「このまま抱いて公爵に殴られようと思うくらい本当だ」

続けようとしたら蹴られた。さっきは大した抵抗をしなかったのに誤解を解いたら本気で抵抗するのはおかしくないか?

「結婚しなきゃ駄目なの!カイルは教わらなかったの!?」

教育だな。保守的な閨教育をしたのだな。

「王子と朝のデートをしたんだって?」

「デート?」

「王子が帰る前の日の朝」

「お父様もお母様も王妃様もいたけど、デートって言うの?」

「えっ!?」

「そういえば王子から手紙を預かっているわ。
カイルが許可なくふしだらな事をしだしたら渡せって」

言われた引き出しを開けて手紙を読んだ。

“カイル王子

君とリアーヌの事は初日に聞いて、手を出すなと念をおされたんだ。

そんな気はなかったのに、会ってみたら可愛くてね。

2人が。

リアーヌが1歳の時から住み込みで育て上げたんだって?甲斐甲斐しいね。

令息達に嫉妬してもリアーヌは気が付かないと聞いたよ。

僕にも射殺しそうな目をしていたね。可哀想で笑えたよ。

面白いものを見させてもらったお礼に、大した置き土産ではないが、君にとっては油だろう。撒いてから帰ることにしたよ。

姉と君の噂を流しておいた。
リアーヌの前で姉に躓いてもらった。
第二妃の話もしたら顔付きが変わって面白かったと姉が喜んでいたよ。

朝のデートは公爵夫妻と王妃も一緒だ。
僕は王妃様のエスコートをさせてもらったよ。

まさか嫉妬に狂って純潔を奪っていないよね?

リアーヌは中身がまだ子供だ。手を出したら変態だぞ。

私達の親切が君達の結婚に結び付いたら招待してくれ。
来賓の皆の前で思い出を語ってあげるよ。

未来の国王より”

くっそ~!!あいつら~!!

「何で書いてあるの?」

「リアーヌ。私はリアーヌが1歳の時から愛してきた。ずっとずっとリアーヌだけを見てきた。

誰にも渡すつもりはない。結婚して欲しい」

「1歳!?」

「いつも抱っこして、おしめを替えて、言葉を覚えさせた。初めての言葉は“カイル”だった」

「おしめ!?…まさか」

「どちらも私が綺麗にした」

「っ!! もうお嫁に行けない!」

「私の嫁にはなれる」

「バカ!」

「結婚して」

「……」

「返事をくれないと、このまま既成事実を作ることになるけど」

「!! 駄目!」

「そうか。最後までして欲しいんだな」

「する!」

「どっちを?」

「えっ?」

「続き?結婚?どっち?」

「結婚に決まってるでしょ!」

「そっか。いい子だね」

寝巻きを着せ直して抱きしめて寝た。
リアーヌだけ。

私は悶々とさせながら朝を迎えた。朝陽が差し込む頃には完全に萎えてくれた。



3日間学園が休みなので朝からリアーヌをかまい倒す。夜には公爵夫妻に婚姻の申込みをした。

「リアーヌ。本当にカイルと結婚したいのか」

「はい。私にはカイルしかいません」

「…わかった」

良かった~、おしめの話を出されなくて!




数日後、婚約した。

リアーヌは相変わらず私のベッドに忍び込むし、もうおしめアレ以上恥ずかしい事は無いと開き直り遠慮がない。

暑い季節は寝巻きではなく細い肩紐の頼りない布で作られたナイトウェアで現れる。

あの日の夜に見て、触って、味わった私は脳裏に焼き付いていて、リアーヌがくっついたり、ベッドに忍び込むと直ぐに勃ち上がってしまう。

リアーヌが寝たらこっそり起きて処理しようとするのだが、リアーヌは起きてしまう。
だから朝陽が差し込む頃まで拷問に耐えていた。

2年半以上。

式前検診があるし、婚約の条件だったので耐えた。

式の1か月くらい前からリアーヌを夜な夜な解している。

駄目だと言い張るリアーヌに

「初夜にいきなり受け入れたらものすごく痛いよ?
証を破らないようできる限り解して準備しておくのはリアーヌの為だ。リアーヌにできるだけ痛い思いをして欲しくない。

本当は3本くらい入れて解したいけど、そんなことをしたら破れちゃうからね。
痛みを防ぎきることは出来ないだろうけど、軽減させることはできる」

そう説明すると抵抗を止めて大人しく脚を開いた。

可愛いなぁ。

指を1本だけ入れて奥までの侵入に抵抗をなくさせ、入口付近をよく伸ばす。

日を重ねる内に中でも快楽を得始めた。
その間、必ず達したのを確認してから寝かせて部屋に戻っていたが、式の1週間前からは解すだけにした。

物足りなさそうにモジモジしてお強請りの瞳を向けるリアーヌが可愛過ぎる。
心を鬼にして部屋に戻っていた。

式をあげ、流石に疲れたろうと何もせず寝ようとすると

「初夜は?

今日はしないの?」

「今日は疲れたろう。無理しなくていい。ゆっくり眠ろう」

「……飽きたの?」

「は?」

「倦怠期とかいうやつなのね!」

変なことは教わっているんだな。

「違うよ。疲れているのに可哀想だと思っただけだ。始めたら止まらないけどいいの?」

「うん」

口付けをして脱がせると湿っていた。
確認すると秘部はものすごく濡れていた。

私を待っていたんだと思うと、かたく勃ち上がり膨らんだ。

指で解しながら愛撫をすると、シーツに染みを作っていた。

指を増やし痛くないかリアーヌを見るが大丈夫そうだ。

拷問の2年半以上を耐えた私はこれ以上待てなかった。

陰茎の先を埋めたが痛く無さそうだ。
その代わり私が暴発しそうになった。

じっと待っていると

「カイル…気持ち良くないの?私じゃ駄目?」

不安そうな顔をしていた。

一気に突き入れた。

狭く、うねるように締め付けられ、奥の行き止まりを押し潰したまま放出してしまった。

ものすごく気持ち良かった。吸い取られるような感覚もあった。そんなわけはないのに。

…我に返り恥ずかしくなった。ただ挿れただけで果ててしまった。

「ごめん、未知の気持ち良さに出してしまった」

「出した?」

「…射精したということだ」

「あの刺激がそうなんだ」

「痛かった?」

「少しだけ。…射精したら小さくなるって教えてもらったんだけど…」

「小さくならない場合は出し足りないという主張なんだ」

「全部出せてないってこと?」

「そうだね」

「出さないと」

「いいの?痛くない?」

「だって、浮気しちゃうでしょう」

「しないよ。リアーヌしか抱かない」

「王子は妻を複数迎えるって…」

「私は迎えたくない。リアーヌだけがいいから王太子を辞退したんだ」

「そうなの!?」

「だから続きをするよ。痛かったら我慢せず言うんだよ。気持ちいい所があったら教えて。その方が嬉しい」

「うん」




その後、リアーヌは痛がることなく徐々に快楽を拾っていった。我慢しながら解した甲斐があった。

出し切った頃にはすっかり深夜だった。あと3時間足らずで日の出だろう。

身体を拭いて抱きしめて眠った。




婿になったわけではないが婚姻後も別棟で暮らしている。公爵は夫人と蜜月の再来を目論んでいるようで追い出したがる。

だが、ここで守られた方がいい。

王宮は誘惑が多いから。





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