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メイリンの館 ※(ヴェルトとメイリン)
しおりを挟むヴェルトが50歳になった頃、メイリンは引退を決めた。
レティシアナが結婚してすぐ、適当な相手と政略結婚をして生まれた嫡男が大人になり、辺境伯の爵位を渡すことになったからだ。
ずっとヴェルトの優しさに甘えて館に居たがケジメをつけようと思ったのだ。
メイリンはもう39歳だった。
結婚願望や好きな男がいれば、いつでも辞めていいと言われていたが、ヴェルトに抱かれて、そんなことは思わなかったのだ。
長く勤めたので贅沢をしなければ死ぬまで暮らしていけるお金が貯まった。
ほとんど使い道のなかった給料と退職金だ。
メイリンは領地内の豊かな街に隣接した長閑な町の外れに家を買った。
暮らし始めて半年が経った頃、突然ヴェルトが訪ねてきたのだ。
湯浴みを済ませた夕方で、まだ髪は濡れていた。
お茶を出すと近況の話をし始めた。
ヴェルトの息子も女が必要な男だったため、メイリンが辞めた後は息子に渡して、息子が選んだ娼婦が役目を担っていた。
ヴェルトは代わりを作っておらず、政略結婚の妻とはほとんど閨は無い。
元々そういう条件で娶った令嬢だった。
あれからもメイリンに男がいないとわかるとヴェルトは優しく微笑んだ。
メイリンは今までの中で一番の笑顔に頬を染めたが、気を引き締め直した。
「メイリン、君の正直な気持ちを聞かせてもらいたい。
まだ、私に抱かれてもいいと思うか?」
「……」
「失礼した。忘れてくれ」
「ヴェルト様、私は39歳ですよ?」
「そんなことが気になるくらいなら聞いたりしない」
「私はもう、囲われません。商売もしていません」
「分かった」
「それでも良ければ抱いてください」
「メイリン」
ヴェルトはメイリンを立たせて優しく強く抱きしめた。
背中を摩りながら頭や額や頬にキスを落とす。
「メイリン…」
メイリンを抱き上げ、寝室の場所を聞いて部屋に入りベッドにそっと下ろす。
「ヴェルト様」
優しく「メイリン」と言うと、深く口付けた。
こんなに長い口付けは初めてでメイリンは困惑した。
触れながら慎重に服を脱がされた。
ひたすら優しい手だった。体中にキスをし、舐めるヴェルトに翻弄される。
メイリンの脚を開き、顔を埋めた。
「ヴェルト様!!」
最初は優しく丁寧に秘部を舐め、舌を膣内に入れた。
メイリンは舐められるのも舌を差し込まれるのも初めてだった。
膣口から愛芽をペロッと舐められるとゾワッとした。
「何これ・・・」
「初めてか?メイリン。こういう時は身を任せて快楽を拾え。その方が嬉しい」
ヴェルトはそう言って指を膣にゆっくり捏ね回しながら差し込んだ。
奥でクルクル回す間内腿を舐めたり吸ったり甘噛みしたりしていた。
メイリンは痙攣し始めた。
「あぁっ!」
メイリンがまだ絶頂の最中でもかまわず指をもう1本増やして、バラバラに動かした。
追い討ちをかける刺激に暴れる腰を掴んだ。
「ふぐっ!!」
ゆるゆるとぬっくり2本の指を抜き差しし、胸の頂を弄る。
「ヴェルト様・・・もう入れてください」
顔を上げたヴェルトは色気で染まっていた。
メイリンを見つめながら指をバタつかせた。
「あぁっ!ヴェルト様!!」
「メイリン?・・・まだだ」
指を動かしたまま剥いた愛芽を口に含み舌で舐め回し、吸い上げた。
メイリンは大きく仰け反り強い痙攣を起こしていた。膣壁は指をぎゅうぎゅうに締め付けながら波打っている。
強い絶頂に火花が散ったような気がした。
絶頂が去ると四つん這いにして尻を突き出させた。
挿入するのかと思ったが、入れたのは指2本だった。
今度は強く手前をするとまた違う刺激襲い、何がおかしい。
「ヴェルト様!待ってください!変です!」
「痛いか?」
「気持ちいいんですけどなんか変なのです。もう入れてください」
「メイリン?おねだりは今度きくよ」
そう言って指を激しく動かした。
「ダメ!ダメ!! あぁっ!!」
ブシャーっと勢いよく噴き出した。
指を動かすと膣内からグチュッグチュッと音がする。
メイリンは恥ずかしくて涙が出てきた。
ヴェルトは隣に横になってメイリンを抱き寄せて背中や頬を撫でた。
「恥ずかしがらなくていい。嬉しかったよ」
少し落ち着かせるとヴェルトは
「メイリン、上に乗って、迎え入れて」
メイリンは硬く漲った陰茎を掴んで膣口にあて、そのまま腰を落とすとまた達してしまった。
波が引きかけた時にヴェルトが彼女の下腹部をグイグイ押すとメイリンはまた絶頂した。
陰茎をグイグイと締め上げる。
「熱烈な歓迎だな」
そう言うとヴェルトは下から腰を突き上げた。
子宮口を刺激する下からの突き上げにまたすぐ絶対を迎える。
ヴェルトの腰は止まらず、メイリンは泣き叫んだ。
愛芽を親指で擦り回すとまた潮を吹く。
入れたまま、抱え上げ、メイリンを下に寝かせて覆いかぶさった。
ヴェルトはじっと見つめながらゆるゆると腰を前後したり奥をグリグリ捏ねくり回す。ヴェルトに支配されているような感覚を覚えた。
またグッと陰茎が子宮を押し上げるとそのまま深い口付けを始めた。
しばらくするとメイリンを抱きしめながら腰を動かし始めた。
口付けたり、耳を舐めたり、首筋を舐めたり吸ったりしながら腰を大きく引き、ズブズブッと深く突き上げる。優しくゆっくりとした動きなのに、しっかりと膣壁を擦り子宮を押し上げる。
メイリンは放心気味に快楽を受け入れる。
「はぁっ、メイリン・・・」
「あっ あぁっ」
「メイリン・・・」
何度もメイリンの名を呼びながら突き続ける間も絶頂を迎えるメイリンを離すことはない。
メイリンが何を言おうと、痛いと言わない限り止めなかった。
次の絶頂でメイリンは失神した。
ヴェルトも久しぶりで何度となく我慢をしていた。
ギリギリまで込み上げたところでメイリンを覚醒させた。
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