踏切 電車 向こう側

相坂 舞雉

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【3】僕

(30)赤黒いホーム

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その部屋は真っ暗で、唯一光を放っていたのはブラウン管のテレビ。
画面には酷くボロボロで
赤色に錆びている不気味なホームが映っていた。

数十秒後映っていた画面は変わり、ホームから少し離れた場所にある踏切に切り替わった。



そこには美しい髪を肩まで下ろした1人の少女が立っている。


テレビに映っているのは後ろ姿だが
最近夢に出てくる女の子とは別のようだった。
いつもの少女はどこかお屋敷のご令嬢のようなのだがこの女の子は違うようだ。

その部屋に唯一の光を放っていたテレビは一瞬画面が消え、切り替わる。

後ろ姿を映していた画面は正面へと切り替わった。
シミひとつない真っ白だと思っていた女の子のワンピースは正面から見るとところどころ汚れており、
その汚れは先ほどのホームのように
赤く黒い錆のような色をしていた。


よく見ればワンピースだけでなく女の子の両手も赤いシミで酷く汚れていた。








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感想 1

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